2022.11.25ブログ
屋根葺き替えの最適な時期とは?屋根の具体的な症状やサインを見極めて、信頼できる業者に見積もりをする注意点を徹底解説
住宅の屋根は、定期的なメンテナンスを行っていても、一定期間を過ぎると葺き替え工事が必要です。
でも、実際にいつどのような状態になったら工事が必要なのか、工事を行う際にどのような点に注意しなければならないのか、初めてだと分からないことが多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、屋根の葺き替え工事の最適な時期や施工業者選びの注意点などを解説します。
屋根の葺き替え工事とは?
そもそも屋根の葺き替え工事とは、どのような工事なのでしょうか。
葺き替え工事とは、今ある屋根を剥がして新しい屋根材に置き換える工事のことです。
適切な時期に葺き替え工事を行うことで、屋根の下地までメンテナンスを行えます。そのため、葺き替え工事を行うことは家全体を長持ちさせることに繋がるのです。
葺き替え工事の他にも、費用が安く工期も短い「重ね葺き」と呼ばれる工法もあります。重ね葺きとは、今ある屋根の上に新しい屋根を被せる工事のことです。
重ね葺きにもメリットはありますが、耐震性や防水性の面で、葺き替え工事を行う方が結果的に家を長持ちさせることができます。
屋根の葺き替え工事の時期とは?
ひとことで屋根といっても、瓦やスレートなど種類はさまざまです。そしてその種類によって葺き替え工事をする時期の目安は異なります。
屋根の種類ごとの葺き替え工事の目安時期について解説します。
スレート
瓦よりも軽く、耐震性が高いことで人気のあるスレート屋根。
その耐用年数は20〜30年と言われています。
スレートが色あせていたりひび割れていたりすると、葺き替え工事を検討する時期に来ていると考えてください。
葺き替え工事をせずに放置していると、雨漏りの原因になったり、屋根自体が柔らかくなったりする可能性があります。
セメント瓦
セメント瓦は、1980年頃に流行したセメント製の瓦です。
近年の新築にはほとんど用いられることがなくなりましたが、セメント瓦の耐用年数は20〜30年ほどです。
セメント瓦は表面の塗装がはがれると、雨を吸収しやすくなってしまいます。
こちらも葺き替え工事をせずに放置していると、雨漏りの原因になります。
陶器瓦
セメント瓦の代わりに主流となっているのが、陶器瓦です。
耐用年数がセメント瓦に比べて長く、さまざまなデザインのものがあります。
陶器瓦の耐用年数は、60〜80年と言われており、他の屋根材に比べてとても長いことがわかります。
陶器瓦の表面には、釉薬が塗られており、雨などの水分が浸透するのを防ぐ役割を果たしています。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、ガルバリウムという合金でメッキされた金属の屋根材のことです。
鋼板の裏側に断熱材などを入れることができるため、断熱性や防音性に優れた屋根材です。
ガルバリウム鋼板の耐用年数は、およそ25年〜30年と言われています。さらに、サビが原因で起こる穴あきがなければ40年以上の耐久性も期待できるとされています。
サビのメンテナンスを定期的に行うことで、耐用年数を伸ばすことができるのです。
沿岸部などでは潮風の影響でサビが発生しやすい傾向にあります。また、スレートや瓦に比べて凹みやすい性質が特徴です。
これらの要因により、葺き替えまでの期間が短くなる可能性はあります。
屋根の葺き替え工事が必要となる症状やサインとは?
