2023.06.30ブログ
中古戸建を購入してリフォームするには?注意点やメリット・デメリットを解説
中古の一戸建ての住宅を購入してリフォームする方が増えています。新築を購入するよりも安く、理想の住まいを手に入れることができる中古戸建リフォームですが、注意しなければならないことも多く、素人にはよくわからないことも多いもの。立地や見た目だけで購入を決めて、後悔したというケースも少なくありません。
そこで今回は、購入してから後悔するようなことがないように、中古戸建を購入してリフォームするメリットやデメリット、注意点などを詳しく解説します。
新築住宅ではなく、あえて中古の戸建住宅を購入してリフォームするのには、さまざまなメリットがあります。
・新築を購入するよりも費用を抑えられる
・物件の選択肢が豊富
・好みの内装や間取りにできる
これらのメリットについてひとつずつ詳しく見ていきましょう。
最も大きなメリットが、新築の住宅を購入するよりも費用を抑えて理想のマイホームを手に入れることができる点です。
住宅の価格は、築年数に比例して少しずつ下がっていきます。築年数が古いほど物件の価格も安くなるのです。そのため、中古戸建を購入してリフォームする方が安く物件を購入できます。
中古物件の購入費用とリフォーム費用を合わせても、新築住宅を購入するよりも安くなるケースがほとんどです。
駅や商業施設に近い便利な土地には、すでに多くの住宅やマンションが建っています。「ここに住みたい!」と思っても、土地が空いていないことには家を建てることができません。人気のエリアに新たに新築住宅を建てるのは、競争率がとても高いのです。
一方の中古住宅の場合は、すでにさまざまな場所に建てられており、売りに出されている物件から選ぶことができるので、新築に比べて土地や物件の選択肢が豊富です。理想の立地や広さ、間取りなどを妥協せずに選ぶことができるのは、中古戸建リフォームの大きなメリットです。
新築の建売住宅は、すでに内装デザインや間取りが決まっているため、好みに合わせた家にすることができません。購入者が決められるのはクロスのデザインや設備のグレードくらいのものでしょう。
一方の中古戸建ての場合は、購入後にリフォームすることで理想の内装や間取りにすることができます。こだわりを詰め込んだ理想のマイホームを実現できるのです。
さらに、戸建住宅のリフォームにはマンションのような管理規約がないので、ほとんど制限されることもなく理想通りの住まいが実現できます。
新築住宅よりも安く、理想の土地に好みの内装や間取りの住宅を購入できる中古戸建リフォームですが、いくつかのデメリットもあります。
・住宅の耐震性が低い場合がある
・購入から入居までに時間がかかる
・構造部分が老朽化している可能性がある
デメリットを把握しておかないと、購入してから後悔してしまう原因になりかねません。しっかりと把握し、検討することが大切です。
中古戸建を購入してリフォームするデメリットについて詳しく見ていきましょう。
現在の住宅には、1981年に改訂された新しい建築基準法の耐震基準が適応されています。そのため、それ以前に建てられた住宅は現在の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。
古い耐震基準で建てられた戸建住宅を購入する場合、リフォーム時に耐震補強工事を行う必要があります。
耐震補強工事にかかる費用分、工事費用が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
建売住宅を購入する場合や、中古住宅を購入してそのまま住む場合に比べて、購入してから入居できるまでの期間が長くなります。購入してからリフォーム工事を行うので、その間は入居することができません。
場合によっては仮住まいが必要なこともあります。仮住まいの家賃や、引越し費用がかかる点も押さえておきましょう。
構造体のみにしてほとんど全ての箇所をリフォームする、スケルトンリフォームをするケース以外では、構造部分が老朽化していても確認できないこともあります。
特に木造住宅の場合、見えない部分がシロアリに侵食されていたり、湿気で木材が腐っていたりといったケースが少なくありません。
リフォーム工事中にこのような老朽化に気付いた場合、追加で修繕工事が必要になるので、想定していたよりも費用がかかってしまう可能性もあります。
中古戸建を購入してリフォームするときには、新築の購入にはない注意点が多くあります。
・希望のリフォームが可能な物件かどうか確認する
・新築より住宅ローンが通りにくい
・不安な場合は住宅診断を実施する
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
建物の構造によっては、希望しているリフォームができないことも。購入してから後悔することがないように、叶えたい理想のリフォームが可能な物件かどうか、事前にリフォーム業者や専門家に確認しておきましょう。
新築住宅の購入に比べると、中古戸建の購入は、住宅ローンの審査が厳しい傾向にあります。築年数が経っている住宅は、資産価値が低く住宅ローンの担保としての価値が低くなってしまうからです。
