2023.09.15ブログ
【寒さ対策】一軒家は寒い?寒い部屋をグッズで暖める方法から本格リフォームまで千葉市 のリフォーム会社が徹底解説!
冬の寒さも夏の暑さのように、年を追うごとに厳しくなっているように感じませんか。
最近では12月に豪雪に見舞われることがあり、日本海側の道路では車両が立ち往生してしまうといったニュースも報道されるようになりました。
以前よりも家の中の寒さが気になるという方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、一軒家の寒さ対策を検討中の方に、手軽に始められる寒さ対策から、リフォームをすることで本格的に寒さ対策を行う方法まで、詳しくご紹介します。
寒さ対策を実施して、冬を健康的に乗り越えましょう。
自宅の窓をしっかりと閉め切り、暖房も適切に使用しているのに、「なぜ部屋が寒いの?」と不思議に思われている方もいらっしゃるでしょう。
冬の冷えた空気はどこから部屋の中に侵入するのでしょうか。具体的に解説します。
窓をしっかりと閉め、暖房を効かせているのに、何となく窓から冷たい風が入っているように感じることはありませんか。
実は、室内が冷える原因のひとつが、窓からの冷気なのです。
窓には壁や天井のように厚みがあるわけではなく、断熱材も施されていません。
そのため室内をいくらエアコンなどの暖房機器で暖めても、暖かい空気の50%以上は窓から外へと逃げてしまいます。また外からの冷気が窓ガラスを伝って室内へと侵入してきます。
また室内の暖かい空気が窓ガラスに触れて冷えると、その冷気は床面に下降します。この現象を「コールドドラフト」といい、足元が冷える原因となっています。コールドドラフトにより、天井と床面との温度差が5度以上になることもあるそうです。
寒さ対策は複数ありますが、まずは窓の見直しからおすすめします。
「暖房をつけているのに、足元が冷える!」と感じたら、コールドドラフト現象が起きているのかもしれません。
前述の通り、暖かい空気よりも重い冷たい空気は床に下りてきます。そのため、いくらエアコンやヒーターの設定温度を上げても、足元が寒いという状況は解決されません。
「カーペットを敷いているのに、足が寒くて」という方もいらっしゃるでしょう。フローリングが寒さの原因ではなく、コールドドラフト現象が起こるために、床全体が寒くなるのです。
玄関からの冷気の侵入が気になるという方もいらっしゃるかもしれません。玄関全体や廊下の底冷えの原因は、玄関ドアや枠からの冷気が関連していることがあります。
玄関の寒さの原因は、3つあります。
・ドアと枠の間の隙間
・郵便受けの隙間
・ドアや枠本体の冷たさ
玄関が寒くなる理由を3つ上げましたが、最も大きな原因はドア本体と枠の間の隙間です。少しの隙間からでも温度の低い風が入り込み、室温を下げてしまいます。
玄関ドアの上下部、左右に手をかざしてみると、冷気の侵入を感じられるでしょう。
隙間を埋める、高性能ドアにリフォームするなど、隙間から冷気が流れ込みにくい玄関にしましょう。
住まいには木造住宅、鉄筋コンクリート住宅などの種類がありますが、どちらの構造が暖かい建物だと思われますか。
暖かさの点から比較すると、鉄筋コンクリート住宅のほうが暖かくなります。
それはコンクリートの特徴である気密性と蓄熱性が関係していますが、それぞれについて解説します。
鉄筋コンクリート住宅の壁は、コンクリートを流し込んで固めたものですので、隙間がありません。そのため高い気密性があります。
一方で木造住宅は断熱材を充填するとしても、木材の組み合わせで建てているため、隙間を完全に無くすことはできません。
こうしたことから、鉄筋コンクリート住宅のほうが気密性に優れ、室内の暖かさを保てるのです。
コンクリートは、木材よりも太陽光の暖かさを素材の中に蓄えられる力、蓄熱性があります。
夜になり気温が下がっても、昼間の太陽からの熱をコンクリートが維持しているので、木造よりも暖かくなります。
