2023.05.12ブログ
大規模リフォームとは?費用相場や注意点などを解説
家をリフォームすることで、住まいの価値を高め、快適な生活を送ることができるようになります。
「大規模なリフォームをするか?」「建て替えるか?」で悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、大規模なリフォームを検討している方に向けて、大規模リフォームの費用相場や注意点、建て替えとの違いなどを詳しく解説していきます。
大規模リフォームとは?
「フルリフォーム」や「スケルトンリフォーム」とも呼ばれる大規模リフォーム。建物を構造体のみにして、ライフスタイルや理想に合わせた家に作り替えます。
築年数の古い住宅でも、まるで新築のように蘇らせることができるのが大規模リフォームです。
大規模リフォームは構造体まで解体をするので、水道配管などを大きく移動することができます。水回りの位置を変更したり、間取りを大きく変更したりと、より理想的な住まいを実現できるのが大きな魅力です。
大規模リフォームにはいくらかかる?
古い住宅も新築のように蘇らせることができる大規模リフォームですが、一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
大規模リフォームにはいくつかの項目があります。
・間取り変更のリフォーム
・床・クロスのリフォーム
・キッチンのリフォーム
・風呂・トイレのリフォーム
・外壁・屋根のリフォーム
リフォームに必要な費用の相場を項目ごとに詳しく見ていきましょう。
間取り変更リフォームの費用
大規模リフォームの間取り変更は、一度壁を撤去する必要があります。
大規模な工事が必要な間取り変更のリフォームは、どの程度変更するかによって費用が大きく変わってきます。
間仕切り壁の撤去を行う場合、壁のまわりの補修工事も含め、1箇所につき5〜25万円ほどの費用がかかります。
逆に、間仕切り壁を新たに設置する場合は1箇所につき8〜25万円程度が相場です。
既存の間取りと叶えたい間取りによってさまざまですが、総額で400万円近くかかるケースもあります。
床・クロスのリフォーム費用
床やクロスのリフォームは、どのグレードのものを採用するかによって費用が大きく変わります。
床材の交換の場合、1帖につき約1〜7万円程度の費用が。クロスの交換は、1㎡につき800〜1500円ほどの費用がかかります。
せっかく大規模なリフォームをするなら、家全体に統一感が出るようにまとめて取り替えてしまいたいものですよね。
採用する商品のグレードによって費用が大きく変わるので、デザインや機能、費用などのバランスを考えて最適なものを選びましょう。
キッチンのリフォーム費用
キッチンのリフォームは、50〜100万円が相場です。
導入するキッチンのグレードやタイプによって費用は大きく変わってきます。
毎日使うキッチンは、湿気などの影響もあり他の箇所に比べて劣化しやすい場所です。設置から20年ほど経過したらリフォームをするのが望ましいと言われています。
風呂・トイレのリフォーム費用
風呂のリフォームは、ユニットバスに交換する場合で50〜150万円程度の費用がかかります。洗面所や脱衣所のリフォームもするとプラスで10〜50万円ほどの費用がかかると覚えておきましょう。
トイレのリフォームは、15〜50万円程度。導入するトイレの種類によって費用は大きく変わってきます。
外壁・屋根のリフォーム費用
外壁・屋根のリフォームは、塗装をするだけで良いのか、葺き替えが必要なのかによって費用が大きく変わってきます。
外壁の塗装の場合、一般的な30坪ほどの住宅だと50〜180万円程度。重ね張りや張替えが必要な場合は、150〜300万円程度の費用がかかります。
屋根の塗装は、15〜100万円程度。重ね葺きや葺き替えが必要な場合は50〜260万円程度の費用がかかります。
外壁も屋根も、使用する塗料などの種類によって費用が大きく変わってきます。
大規模リフォームにかかるその他の費用
大規模なリフォームには、工事費用以外にも必要になるその他の費用があります。
・工事請負契約の印紙代
・仮住まいへの引越し費用や賃料
・トランクルームなどのレンタル費用
意外と忘れがちなこれらの費用に関しても、事前にしっかりと把握しておきましょう。
大規模リフォームと建て替えどっちが良い?