ある程度予算や費用に余裕を持った計画を立てるようにしましょう。
理想の土地に理想の物件を見つけたとしても、実際に見てみないと物件の状態がわからないのが、中古戸建の怖いところ。素人目に見てきれいな物件でも、構造部分が傷んでしまっていることも少なくありません。
不安な場合は住宅診断を実施して、プロの目でしっかりと判断してもらうのがおすすめです。専門家に確認してもらうことで、明らかな欠陥住宅やリノベーションに適していない物件の購入を回避できます。
中古戸建を購入してリフォームするときの物件の選び方のポイントについて紹介します。
・安全な場所にあるか確認する
・基礎や土台がしっかりしているか確認する
・新しい耐震基準で建てられているか確認する
ひとつずつ詳しく見ていきます。
建物自体の耐震性や耐久性も重要ですが、そもそも建物が建っている場所が危険な場所では、意味がありません。地震や台風、大雨などの自然災害が多い日本では、強固な地盤の上に家を建てることがとても重要です。
国や自治体が公開しているハザードマップなどを活用し、自分が購入を検討している物件が安全な場所に建てられているかを確認しましょう。
家の建っている土地の基礎や土台がしっかりしているかどうかも、選ぶときの重要なポイントです。
万が一、基礎や土台に何かしらの問題があった場合、当初想定していたよりも大掛かりな工事が必要になってしまうこともあります。費用も高額になってしまうので、事前に必ず確認しておきましょう。
1981年以降に建てられた建物には、新しい耐震基準が採用されています。
しかし、それ以前の建物は、古い耐震基準のもとで作られているため、耐震性に不安があります。
リフォームをする場合、耐震性能を補強するために大掛かりな工事が必要になってしまい、想定よりも費用がかかってしまいます。購入前に必ず耐震性能についても確認しておきましょう。
新築住宅を購入するよりも安く、理想のマイホームを実現できる中古戸建のリフォーム。
物件の選択肢が豊富な点も大きな魅力です。
理想の土地に理想の住まいが叶えられる中古戸建リフォームですが、住宅の構造によっては理想のリフォームをおこなえないことも少なくありません。耐震性能や地盤のことなど、注意しておかなければならないポイントもたくさん。注意点をしっかりと把握して、リフォーム業者とコミュニケーションを取りつつ、理想の住まいを叶えてみてくださいね。
そこで今回は、購入してから後悔するようなことがないように、中古戸建を購入してリフォームするメリットやデメリット、注意点などを詳しく解説します。
中古戸建を購入してリフォームするメリット
新築住宅ではなく、あえて中古の戸建住宅を購入してリフォームするのには、さまざまなメリットがあります。
・新築を購入するよりも費用を抑えられる
・物件の選択肢が豊富
・好みの内装や間取りにできる
これらのメリットについてひとつずつ詳しく見ていきましょう。
新築を購入するよりも費用を抑えられる
最も大きなメリットが、新築の住宅を購入するよりも費用を抑えて理想のマイホームを手に入れることができる点です。
住宅の価格は、築年数に比例して少しずつ下がっていきます。築年数が古いほど物件の価格も安くなるのです。そのため、中古戸建を購入してリフォームする方が安く物件を購入できます。
中古物件の購入費用とリフォーム費用を合わせても、新築住宅を購入するよりも安くなるケースがほとんどです。
物件の選択肢が豊富
駅や商業施設に近い便利な土地には、すでに多くの住宅やマンションが建っています。「ここに住みたい!」と思っても、土地が空いていないことには家を建てることができません。人気のエリアに新たに新築住宅を建てるのは、競争率がとても高いのです。
一方の中古住宅の場合は、すでにさまざまな場所に建てられており、売りに出されている物件から選ぶことができるので、新築に比べて土地や物件の選択肢が豊富です。理想の立地や広さ、間取りなどを妥協せずに選ぶことができるのは、中古戸建リフォームの大きなメリットです。
好みの内装や間取りにできる
新築の建売住宅は、すでに内装デザインや間取りが決まっているため、好みに合わせた家にすることができません。購入者が決められるのはクロスのデザインや設備のグレードくらいのものでしょう。
一方の中古戸建ての場合は、購入後にリフォームすることで理想の内装や間取りにすることができます。こだわりを詰め込んだ理想のマイホームを実現できるのです。
さらに、戸建住宅のリフォームにはマンションのような管理規約がないので、ほとんど制限されることもなく理想通りの住まいが実現できます。
中古戸建を購入してリフォームするデメリット
新築住宅よりも安く、理想の土地に好みの内装や間取りの住宅を購入できる中古戸建リフォームですが、いくつかのデメリットもあります。
・住宅の耐震性が低い場合がある
・購入から入居までに時間がかかる
・構造部分が老朽化している可能性がある
デメリットを把握しておかないと、購入してから後悔してしまう原因になりかねません。しっかりと把握し、検討することが大切です。
中古戸建を購入してリフォームするデメリットについて詳しく見ていきましょう。
住宅の耐震性が低い場合がある
