2023.05.19ブログ
自宅に防音室を設置したい!リフォームを行う際の注意点や費用相場を解説
自宅で過ごす時間が増えたことで、家でゆっくりと映画を鑑賞したり新たに楽器を始めたりと、趣味に費やす時間が増えたという方も多いのではないでしょうか。
せっかく自宅で趣味を楽しむなら、誰にも邪魔されることなく近所迷惑も気にすることなく集中して楽しみたいですよね?
そこで注目されているのが、自宅に防音室を設置するリフォーム。
今回は、自宅に防音室を設置するメリット・デメリットやリフォームの費用相場、注意点などを紹介します。
そもそも防音室は、どういう仕組みで防音をしているのでしょうか。
音は壁にぶつかると、反射するものと壁を通り抜けるものの2つに分かれます。
この、通り抜ける音をできるだけ小さくした部屋のことを防音室と言います。
防音のために必要なのは「遮音」と「吸音」です。
遮音性と吸音性を高めることで、効果的に防音をすることができます。
それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。
「音を遮断」するのが遮音。部屋の中から外に音が漏れ出すのを遮ることが、防音室にはとても重要です。
しかし、遮音だけしていれば良いわけではありません。遮音性能だけを高めると、部屋の中に音が響きすぎてしまいます。
遮音性能だけが高い部屋に長時間いることで、不快感を感じたり、気分が悪くなったりといった苦痛を感じると言われています。
次に紹介する吸音性を同時に高めることによって、快適な防音室を作ることができます。
「吸音」とはその名の通り、音を吸収すること。
音を吸収することで、部屋に反響する音を調整することができます。
壁に吸音材を使用することで効果的に音を吸収してくれます。
遮音性と吸音性を高めることが、防音室をつくるにはとても重要なポイントです。
快適に趣味に没頭できる防音室。
自宅に設置することのメリットやデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
自宅に防音室を設置するメリットは、なんといっても近所迷惑を気にすることなく思いっきり趣味に没頭できることです。
部屋の中の音が外に漏れ出るのを防ぎ、部屋の外の音も聞こえないので、趣味や仕事に集中したい人にとっては最高の環境と言えます。
近所だけでなく、家の中にいる他の家族にも気を使うことなく集中することができます。
また、小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんの遊びスペースにも最適。
防音室なら、お子さんが元気に走り回って遊んだとしても、近所迷惑になることはほとんどないでしょう。
自宅に防音室を設置することのデメリットとして挙げられるのは、費用面と重さです。
高い性能を持った防音室を作るには、それなりの費用がかかります。
さらに、防音室を設置すると部屋自体が重たくなってしまうので、設置できる条件をクリアする必要があります。
コンクリート造のマンションなどであれば問題なく設置できる可能性が高いですが、木造住宅の2階などには設置できないケースも。
重さに加えて、部屋自体が少し狭くなってしまう点も考慮する必要があります。
実際に自宅に防音室を設置するには、大きく2つの方法があります。
・組み立て式防音ユニットを設置する
・一部屋まるごと防音室にリフォーム
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
リフォームよりも手軽に防音室を手に入れる方法が、「組み立て式防音ユニット」です。
コストを抑えたい方や、賃貸のためリフォームができないという方におすすめ。
組み立て・分解ができるので、引越しをしてもまた使うことができる点がメリットです。
もうひとつの方法が、「一部屋まるごと防音室にリフォームする」というもの。
自宅で本格的に楽器の練習をしたい方や、広いスペースが必要な方におすすめです。
部屋全体に防音工事を施すことで、まるごと防音室にリフォームします。
自宅に防音室を設置するために一部屋まるごとリフォームをする場合、必要になる工事は以下の4つです。
・壁のリフォーム
・窓のリフォーム
・床のリフォーム
・ドアのリフォーム
それぞれどのような工事を行うのか、詳しく見ていきましょう。
壁の内部に「遮音シート」や「吸音シート」を入れる工事をすることで防音性能を高められます。
遮音シートと吸音シートを敷き詰め、さらに石膏ボードを取り付ける工事を行います。
窓の防音性能を高めるには、防音ガラスに取り替える方法と、二重窓にして防音性を高める方法の2種類があります。
防音ガラスはその名の通り防音性能が高いガラスのことです。取り替えるだけで部屋の防音性能を高めてくれます。
二重窓は、今ある窓の内側にもう一枚窓ガラスを取り付けることで防音性能を高めることができる方法です。
床は、音の振動が伝わりやすい箇所。特にドラムなどの大きな楽器を演奏したり、スピーカーなどを使用したりといった使い方をする場合には、しっかりとした防音対策が必要です。
床下に遮音性や吸音性に優れた素材を入れる方法や、防音効果のある床材に張り替える方法があります。
これらの工事をしたうえで、さらに「防音カーペット」などを使用することで、より高い防音効果が期待できます。
意外と見落としがちなのがドアのリフォーム。
実は、ドアからの音漏れは非常に大きく、ドアのリフォームを忘れてしまうとせっかく作った防音室も十分に効果を発揮することができません。
スチール製のずっしりとした防音ドアを使用することで、防音性能を高めることができます。
