2022.12.02ブログ
サイディング外壁の張替が必要な症状とは?最適なタイミングや信頼できる業者選びの注意点を千葉のリフォーム会社が解説します。
住宅の外壁は、何十年もの間雨や風から家や家族を守ってくれています。
長い間雨や風にさらされることにより劣化が起こるため、一定期間が経つと張替え工事が必要になります。
でも、実際にどのような症状が現れたらどのような工事をするべきなのか、分からないことが多いもの。
そこでこの記事では、サイディング外壁の張替えに最適なタイミングや業者選びの注意点を解説します。
サイディングとは
サイディングとは、外壁に張る仕上げ用の板材のことです。
金属系や木質系、樹脂系などさまざまな種類のサイディングがあります。質感や色、デザインまでさまざまな種類のサイディングがあり、家のテイストやデザインにあわせて好みのものを選ぶことができます。
サイディングの色や質感で家の外観の雰囲気が変わってくるので、こだわっておしゃれなデザインを選ぶ人が増えています。
サイディングの張替が必要な症状とは
では、サイディングの張替えが必要な症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
具体的な症状は以下の3つです。
- ・広範囲の剥がれ
- ・反りや浮き
- ・室内に雨漏りや水漏れ
それぞれの症状を具体的に解説します。
広範囲の剥がれ
サイディングの表面自体がボロボロと広範囲に渡って剥がれてしまっている場合、張替えが必要です。外壁が全体的に剥がれてしまっている場合、サイディングの寿命がすでに過ぎてしまっている状態です。建物の構造体まで傷んでしまう可能性があります。
触るとボロボロと崩れたり、水分を含んでふかふかする感じがしたりする場合、内部の下地まで傷んでいる可能性があるので、早急に張替え工事が必要です。
反りや浮き
サイディングが反っていたり、浮いてしまっていたりすると、早急に張替えをする必要があります。
反りや浮きの原因は、浸水による膨張と乾燥による収縮を長期間繰り返したことによるゆがみです。
サイディングの反りや浮きを長期間放置していると、隙間から雨水などが入り、外壁の内部まで浸水してしまう可能性があります。
早急に張替え工事が必要です。
室内に雨漏りや水漏れ
室内に雨漏りや水漏れがある場合は、早急に張替えが必要な場合が多いです。
他の症状や目安に比べ、状態は深刻です。外壁の内部にまで水分が浸透してしまっている状態なので、放置していると家自体が傷んでしまう可能性があります。
外壁の内部がサビてしまう可能性もあるので、早めに専門業者に相談してください。
サイディングの張替えの最適なタイミングとは
サイディングの張替えが必要な症状について説明しました。では、実際にどのようなタイミングで張替えを行うべきなのでしょうか。
張替えを行うタイミングとなるサインは主に以下の3点です。
- ・築年数が30年以上
- ・手で触ったら白い粉が着く
- ・ひび割れ
それぞれの具体的な内容を解説します。
築年数が30年以上
サイディングの寿命は30年程度が目安と言われています。
見た目はとてもきれいで問題なさそうでも内部は劣化している可能性が高いため、費用はかかっても30年以上経過している場合は張替えを検討した方が良いです。
また、目に見える傷やひび割れなどがなくても10年前後で定期的にメンテナンスを行うことでサイディングを長持ちさせることができます。
逆に言うと、定期的なメンテナンスをしていない場合、寿命である30年が経つ前に張替えが必要な状態になってしまう可能性があるということです。
手で触ったら白い粉が着く
耐用年数の30年程度が経過していなくても、手で触って白い粉が着くようになると、張替えが必要になるひとつのサインです。
手に白い粉が着くということは、サイディングの表面が劣化していることを意味するので、張替え業者に依頼し、専門家に詳しく見てもらうようにしましょう。
ひび割れ
サイディングにひび割れが発生している場合、張替えの必要がある可能性があります。
割れた箇所が剥離していたり、複数の箇所にひび割れが発生していたりすると、早急に対処が必要です。
ひび割れ箇所から雨水などが外壁の内部に入り込み、傷みやサビの原因になります。
サイディングのひび割れを確認したら、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。
サイディングを張替えないで放置するとどうなるの?
