2022.12.23ブログ
屋根塗装の費用はいくらが妥当?費用相場をリフォームのプロが解説します
「そろそろ屋根の塗装が必要かな?」「屋根の塗装っていくらぐらいの費用がかかるもの?」と調べている方も多いのではないでしょうか。
屋根の塗装が初めてだと、相場がいくらぐらいなのか検討もつきませんよね。
そこで今回は、屋根塗装の費用はいくらが妥当なのか、どうなったら屋根の塗装を検討すべきなのかを解説します。
屋根塗装が必要な理由
そもそもなぜ、屋根の塗装が必要なのでしょうか。
もちろん、屋根をキレイに見せるという理由もありますが、一番の目的は屋根が劣化しないよう保護することです。
屋根は、常に屋外で雨や風にさらされています。さらに、紫外線によってもダメージを受けます。
家全体を守ってくれている屋根のダメージを修復するために、屋根塗装はとても大切なのです。
塗装のダメージが進行すると、屋根の劣化が急速に進み、家全体に影響が出てきてしまいます。
最悪の場合は、大規模なリフォームが必要なこともあります。
種類別屋根塗装費用の相場
屋根塗装の費用は、使用している素材の種類によって変わってきます。
さらに、使用する塗料によっても費用は変わります。
屋根塗装に使用する塗料は主に3種類です。
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
屋根材や塗料の種類ごとに、大体どのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
平均的な30坪の住宅を例に紹介していきます。
スレート屋根
スレート屋根は最も多く使われている屋根材で、セメントを薄く伸ばして加工したものです。
軽くて耐久性や耐震性に優れているうえ、設置費用やメンテナンス費用が安いので人気です。
30坪の住宅でのスレート屋根の塗装費用は以下の通りです。
・ウレタン塗料…20〜30万円
・シリコン塗料…25〜35万円
・フッ素塗料…45〜65万円
塗料の種類によって費用は大きく変わってきますが、20〜60万円ほどの費用が必要になります。
トタン屋根
トタン屋根は、鋼板に亜鉛加工を施した薄いトタン板を使った屋根材です。
住宅以外にも倉庫や工場などの屋根に使用されている事が多いです。
新しい住宅に使用されるケースはほとんどありませんが、少し古い住宅では使われていることが多い屋根材です。
平均的な30坪の住宅のトタン屋根の塗装費用は以下の通りです。
・ウレタン塗料…25〜30万円
・シリコン塗料…25〜35万円
・フッ素塗料…45〜65万円
トタン屋根の塗装には、25〜60万円ほどの費用が必要です。
瓦屋根
和風の住宅に使用されることが多い屋根材の瓦屋根。
セメントを瓦の形に加工して作られます。
瓦屋根は耐火性に優れていますが、セメントが原料なので、定期的なメンテナンスが欠かせません。
10年に一度ほどのペースで塗装をする必要があります。
30坪ほどの住宅の瓦屋根の塗装費用は以下にまとめました。
・ウレタン塗料…25〜30万円
・シリコン塗料…30〜35万円
・フッ素塗料…40〜45万円
瓦屋根の塗装には、25〜50万円程度の費用がかかります。
その他の費用
屋根塗装には、塗装の費用に加えてその他の費用もかかってきます。
その他にかかる主な費用は以下の4つです。
・足場代
・清掃代
・ゴミ廃棄代
・諸経費
足場代は、一般的な大きさの住宅で20万円ほどかかります。
その他の費用は、塗装費用プラス30〜40万円程度と考えておくと安心です。
屋根塗装費用を決める要因
塗装費用の目安を見てきましたが、屋根の形状や状態によって費用は大きく変わってきます。
屋根塗装の費用を決める要因はいくつかあります。
・屋根の数
・面積
・屋根の勾配
・屋根材の種類
・塗料の種類
・屋根の状態
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
屋根の数・面積
屋根の塗装は、塗装する屋根の面積や数によって費用が変わってきます。
ひとつの住宅であっても、屋根が2つ以上あるものもあります。その分塗装する面積も大きくなるので、その分の費用がかかってきます。
住宅自体の坪数が大きくなると、その分屋根の面積も広くなるので、同じように費用が多くかかってしまいます。
屋根の勾配
同じ坪数の住宅であっても、屋根の勾配が大きくなるほど屋根の面積は大きくなります。
