2022.11.18ブログ
屋根葺き替え工事の費用相場とは?費用を抑える3つのポイントを徹底解説
家のメンテナンスのひとつに、屋根葺き替え工事があります。何もしないと家は劣化していってしまうので、定期的にメンテナンスをして快適に過ごせるようにしなければなりません。この記事では、屋根葺き替え工事の費用相場はいくらで、費用を抑えるためにはどうすればいいかをご紹介していきます。
屋根の素材別費用相場
屋根葺き替え工事の費用相場を知るためには、屋根の素材を知る必要があります。以下では、素材別の特徴や、㎡単価相場について解説していきます。
ガルバリウム
ガルバリウムは、薄くて軽いことが特徴です。そのため家への負担が少なく、耐震性があるのがメリットです。金属屋根の部類になりますが、その中ではサビにくいため、雨にも強いと言えます。ただし、傷がつくとそこからサビが発生してしまうことがあるため、サビ止めのメンテナンスを行う必要があります。
ガルバリウムの屋根葺き替え工事の費用相場は6,000~9,000円/㎡です。家の大きさによって屋根材が必要になる面積も変わるので、家の坪数から屋根の面積の目安がわかるようにしておきましょう。例えば、30坪(99.3㎡)の家であれば、屋根の面積は大体120~129㎡です。40坪(132.4㎡)であれば、屋根面積はおよそ140~149㎡です。これらを目安にしておきましょう。
コロニアル(スレート屋根)
コロニアルや、スレート屋根と呼ばれる屋根材は施行しやすく、メジャーなためほとんどの業者が取り扱っています。加工もしやすく、工期が短い特徴があります。
屋根葺き替え工事では、4,500~8,000円/㎡の値段がかかります。既存スレートを撤去するのであれば、処理費込みでおよそ30万円となります。それぞれの工程でかかる金額も変わってくるので、総額でいくらになりか業者に見積もりをしてもらいましょう。
瓦
瓦は断熱性に優れている屋根材です。瓦でできた屋根をよく見てみると、瓦が重なり合っていることがわかるでしょう。そこにある隙間に空気の層ができることから、断熱性が高くなる仕組みです。四季がある日本の家に向いており、夏に涼しく、冬に暖かい家ができます。
瓦の場合、屋根葺き替え工事では8,000~12,000円/㎡が相場です。ガルバリウムやコロニアルよりも値段は高くなりますが、初期費用がかかる分メンテナンスの時期は伸ばせます。結果としてコスパが良い屋根材と言えるでしょう。
屋根葺き替えの費用が高くなるケースとは?
では、屋根葺き替えの費用が高くなってしまうケースには何があるのでしょうか。できるだけ費用を抑えるためにも、どういった工事が高くなるのか知っておきましょう。
メンテナンスを放置していたケース
屋根葺き替え工事の費用が高くなるのは、屋根のメンテナンスを放置していたときです。
屋根は、常に日光や雨風にさらされています。ですから、外壁よりも劣化が早いのです。家を建ててからメンテナンスをしたことがないのであれば、もしかしたら見えないところでひびが入っていたり、手で触ったら白い粉がつくというチョーキングが発生してしまっているかもしれません。
劣化が進めば、屋根材の間に隙間ができ、そこから雨水が入ってきます。防水シートもありますが、浸食が進めば雨漏りの原因にもなりえます。塗装工事では家の内部で起きた劣化を補修できませんから、より多くの費用がかかることになります。
メンテナンスをしていれば家の中まで補修する費用がいらないので、後悔しないためにも屋根のメンテナンスを放置するのはやめましょう。
2006年9月以前に家を建てたケース
2006年9月以降、アスベストの利用が禁止されました。このことから、2006年9月以前に建てられた家に関しては、アスベストの除去作業が必要となります。
そもそもアスベストが禁止されたのは、その中に発がん性物質が認められたからです。屋根の葺き替え工事をするなら、同時にアスベスト処理費用として2~8.5万円/㎡がかかります。
屋根材の耐用年数を超えているケース
屋根材には、それぞれ耐用年数があります。例えば、よく使われるスレート屋根なら10~15年が耐用年数です。それ以上使うと、劣化し始めるため15年ごとに屋根塗装などのメンテナンスを行うのがベストです。
実際にはもう少し耐えられることも多いですが、屋根塗装を長引かせると補修が必要になることもあるのでより多くの費用がかかってしまいます。2階建ての家なら1階の屋根は目視できるものの、たくさんの雨や紫外線が当たる2階の屋根はなかなか見えないので、定期的に業者にチェックしてもらいましょう。
屋根葺き替えの費用を抑える3つのポイント
屋根葺き替えの費用を抑えたいならば、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。意外と知られていない方法もあるので、屋根葺き替え工事をする前に学んでおくとお得です。
火災保険を利用する
実は、屋根が台風などの自然災害によって破損した場合、火災保険が利用できます。火災保険は、その名前から火災が起きたときのみに使える保険と勘違いしがちですが、実は屋根や外壁の破損が台風、暴風、洪水などによってできたものでも利用できるのです。火災保険は水災も補償対象になっていることを確認しておきましょう。
よって、自然災害によって屋根が劣化したのであれば、保険会社が修理費用を負担してくれます。ただし、保険会社によってどこまでが対象範囲となるか異なるため、事前にチェックが必要です。また、劣化が自然災害によるものではなく、経年劣化であると判断された場合には火災保険は利用できません。
補助金制度を利用する
補助金制度を利用し、屋根葺き替え工事の費用を安くする方法もあります。補助金が支給される対象は、「省エネリフォーム」と「耐震リフォーム」です。
省エネリフォームを行うなら、最大で50万円の補助金が受け取れます。ただし、ソーラーパネルを設置したり、LED照明に変更したり、断熱性の高い屋根材にするなど、省エネリフォームと認められるために必要な条件があるので、それらをすべて満たす必要があります。
省エネにするための設備を導入するとどうしても高くなるので、ただ屋根葺き替え工事のみを行いたい場合には利用が難しくなります。
耐震リフォームは、その名の通り家の耐震性を補強するためのリフォームです。最大で100万円の補助金が受け取れます。省エネリフォームと同様に、クリアしなければならない条件があるので気を付けましょう。昭和56年5月31日以前に建てられた家でないと補助金対象になりませんし、地上3階建てであることも条件になっています。
相見積もりを取る
屋根葺き替え工事費用を安くするのにかかせないのは、相見積もりを取ることです。
ネットではたくさんの情報を得ることができますが、1社のみに見積もりを取ってもらうと、それが適正価格なのか判断しかねます。よって、どこがより安く工事を請け負ってくれるか調べるためにも、複数社に見積もりを取ってもらうようにしましょう。比較対象ができることによって適正価格や、最も安い業者がわかるようになります。
きちんとした見積もりであれば、どんな工事にいくらかかるのか詳細が書かれています。しかし、良くない見積もりでは「一式」とまとめられていて、詳細がわかりません。このような見積もりが曖昧な業者は避け、費用がわかりやすい業者に依頼するのが正解です。
まとめ
屋根葺き替え工事の費用相場は、使っている屋根材や、屋根の面積によって変わります。費用を抑えたいなら、火災保険が利用できないか、自治体の補助金制度の対象になっていないか、そして相見積もりを取ってどこが安いかを決めましょう。決して安くはない工事なので、後悔しないためにも慎重に業者を決めるべきです。
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