現在の住宅には、1981年に改訂された新しい建築基準法の耐震基準が適応されています。そのため、それ以前に建てられた住宅は現在の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。
古い耐震基準で建てられた戸建住宅を購入する場合、リフォーム時に耐震補強工事を行う必要があります。
耐震補強工事にかかる費用分、工事費用が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
購入から入居までに時間がかかる
建売住宅を購入する場合や、中古住宅を購入してそのまま住む場合に比べて、購入してから入居できるまでの期間が長くなります。購入してからリフォーム工事を行うので、その間は入居することができません。
場合によっては仮住まいが必要なこともあります。仮住まいの家賃や、引越し費用がかかる点も押さえておきましょう。
構造部分が老朽化している可能性がある
構造体のみにしてほとんど全ての箇所をリフォームする、スケルトンリフォームをするケース以外では、構造部分が老朽化していても確認できないこともあります。
特に木造住宅の場合、見えない部分がシロアリに侵食されていたり、湿気で木材が腐っていたりといったケースが少なくありません。
リフォーム工事中にこのような老朽化に気付いた場合、追加で修繕工事が必要になるので、想定していたよりも費用がかかってしまう可能性もあります。
中古戸建を購入してリフォームするときの注意点
中古戸建を購入してリフォームするときには、新築の購入にはない注意点が多くあります。
・希望のリフォームが可能な物件かどうか確認する
・新築より住宅ローンが通りにくい
・不安な場合は住宅診断を実施する
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
希望のリフォームが可能な物件かどうか確認する
建物の構造によっては、希望しているリフォームができないことも。購入してから後悔することがないように、叶えたい理想のリフォームが可能な物件かどうか、事前にリフォーム業者や専門家に確認しておきましょう。
新築より住宅ローンが通りにくい
新築住宅の購入に比べると、中古戸建の購入は、住宅ローンの審査が厳しい傾向にあります。築年数が経っている住宅は、資産価値が低く住宅ローンの担保としての価値が低くなってしまうからです。
ある程度予算や費用に余裕を持った計画を立てるようにしましょう。
不安な場合は住宅診断を実施する
理想の土地に理想の物件を見つけたとしても、実際に見てみないと物件の状態がわからないのが、中古戸建の怖いところ。素人目に見てきれいな物件でも、構造部分が傷んでしまっていることも少なくありません。
不安な場合は住宅診断を実施して、プロの目でしっかりと判断してもらうのがおすすめです。専門家に確認してもらうことで、明らかな欠陥住宅やリノベーションに適していない物件の購入を回避できます。
中古戸建を購入してリフォームするときの物件の選び方
中古戸建を購入してリフォームするときの物件の選び方のポイントについて紹介します。
・安全な場所にあるか確認する
・基礎や土台がしっかりしているか確認する
・新しい耐震基準で建てられているか確認する
ひとつずつ詳しく見ていきます。
安全な場所にあるか確認する
建物自体の耐震性や耐久性も重要ですが、そもそも建物が建っている場所が危険な場所では、意味がありません。地震や台風、大雨などの自然災害が多い日本では、強固な地盤の上に家を建てることがとても重要です。
国や自治体が公開しているハザードマップなどを活用し、自分が購入を検討している物件が安全な場所に建てられているかを確認しましょう。
基礎や土台がしっかりしているか確認する
家の建っている土地の基礎や土台がしっかりしているかどうかも、選ぶときの重要なポイントです。
万が一、基礎や土台に何かしらの問題があった場合、当初想定していたよりも大掛かりな工事が必要になってしまうこともあります。費用も高額になってしまうので、事前に必ず確認しておきましょう。
新しい耐震基準で建てられているか確認する
1981年以降に建てられた建物には、新しい耐震基準が採用されています。
しかし、それ以前の建物は、古い耐震基準のもとで作られているため、耐震性に不安があります。
リフォームをする場合、耐震性能を補強するために大掛かりな工事が必要になってしまい、想定よりも費用がかかってしまいます。購入前に必ず耐震性能についても確認しておきましょう。
まとめ
新築住宅を購入するよりも安く、理想のマイホームを実現できる中古戸建のリフォーム。
物件の選択肢が豊富な点も大きな魅力です。
理想の土地に理想の住まいが叶えられる中古戸建リフォームですが、住宅の構造によっては理想のリフォームをおこなえないことも少なくありません。耐震性能や地盤のことなど、注意しておかなければならないポイントもたくさん。注意点をしっかりと把握して、リフォーム業者とコミュニケーションを取りつつ、理想の住まいを叶えてみてくださいね。
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