ちょっとした家の修理は、「自分でできるかもしれない」と思ったり、「どこかいい業者があれば頼みたい」と思ったり、なかなか修理を依頼できずにいるという方もいらっしゃるかもしれません。

今回、ちょっとした家の修理を頼みたいけれども、「どこに修理を頼めばいいのか分からない」という方に、修理業者の上手な探し方をご紹介します。

信頼できる業者に出会って不安や不満をすっきりと解消し、安心・安全な住まいを手に入れましょう。

 

 

マイホームにどんな不具合がある？

長年大切に使いながら住んでいても、家のどこかしらに不具合が出てくるものです。自分自身で補修したいけれども、素人では修理できるのか不安だというケースもあるでしょう。

住まいのちょっとした不具合や修理したい箇所にはどういったものがあるのでしょうか。

具体的にご紹介します。

 

 

クロスの修理

クロスの一部分が剥がれたり、ひび割れが見つかることがあります。ただし自分で直すには手が届かなかったり、同じ材質のクロスが手に入らなかったり、「いつか直そう」と思いながらも修理をせずに長年そのままにしているというご家庭もあるかもしれません。

 

 

壁穴の修理

うっかり物をぶつけて開いてしまった壁の穴。自分で修理しようにも方法が分からず放置しているということもあるでしょう。

補修の跡が目立たないようにすることは、素人では難しいものです。

壁の穴は見た目が悪いだけでなく、虫が入り込んだり、穴が広がってしまったりすることもあります。

 

 

ドアの修理

室内や玄関ドアのドアノブが緩くなったり、ドアが傾いて閉まりにくくなるなど、長年使用しているとドアにも不具合が生じることがあります。

また、閉める際に「バタン！」と大きな音が鳴るのを解消したいと思いながらも、誰に頼んでいいのか分からないというケースもあるでしょう。

 

 

網戸の修理

網戸は使い続けると、たわみが出てきたり、破れたりしますが、「どうやって修理しよう？」と思いながらそのままにしているご家庭もあるかと思います。

また市販の修理キットで試してみたけれども、上手に張替えできなかったという方がいらっしゃるかもしれません。

特に直射日光が当たる南側の網戸や雨風がよく当たる方の網戸は劣化が早いと言われています。

 

 

雨よけの波板の交換

カーポートやベランダ、物置の波板が割れてしまったり、穴が開いてしまったりと傷んだまま使用していませんか？

激しく傷んだまま使い続けると、台風などの災害時に飛んでしまう可能性があります。

 

 

家の修理を頼めるところは？

家の修理は自分でできそうに思えても、難しくて出来なかったり、出来栄えが悪かったりすることもあります。

ではどこに依頼するのがいいのでしょうか。

ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店や便利屋さんなどが思い浮かびますが、どこがいいのか決められないということもあるでしょう。

家の修理の依頼先をご紹介し、メリット・デメリットも解説いたします。

 

 

ハウスメーカー

住まいを建築したハウスメーカーに依頼することを真っ先に思い浮かべる方は多いでしょう。

ハウスメーカーではもちろん完成後の不具合に対応してくれますし、依頼する方もマイホームを建築してくれた会社ですので、信頼と安心感があります。

この点は大きなメリットです。

反面、ハウスメーカーは自社で施工を行うわけではなく、提携先の工務店に仕事を発注します。

そのため費用が割高になる面は否めません。

安心感というメリットはありますが、費用が割高になりがちというデメリットがあります。

 

 

リフォーム会社

家のリフォームを専門に行うリフォーム会社なら、小さな修繕から大規模なリフォームまで対応可能です。

そのため、「網戸を直してもらいたいけれども、壁紙も一緒に変えてほしい」といった、複数の不具合を同時に直してもらうことも可能です。

さらに、リフォーム会社には自社の職人を抱えるところもあります。

そういった会社を選ぶと、さまざまな不具合の修繕を依頼できるほか、余分な経費もかからず、ハウスメーカーに依頼するよりも低価格な見積を期待することができます。

デメリットとしては、会社によっては総合的な修理を引き受けることができる会社と、塗装だけ、水回りだけといった専門業者が存在します。

壁紙の修理を依頼したいのに、水回りだけといった専門業者に依頼してしまうと、望むような仕上がりにならない可能性があります。

依頼する前に、会社内容をよく調べることが大切です。

家のちょっとした修理ならば、家全体のリフォームを専門とした会社をおすすめします。

 

 

工務店

修繕をお願いするところを探していると、○○工務店といった社名を目にするかと思います。皆さんのなかには、「工務店とリフォーム会社って、どう違うの？」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

一般的には、工務店は大工を中心とした新築住宅の建築を請け負う業者であり、リフォーム会社は文字通り、住宅のリフォームを専門に行う会社となっています。

ただ、住宅建築だけでなくリフォームも引き受けている工務店も多く存在します。

リフォームに関する知識を備えた建築士・電気工事士など国家資格を持ったスペシャリストが在籍しているところも多くありますので、気になる工務店を見つけた際には、問い合わせてみましょう。

 

 

