2023.10.18ブログ
カーペットからフローリングにリフォームする際の費用相場は?メリット・デメリットや張替え方法・注意点まで徹底解説!
戸建て住宅やマンションを購入した際、洋室が敷き込みカーペットとなっている場合があります。
新しい間は足触りがよく気持ちのいいものですが、時間が経つにつれ、食べ物や飲み物をこぼした際のシミが取れない、カーペット全体の色褪せや黒ずみなどが気になるという方もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、お部屋全体のカーペットを剥がし、フローリングに張り替えるリフォームをご紹介します。
さまざまなフローリングの床材のご紹介や気になる費用相場や工期などについてご説明しますので、リフォームを検討の際にお役立てください。
なぜフローリングでなくカーペットなの?
そもそも「なぜカーペットが敷いてあるの?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
最近では洋室はフローリングが主流になっていますが、カーペットが採用されたのは、昭和30年以降に建設された公団住宅が始まりと言われています。
それ以降、一般家庭向けに保温性や防音性にすぐれたカーペットが洋室やリビングに採用されました。さらに、当時はカーペットは、おしゃれに見えるという点からカーペットが敷き込まれ、その後主流になっていきます。
ただ、敷き込みカーペットは汚れてしまうと簡単に落とせない、ダニやホコリが溜まりアレルギーの原因となるといった不安から、しだいにフローリングへと変わっていきます。
最近の新築住宅では、敷き込みカーペットを施工する住宅は減少傾向にあり、洋室=フローリングとなっています。
【カーペットとフローリング】メリット・デメリットとは?
カーペットからフローリングに張り替えるリフォームは、費用も時間もかかります。
そのため、じっくりと検討してから決めることをおすすめします。
カーペット・フローリングを比較し、それぞれのメリット・デメリットをまとめましたので、再度確認してみましょう。
カーペットのメリット
1. ウール素材は保湿性や吸湿性があり、冬温かく、夏は爽やかに使用できる
2. 最近のカーペットは防ダニ加工がある上、フローリングに比べるとホコリの舞い上がり が少ない
3. カーペットが音を吸収するので、椅子を引いたりする際の生活音を防止できる
4 年配の方やお子さんが転倒した際の衝撃を和らげることができる
カーペットのデメリット
1. 重い物を置くと、特に化学繊維のカーペットでは跡が付きやすい。ウール繊維ですと付きにくいが、完璧に付かないというわけではない
2. フローリングのように簡単に汚れを拭き取れない
フローリングのメリット
1. フローリングはダニが逃げ込む場所がないので、ダニの発生を抑えることができる
2 .無垢材を使用すると、調湿効果があり部屋の湿度が高ければ湿気を吸収し、乾燥していれば水分を放出する
3. 木材は熱伝導率が低いので素材によっては、冬でもヒヤッと感じることがなく、木の温もりを感じることができる
4. フロアシートなど簡単な掃除で済ませることができる。掃除機をかけると逆に床のホコリを巻きあげてしまうので、おすすめできない
5. 素材により差はあるが、耐久性に優れている。複合フローリングだと約15年、無垢なら約30年
フローリングのデメリット
1. 家具を引きずってしまったり、重い物を落としてしまったりすると、傷や凹みができてしまう。床板を簡単に交換することができないため、補修キットなどを使用してご自身で目立たなくするほか、傷がひどい場合はリフォーム会社に相談が必要
2. フローリングは水に弱いという面がある。うっかり水分をこぼした際には早めに拭き取り、乾燥させないと、床材が膨張したり、変色の原因となる。
3. 床材によっては、足の冷えを感じやすくなる。冬場は冷気が床に溜まりやすいため、冷えを感じやすい方は、対策が必要。
【マンション】フローリングに張り替える際に知っておきたいこと!
