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中古マンションを購入する際、「頭金」という言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか？
今回はその頭金についてお話していきたいと思います。



 

・頭金とは
家を買うためには頭金が必要だと言われますが、そもそも頭金とはなんのことなのでしょうか？頭金とは、家を買う際に実際に支払える「現金」のことです。自分の持っている貯金のことではなく、貯金の中から実際に現金で支払えるお金のことをいいます。
例えば、貯金が700万円あったとして、そのうちの400万円を出せるなら頭金は400万円になります。貯金が1000万円あっても、マイホームを買うときにお金を使わない場合は頭金は0円になります。
他にも、貯金はゼロでも誰かから500万円のお金を出してもらえる場合は、頭金は500万円になります。
つまり、ローンではなく、「出せる現金の額」ということになります。

＜頭金を貯めておくべき理由＞

理由1：毎月の住宅ローン返済額が少なくなるから
最近では、頭金を全く払わずに家が購入できる仕組みにもなっていますが、当たり前ですが、いつかは返済完了させなくてはならないお金です。今支払う現金が少ないからといってラッキーなわけではありません。一時的にお金を借りているだけです。ローンはただで組めるわけではありませんので、ローン返済額が少ないに越したことはないのです。

理由2：支払う住宅ローンの利子が少なくて済むから
上記の内容と重複しますが、「ローンはただでは組めない」ということです。お金をただで貸してくれる機関はなく、必ず、利子を払わなくてはならないのです。ローンの捉え方には賛否両論ありますが、ローンを組む金額を極力抑えられるようにすることをお勧めします。
理由３：住宅ローンの返済期間を短くできるから
ローンの繰上げ返済をされる方も多くいることから、みなさん、借金はないに越したことはないし、なるだけ早く返し終えたいというのが本音ですよね。金額の設定次第で変わってきますが、ローンの額が多ければ多いほど、返済期間はどんどん先延ばしになってしまうのです。

＜頭金を多めにするメリット＞
住宅ローンの総返済額を少なくできる
毎月の返済負担額が減る
住宅ローンの利息負担が減る
月々の支払い額が減り、生活への支障が少ない
＜頭金を多めにするデメリット＞
頭金を用意する事で預貯金に余裕がなくなる場合がある
頭金ばかりを気にしていると、いざ欲しい物件が見つかった時に購入タイミングを逃す事がある

＜頭金を少なめにするメリット＞
預貯金を減らさず住宅購入できる
タイミングを逃さず自分が欲しいと思った時に購入できる
＜頭金を少なめにするデメリット＞
金利・手数料の負担額が大きい
毎月の住宅ローンの支払額が増え、支払い期間が長くなる
住宅ローン審査のハードルが上がる

以上が、頭金についての簡単な説明になります。