ホームセンター

全国展開する規模のホームセンターでは、住宅リフォームを行っているところがあります。

自宅近くに店舗があるならば立ち寄りやすいため、気軽に相談することもできるでしょう。

また壁紙やドアノブ、波板などが店頭にあれば、気に入ったものを選ぶこともできます。

ただし、経験が豊富で技術力のあるスタッフが在籍しているかどうかは、店舗によりばらつきがあるかもしれません。

 

 

便利屋

インターネット上で検索すると、住まいのちょっとした修理を専門とする便利屋のサイトが数多く表示されます。

修理してほしい場所の写真をメールで送信すると、自宅にいながら簡単に見積もり金額を連絡してくれる業者もあります。

壁や床の部分的な補修や壁紙の張り替えなどの修繕のほか、部屋干し竿の取り付け、障子の張り替えなど、さまざまな依頼をサイト上から簡単にできるメリットがあります。

ただし、国家資格や専門知識を持った担当者が修繕を行ってくれるのかが分からないこともあります。

費用をかけずにスピーディに補修してくれるとお得ですが、期待通りの仕上がりにならないことがあるかもしれませんので、実績や技術力について事前に確認することが大切です。

 

 

最適な業者探しのコツやポイントとは？

気に入ったリフォーム会社を見つけたとしても、自宅から遠い会社ですと出張費用が発生し割高になってしまうこともあります。

無駄な出費を抑えつつ、完成度の高い仕上がりを期待するにはどのような業者を選べばいいのでしょうか。

依頼する業者を決定する際のコツやポイントをご紹介します。

 

 

自宅から遠くない会社に依頼

先ほども触れましたが、自宅から遠い会社に依頼すると、ガソリン代などの出張費用を請求されることになり、費用が割高になってしまいます。

そのため初めての問い合わせの際には、出張費用について前もって質問することをおすすめします。

自宅の不具合は今後も発生することが予想されます。

気軽に頼める距離にある業者につながることができたら、いざという時にも安心です。

目安としては車で３０分程度の距離が望ましいと思います。

 

 

専門知識の豊富な業者に依頼

会社にはそれぞれウリや強みがあります。業者選びをする際には、「何が得意な会社だろう？」という目線を忘れないようにすると、業者選びでの失敗を避けることができるでしょう。

皆さんの多くはまず、さまざまな会社のホームページを参考にすると思います。

その際には必ず施工事例をチェックしましょう。

多くの業者では、得意分野の施工事例の写真を掲載します。

掲載された写真をもとに、どのような工事が得意なのかを知ることができますので、「任せてみたい」と感じる業者に出会える確率が高くなります。

業者探しをする際には、施工事例から、依頼内容と業務内容があっているか確認することや完成イメージを思い描いてから問い合わせることも重要です。

 

 

自分で直してみるのも？

ホームセンターの店頭やインターネット上では、壁の穴や傷、網戸の破れなどを補修するためのさまざまな修理キットが販売されています。

例えば１０ｃｍ程度の壁の穴をふさぐ修理キットは、１０００円前後の価格で手に入れることができます。

とにかく安く済ませたい、業者探しが面倒と感じるならば試す価値はあるでしょう。

 

 

火災保険で家の修理ができる？

もしものときのために住まいに火災保険をかけているご家庭は多いかと思いますが、「火災保険で修理ができるかも？」というタイトルを、サイト上で目にしたという方もいらっしゃるでしょう。

実際に、家の修理に火災保険は適用されるのでしょうか。

家の修理の際に火災保険が適用されるケースや注意点をご紹介します。

一度お手元に保険証書をご用意し、補償内容を再度確認することをおすすめします。

 

 

自然災害による被害

経年劣化での修理に火災保険を適用することはできませんが、地震や台風によって劣化の度合いが大きくなった場合には、補償の範囲に入る可能性がありますので、確認してみましょう。

 

 

免責金額を確認

火災保険に加入する際、免責金額を設けていますが、免責金額を上げてしまうと、保険料が高くなるため、３万〜５万円に設定している方が多いかもしれません。

例えば、６万円の損害額に対して５万円の免責金額ですと、１万円の保険金しかもらえないということです。

簡単な補修ですと火災保険が適用されないことがあります。もう一度、契約内容を確認して、免責金額をチェックしましょう。

 

 

トラブルに注意！

「自己負担額なしで家の修理ができます！」と勧誘され、あとから追加料金を請求されたという事例が国民生活センターのホームページに掲載されています。

台風シーズンに詐欺が増える、高齢者が狙われやすいという傾向もあります。

トラブルに巻き込まれないように、正確な情報に触れ、不安を感じたら周囲に必ず相談しましょう。

 

 

まとめ

今回の記事では、家のちょっとした修理への対応についてお届けしましたが、依頼してみようと思える業者は見つかりそうでしょうか。

ちょっとした家の修理は、「わざわざ来てもらうのも申し訳ない」と感じ、先延ばしにしがちですが、リフォーム会社や工務店などに電話やメールで気軽に相談ができます。

気になっている箇所を修理して、自宅をより快適な空間にしましょう。

 

家のちょっとした修理はどこに頼む？修理業者の紹介やメリット・デメリットを千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。

 

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