ただし、コンクリートといえども断熱工事は必要となる上、木造住宅の断熱性能も向上しています。木造住宅・鉄筋コンクリート住宅、それぞれにメリット・デメリットがあるとお考えください。
今すぐに住まいの寒さを解決したいときは、工夫を凝らした市販の防寒グッズや器具が手軽で便利です。
また、寒さ対策をすることで、暖房の効率がよくなり、電気代の節約にもつながります。
ホームセンターや通販サイトで簡単に入手可能なアイテムを中心にご紹介しますので、さっそく試してみましょう。
厚手の生地で長めのカーテンをつけて、窓からの冷気が流れ込むのを防ぎましょう。最近では、断熱・遮熱効果のあるカーテンが発売されています。
また「パドリング」という言葉をご存じでしょうか。
カーテンの裾を床に垂らすスタイルのことを指し、日本ではあまり見かけませんが海外では人気のスタイルでおしゃれに見えます。
リビングなどの大きな窓は外気の影響を強く受けます。高機能な生地で長めの丈のカーテンが、冷たい空気を防いでくれます。
窓のアルミサッシから冷たい隙間風を遮断したいなら、ホームセンターや100円ショップでも手に入る隙間テープがおすすめです。賃貸でも使用可能なところもメリットの一つです。
商品によっては幅や厚みが異なります。素材もスポンジやゴム、モヘアなどいくつかの種類があります。
販売されているテープのなかには、劣化しやすく、耐久性に乏しいものもありますので、一シーズン使用した後は古いテープを買い換えたほうがいいかもしれません。
また、せっかく貼ったテープが簡単に剥がれてしまわないよう、貼る前の掃除をおすすめします。
種類によっては防音効果も備えた隙間テープもあります。
簡単に利用できるお役立ちアイテムを使って、窓からの冷気を効果的に防ぎましょう。
断熱シートは外からの冷気が流れ込むのを抑えるほか、お部屋の暖かい空気が外に逃げるのを防いでくれます。また製品によっては結露を防止するタイプもあります。
また断熱シートの厚みもさまざまです。
厚みのあるシートは、アルミ製のものが多く保温性に優れています。ただ厚みがある分、時には「部屋が暗い」と感じることがあるかもしれません。
薄手のシートは、見た目がスッキリし、室内が暗くなることはありませんが、厚手のシートよりは保温性が低くなります。
購入する際には窓のサイズをしっかり確認しましょう。窓より大きいサイズを購入してしまったらカットして利用できますが、小さいと効果が薄くなってしまいます。
暖房をつけると、暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまってしまいます。サーキュレーターを利用すると空気が循環し、リビングなど室内の温度差を解消できます。
サーキュレーターは人に直接風を当てるのではなく、空気の流れを作る役割を担ってくれるので、一年中使用することができます。
家族一緒に過ごすとき、「足元が冷える」と自分が思っても、他の家族はそう感じておらず、体感温度が違うと感じることはありませんか。暖房器具とサーキュレーターを併用することで、そのような悩みを解決することができます。
またサーキュレーターは、室内干しの洗濯物を乾燥させる際に使用できるほか、観葉植物を育てる際に自然な風を送るのにも使えるなど、季節を問わずに使うことができます。
さまざまなグッズで寒さを一時的に防ぐことができますが、根本的な解決のためには住まいのリフォームをおすすめします。
後ほど解説いたしますが、住まいの断熱性能を上げる工事に補助金が利用できる場合があります。
また、寒さ対策は同時に夏の暑さ対策につながるものです。
リフォームで住まいの悩みを解消して、快適な暮らしを手にしましょう。
窓が二重構造になっている複層ガラスへのリフォームをおすすめします。
2枚のガラスが一組になった複層ガラスはガラス同士の間に空気の層ができるため、内側のガラスは外気の影響を受けません。そのため、断熱効果が高くなるだけでなく、結露の防止にも効果があります。
