2023.10.13ブログ
和室をどうリフォームする?畳をフローリングに張替える方法など洋室にリフォームする際の気になる費用相場や注意点などを徹底解説!
「畳の傷みが目立ってきた」、「子ども部屋を洋室にしたい」など畳の和室からフローリングのある洋室にリフォームしたいと希望される方もいらっしゃるでしょう。
今回この記事では、フローリングへのリフォームを検討中の皆さまに、フローリングのメリットだけでなくデメリットについても紹介するほか、張り替え方法や費用相場、注意点など、和室から洋室に替える際のお役立ち情報をお届けします。
初めてのリフォームは分からないことが多いものです。情報収集を重ね、リフォームを成功させましょう。
畳をフローリングにするメリット・デメリットは?
ライフスタイルの変化により、和室から洋室での生活スタイルを好む人が増え、「畳からフローリングに変えたい」といったリフォームについて、お問い合わせいただく機会も増えてきました。
まず最初に、フローリングにリフォームすることでどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。
「フローリングにしたいけれども不安もある」という方はぜひ参考にしてください。
【フローリングのメリット】
■洋風インテリアにマッチする
お子さんが成長して子ども部屋を用意する際、「洋室と和室、どちらがいい?」と聞けば、お子さんの多くは「洋室!」と答えるかもしれません。
「ベッドが欲しい!」とねだるお子さんや、フローリングの部屋に憧れるというお子さんもいるでしょう。
畳の和室に洋風ベッドを置くと、雰囲気がアンバランスになってしまいます。
畳からフローリングにリフォームすることで、部屋全体の雰囲気を統一することができます。
■手入れがラク
畳やカーペットと比べて、掃除がラクなところも大きな魅力です。
フローリングは畳のように中にダニが入り込む心配がないため、衛生的です。
掃除の際には、表面のホコリを拭き取るだけで済ませることができるので、家事負担を軽減することができます。
畳では丁寧に掃除機をかけないとダニをしっかりと吸い取ることができませんが、フローリングでは逆に掃除機を使うとホコリを巻きあげてしまうことになります。
フロアワイパーでホコリを拭き取るだけといった簡単な掃除が最適です。
■バリアフリーにできる
和室がリビングから一続きのご家庭では、和室の敷居をなくしリビングと途切れることなくフローリングにすることで、一体感のある広々としたリビングにリフォームできます。
高齢の方にとっては、和室への小さな段差でもつまずくことがあります。フローリングに変えることで、段差がなくなるため、高齢の方や小さなお子さんもスムーズに歩くことができます。
また、高齢のご両親を現在介護しているというご家庭では車椅子や電動ベッドでの移動がラクになりご家族の負担が減るほか、トイレ、玄関へとフローリングをつなげますと、さらに負担が軽減できます。
畳からフローリングへのリフォームは、老後のことを考えてバリアフリーにしたいというご家庭にもおすすめです。
【フローリングのデメリット】
■冬場の冷えが気になる
冬場、住宅の冷たい空気は下に下がってきます。断熱性の弱いフローリングはどうしても冷たくなってしまうところが、フローリングのデメリットのひとつです。
対策としては、コルクマットを敷くことをオススメします。
コルクは断熱性と保湿性があり、床に敷くことで、暖房の効きがよくなり、部屋全体が暖かくなります。
コルクマットは防音性も優れているほか、弾力性があります。お年寄りや小さなお子さまのケガ防止にもつながります。
■傷がついてしまう
フローリングの傷は、表面の塗膜についてしまう場合とフローリング自体についてしまう場合があります。
塗膜表面にできてしまう傷は、家具を引きずって移動させたときについてしまうことが多く、家具などは引きずらないようにすることがコツです。
ダイニングの椅子を引きずった際にできてしまうこともありますので、カバーなどをつけておくことをおすすめします。
フローリング自体についてしまう傷は、重い物を床に落としてしまったり、ペットがひっかいてしまったりすることが多いため、頻繁に起きるようでしたら、ラグなどを引いて対策をしましょう。
フローリングへの張替え方法は2種類
畳からフローリングに張り替える方法は