では、実際にどのような症状やサインが出たら屋根を葺き替えるタイミングなのでしょうか。
症状の具体例を挙げて紹介します。
広範囲のひび割れ・欠け
最もわかりやすく、すぐに対処が必要なのが、広範囲のひび割れや屋根の欠けです。
屋根材の耐用年数が近づいてくると同時に、ひび割れや欠けは起こりやすくなります。
割れたところから雨水が入り、雨漏りの原因になります。雨漏りは屋根材だけでなく、使用している木材の中にも水分が入り込むため、家自体の寿命を縮めてしまう可能性があります。
雨漏り以外にも、ひび割れた屋根のかけらが落下し、怪我などにつながる可能性もあるので、ひび割れや欠けを発見した場合は早急に対処する必要があります。
コケが根付いている
屋根は、家を覆って雨や風から守ってくれています。
防水性も高いのですが、年数を重ねることでその性能も落ちてきてしまうのです。屋根の防水性が低下し、雨や湿気を吸い込み続けると、コケが繁殖する原因になってしまいます。
コケが繁殖している屋根は、屋根材の内部の木材や防水紙まで腐ってしまっている可能性があります。
コケが繁殖し根付いてしまうと、屋根の強度が低下しボロボロになってしまうので、このような状態になったら屋根の葺き替え工事が必要です。
屋根が柔らかくなっている
これは屋根に登らないとわからないことですが、屋根に登ったときに屋根がふかふかしている場合、早急に葺き替え工事を検討しましょう。
柔らかくなっていると、屋根材の内部まで水分が浸透してしまっている可能性が非常に高いです。
屋根葺き替え工事の見積もり依頼の注意点
屋根の葺き替え工事の目安について紹介しました。
では次に、実際に工事を行うとして、施工業者の選び方や見積もりを依頼する際にどのような点に注意すれば良いのか、具体的に解説します。
実際に屋根を見て見積もりを出してくれる業者か
屋根の工事をするのだから、屋根を見てから見積もりを出すのは当たり前のように思われるかも知れません。ですが、実際に屋根を見ずに家の図面や屋根の大きさだけで見積もりを作成するリフォーム業者があることも事実です。
屋根の状態を把握せずに作成した見積もりは、実際に工事が始まると想像以上に傷んでいたなどの理由で、追加で費用が発生することもあるので注意が必要です。
見積もりの際には、屋根の状態を実際に登ってきちんと確かめてくれる業者かどうかも確認しましょう。
葺き替え工事の契約を急かして来る業者でないか
「早く工事をしないと大変なことになりますよ」「このままだと、雨漏りして家全体がダメになる」などと、契約を急かしてくる業者には注意が必要です。
これは、業者が自分たちのペースに乗せるための手口です。冷静な判断や他の業者との比較をする時間を与えないようにして契約をさせようとします。
また、突然「お宅の屋根にひび割れがあります。すぐに修理をしてください」などと訪問してくるケースにも要注意です。
なかなか自分で登って確認することが難しい屋根だからこそ、修理を急ぐ必要が無い状態であっても業者の言いなりになってしまうのです。
突然訪問してきたり、工事や契約を急かしてくるリフォーム業者には注意しましょう。
逆に優良業者だと、「よく考えてお返事ください」や「他の業者とも比較してみてください」などと言ってくれることがほとんどです。
依頼予定の業者の口コミをネットで確認
見積もりを依頼しようと思っている業者が決まったら、社名をインターネットで検索してみましょう。
屋根修理業者やリフォーム業者に関する口コミを集めたサイトなどもあるので、ネット上に悪い口コミがないか、事前にチェックできます。
悪い口コミがあったり、そもそもネット上で情報が見つからなかったりする業者には依頼しない方が無難です。
屋根葺き替え工事の相場を把握しておく
リフォーム業者に見積もりを依頼する前に、屋根の葺き替え工事の大体の相場を把握しておきましょう。
高額なリフォーム代の見積もりが来ても、相場が分からないと「こんなものか」と納得してしまう可能性があります。
以下に屋根の葺き替え工事の相場の一例を紹介します。
- 瓦の交換…100〜270万円
- スレートの交換…70〜200万円
- 瓦からガルバリウム…80〜200万円
- スレートからガルバリウム…90〜200万円
こちらは目安の相場なので、実際の屋根の面積や屋根の痛み具合、使用する屋根材によっても価格が変わります。
実際の見積もりが相場と比べて高いのかどうか不安な場合は、いくつかの業者で見積もりを依頼して確認することをおすすめします。
まとめ
屋根は日差しや雨風から家を守ってくれる、家にとってとても重要な役割を果たしている部分です。その屋根の葺き替え工事は、家全体を長持ちさせるためにとても大切なメンテナンスです。
屋根のひび割れやコケなどを放置していると、雨漏りなどの原因になります。
屋根の葺き替え工事は、葺き替え前の屋根に使われている材料や葺き替え後に使用する材料、屋根の大きさなどによって金額が大きく変わります。
リフォーム業者選びも大切なポイントなので、妥協せずに信頼できる業者を探してみてください。
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