複層ガラスについてサイトや本などで調べていくと、いくつかの種類を目にするでしょう。分かりづらい点もあるかと思いますので、まとめておきます。
■一般的な複層ガラス
2枚のガラスを合わせて1枚とした窓ガラスです。ガラスとガラスの間を中空層と呼び、そこに乾燥した空気が入っています。太陽からの熱が室内側のガラスに届きにくくなることで、断熱効果があるほか結露も防止します。
■Low-E複層ガラス
Low-E複層ガラスとはガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングしたもので、この膜が太陽からの熱を反射吸収します。中空層にはアルゴンガスが入っています。
■真空ガラス
中空層を真空にした複層ガラスです。真空状態にすることで断熱効果が高まり、一般複層ガラスの約2倍効率が上がるとされています。
■トリプルガラス
3枚のガラスと2つの中空層があるガラスで、特に寒冷地で使用されることが多い製品です。重さがありますので、特殊なサッシが必要となります。
住まいの単板ガラスを複層ガラスに変えることで、多くのお客様がその良さを実感しています。
複層ガラスの導入と共に、窓サッシをアルミなどの金属製から樹脂素材にリフォームすることで、大きな断熱効果があります。
アルミは熱を蓄える性質があるため、冬の冷気や夏の熱気の影響を受けてしまいます。
一方、樹脂素材の熱伝導率は、アルミの約1/1000と言われるくらいの低さがあります。
樹脂製サッシは断熱・遮熱・気密性にすぐれた素材ですので、外気の影響を受けません。
そのため北海道などの寒冷地でもすぐれた効果を発揮します。
複層ガラスにリフォームする際、サッシも同時に工事をすることも検討してみましょう。
屋根や壁、床に高性能の断熱材を使用することで、外気の影響を受けることなく、室内を快適に保てます。
冬の冷気は住宅の床下から1階、2階と壁を伝い、そして天井へと到達します。そのため、床下や壁に冷気が伝わらないようにすることが重要です。
性能の高い断熱材を選んで、床下からの冷気をシャットアウトしましょう。そうすることで、暖房を切った後の部屋の温度の低下を緩やかなものにしたり、暖房をつけてから部屋が暖かくなるまでの時間を短くすることができ、光熱費の節約につながります。
ここで断熱材の種類についてご紹介します。
どのような断熱材を選んだらいいのか分からないという方はぜひ参考にしてください。
■繊維系断熱材
繊維系断熱材には、無機系と木質繊維系の2種類あります。無機系で最も代表的なものは、グラスウールで、ガラスを溶かして繊維状に加工したものです。
木質繊維系は、古紙を再利用したセルロースファイバーがよく知られており、お手頃な価格になっています。
■発泡プラスチック系断熱材
プラスチックを発泡させて作った断熱材です。断熱性が他の素材より高く、耐水性にすぐれています。
■天然素材系断熱材
羊毛やコルクといった天然素材から作られた断熱材です。環境へ負荷をかけない、人体にやさしいといったメリットがあります。
外気と接する玄関ドアは冷気の影響を直接受けてしまいますが、断熱性を持つ玄関ドアにリフォームすることで、寒さ対策につながります。
また玄関ドアの素材にもこだわってみませんか。玄関ドアはアルミ製のものが多く流通していますが、アルミだけでなく熱を伝えにくい金属を混ぜ合わせて製造されたものや木製ドアを選ぶお客様もいらっしゃいます。
断熱性だけでなく、結露を軽減する機能が施され、デザイン性も高いドアが各メーカーから販売されていますので、チェックしてみましょう。
扉のない場所に間仕切りとして、ロールスクリーンの取り付けを行うことで、暖かい空気が必要のない場所に出ていってしまわないように対策しましょう。
特にリビング階段のあるご家庭では、1階から暖かい空気が2階まで上がってしまい、エアコンの効きが悪くなってしまうことがあるはずです。電気代も気になるでしょう。