そのため、勾配の大きい住宅の屋根塗装は費用が多くかかる傾向にあります。
さらに、勾配が大きく職人が屋根に登って作業できない場合、追加の足場が必要になる可能性があります。
その場合にも、追加の足場代が必要になります。
屋根の勾配によって、金額が大きく変わってくるので注意しましょう。
屋根材の種類
上の項目で詳しく解説していますが、もちろん屋根材の種類によって費用は大きく変わります。
スレート屋根かトタン屋根か、瓦屋根かによって費用が変わります。
スレート屋根は他の屋根材と比べると、比較的安く塗装ができます。
塗料の種類
塗料の種類によっても費用は大きく変わります。
主にウレタン、シリコン、フッ素塗料の3種類の塗料があります。
ウレタン塗料は比較的安い塗料ですが、耐用年数が8年ほどと短めです。
シリコン塗料は人気の高い塗料で、価格帯は真ん中あたりになります。
耐用年数は13年ほどと長持ちします。
フッ素塗料は3種類のなかで最も高額な塗料です。
耐候性がとても強く耐用年数が18年ほどと長いので近年人気の高まっている塗料です。
屋根の状態
屋根の塗装費用は、塗装前の屋根の状態によっても変わってきます。
大きなひび割れや劣化などがある場合は、塗装ではなく葺き替えが必要な場合もあります。
葺き替えをする場合、屋根材にもよりますが100〜200万円の費用がかかってくる可能性もあります。
屋根塗装が必要な屋根の状態とは
屋根塗装が必要な屋根の状態とは、どのようなものなのでしょうか。
詳しく見ていきます。
色あせ
屋根が色あせているということは、表面を保護している塗料の塗膜が薄くなってきているサインです。
色あせているだけの状態であれば、表面の保護機能は残ってはいますが、この時期に塗装をすることで、表面だけでなく屋根自体の劣化を抑えることができます。
屋根の色あせを発見したら段階で、早めに塗装業者やリフォーム業者に相談しましょう。
カビやコケが生えている
屋根にカビやコケが生えているということは、屋根表面が水分を含んでいるということです。
塗装の保護機能が低下することで、屋根に水分が侵入します。
カビやコケを発見したら、できるだけ早く専門の業者に相談し、適切に対処する必要があります。
サビている
金属製の屋根材の場合、塗装の保護機能が低下するとサビが発生します。
塗装を行なう前に、サビを落とす作業が必要になるため、広範囲のサビの場合、費用が高額になる可能性もあります。
屋根にサビを発見したら、範囲が小さいうちに専門の塗装業者やリフォーム業者に相談しましょう。
塗装の剥がれ
塗装表面の塗膜が劣化し塗装自体が剥がれてしまうと、保護機能が低下し屋根自体が劣化する原因になります。
雨や風によってどんどん剥がれていってしまうので、塗装の剥がれを発見したらできるだけ早く、塗装業者やリフォーム業者に塗り替えの相談をするようにしましょう。
ひび割れ
劣化が原因で起こるひび割れは、放置していると屋根自体が劣化してしまい、塗装ではなく葺き替えが必要になってしまいます。
軽度のひび割れであっても、屋根自体の劣化が進んでいる可能性もあるので、ひび割れを発見したら、早急に専門の業者に相談しましょう。
屋根が反っている
塗装の保護機能が低下し、内部に水分が侵入すると、乾燥と吸水が繰り返され、屋根が変形します。
これを繰り返すことでダメージが蓄積されてしまうので、屋根の反りも大きくなっていきます。
放置していると、家自体の寿命を縮めることになりかねません。
屋根の反りが大きい場合には、葺き替えが必要になる可能性もあります。
できるだけ早く専門リフォーム業者に相談する必要があります。
まとめ
屋根塗装の費用相場や、塗装が必要な屋根の状態などについて解説しました。
屋根の塗装には、数十万円単位の費用がかかります。
しかし、この費用を節約しようとして、劣化症状を放置していると、もっと高額な葺き替えやリフォーム費用が必要になる可能性があります。
劣化症状を発見したら、できるだけ早い段階で専門の業者に見てもらうことがとても大切です。
千葉県・千葉市周辺で屋根塗装やリフォームをお考えなら、ぜひアップリフォームにお気軽にご相談ください。
住まいづくりのプロが、お客様ひとりひとりのご要望をお伺いし、ぴったりのご提案をいたします。
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