洗面所の床の汚れや傷みが目立ってきて、そろそろキレイにリフォームしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

水を使うことの多い洗面所の床は、リフォームせずに放置していると床材だけでなく下地まで傷んでしまう原因となる可能性があります。

 

そこで今回は、洗面所の床のリフォームに最適なタイミングや床材の選び方、リフォームの費用相場などを紹介します。

 

洗面所の床リフォームが必要な理由

そもそもなぜ、洗面所の床のリフォームが必要なのでしょうか。

見た目をキレイに保つのももちろんですが、実はもっと大きな理由があります。

それは、床に落ちる水分です。

洗面所は、他の部屋に比べて水を使う機会がとても多い場所です。

そのため、リフォームが必要な状態にも関わらず放置してしまっていると、床材だけでなく下地やその下の土台まで腐食してしまう危険性があるのです。

床材のひび割れや剥がれた部分から水分が内部に侵入することで劣化や腐食が進んでしまいます。

洗面所の床は、最適なタイミングでリフォームを行いましょう。

 

洗面所の床リフォームに最適なタイミング

では、洗面所の床リフォームに最適なタイミングとはいつなのでしょうか。

ひとつの目安とされているのは、10〜15年ほどです。

床材の種類にもよりますが、新築や最後のリフォームから10年以上経過しているのであれば、リフォームを検討したほうが良いです。

 

その他にも、以下のような症状がある場合はリフォームを検討する必要があります。

 

床材にカビが繁殖している

・ぶよぶよと柔らかくなっている

・ひび割れている

・剥がれている部分がある

・汚れが落ちない

 

このような症状がある場合、洗面所の床が劣化していたり、腐食してしまっていたりする可能性があるので、できるだけ早くリフォーム業者に相談しましょう。

 

洗面所の床材を選ぶときのポイント

洗面所の床をリフォームしようと思ったときに、まず悩むのは床材の選び方です。

次は、洗面所の床材を選ぶときのポイントを見ていきましょう。

ポイントは3つあります。

 

・耐水性や強度

・滑りにくさ

・お手入れのしやすさ

ひとつずつ順番に見ていきます。

 

耐水性や強度

 

洗面所は、水を使うことが多いうえに、洗濯機などの大きな家具が置かれている場所でもあります。

また、風呂場の隣にあることも多く、耐水性や強度のある床材を選ぶことは最も重要なポイントです。

 

耐水性のない床材を洗面所に使うと、床の表面から水分が内部に侵入し、下地や土台の腐食の原因になります。

 

滑りにくさ

 

洗面所の床は、滑りにくいこともとても重要なポイントです。

 

水を使うことの多い洗面所は、ただでさえ滑りやすいものです。

できるだけ滑りにくい床材を選ぶことで、小さなお子さんや高齢者が居るご家庭でも安心して過ごすことができます。

 

お手入れのしやすさ

 

洗面所は、水を使うことが多いうえに、歯磨きや手洗い、化粧品などによって汚れやすいのも特徴です。

そのため、お手入れのしやすい床材の方が快適に生活を送ることができます。

 

汚れを放置すると、カビの繁殖の原因になったり、滑って転倒する原因になったりします。

洗面所の床は、日々のお手入れがとても大切なのです。

 

洗面所の床におすすめの素材

洗面所の床材の選び方を紹介しましたが、次は具体的にどのような素材の床を選べば良いのかを見ていきます。

洗面所の床材としておすすめなのは以下の3種類です。

 

・クッションフロア

・フローリング

・フロアタイル

 

それぞれの素材の特徴とおすすめの理由を紹介していきます。

 

クッションフロア

 

耐水性の高いクッションフロアは、洗面所の床材として人気が高いです。

塩化ビニール製の表面加工がされているので、水濡れに強いのが特徴です。

濡れても簡単に拭き取ることができるので、床の内部に水分が侵入することがありません。

 

中は発泡塩化ビニールでできており、クッション性のある質感の床材です。

大理石調や木目調など、デザインが豊富かつ比較的安価なので、デザインと費用どちらにもこだわりたい方におすすめの床材となっています。

 

