2023.03.17ブログ
断熱リフォームで年中快適に!種類やメリット、デメリット国が推す省エネ事業についても解説
近年、夏は猛暑、冬は大雪の極寒の日が増えてきました。在宅ワークなどで家にいる時間も増えて、常にエアコンはフル稼働。光熱費がますます増え家計が心配!という人も多いのではないでしょうか。
将来の健康面やお金の安心にもつながる断熱リフォームは、国が推進する省エネ事業なのです。断熱リフォームの種類やメリット、デメリット、使える補助金についてもみていきましょう!
断熱リフォームとは?
断熱とは、夏の暑さや冬の寒さの熱を家の中に取り込まず、家の室温を一定に保とうとすることです。魔法瓶を思い浮かべてみてください。魔法瓶の中身は暑さや寒さに関係なく、同じ温度を保つことができます。
在宅時間が増えた今、外気の気温に関係なく、年中室温を一定に保つことを目的にした断熱リフォームが注目を集めているのです。
断熱リフォームの種類
断熱リフォームには手軽に試すことができるものから、家全体にわたる大掛かりなものまであります。リビングにマットをしきつめたり、カーペットの下にアルミマットをしいたり、窓にプチプチをはってdiyで冬の断熱対策をしている人もいるでしょう。ここではさらに断熱性が高まる断熱リフォームの種類についてみていきます。
手軽な窓の断熱リフォーム
窓の断熱リフォームは一番手軽に取り入れられるものです。ドアや窓の開口部を断熱するのはコストパフォーマンスも高く、効果が期待できます。
窓のリフォームには、機密性の高い樹脂サッシやペアガラス、トリプルガラスに取り替えるリフォームと、内窓を取りつけるリフォームの2種類です。内窓をつけるのは比較的簡単で、1日から数日で作業が完了します。
また、冬に窓に近づくと締め切っていても冷気が伝わってひんやりします。部屋の中が暖かく、外が寒いとその温度差によって室内の水蒸気が窓ガラスで冷やされて水になり、結露するのです。結露によって床にカビが生えたり、ダニが増えてアレルギー症状に影響がでることもあります。窓の断熱リフォームで手軽に結露やアレルギー対策もできるのです。また、窓のリフォームは防音効果が高いという特徴もあります。
快適な家全体の断熱リフォーム
快適な生活のためには、家の空間をまるごと断熱した状態が理想です。家全体のリフォームは天井、壁、床、窓などに断熱をほどこします。天井や壁、床に断熱材を入れていくのです。
温度差のあるすき間をできるだけ作らないことが、断熱では大事になります。すき間があるとせっかく断熱してもすき間から適温が逃げてしまい、快適性に影響がでてしまうのです。
戸建て全体をリフォームすると300万円から500万円以上の費用がかかります。大掛かりなものになりますが、もっとも快適で健康にもよく、家を長持ちさせられるリフォームです。
一部屋だけの断熱リフォーム
「断熱リフォームには興味があるけれど、大きな費用はかけたくない」そのような考えの人もいます。そのような場合には家族が集まる時間の長いリビングや、ヒートショックが心配な脱衣所やトイレなど、家の一部屋だけ断熱対策をほどこすことも可能です。
リビングを一部屋断熱リフォームすれば、一年を通して家族で快適な生活を送ることができます。
断熱リフォームのメリット、デメリット
断熱リフォームによって外気に影響を受けにくく、年中室温を一定に保つことができます。リフォームによってより快適に過ごせるメリットもたくさんありますが、リフォームによるデメリットもありますのでそれぞれみていきましょう。
断熱リフォームのメリット
断熱リフォームをすると健康にもよく、家も長持ちします。また、エアコンの効きもよくなり冷暖房費の節約にもなるのです。
冬場の脱衣所やトイレでの急激な気温の変化によって、血圧が上下することで心臓や血管に大きな負担がかかります。このヒートショック現象によって脳内出血、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすことが多いのです。断熱リフォームにより部屋の温度差をなくすことで、身体への大きな負担を減らして健康的な生活を送ることができます。
また窓の断熱リフォームは結露対策にもなり、カビやダニによって家が傷むことがなくなって家が長持ちするのです。さらに家の気密性が高まるため冷暖房費の節約にもなります。このように断熱リフォームには健康面、家のメンテナンス、光熱費の面で大きなメリットがあるのです。
断熱リフォームのデメリット
断熱リフォームにはたくさんのメリットがある一方で、知っておいた方がよいデメリットや注意点もあります。まず家全体のリフォームをする場合などには、リフォーム費用だけでなく他の場所に移り住む必要があるため、その滞在費用など追加の費用についても考えておく必要があるでしょう。
また断熱すると気密性が高まりますが、空気の入れ替わりがなく部屋の湿気がたまりやすくなります。高気密化された家には24時間換気などが義務付けられており、新鮮な空気を取り込んで空気が循環するように工夫しましょう。
断熱材にはシロアリが好む建材もあり、また湿気もシロアリが好む環境であるためシロアリ対策についても考える必要があります。高気密性のメリットを受けながらも、空気を入れ替えて湿気をためないようにする注意が必要です。
国や自治体が後押しする断熱リフォーム
日本では2030年度温室効果ガスを、2013年度と比較して46%排出削減するという目標があります。また2050年までに温室効果ガスの排出量を吸収量と同じにして、全体として排出0にするという目標(カーボンニュートラル)もあるのです。そのため断熱による省エネ対策は、国として推進する事業といえます。
国がすすめる断熱化による環境保全
日本での電気やガスエネルギー消費量の3割は、飲食店やホテル、学校をはじめとする建築物の分野が占めているのです。そのため令和4年には建物が省エネ基準を満たすことを義務付ける法令が改正されました。建築物の分野で、より省エネを押しすすめる政策がとられています。
断熱リフォームは、電気やガスエネルギーの省エネ対策であり、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの排出を減らす対策の一つです。そのため国からも後押しされるリフォームとなります。
断熱リフォームの国や自治体からの補助金
断熱リフォームで使える補助金は、既存住宅における断熱リフォーム支援事業、次世代省エネ建材の実証支援事業、こどもエコすまい支援事業、長期優良化リフォーム推進事業などです。この他、各自治体からの補助金もあります。これらは使う建材や断熱する場所によっても補助金の内容が変わりますので確認が必要です。
また高齢者が健康で住みやすい環境にする目的で、ヒートショック対策のため風呂場をユニットバスにリフォームする場合は、介護保険の対象にもなります。これらの補助金は事前登録が必要なものもあるため、リフォームを始める前に取り扱い業者に相談してみてください。
断熱リフォームは減税の対象となる
断熱リフォームは減税の対象ともなり、税金上の優遇措置もあります。所得税の控除や固定資産税の減税対象となり、工事をした年度に確定申告を行うと、還付金を受け取ることができるのです。また、父母からリフォーム資金の援助を受けた場合は贈与税の優遇制度もありますのでうまく利用してください。
まとめ
断熱リフォームは手軽な窓のリフォームから、天井や床など家全体を断熱するものまでありました。家の中の温度差を減らすことは、長い目でみて人の健康、家のメンテナンス、そして光熱費などお財布にもやさしいものなのです。断熱リフォームは国の温室効果ガス削減目標のための大切な事業であるため、国や自治体からも様々な補助金がでています。断熱をうまく利用して、一年を通して快適な家での生活を送りましょう。
断熱リフォームならアップリフォームにおまかせください!
当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市など多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム・リノベーションもお任せください!
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