【畳を剥がしてフローリングに張り替える】
【畳の上にフローリングを置く】
の2種類あります。
それぞれの良さや違いを知り、リフォーム会社と検討を重ねて、慎重に決定しましょう。
【畳を剥がしてフローリングに張り替える】
畳を全て剥がし、床の下地を調整した後、フローリングを貼る方法です。6畳ほどの広さですと、一日程度の工期で完成することが多いです。
<メリット>
畳を剥がしてから行うリフォームは、隣の部屋や廊下などと高さを合わせることができますので、美しく仕上がります。
床の段差も解消されますので、バリアフリーとなり、室内での転倒防止に役立ちます。
また戸建ての住宅では、不具合などがない限り、床下の工事をすることはめったにないことです。リフォームに際に、下地に高性能の断熱材を入れることで、断熱リフォームも同時に行うことができます。
<デメリット>
畳の上からフローリングを置く方法に比べて、費用は高くなります。
また、下地の補修・補強などで追加の工事費用が発生する場合もあります。
リフォーム会社との打ち合わせでは必ず説明があると思いますが、事前に知っておくと、スムーズにリフォームが進むでしょう。
【畳の上にフローリングを置く】
手軽にフローリングに変えたいというご希望に対しては、畳の上からフローリングを置く方法もあります。
<メリット>
畳を剥がす工法では時間も費用もかかりますが、この方法ですと大幅にコストダウンできる上、DIYにチャレンジしてもよいかもしれません。
またフローリングに傷がつくこともありますが、この方法ですと傷んだ部分だけを取り替えることができます。
<デメリット>
畳の上から設置しますので、フローリングの間に湿気がこもり、カビやダニが発生しやすくなり、湿気が原因で畳みが傷むこともあります。
そのため、畳とフローリングの間に、必ず除湿シートや乾燥シートを挟んで対策をすることがポイントです。
また、他の部屋と比べて床に高さが出てしまい、全面的に張り替える工法と比べて、フローリングの良さや雰囲気を感じづらいかもしれません。
フローリングの素材選びも大切
フローリングには、大きく分けて無垢材と複合材の二つの種類があり、どちらのタイプを選んでいいのか迷う方もいらっしゃるでしょう。
またクッションフロアといった床材もあります。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、選び方をご紹介しますので、リフォームの際の参考にしてください。
■無垢材
裸足で歩くときのさらりとした肌触りと柔らかさ、見た目の美しさは無垢フローリングの大きな特徴で、自然な色合いを求める方にはおすすめの素材です。
費用は高価になりますが、化学物質などを可能な限り使用していませんので、アレルギーなどがある方にとって安心です。また、健康志向の方にも人気のある商品です。
デメリットとしては、無垢の木は水に弱いという点です。うっかり飲み物などをこぼしてしまったら、すぐに拭き取り、乾燥させましょう。日々のメンテナンスは、掃除機をかけて乾拭きが基本です。
さらに、経年劣化により反りや割れが生じやすいといったこともあります。
■複合材
複合材は、合板を何層にも重ね、加工して作られています。デザインやカラーバリエーションが豊富で、木目調を始め、ヘリンボーンや六角形などさまざまな模様が揃っており、選ぶ楽しさがあります。
また、比較的手頃な価格の商品が各メーカーから販売されている点も魅力のひとつです。
デメリットとしては、複合フローリングは畳と比べると、調湿機能が落ちてしまう点です。
窓に結露ができる可能性もありますので、リフォーム後は、換気に気を付けることが重要です。
木材の板同士を貼りつける際に接着剤を使用しています。化学物質に過敏な方にはおすすめできません。
■クッションフロア
クッションフロアとは、クッション性のあるビニール製の床材です。表面は透明ビニール、真ん中には発泡層があり、不織布などで裏打ちされ、厚みがあります。
デザインは木目や石目などがあり、お部屋の印象に合わせて、豊富な種類から選ぶことができます。
価格はフローリング材に比べて安価で、張り替え工事に時間がかかりません。
防水性や防音効果にも優れ、お手入れもラクに済ませることができます。
デメリットとしては、フローリングに比べて耐久性に劣ること、傷が付きやすいことが上げられます。
フローリング張り替えの費用相場や工期は?