マンションにお住まいの方で、カーペット張りの洋室をフローリングにリフォームしたいというご相談をよく伺います。
フローリングのリフォームに限らず、リフォームの際には、マンションの管理規定に合致した工事を行う必要があります。
マンションでのリフォームを実施する前に知っておきたいことや注意点をご説明します。
防音数値を満たす床材の使用が必要
カーペットや畳は防音効果があり、床下への生活騒音を小さくする役目を果たしていますが、フローリングは想像以上に周囲に音が伝わるため、トラブルの原因となることが珍しくありません。
マンションでは、管理人室や集会所などに管理規約を備えていますので、まずはフローリングのリフォームが可能かどうかを確かめましょう。
可能な場合は、使用するフローリングの床材もチェックしてください。ほとんどのマンションは、使用できるフローリングの遮音等級(L-40・L-45など)が定められており、数字が小さいほど性能が良くなっています。
例えばL-40ですと、物音がかすかにする程度、L-45ですとスプーンやフォークを落とすと少し音がする程度になります。
必ずお住まいの管理規約を確認しましょう。
フローリングの種類を確認!
一口にフローリングと言っても種類はさまざまで、選ぶ床材によってお部屋の印象や雰囲気が大きく違ってきます。フローリングは簡単に変更することができませんので、後悔することのないよう、慎重に選びましょう。
フローリングには大きく分けて、複合フローリングと無垢材フローリングの2種類がありますが、それぞれに種類が豊富で、特徴や価格もさまざまです。
また木材ではなく、塩化ビニル製床材のクッションフロアも人気があります。
リフォーム成功のためには、どんな床材を選べばいいのでしょうか。
フローリングの種類と共に、選ぶ際のポイントも詳細に解説します。
■複合フローリング
複合フローリングは、合板の上に薄くスライスした天然木や化粧シートなどを貼り合わせて作られた床材です。
大量生産できるため種類豊富で費用を抑えることができるため、標準的な床材として主に使用されています。
表面の木目の色合いや模様のデザインなど種類もさまざまで、温度や湿度によって変化することが少ないため、床暖房対応の商品もあります。
各メーカーから高性能な機能を持つ床材も発売されており、マンションのリフォームにも使用できる防音性能を持つ床材では、特殊な制震マットや緩衝材などを使用し、階下や隣室に伝わる音を軽減します。
その他、摩耗・変色しにくい、汚れにくい、ワックス不要といった性能を持つものもありますので、ぜひ希望にあう床材を見つけてください。
■無垢フローリング
天然木の風合いや質感を存分に楽しみたいという方には、無垢フローリングをおすすめします。
天然木から木材を切り出し、一枚板に加工した床材で、調湿性があり肌触りは格別です。複合フローリングに比べますと高価になりますが、天然木ならではの風合いが大きな魅力で、経年による色の変化も楽しめます。
天然木なのでマンションでは使えないのでは、と疑問に持つ方もいらっしゃるでしょう。
確かに遮音性が求められるマンションではこれまで無垢フローリングを使用することは難しいものでしたが、最近ではマンションに必要な遮音性能を備えた床材が開発されています。
また無垢材は傷が心配という方もいらっしゃると思いますが、傷や汚れがつきにくいよう加工されたものも販売されていますので、ぜひご確認ください。
■クッションフロア
クッションフロアは、クッション性があり、柔らかい質感を持ったシート状の塩化ビニル製の床材です。名前の通り、クッションのように柔らかな足触りで、住宅向けですと1.8mmの厚さがあり、足への負担も軽くなります。手入れが簡単でフローリングと比較すると、手頃な価格な点も人気です。
クッションフロアの大きな魅力のひとつは、デザインの豊富さにあります。木目調はもちろん石やタイルをリアルに再現したデザインや模様もあります。
防水性もあるためトイレや洗面所、キッチンなどの水回りで施工されることが多かった商品ですが、最近ではダイニングやリビング、洋室など、さまざまな場所で活躍しています。
デザインや模様を選ぶ際のポイントとしては、壁紙との相性も重要です。決定する前にはサンプルをもらい、壁紙と雰囲気があるかどうか、必ずチェックしましょう。
フローリングに張り替える際の工期・費用相場は?