そんなときは、階段に断熱効果のあるロールスクリーンを設置して、暖かい空気が逃げてしまわないよう対策しましょう。2階からの冷気の侵入も防ぐことができます。
既製のロールスクリーンですと幅や長さが足りないという場合には、オーダーでぴったりのサイズを選ぶと、さらに効果が高まります。
おしゃれな柄を選ぶと、お部屋のちょっとしたアクセントにもなるでしょう。
床からの寒さを解消するには、床暖房もおすすめです。
ラグやマットを敷くことで寒さ対策をしているけれども、あまり良い効果はないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
床暖房は簡単なリフォームではありませんが、足元からの寒さが解消できるほか、熱の伝わり方がやさしい、空気を汚さないといったメリットがあります。
床暖房には電気式・温水式の2種類があり、新築では標準装備になっていることも多いのですが、リフォームで後付けすることもでき、工法は2種類あります。
■直貼り
既存の床の上に床暖房の設備を直貼りします。
設備には2パターンあり、床下に設置する温水パイプに接続した温水マットで床を温める方法と、電熱線の入ったヒーターマットを敷き床暖房対応の床材を既存の床に重ねる方法です。
または、床材と床暖房用マットが一体になった製品を貼る方法もあります。
既存の床を撤去する必要がないため、施工費用が大幅に抑えられる、工事が3日~4日と短期間で済むというメリットがありますが、直貼りですので、床に高さが出てしまいます。隣合う部屋との間に段差ができてしまうというデメリットがあります。
■張り替え
既存の床を剥がし、床暖房を設置します。
温水式の場合は床材を撤去し、温水パイプを通す空間を作ってから床材を貼り、電気式の場合は電熱線ヒーターの入ったパネル設置後、床材を貼って仕上げます。
床の張り替えは大がかりな工事になりますので、古くなった床の張り替えのタイミングに合わせて床暖房を設置するのがおすすめです。
直貼りに加えて作業工程は多くなりますが、美しい仕上がりになります。
足元の冷たさを解消するなら、フローリングの素材をリフォームするだけでもかなり寒さが解消できます。
まず、ご家庭のフローリングの素材を確認してみましょう。フローリングの床材には、合板と無垢材の2種類があります。
天然木を100%使った木材を無垢材と言いますが、天然木自体に空気がたくさん含まれているため、その空気が断熱効果を持っています。
一方、複数の薄い木材を接着剤で貼り合わせた合板は空気の層がないため、床下の冷たい空気の影響をダイレクトに受けてしまうので、フローリングの冷たさの原因となります。
無垢材のフローリングは合板のものを比べますと高価になりますが、寒さ解消の一つとして検討してみませんか。
寒さ対策のリフォームは、省エネ対策につながるという大きなポイントがあります。補助金が利用できる可能性があります。千葉県で実施されている補助金についてご紹介します。
■住宅用省エネルギー設備等導入促進事業補助金
窓の断熱改修にかかる費用を負担してくれる補助金です。
内窓設置工事、断熱への交換工事、アルミサッシ交換工事などで利用でき、工事費用の約1/4(上限8万円)まで負担してくれます。
詳細はリフォーム会社の担当者におたずねください。
自宅で取り入れられそうな寒さ対策について、役に立つ情報は見つかったでしょうか。
寒さ対策のリフォームは、冬場を迎える前に終わらせたいものです。夏が終わる頃に検討し始めても早すぎるということはなくありません。
寒さ対策をしっかり施した住まいで、ぜひ冬時間を楽しんでください。
【寒さ対策】一軒家は寒い?寒い部屋をグッズで暖める方法から本格リフォームまで千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。ご質問など、気軽にお問い合わせください。
リフォームのご相談なら千葉県のアップリフォームにおまかせください!