フローリングの張り替え方法には、2種類ありますが、「いくらかかるの?」と不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
費用相場や工期はどのくらいなのでしょうか。工事概要も含めて、くわしくご説明しますので、リフォームの時期や予算を検討する際の参考になさってください。
【張り替え工期】
まず張り替えに際しての主な工事の流れは以下の通りです。
1.畳や既存の床材を撤去する
2.床を隅々まで掃除をして、採寸する
3.断熱材を詰め、ベニヤ板を張る
4.フローリング材を床のサイズに合わせてカットする
5.フローリング材を張り、工事完了!
大抵の工事は1日で完成しますが、張り替える床のサイズによっては数日かかることや、想定以上に床材に劣化が見られる場合は追加工事が別に必要となります。
また家具・荷物の移動も必要となります。移動が難しい場合には、別途費用もかかります。
リフォーム会社との打ち合わせでは、細かな点も含めて、見積もりの段階でしっかりと確認しましょう。
【畳を剥がしフローリングを貼る】費用相場
■複合材
・4.5畳 約13万~16万円
・6畳 約15万~21万円
・8畳 約20万~25万円
・8畳以上 約25万円以上
畳を剥がした後にフローリングにする場合、底上げするための下地の木材張りなどがあります。
また工事費用以外にも、運搬費や処分料なども発生し、無垢材を使用しますと、さらに金額は上がります。
また、張り替え前から和室の寒さが気になっていた、という場合には、リフォームの際に性能の高い断熱材を入れることをオススメします。
さらに床暖房の設置をご希望の場合、約50万円の追加費用が必要となり、ドアや壁を取り払いリビングと一続きにする場合、約30万円以上の費用をお考えください。
【畳の上にフローリングを置く】費用相場
畳をはがすことなく床材を重ね張りするリフォームは、手軽に安くでき、汚れた部分をすぐに新しいものと交換できるというメリットがあります。
また、賃貸のお部屋は利用規約によりリフォームできない場合がほとんどですので、簡単にフローリングを楽しみたい方に人気の方法です。
ただ、使用している間に歪みやズレが生じたり、畳に湿気がこもったり、デメリットもありますので、ご注意ください。
DIYが得意な方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
設置する方法はインターネット上で検索すると、さまざま公開され、使用する床材の口コミや評価を知ることもできます。張る時にお部屋のサイズに合わせてカットする必要がありますが、得意な方はチャレンジしてはいかがでしょうか。
料金例)無塗装品 5,480円(税込)/㎡ ・ 塗装品(UVウレタン塗装) 5,980円(税込)/㎡
【マンション】リフォームの注意点
※ノダ カナエルC45防音を施工
マンションでのリフォームをご検討中の方には、注意してほしいことがいくつかありますのでご紹介します。
■規約を確認
分譲マンションといえども、自由にリフォームできない部分があり、フローリングもリフォームを禁止しているところがあります。
床リフォームを検討する前に、必ず管理規約をチェックして、どのような工事が対応可能なのかを確かめましょう。
■床材の指定がある場合も
フローリングのリフォームを認めていても、制限がある場合がほとんどです。フローリング張り替え工事は特に騒音が大きいため、近隣住民の同意を得ることが求められるマンションもあります。
そして、最も一般的な規約は、使用するフローリング材に規準があることです。
マンションでは隣り合う部屋の騒音がトラブルになるケースが多く、フローリング材は遮音・防音レベルの高い、階下に音が伝わりにくいものを施工しています。
多くのマンションでは防音グレードの高いLH-50、LL-45といったフローリングを使用しており、LL-45では、上からの物音がかすかに聞こえるが気にならないレベルの床材となっています。
フローリングを選ぶ際には、必ずお住まいのマンションの規約が求める防音レベルの床材を選ぶ必要があります。
部屋全体のリフォームもおすすめ
畳からフローリングにリフォームする際に、壁や建具、押し入れなども同時にリフォームするのもおすすめです。
