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最近では健康を気にする人が増えていますので、リノベーションにおいても、自然素材を好む方は多いですよね。住む人の害にならない自然素材での内装で、安全かつ健康な暮らしが出来るというのは魅力的ですよね。今回は、自然素材の建材についてお話します。



メリット
　便利さを追求するあまり、新しい建材には有害な物質などが含まれていることがあります。ですが、自然素材にすれば、そういった悩みはかなり解決されるでしょう。
完成してから住めば住むほど味わいが出てくるリフォームの事をエイジングリフォームというのですが、
自然素材では、それが実現できるのです。現代的な新素材の場合は使えば使うほど老朽化していってしまいますが、自然素材はそんなことはありません。使えば使うほど味が出て来るのです。
理由は、不思議かもしれませんが、私たち人間のように、自然素材は呼吸しているというところにあります。そして、自然素材は湿気や熱など季節の変化に合わせて伸びたり縮んだりします。
また生活していく上でついてしまう自然な傷も、自然素材であれば「傷」として目立つのではなく、程よい感じに馴染んでくれるのです。日本だけではなく、海外でも同じことがいえ、欧米では自然素材の家は、きちんとメンテナンスされていれば、資産価値が上がっていくことが多いと言われています。また、光の反射の穏やかさや素材自体の呼吸による室内の環境のよさから、お部屋自体が非常に快適になるのも自然素材の特徴です。ギラギラした豪華さではなく、上品さのある暖かい空間を作り出せるのです。

デメリット
素材の変化が激しいことがデメリットとも言えるでしょう。
自然素材の呼吸はメリットでもあるのですが、捉え方によっては、デメリットにもなってしまうのです。
無垢フローリングや珪藻土壁など、素材はその日の天候に合わせて水分量を自然と調節しています。
その結果、素材に反りや縮み、また割れが発生することがあるのです。また、自然素材ですと、掃除のしづらさというのもあります。洋服の洗濯でシルクや麻などの天然素材の衣類では洗い方に注意が必要なのと同じように、自然素材の建材も注意が必要です。既製フローリングや壁紙クロスは、表面も加工してありツルツルしているため、当然掃除も非常にしやすいですが、無垢フローリングや珪藻土壁は、そうはいきません。汚れが一度付いてしまうと落とすのはなかなか大変なのです。また、椅子などをひいたり、家具を置いたりすると傷や日焼けのあとがつきやすいので、それが気になる人だと合わないかもしれませんね。

以上が、リノベーションの建材における自然素材のお話になります。
参考にしてみてくださいね。