サイディングが劣化している状態で張替えをせずに放置していると、家自体の寿命を縮めることになります。
サイディングは、劣化が進行するに連れて防水性が失われていき、雨水などが内部に侵入し始めます。雨水が外壁の内部に侵入すると、カビやサビの発生の原因や木材の腐食に繋がります。
カビやサビ、木材の腐食が起こると、家の寿命はとても短くなってしまいますので、そうなってしまう前に早めの対策が必要です。
信頼できるサイディング張替え業者を選ぶ基準や注意点とは
サイディングの張替え目安や適切なタイミングについて紹介してきました。
では、実際に張替業者を選ぶ時、どのようなことに注意して選べば良いのでしょうか。
- ・自社施工を行っている業者を選ぶ
- ・サイディング張替えの実績が多い業者を選ぶ
- ・複数の業者に見積もりを依頼する
- ・丁寧な点検をしてくれる
それぞれの業者選びの基準や注意点を具体的に解説していきます。
自社施工を行っている業者を選ぶ
リフォーム業者によっては自社で工事を行うのではなく、下請け業者に工事を依頼している場合があります。
下請けに工事を依頼する業者の場合、仲介手数料として中間マージンがリフォーム費用に追加されることになります。
自社施工の業者に依頼すれば、この中間マージンが発生することはないので、そのぶんリフォーム費用が抑えられます。
施工業者を選ぶときには、下請け業者が間に入っていないか、中間マージンが見積もりに組み込まれていないかを確認しましょう。
サイディング張替えの実績が多い業者を選ぶ
サイディング張替えの実績が多い業者と実績が少ない業者なら、実績が多い業者を選ぶ方が安心なのは言うまでもありません。
サイディングの張替え工事は、外壁だけでなくさまざまな観点から見てリフォーム方法を検討する必要があります。
また、使用するサイディング材の種類によっても施工方法が大きく変わってきます。
サイディング張替え実績の多い業者は多くの事例を経験しているため、その分多くのノウハウを持っています。
このような理由から、サイディング施工実績の多い業者を選ぶことをおすすめします。
複数の業者に見積もりを依頼する
複数の業者に同じ施工内容で見積もりを依頼してみましょう。
同じ内容で依頼しても、業者によって施工内容や工期などが異なる場合があります。
複数の業者に見積もりを依頼することで、自宅のサイディング張替えにかかる費用の相場がいくらぐらいなのかの目安を知ることができます。
また、費用が安い業者と高い業者の違いなどを確認することもできるので、最適な業者を見極めるための大きな材料になります。
丁寧な点検をしてくれる
サイディング張替え工事の見積もりを出すための外壁点検や見積もり書の内容が丁寧であるかという点も大切なポイントです。
見積もりを出す前に、業者は実際に家を見て点検をします。この点検作業にしっかり時間をかけてくれる業者であるかどうかを確かめましょう。
さらに、見積もり書の内容が「外壁張替え工事費用一式○○円」のように大雑把なものである業者は丁寧な業者とは言えません。
施工内容が詳細に書かれている見積もり書を出してくれる業者を選ぶようにしましょう。
また、外壁点検作業の際に写真を撮っているかという点も大切な確認ポイントです。
リフォームや外壁に関する知識が無いからといって、詳しい現状説明を受けないまま業者任せにしてしまうのは避けましょう。詳しい現状説明を受けずに工事が始まると、手抜き工事などのトラブルの原因になってしまうかも知れません。
点検作業の際に撮った写真を見せながら、見積もりの説明を分かりやすくしてくれる業者は誠実で信頼できる業者である可能性が高いです。
まとめ
サイディング外壁の張替えが必要な症状や、張替えの最適なタイミング、信頼できる業者の選び方について解説しました。
適切な時期に張替えを行わないと、外壁の内部にカビやサビなどが発生し家自体の寿命を縮めることにもなりかねません。
少しでも不安な症状がある場合は、一度信頼できる専門業者に相談してみることをおすすめします。
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