当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などのエリアから多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
最近では12月に豪雪に見舞われることがあり、日本海側の道路では車両が立ち往生してしまうといったニュースも報道されるようになりました。
以前よりも家の中の寒さが気になるという方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、一軒家の寒さ対策を検討中の方に、手軽に始められる寒さ対策から、リフォームをすることで本格的に寒さ対策を行う方法まで、詳しくご紹介します。
寒さ対策を実施して、冬を健康的に乗り越えましょう。
家の中の寒さはどこから?
自宅の窓をしっかりと閉め切り、暖房も適切に使用しているのに、「なぜ部屋が寒いの?」と不思議に思われている方もいらっしゃるでしょう。
冬の冷えた空気はどこから部屋の中に侵入するのでしょうか。具体的に解説します。
【窓】
窓をしっかりと閉め、暖房を効かせているのに、何となく窓から冷たい風が入っているように感じることはありませんか。
実は、室内が冷える原因のひとつが、窓からの冷気なのです。
窓には壁や天井のように厚みがあるわけではなく、断熱材も施されていません。
そのため室内をいくらエアコンなどの暖房機器で暖めても、暖かい空気の50%以上は窓から外へと逃げてしまいます。また外からの冷気が窓ガラスを伝って室内へと侵入してきます。
また室内の暖かい空気が窓ガラスに触れて冷えると、その冷気は床面に下降します。この現象を「コールドドラフト」といい、足元が冷える原因となっています。コールドドラフトにより、天井と床面との温度差が5度以上になることもあるそうです。
寒さ対策は複数ありますが、まずは窓の見直しからおすすめします。
【床】
「暖房をつけているのに、足元が冷える!」と感じたら、コールドドラフト現象が起きているのかもしれません。
前述の通り、暖かい空気よりも重い冷たい空気は床に下りてきます。そのため、いくらエアコンやヒーターの設定温度を上げても、足元が寒いという状況は解決されません。
「カーペットを敷いているのに、足が寒くて」という方もいらっしゃるでしょう。フローリングが寒さの原因ではなく、コールドドラフト現象が起こるために、床全体が寒くなるのです。
【玄関】
玄関からの冷気の侵入が気になるという方もいらっしゃるかもしれません。玄関全体や廊下の底冷えの原因は、玄関ドアや枠からの冷気が関連していることがあります。
玄関の寒さの原因は、3つあります。
・ドアと枠の間の隙間
・郵便受けの隙間
・ドアや枠本体の冷たさ
玄関が寒くなる理由を3つ上げましたが、最も大きな原因はドア本体と枠の間の隙間です。少しの隙間からでも温度の低い風が入り込み、室温を下げてしまいます。
玄関ドアの上下部、左右に手をかざしてみると、冷気の侵入を感じられるでしょう。
隙間を埋める、高性能ドアにリフォームするなど、隙間から冷気が流れ込みにくい玄関にしましょう。
木造住宅と鉄筋コンクリート住宅はどちらが暖かい?