木製の防音ドアもありますが、より高い防音効果を得たい場合はスチール製のものがおすすめです。
防音室を設置するリフォームにはどれくらいの費用が必要なのでしょうか。
どのくらいの防音性能が必要なのかによって、費用が少しずつ変わってきます。
・ホームシアターとして使用する場合…150〜300万円
・ピアノの練習部屋として使用する場合…200〜500万円
・ドラムやスピーカーなどを使用する場合…300〜500万円
防音室をどのような目的で使用するのかによって費用が変わってきます。
使用目的を考えて、最適な工事を行うことが大切です。
防音室を設置するには、どのような目的で使用するかを考えることが大切だと説明しました。
ではその他に、防音室を設置するリフォームにはどのような注意点があるのでしょうか。
主な注意点は以下の3つです。
・部屋の広さ
・床の強度
・マンションの場合は規約を確認
ひとつずつ見ていきましょう。
防音室をどのような目的で使用するかによって、必要な部屋の広さが変わってきます。
使用目的に合わせた最適な部屋の広さを確保しましょう。
ホームシアターなどで使用するのであれば、そこまで広さを考慮する必要はありませんが、楽器の演奏などで使用したい場合、ある程度の広さが必要です。
ピアノやドラムなどの演奏を行う場合には、1〜5帖ほどのスペースが。バンドの練習などのような複数人で使用する場合には、5帖以上のスペースが必要になります。
防音性の高い部屋にするためには、床の強度が重要。
防音性能を高めるために、遮音性の高い「重い」素材を使用する必要があるためです。
床の強度が低い場合、重い遮音材を使用することができないため、高い防音性能のある防音室を設置することができません。
防音室に限らず、マンションのリフォームをする際には必ずマンションの管理規約を確認する必要があります。
管理規約はマンションによって内容が異なり、窓などの共用部分のリフォームを禁止しているというケースも多いです。
思い通りの防音工事が行えない可能性もあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
防音室は、周囲を気にせず自宅で趣味に没頭できる魅力的な部屋です。
遮音性と吸音性を高めることにより、快適な防音室を作ることができます。
使用目的に合わせた防音室を作ることで、快適な趣味の時間を気兼ねなく楽しめますよ。
マンションの規約や床の強度などで制約が出てしまう可能性もありますが、信頼できるリフォーム業者に相談し、ライフスタイルにぴったりな防音室を作ってみてくださいね。
せっかく自宅で趣味を楽しむなら、誰にも邪魔されることなく近所迷惑も気にすることなく集中して楽しみたいですよね?
そこで注目されているのが、自宅に防音室を設置するリフォーム。
今回は、自宅に防音室を設置するメリット・デメリットやリフォームの費用相場、注意点などを紹介します。
防音室の仕組み
そもそも防音室は、どういう仕組みで防音をしているのでしょうか。
音は壁にぶつかると、反射するものと壁を通り抜けるものの2つに分かれます。
この、通り抜ける音をできるだけ小さくした部屋のことを防音室と言います。
防音のために必要なのは「遮音」と「吸音」です。
遮音性と吸音性を高めることで、効果的に防音をすることができます。
それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。
遮音
「音を遮断」するのが遮音。部屋の中から外に音が漏れ出すのを遮ることが、防音室にはとても重要です。
しかし、遮音だけしていれば良いわけではありません。遮音性能だけを高めると、部屋の中に音が響きすぎてしまいます。
遮音性能だけが高い部屋に長時間いることで、不快感を感じたり、気分が悪くなったりといった苦痛を感じると言われています。
次に紹介する吸音性を同時に高めることによって、快適な防音室を作ることができます。
吸音
「吸音」とはその名の通り、音を吸収すること。
音を吸収することで、部屋に反響する音を調整することができます。
壁に吸音材を使用することで効果的に音を吸収してくれます。
遮音性と吸音性を高めることが、防音室をつくるにはとても重要なポイントです。
自宅に防音室を設置するメリット・デメリット
快適に趣味に没頭できる防音室。
自宅に設置することのメリットやデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
メリット
自宅に防音室を設置するメリットは、なんといっても近所迷惑を気にすることなく思いっきり趣味に没頭できることです。
部屋の中の音が外に漏れ出るのを防ぎ、部屋の外の音も聞こえないので、趣味や仕事に集中したい人にとっては最高の環境と言えます。
近所だけでなく、家の中にいる他の家族にも気を使うことなく集中することができます。
また、小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんの遊びスペースにも最適。
防音室なら、お子さんが元気に走り回って遊んだとしても、近所迷惑になることはほとんどないでしょう。
デメリット
自宅に防音室を設置することのデメリットとして挙げられるのは、費用面と重さです。
高い性能を持った防音室を作るには、それなりの費用がかかります。
さらに、防音室を設置すると部屋自体が重たくなってしまうので、設置できる条件をクリアする必要があります。
コンクリート造のマンションなどであれば問題なく設置できる可能性が高いですが、木造住宅の2階などには設置できないケースも。
