2022.11.04ブログ
屋根葺き替えと屋根カバー工法の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを千葉のリフォーム会社が徹底解説
屋根のリフォームには「屋根葺き替え」と「屋根カバー工法」の2つの施工方法があります。ただ、どちらの施工方法を選べば良いか難しいのではないでしょうか。
そこで今回は「屋根葺き替え」と「屋根カバー工法」の違いについて紹介します。
それぞれのメリット・デメリットも解説するので、屋根のリフォームをお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
屋根葺き替え工事とは?
屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて剥がし新しい屋根材に交換する工事のことです。屋根材本体だけではなく、野地板や防水シートなどの下地材も一緒に新しくします。
屋根葺き替え工事をすることで、屋根全体のメンテナンスができ、結果的に家の寿命を延ばすことができます。
屋根葺き替え工事の費用は「屋根の大きさ」「設置する屋根材の材質」「施工業者」などによって異なるため、詳細を知りたい方は直接問い合わせをしてみるのがおすすめです。
屋根葺き替え工事のメリット
ここからは、屋根葺き替え工事にはどのようなメリットがあるのかをチェックしてみましょう。
外観が美しくなる
家を構成する1つが屋根ですが、屋根が家の外観に与える影響は大きいです。屋根葺き替え工事によって、屋根全体が新しくなれば、これまで以上に外観の美しさを感じられます。
また、既存の屋根材とは異なる材質の屋根材を使うことで、これまでの家の印象を大きく変えることもできます。
屋根葺き替え工事なら、これまでとは違った新しい家のイメージを持てるため、外観の美しさや印象にもこだわりたいという方におすすめです。
家全体の寿命が長くなる
既存の屋根材をすべて剥がすことで、野地板や防水シートなどの下地材の劣化に気づけます。大きな劣化になる前に早めに補修などの対策を行えるため、屋根の機能を元に戻しやすいです。
下地材の補修によって、カビやコケなどの発生を抑えられたり、雨が降った場合でも雨漏りがしづらくなったりします。
屋根の細部までメンテナンスが行き届き、家全体を保護できるという点が屋根葺き替え工事の魅力です。
耐震性が高まる
既存の屋根材よりも軽い材質の屋根材を設置すれば屋根の軽量化につながります。そのため、家全体への負荷が少なくなります。
日本では古くから重い屋根材である瓦屋根を使っていました。瓦屋根は、優れた耐久性や高い断熱効果がメリットでもありますが、重量感があることで耐震性の課題があります。
地震が多い日本では耐震性の向上は重要です。瓦屋根ではなく金属屋根などの軽い屋根材を使うことで、屋根材の軽量化が実現できます。
屋根葺き替え工事によって既存の屋根材よりも軽い屋根材に交換することで、耐震性が高まるといえます。
屋根葺き替え工事のデメリット
ここからは、屋根葺き替え工事にはどのようなデメリットがあるのかをチェックしてみましょう。
工事の費用が高くなる
屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去して下地材から補修し、新しい屋根材を設置するのが特徴です。下地材から処理するため、新しい屋根材を設置するよりもリフォーム費用が高くなります。
また、既存の屋根材を撤去しなければならず、屋根材の撤去費用と廃材などの処分費用もかかります。
つまり「リフォーム費用」「屋根材の撤去費用」「廃材の処分費用」がかかるため、工事全体の費用が高くなるということです。
工期が長くなる
屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去したり下地材を補修したりします。下地材の補修が完了してから新しい屋根材を設置する作業を行います。
そのため、新しい屋根材を設置する日数以上に時間がかかるものです。
また、既存の屋根を撤去すると予想以上に屋根の劣化や損傷が激しい場合もあります。計画段階で行う工事に加えて別の工事が必要な場合は、計画していた工期よりも長くなってしまう可能性があります。
材料が飛散しやすい
既存の屋根材を撤去すると、屋根材そのものや小さな破片などが周囲に飛散する恐れがあります。
また、撤去した既存の屋根材を下へ降ろす際も注意が必要です。廃材が周囲に散らばったりホコリが舞ったりすると、近くの民家に迷惑をかけてしまうこともあります。
屋根葺き替え工事の際は、飛散がないような工事を徹底してもらうことはもちろん、事前に近隣の住民へ声をかけておくことも大切です。
屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せず残したまま、新しい屋根材を設置する工法です。
既存の屋根材の上に防水シートを貼り付け、その上から新しい屋根材を設置します。新しい屋根材には、軽い材質の金属屋根などが使われます。
屋根カバー工法を採用する場合は、既存の屋根材に下記の項目をチェックして問題がなければ施工可能です。
・雨漏りをしていない
・既存の屋根材に大きなひび割れがない
・欠けや穴あきがない
屋根カバー工法のメリット
ここからは、屋根カバー工法にはどのようなメリットがあるのかをチェックしてみましょう。
工事の費用が安くなる
屋根カバー工法の場合は既存の屋根材を撤去することがないため、撤去にかかる費用が発生しません。廃材も少なく、処分費用が安くなります。
また、下地材の補修を行わないため、補修費用もかからず安く工事を行えるのが屋根カバー工法の魅力です。
屋根カバー工法は、既存の屋根材を残したまま新しい屋根材を設置するため、既存の屋根材に要する費用が発生しません。
工期が短い
屋根カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を設置するため、既存の屋根材の撤去と下地材の補修を行いません。そのため、既存の屋根の撤去と下地材の補修にかかる日数だけ工期が短くなります。
工期が短くなることで、屋根葺き替え工事の半分の日数で施工が完了することもあります。ただし、屋根の種類や状態によって工期は変わってくるため、施工業者に相談してみるのがおすすめです。
断熱性・遮音性が高まる
新しい屋根材を選ぶ場合、これまでと違う材質の屋根材を選ぶことも多いです。新しい屋根材に断熱性・遮音性の高い材質を選ぶと、屋根の機能が向上する可能性があります。
さらに、既存の屋根材の上から新しい屋根材を設置するため、屋根が二重構造になるのが特徴です。
新しい屋根材に使う材質によって断熱性・遮音性が大きく高まるといえます。
屋根カバー工法のデメリット
ここからは、屋根カバー工法にはどのようなデメリットがあるのかをチェックしてみましょう。
適用できる屋根材が限定的
既存の屋根材に重い屋根材を使っていると、屋根全体が重くなってしまうため、屋根カバー工法で施工できないことがあります。
たとえば、既存の屋根材が瓦屋根の場合は施工が難しかったり、太陽光発電を設置できなかったりすることもあります。
屋根カバー工法は、既存の屋根材がどのような材質かによって適用できない場合があるため注意が必要です。
板金工が不足している
屋根カバー工法では、軽い屋根材である金属屋根が使われることが多いです。
金属屋根を施工するのは板金工ですが、実は板金工は近年不足しています。板金工が不足していることで、リフォームの依頼をしてからすぐに施工できない場合もあります。
ご希望どおりにリフォームができるかは、お近くのリフォーム業者に相談をしてみるのがおすすめです。
施工できない場合がある
施工開始前は気づかなくても、雨漏りをしていたり劣化や損傷が激しかったりすると、屋根カバー工法で施工できない場合があります。
また、下地材や既存の屋根材が頑丈ではない場合も、屋根カバー工法での施工が難しいです。
もし、下地材や既存の屋根材を補修することなく新しい屋根材を設置してしまうと、リフォーム費用がさらに高くなってしまう可能性があります。
まとめ
「屋根葺き替え」と「屋根カバー工法」の違いについて紹介しました。既存の屋根の撤去の有無が屋根葺き替えと屋根カバー工法の大きな違いです。
それぞれのメリット・デメリットをふまえて、屋根のリフォームを依頼するのがおすすめです。
「でも、屋根の状態が分からなくて判断できない」という方は、ぜひお気軽にお問合せください。
屋根の葺き替え工事ならアップリフォームにおまかせください!
当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市など多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
New Article
Archive
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年7月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年4月
- 2020年1月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月