住まいには木造住宅、鉄筋コンクリート住宅などの種類がありますが、どちらの構造が暖かい建物だと思われますか。
暖かさの点から比較すると、鉄筋コンクリート住宅のほうが暖かくなります。
それはコンクリートの特徴である気密性と蓄熱性が関係していますが、それぞれについて解説します。
【気密性】
鉄筋コンクリート住宅の壁は、コンクリートを流し込んで固めたものですので、隙間がありません。そのため高い気密性があります。
一方で木造住宅は断熱材を充填するとしても、木材の組み合わせで建てているため、隙間を完全に無くすことはできません。
こうしたことから、鉄筋コンクリート住宅のほうが気密性に優れ、室内の暖かさを保てるのです。
【蓄熱性】
コンクリートは、木材よりも太陽光の暖かさを素材の中に蓄えられる力、蓄熱性があります。
夜になり気温が下がっても、昼間の太陽からの熱をコンクリートが維持しているので、木造よりも暖かくなります。
ただし、コンクリートといえども断熱工事は必要となる上、木造住宅の断熱性能も向上しています。木造住宅・鉄筋コンクリート住宅、それぞれにメリット・デメリットがあるとお考えください。
グッズでできる寒さ対策
今すぐに住まいの寒さを解決したいときは、工夫を凝らした市販の防寒グッズや器具が手軽で便利です。
また、寒さ対策をすることで、暖房の効率がよくなり、電気代の節約にもつながります。
ホームセンターや通販サイトで簡単に入手可能なアイテムを中心にご紹介しますので、さっそく試してみましょう。
【カーテン】
厚手の生地で長めのカーテンをつけて、窓からの冷気が流れ込むのを防ぎましょう。最近では、断熱・遮熱効果のあるカーテンが発売されています。
また「パドリング」という言葉をご存じでしょうか。
カーテンの裾を床に垂らすスタイルのことを指し、日本ではあまり見かけませんが海外では人気のスタイルでおしゃれに見えます。
リビングなどの大きな窓は外気の影響を強く受けます。高機能な生地で長めの丈のカーテンが、冷たい空気を防いでくれます。
【隙間テープ】
窓のアルミサッシから冷たい隙間風を遮断したいなら、ホームセンターや100円ショップでも手に入る隙間テープがおすすめです。賃貸でも使用可能なところもメリットの一つです。
商品によっては幅や厚みが異なります。素材もスポンジやゴム、モヘアなどいくつかの種類があります。
販売されているテープのなかには、劣化しやすく、耐久性に乏しいものもありますので、一シーズン使用した後は古いテープを買い換えたほうがいいかもしれません。
また、せっかく貼ったテープが簡単に剥がれてしまわないよう、貼る前の掃除をおすすめします。
種類によっては防音効果も備えた隙間テープもあります。
簡単に利用できるお役立ちアイテムを使って、窓からの冷気を効果的に防ぎましょう。
【断熱シート】
断熱シートは外からの冷気が流れ込むのを抑えるほか、お部屋の暖かい空気が外に逃げるのを防いでくれます。また製品によっては結露を防止するタイプもあります。
また断熱シートの厚みもさまざまです。
厚みのあるシートは、アルミ製のものが多く保温性に優れています。ただ厚みがある分、時には「部屋が暗い」と感じることがあるかもしれません。
薄手のシートは、見た目がスッキリし、室内が暗くなることはありませんが、厚手のシートよりは保温性が低くなります。
購入する際には窓のサイズをしっかり確認しましょう。窓より大きいサイズを購入してしまったらカットして利用できますが、小さいと効果が薄くなってしまいます。
【サーキュレーター】
暖房をつけると、暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまってしまいます。サーキュレーターを利用すると空気が循環し、リビングなど室内の温度差を解消できます。
サーキュレーターは人に直接風を当てるのではなく、空気の流れを作る役割を担ってくれるので、一年中使用することができます。
家族一緒に過ごすとき、「足元が冷える」と自分が思っても、他の家族はそう感じておらず、体感温度が違うと感じることはありませんか。暖房器具とサーキュレーターを併用することで、そのような悩みを解決することができます。
またサーキュレーターは、室内干しの洗濯物を乾燥させる際に使用できるほか、観葉植物を育てる際に自然な風を送るのにも使えるなど、季節を問わずに使うことができます。
冬の寒さはリフォームで解決!