大規模なリフォームを検討していると、「建て替えの方が良いのでは?」と疑問に思うこともあるでしょう。
なかには、大規模リフォームをするよりも建て替えてしまった方が費用を抑えられるケースもあります。
では、大規模リフォームにするのか建て替えにするのか、どのようなポイントで決めれば良いのでしょうか。ポイントは3つあります。
・予算
・築年数
・工法
ひとつずつ見ていきましょう。
予算
予算に限りが無いのであれば、大規模リフォームでも建て替えでもどちらでも問題はないでしょう。ライフスタイルや既存の住宅の状態に合わせて選択しましょう。
しかし、ほとんどの場合予算には限りがあります。限りある予算のなかで、理想の住宅にできるのはどちらなのか、リフォーム会社に相談し、最適な選択をする必要があります。
築年数
日本の住宅の耐用年数は、20〜30年ほど。築50年を超えた建物は老朽化により配管などの補修工事が必要なケースがほとんどです。その場合、大規模リフォームでは対応できない可能性が高いです。
また、リフォームが可能な住宅であっても、状態によっては大規模リフォームの方が費用が高くなってしまう可能性もあります。
建物の状態を専門家に確認してもらい、大規模リフォームで対応できるのか、建て替えが必要なのかを判断してもらいましょう。
工法
建物がどのような工法で建てられているかで、選択肢が変わってきます。
「ツーバイフォー工法」や「RC造」と呼ばれる工法で建てられた住宅は、建物を壁によって支えているので、間取りの変更をすることができないケースがほとんど。これらの工法で建てられた住宅の間取りを変更したい場合、建て替えという選択肢しかないケースが多いです。
大規模リフォームをする時の注意点
大規模なリフォームをおこなううえで注意しておきたいポイントについて紹介します。
主な注意点は以下の3つです。
・相見積もりで相場を確認する
・仮住まいの場所を確保する
・使える補助金や助成金がないか確認する
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
相見積もりで相場を把握する
リフォームをすることを決めたら、まずは業者に依頼して見積もりを出してもらいます。
1つの会社で納得できるのであれば問題はありませんが、いくつかの会社に見積もりを取る「相見積もり」を取ることがおすすめ。
自宅のリフォーム費用の相場を把握し、予算やライフスタイルに合った最適な会社を選択することができるからです。
相見積もりは、通常2〜3社ほどで依頼し、工事内容や予算などを比較しましょう。
仮住まいの場所を確保する
大規模なリフォームの場合、工事期間が長期に渡る可能性も。
工事の間、住むことができないケースも多いので、その間暮らすための仮住まいが必要になります。
直前になって焦らないためにも、事前にマンスリーマンションなどを借りることを検討しておきましょう。
その際、仮住まいの賃料と引越し費用がかかる点も把握しておく必要があります。
自宅から仮住まいへの引っ越しと、仮住まいから完成後の自宅への引っ越しの計2回の引っ越しが必要です。2回分の引越し費用が必要な点に注意しましょう。
使える補助金や助成金がないか確認する
リフォームをおこなう場合、補助金や助成金が受け取れる可能性があります。
エコリフォームに対する補助金や子育て世帯向けの補助金など、さまざまな種類が用意されています。
国や地方自治体がおこなっている補助金制度で自分たちのリフォームに当てはまり、活用できるものがないか、事前に確認しておきましょう。
まとめ
大規模リフォームの費用相場や、注意点などについて紹介しました。
大規模リフォームは、住宅をより快適に住みやすくすることができる工事です。
相見積もりや仮住まいの確保、使える補助金など、事前にしっかりと確認し計画的におこないましょう。
大規模リフォームにするのか、建て替えにするのかも悩ましいポイント。リフォーム業者とよく話し合って、理想のライフスタイルを叶える素敵なおうちを手に入れてみてくださいね。
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