ただし、表面がビニールでできているので、傷が付きやすいので注意が必要です。

 

フローリング

 

水を多く使う洗面所の床におすすめなフローリングは、複合フローリングと呼ばれるものです。

フローリングには、「複合フローリング」と「無垢フローリング」の2種類があります。

 

複合フローリングは、耐水性が高く汚れにも強いものが多くあります。

また、重たい家具やキャスター付きの家具を設置する場合には、複合フローリングなら傷がつきにくいのでおすすめです。

 

一方の無垢フローリングは、自然素材である木材を使用しているので水や汚れに弱い傾向にあります。

天然の木材の暖かみを感じることはできますが、水を多く使う洗面所に使用するのは避けたほうが無難です。

 

フロアタイル

 

フロアタイルは、クッションフロアと同じく塩化ビニールで作られている床材です。

クッションフロアに比べてやや価格が高いですが、デザインが豊富で耐水性にもとても優れています。

クッションフロアのようにクッション素材が入っていないので、人によっては少し硬く感じてしまうかもしれません。

 

「タイル」と名前がついている通り、小さなタイルを貼り合わせて施工をするので、破損した場合はその部分だけの交換で済むというのも大きな特徴です。

 

洗面所の床リフォームの費用相場

洗面所の床リフォームにはいくらぐらいの費用がかかるのでしょうか。

使用する床材の種類や洗面所の面積によっても変わってきますが、一般的な3畳ほどの洗面所の場合、約3〜5万円ほどが相場と言われています。

 

紹介したおすすめの床材の1平方メートルあたりの費用を見ていきましょう。

 

・クッションフロア→約3,000〜5,000円

・フローリング→約6,000〜10,000円

・フロアタイル→約5,000〜12,000円

 

床材の交換だけでなく、下地や土台まで傷んでいる場合は補修工事が必要です。

この場合は追加で費用が発生する可能性もあります。

 

床リフォームの費用には、施工費用や廃材の処分費などの諸費用も必要になるので、具体的な費用が知りたいのであれば、リフォーム業者に依頼し見積もりを作成してもらいましょう。

 

洗面所の床リフォームのときの注意点

洗面所の床リフォームをするときには、以下の点に注意しておきましょう。

 

・耐水性の高い床材を選ぶ

・部分的な貼り替えは継ぎ目が残る可能性がある

・適切なタイミングでリフォームをする

 

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

 

耐水性の高い床材を選ぶ

 

これまでも説明してきた通り、洗面所では水を使うことが多いです。

そのため、洗面所の床材に耐水性は必須の性能です。

 

水分が床材の内部に侵入し、下地や土台にまで到達してしまうと、土台からリフォームが必要になってしまう可能性があります。

そうならないためにも、必ず耐水性の高い床材を選ぶようにしましょう。

 

部分的な貼り替えは継ぎ目が残る可能性がある

 

洗面所の床リフォームで、床全体を貼り替えず傷んでいる箇所のみを部分的に貼り替えるケースがあります。

この場合、床材の継ぎ目が残ってしまう可能性があるのです。

 

継ぎ目が残ると、見た目が悪いだけでなく、隙間から水分が侵入してしまう原因にもなりかねません。

可能ならば、全ての床材を張り替えるようにしましょう。

 

適切なタイミングでリフォームをする

 

洗面所の床をリフォームせずに長年放置してしまうと、床の表面だけでなく内部にまで水分が侵入し、腐食が進む原因になります。

 

内部が腐食してしまった場合は、表面だけのリフォームでは不十分になってしまいます。

費用を抑えようとリフォームを怠っていると、もっと費用がかかることになってしまう可能性があるのです。

 

適切なタイミングでリフォームを行なうことがとても大切です。

 

まとめ

 

洗面所の床のリフォームに最適なタイミングやおすすめの床材、リフォームのときの注意点などについて見てきました。

 

洗面所の床は、日々たくさんの水分や汚れにさらされています。

他の部屋とは違い、耐水性や汚れに強いことが重要です。

 

また、適切な時期にリフォームを行なうことで、下地や土台を長持ちさせることに繋がります。

 

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