さまざまなグッズで寒さを一時的に防ぐことができますが、根本的な解決のためには住まいのリフォームをおすすめします。
後ほど解説いたしますが、住まいの断熱性能を上げる工事に補助金が利用できる場合があります。
また、寒さ対策は同時に夏の暑さ対策につながるものです。
リフォームで住まいの悩みを解消して、快適な暮らしを手にしましょう。
【複層ガラス】
窓が二重構造になっている複層ガラスへのリフォームをおすすめします。
2枚のガラスが一組になった複層ガラスはガラス同士の間に空気の層ができるため、内側のガラスは外気の影響を受けません。そのため、断熱効果が高くなるだけでなく、結露の防止にも効果があります。
複層ガラスについてサイトや本などで調べていくと、いくつかの種類を目にするでしょう。分かりづらい点もあるかと思いますので、まとめておきます。
■一般的な複層ガラス
2枚のガラスを合わせて1枚とした窓ガラスです。ガラスとガラスの間を中空層と呼び、そこに乾燥した空気が入っています。太陽からの熱が室内側のガラスに届きにくくなることで、断熱効果があるほか結露も防止します。
■Low-E複層ガラス
Low-E複層ガラスとはガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングしたもので、この膜が太陽からの熱を反射吸収します。中空層にはアルゴンガスが入っています。
■真空ガラス
中空層を真空にした複層ガラスです。真空状態にすることで断熱効果が高まり、一般複層ガラスの約2倍効率が上がるとされています。
■トリプルガラス
3枚のガラスと2つの中空層があるガラスで、特に寒冷地で使用されることが多い製品です。重さがありますので、特殊なサッシが必要となります。
住まいの単板ガラスを複層ガラスに変えることで、多くのお客様がその良さを実感しています。
【樹脂素材の窓サッシ】
複層ガラスの導入と共に、窓サッシをアルミなどの金属製から樹脂素材にリフォームすることで、大きな断熱効果があります。
アルミは熱を蓄える性質があるため、冬の冷気や夏の熱気の影響を受けてしまいます。
一方、樹脂素材の熱伝導率は、アルミの約1/1000と言われるくらいの低さがあります。
樹脂製サッシは断熱・遮熱・気密性にすぐれた素材ですので、外気の影響を受けません。
そのため北海道などの寒冷地でもすぐれた効果を発揮します。
複層ガラスにリフォームする際、サッシも同時に工事をすることも検討してみましょう。
【断熱材】
屋根や壁、床に高性能の断熱材を使用することで、外気の影響を受けることなく、室内を快適に保てます。
冬の冷気は住宅の床下から1階、2階と壁を伝い、そして天井へと到達します。そのため、床下や壁に冷気が伝わらないようにすることが重要です。
性能の高い断熱材を選んで、床下からの冷気をシャットアウトしましょう。そうすることで、暖房を切った後の部屋の温度の低下を緩やかなものにしたり、暖房をつけてから部屋が暖かくなるまでの時間を短くすることができ、光熱費の節約につながります。
ここで断熱材の種類についてご紹介します。
どのような断熱材を選んだらいいのか分からないという方はぜひ参考にしてください。
■繊維系断熱材
繊維系断熱材には、無機系と木質繊維系の2種類あります。無機系で最も代表的なものは、グラスウールで、ガラスを溶かして繊維状に加工したものです。
木質繊維系は、古紙を再利用したセルロースファイバーがよく知られており、お手頃な価格になっています。
■発泡プラスチック系断熱材
プラスチックを発泡させて作った断熱材です。断熱性が他の素材より高く、耐水性にすぐれています。
■天然素材系断熱材
羊毛やコルクといった天然素材から作られた断熱材です。環境へ負荷をかけない、人体にやさしいといったメリットがあります。
【玄関ドア】
外気と接する玄関ドアは冷気の影響を直接受けてしまいますが、断熱性を持つ玄関ドアにリフォームすることで、寒さ対策につながります。
また玄関ドアの素材にもこだわってみませんか。玄関ドアはアルミ製のものが多く流通していますが、アルミだけでなく熱を伝えにくい金属を混ぜ合わせて製造されたものや木製ドアを選ぶお客様もいらっしゃいます。
断熱性だけでなく、結露を軽減する機能が施され、デザイン性も高いドアが各メーカーから販売されていますので、チェックしてみましょう。
【ロールスクリーン】
扉のない場所に間仕切りとして、ロールスクリーンの取り付けを行うことで、暖かい空気が必要のない場所に出ていってしまわないように対策しましょう。