「リフォームには時間がかかるのでは?」「予算はいくら必要?」と不安を感じているお客様もいらっしゃるでしょう。
既存のカーペットの床材をはがす作業はそれほど難しい作業ではないため、短い期間で終わることが多く、費用も比較的抑えることができます。
ここからは、フローリングに張り替える際の工期や気になる費用相場について解説します。
家具の移動を忘れずに
リフォームの前に必ず家具等の移動が必要になりますので、仮置き場のスペースを確保しておきましょう。
ご家庭でできる場合は問題ありませんが、リフォーム会社や業者に依頼する際には費用がかかりますので、注意が必要です。
大型家具等を含む場合は、【2万円〜3万円】の追加費用が発生する場合があります。
6畳で1日を目安に
カーペットからフローリングに張り替える場合、古いカーペットを剥がして床下地を調整した後、新しい床材を張ります。
和室の畳からフローリングにリフォームする場合は日数がかかりますが、カーペットからフローリングですと、部屋の大きさにもよりますが、6畳ですと最短で1日です。
ただし、下地に補修が必要な場合もありますので、目安としてお考えください。
およその費用相場について
フローリングに張り替えるためのリフォーム費用は、次のようになります。
「フローリング商品価格」+「撤去・張り替え工事費用」+「巾木交換」
となっています。複合フローリングか無垢フローリングかといった床材の違いや部屋の広さによって費用には大きな幅が出てきます。
おおよその費用相場についてご紹介します。(無垢材=スギ材)
4.5畳)複合フローリング 10万~13万円
4.5畳)無垢フローリング 11万~14万円
4.5畳)防音フローリング 13万~15万円
6畳)複合フローリング 13万~16万円
6畳)無垢フローリング 14万~17万円
6畳)防音フローリング 16万~18万円
フローリングに張替える際の注意点
リフォームの際に部屋の形などにより、追加費用が発生する場合があります。後からトラブルにならないように、事前に知っておきたいことをお伝えします。
リフォーム会社による見積もりの際に、必ず確認しましょう。
部屋に凹凸が多いと追加費用が必要かも
きれいな四角形の部屋ですと張り替え作業がスムーズに進みますが、マンションのリビングや洋室など、凹凸のある部屋では部屋の形に合わせてフローリングを裁断する手間がかかります。
そのため、費用が上がってしまうことがありますので見積もりの際に必ず確認してください。
扉の調整が必要になるかも
カーペットからフローリングにすることで、床の高さが変わります。そのため、「ドアや収納クローゼットの開閉がスムーズにできなくなった」というケースもあります。
その調整のために、追加費用が発生することもあります。
現場の養生費の発生も
マンションでは管理規約に従わなければいけません。マンションの玄関口からご自分の部屋までの廊下や壁、階段、エレベーター内などに養生が必要な場合があります。その際の費用は依頼者が負担となります。
さらに駐車スペースを確保するために、駐車場を利用する際には駐車料金の負担も必要となります。リフォーム代金以外の現場諸経費や養生費も必ず金額を確認しましょう。
施工事例
千葉県千葉市
before
after
※ノダ 防音フローリング カナエルC45
まとめ
カーペットからフローリングにリフォームする際に知っておきたいことや費用、工期などについて解説しましたが、必要な情報は見つかったでしょうか。
特にマンションでのリフォームは注意点が多く、事前に確認しておきたいことがいくつもありますので、慎重に進めていきましょう。
リフォーム成功のためには、事前に工事の流れや知識を頭に入れておくとリフォーム会社との打ち合わせがスムーズに進みます。
ぜひ今回の記事を参考にして、満足度の高いリフォームを実現させてください。
カーペットからフローリングにリフォームする際の費用相場は?メリット・デメリットや張替え方法・注意点まで徹底解説しました。
ご質問・お悩みなど、気軽にメールやお電話にてお問い合わせください。
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当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などのエリアから多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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