重さに加えて、部屋自体が少し狭くなってしまう点も考慮する必要があります。
自宅に防音室を設置する方法
実際に自宅に防音室を設置するには、大きく2つの方法があります。
・組み立て式防音ユニットを設置する
・一部屋まるごと防音室にリフォーム
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
組み立て式防音ユニットを設置する
リフォームよりも手軽に防音室を手に入れる方法が、「組み立て式防音ユニット」です。
コストを抑えたい方や、賃貸のためリフォームができないという方におすすめ。
組み立て・分解ができるので、引越しをしてもまた使うことができる点がメリットです。
一部屋まるごと防音室にリフォーム
もうひとつの方法が、「一部屋まるごと防音室にリフォームする」というもの。
自宅で本格的に楽器の練習をしたい方や、広いスペースが必要な方におすすめです。
部屋全体に防音工事を施すことで、まるごと防音室にリフォームします。
自宅に防音室を設置するために必要なリフォーム
自宅に防音室を設置するために一部屋まるごとリフォームをする場合、必要になる工事は以下の4つです。
・壁のリフォーム
・窓のリフォーム
・床のリフォーム
・ドアのリフォーム
それぞれどのような工事を行うのか、詳しく見ていきましょう。
壁のリフォーム
壁の内部に「遮音シート」や「吸音シート」を入れる工事をすることで防音性能を高められます。
遮音シートと吸音シートを敷き詰め、さらに石膏ボードを取り付ける工事を行います。
窓のリフォーム
窓の防音性能を高めるには、防音ガラスに取り替える方法と、二重窓にして防音性を高める方法の2種類があります。
防音ガラスはその名の通り防音性能が高いガラスのことです。取り替えるだけで部屋の防音性能を高めてくれます。
二重窓は、今ある窓の内側にもう一枚窓ガラスを取り付けることで防音性能を高めることができる方法です。
床のリフォーム
床は、音の振動が伝わりやすい箇所。特にドラムなどの大きな楽器を演奏したり、スピーカーなどを使用したりといった使い方をする場合には、しっかりとした防音対策が必要です。
床下に遮音性や吸音性に優れた素材を入れる方法や、防音効果のある床材に張り替える方法があります。
これらの工事をしたうえで、さらに「防音カーペット」などを使用することで、より高い防音効果が期待できます。
ドアのリフォーム
意外と見落としがちなのがドアのリフォーム。
実は、ドアからの音漏れは非常に大きく、ドアのリフォームを忘れてしまうとせっかく作った防音室も十分に効果を発揮することができません。
スチール製のずっしりとした防音ドアを使用することで、防音性能を高めることができます。
木製の防音ドアもありますが、より高い防音効果を得たい場合はスチール製のものがおすすめです。
防音室を設置するリフォームの費用相場
防音室を設置するリフォームにはどれくらいの費用が必要なのでしょうか。
どのくらいの防音性能が必要なのかによって、費用が少しずつ変わってきます。
・ホームシアターとして使用する場合…150〜300万円
・ピアノの練習部屋として使用する場合…200〜500万円
・ドラムやスピーカーなどを使用する場合…300〜500万円
防音室をどのような目的で使用するのかによって費用が変わってきます。
使用目的を考えて、最適な工事を行うことが大切です。
防音室を設置するリフォームの注意点
防音室を設置するには、どのような目的で使用するかを考えることが大切だと説明しました。
ではその他に、防音室を設置するリフォームにはどのような注意点があるのでしょうか。
主な注意点は以下の3つです。
・部屋の広さ
・床の強度
・マンションの場合は規約を確認
ひとつずつ見ていきましょう。
部屋の広さ
防音室をどのような目的で使用するかによって、必要な部屋の広さが変わってきます。
使用目的に合わせた最適な部屋の広さを確保しましょう。
ホームシアターなどで使用するのであれば、そこまで広さを考慮する必要はありませんが、楽器の演奏などで使用したい場合、ある程度の広さが必要です。
ピアノやドラムなどの演奏を行う場合には、1〜5帖ほどのスペースが。バンドの練習などのような複数人で使用する場合には、5帖以上のスペースが必要になります。
床の強度
防音性の高い部屋にするためには、床の強度が重要。
防音性能を高めるために、遮音性の高い「重い」素材を使用する必要があるためです。
床の強度が低い場合、重い遮音材を使用することができないため、高い防音性能のある防音室を設置することができません。
マンションの場合は規約を確認
防音室に限らず、マンションのリフォームをする際には必ずマンションの管理規約を確認する必要があります。
管理規約はマンションによって内容が異なり、窓などの共用部分のリフォームを禁止しているというケースも多いです。
思い通りの防音工事が行えない可能性もあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
防音室は、周囲を気にせず自宅で趣味に没頭できる魅力的な部屋です。
遮音性と吸音性を高めることにより、快適な防音室を作ることができます。
使用目的に合わせた防音室を作ることで、快適な趣味の時間を気兼ねなく楽しめますよ。
マンションの規約や床の強度などで制約が出てしまう可能性もありますが、信頼できるリフォーム業者に相談し、ライフスタイルにぴったりな防音室を作ってみてくださいね。
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