特にリビング階段のあるご家庭では、1階から暖かい空気が2階まで上がってしまい、エアコンの効きが悪くなってしまうことがあるはずです。電気代も気になるでしょう。
そんなときは、階段に断熱効果のあるロールスクリーンを設置して、暖かい空気が逃げてしまわないよう対策しましょう。2階からの冷気の侵入も防ぐことができます。
既製のロールスクリーンですと幅や長さが足りないという場合には、オーダーでぴったりのサイズを選ぶと、さらに効果が高まります。
おしゃれな柄を選ぶと、お部屋のちょっとしたアクセントにもなるでしょう。
【床暖房】
床からの寒さを解消するには、床暖房もおすすめです。
ラグやマットを敷くことで寒さ対策をしているけれども、あまり良い効果はないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
床暖房は簡単なリフォームではありませんが、足元からの寒さが解消できるほか、熱の伝わり方がやさしい、空気を汚さないといったメリットがあります。
床暖房には電気式・温水式の2種類があり、新築では標準装備になっていることも多いのですが、リフォームで後付けすることもでき、工法は2種類あります。
■直貼り
既存の床の上に床暖房の設備を直貼りします。
設備には2パターンあり、床下に設置する温水パイプに接続した温水マットで床を温める方法と、電熱線の入ったヒーターマットを敷き床暖房対応の床材を既存の床に重ねる方法です。
または、床材と床暖房用マットが一体になった製品を貼る方法もあります。
既存の床を撤去する必要がないため、施工費用が大幅に抑えられる、工事が3日~4日と短期間で済むというメリットがありますが、直貼りですので、床に高さが出てしまいます。隣合う部屋との間に段差ができてしまうというデメリットがあります。
■張り替え
既存の床を剥がし、床暖房を設置します。
温水式の場合は床材を撤去し、温水パイプを通す空間を作ってから床材を貼り、電気式の場合は電熱線ヒーターの入ったパネル設置後、床材を貼って仕上げます。
床の張り替えは大がかりな工事になりますので、古くなった床の張り替えのタイミングに合わせて床暖房を設置するのがおすすめです。
直貼りに加えて作業工程は多くなりますが、美しい仕上がりになります。
【フローリング】
足元の冷たさを解消するなら、フローリングの素材をリフォームするだけでもかなり寒さが解消できます。
まず、ご家庭のフローリングの素材を確認してみましょう。フローリングの床材には、合板と無垢材の2種類があります。
天然木を100%使った木材を無垢材と言いますが、天然木自体に空気がたくさん含まれているため、その空気が断熱効果を持っています。
一方、複数の薄い木材を接着剤で貼り合わせた合板は空気の層がないため、床下の冷たい空気の影響をダイレクトに受けてしまうので、フローリングの冷たさの原因となります。
無垢材のフローリングは合板のものを比べますと高価になりますが、寒さ解消の一つとして検討してみませんか。
【2023年】寒さ対策に利用できる補助金は?
寒さ対策のリフォームは、省エネ対策につながるという大きなポイントがあります。補助金が利用できる可能性があります。千葉県で実施されている補助金についてご紹介します。
■住宅用省エネルギー設備等導入促進事業補助金
窓の断熱改修にかかる費用を負担してくれる補助金です。
内窓設置工事、断熱への交換工事、アルミサッシ交換工事などで利用でき、工事費用の約1/4(上限8万円)まで負担してくれます。
詳細はリフォーム会社の担当者におたずねください。
まとめ
自宅で取り入れられそうな寒さ対策について、役に立つ情報は見つかったでしょうか。
寒さ対策のリフォームは、冬場を迎える前に終わらせたいものです。夏が終わる頃に検討し始めても早すぎるということはなくありません。
寒さ対策をしっかり施した住まいで、ぜひ冬時間を楽しんでください。
【寒さ対策】一軒家は寒い?寒い部屋をグッズで暖める方法から本格リフォームまで千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。ご質問など、気軽にお問い合わせください。
リフォームのご相談なら千葉県のアップリフォームにおまかせください!
当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などのエリアから多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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