畳をフローリングにリフォーム後、和室と洋室では部屋の造りに違いがあるため、部屋全体がアンバランスな雰囲気になり、後悔することがあるかもしれません。
天井や壁などの内装工事を検討したり、押し入れをクローゼットにリフォームしたり、和室を洋室に改装する方法はフローリングの他にも色々とあります。
部屋全体を和室から洋室にリフォームする際の費用相場や工期もご紹介します。
和室を洋室に全体的に変えるリフォームは、概算ですが、100万円前後が目安となっています。
■壁と天井を壁紙に交換
和室では部屋の角に柱を露出させて造られていますが、洋室では柱を見せないような造りになっています。そのため、壁の下地の造作を行い、柱を見せないようにします。
天井も和室と洋室では造りに違いがありますので、リフォームをし、最後に天井と壁、壁と床の継ぎ目部分に、「幅木」や「廻渕」と呼ばれる洋風独自の造りを施します。
下地を洋室の造りに整えたあと、壁紙(クロス)で仕上げていきます。洋室の雰囲気に合ったクロスを選ぶのも楽しみの一つになるでしょう。
壁・天井の内装工事は8畳サイズですと、費用は【10万〜20万円】、工期は【2日〜4日】を目安とお考えください。
■押入れをクローゼットに
押入れをDIYで収納スペースに変える方法もさまざま紹介されていますが、専門家にリフォームをお願いしたいと希望される方もいらっしゃるでしょう。
押入れは2段になっていますので、段を取り払い、衣料をかけるためのハンガーパイプや収納棚などを設置します。押し入れ内の床が弱い場合、補強工事が必要となることもあります。
襖(ふすま)を残して内側だけリフォームする方法と、ふすまも取り払い、折れ戸などに変更することもできます。
内側だけのリフォームですと、費用は【10万円】ほどになり、ふすまも変更する場合は【20万円】ほどかかる場合もあります。
さらに押入れの機能をアップさせたいお客様には、ウォークインクローゼットにするリフォームをご提案します。
その際は、追加費用【50万円】程度が必要となり、工事の期間は【1週間】程度が目安です。
■襖(ふすま)から引き戸へ
襖のままでは雰囲気に合わないと感じるお客様には、襖からドアへのリフォームをおすすめします。
開き戸にリフォームすると、費用がさらに必要になり大変です。
敷居の変更だけで可能な引き戸へのリフォームはいかがでしょうか。
アイボリーや白などの明るい色から落ち着いた印象のダークな色まで、色の種類は豊富にあります。
引き戸へのリフォームは、1箇所あたり、【10万〜15万円】程度が目安です。
■障子からカーテンへ
和室では窓に障子、というご家庭も多いでしょう。障子からカーテンへのリフォームは簡単な工事で済ませることができます。
リフォーム会社などの業者に依頼する場合は、出張料金【3千円〜】取り付け費用が一窓ごとに【3千円〜】が目安です。作業は、数時間で済むことがほとんどです。
突っ張り棒などを利用する、カーテンレールを自分で取り付けるなどはDIYでも対応することができ、施工の費用を安く抑えることが出来ることも大きなメリットです。ロールスクリーンを選ぶのもおしゃれです。
障子からカーテンに変えることで、お部屋のイメージが大きく変えることができます。
施工事例
■千葉県千葉市
before
after
その他の写真はこちら
まとめ
今回の記事では、畳からフローリング、さらには和室全体を洋室にリフォームする方法について解説しましたが、役立つ情報は見つかりましたでしょうか。
和室の広さや築年数によっても、リフォームの費用相場や工期に違いが出てきます。
リフォーム検討の際には、施工実績などを参考に経験や知識の豊富なリフォーム会社を探すことが大切です。
ほとんどのリフォーム会社では無料で見積を受け付けています。複数の会社に見積もりを提出してもらった上で、内容をよく確認してください。信頼できるリフォーム会社に出会い、完成度の高いリフォームを実現しましょう。
和室をどうリフォームする?畳をフローリングに張替える方法など洋室にリフォームする際の気になる費用相場や注意点などを千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。
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