2023.11.15ブログ
住まいに設置する外構フェンスの新設や交換の費用相場は?フェンスの選び方から工事内容、設置時の注意点やメンテナンスまで徹底解説!
フェンスをはじめとして、住宅のエクステリア(外装)に設置される外構は、住まいの印象を大きく左右します。
経年により劣化したり、台風や地震などの影響を受けて不具合が発生していませんか?
強い日差しの影響で色褪せが進んでいませんか?
今回、この記事では、新しくフェンスを設置したいという方から、既存のフェンスを撤去して新しいフェンスへとリフォームしたいという方まで、フェンスの種類や施工の費用相場、メンテナンス方法まで、フェンスにまつわるさまざまな情報についてご紹介します。
一度交換すると、長年付き合うことになるフェンス。家全体の印象にマッチするかを慎重に考えて、お気に入りのフェンスに出会いましょう。
フェンスの役割とは?
フェンスには、主に4つの役割や機能があります。一つひとつ解説していきますので、フェンス選びの際の参考にしてください。
目隠し
家の周りのフェンスだけでなく、庭や駐車場のフェンスは、外からの目線を遮り、プライバシーを確保する役割があります。
隣家との距離が近いため、フェンスを設けたいというご家庭も多いでしょう。隣家との境にあまりにも高いフェンスを設けてしまうと、お隣からの印象が気になりますが、目隠し効果の高いデザインや防音性の高いものなどがおすすめです。
庭でゆっくりと植物の手入れをしたいという方も多いでしょう。そんなときは、通行人からの視線を遮る目隠し効果の高いフェンスが欲しいところです。
また、新たにウッドデッキを設置する場合にも、目隠し用のフェンスで囲うと、気兼ねなく使うことができるでしょう。
防犯対策
セキュリティ面でも、フェンスは大きな役割を果たします。
フェンスがあることで、泥棒のターゲットになりにくく、犯罪を抑制することが可能になります。
ただし、フェンスの背を高くして視界をシャットアウトしてしまうと、不審者が侵入したとしても、外から気づかれなくなってしまいます。
防犯に役立つフェンスですが、周囲の様子がある程度わかりやすく、外観の雰囲気に合ったデザインを選ぶことも大きなポイントです
敷地の境界を明確に
自宅をフェンスで囲むことにより、隣家や道路との境界線を明らかにすることができ、トラブルの発生を防ぐことができます。
新築時にフェンスがなく、お客様自身が新たにフェンスを設置する場合は境界線のチェックが必要です。
ただし、自分の敷地だからといって、どのようなフェンスを設置しても構わないというわけではなく、隣人にとっては日当たりが悪くなったり、風通しが悪くなる可能性もあります。
トラブルを避けるためにも、フェンスの高さは2メートル以下をご提案します。
装飾効果
フェンスをはじめ、門やカーポートなどの外構は、住まいの見た目をより良いものにする役割も持っています。
最近では、おしゃれでカラーも豊富に選べるフェンスが販売されており、木目調や洋風モダンのアルミ・アイアン調、ナチュラルテイストなど、自宅のエクステリアのイメージに合うフェンスを選ぶことができます。
また、ガーデニングを楽しむなら、庭の植物と調和の取れたデザインを選ぶと一層おしゃれになります。
フェンスで目隠しをしながらも、つる性の植物を絡ませたり、植木鉢などをハンギングしたりと、ガーデニングの楽しみを広げることもできます。
フェンスの種類や特徴について
豊富な種類のフェンスが各メーカーから販売されていますが、「多すぎて、決めるのが難しい!」と感じている方もいらっしゃるでしょう。
まず、フェンスの種類と特徴についてご説明します。
軽量で丈夫なアルミ形材
アルミ形材(かたざい)のフェンスは、軽量ながらも丈夫な点に大きなメリットがあり、安いフェンスを購入したい方に、おすすめの商品です。
金属はサビやすいのではと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、アルミフェンスの多くは表面に加工がされており、サビに強く、美しさが長持ちします。
また軽量で柔らかく加工しやすいため、横格子や立格子、木目調などデザインも豊富に取り揃えられています。
強度の面では、スチールやステンレスよりも劣り、潮風に弱いというデメリットはあります。
アルミ鋳型フェンス
アルミ鋳型(いがた)フェンスは、デザイン性にあふれ、重厚感もあるフェンスです。
アルミ形材とは製造方法が異なり、溶かしたアルミをデザインの型に流し込んで作られた鋳物フェンスには、表面に細かい凸凹があり、ザラザラした手触りがあります。
アルミ鋳型の大きな特徴は、デザイン性が豊かであるところです。
緩やかな曲線や剣先がデザインされたもの、波をうったようなデザインなど、洋風住宅に調和する商品が多く発売されています。
住まいの雰囲気をより洋風にしたいご家庭では、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
手頃な価格のスチールフェンス
スチールフェンスは耐久性がありながらも、アルミやステンレスなどの金属素材に比べて、価格が安く、人気のある商品です。
メッシュタイプは、公園や公共施設などで利用されることが多いため、見たことがあるという方も多いでしょう。
デザインは網目状で、隙間が大きいため、目隠しとしては十分ではないかもしれませんが、風の通りが良く、開放感があります。
アルミやステンレスと比較すると、錆びやすいというデメリットがあるほか、スチールは柔らかいので、台風など自然災害が多い場所には不向きです。
また、15年以上経過した際には再塗装が必要になる場合があります。
デザインのバリエーションは少なめです。
木粉(もくふん)入りの樹脂フェンス
天然木の風合いがご希望の方には、木粉入りの樹脂フェンスをおすすめします。
見た目は木製フェンスに見えるのですが、ポリスチレンという素材からできており、耐久性に優れ、メンテナンスしやすいといった特徴があります。
格子状や横バーなどのデザインがあり、和風住宅にぴったりの商品ですが、価格は少し高めです。
フェンスのデザインもさまざま
フェンスの素材をご紹介しましたが、デザインにもさまざまな種類がありますので、ご紹介します。
格子タイプ
格子タイプのフェンスには、縦格子や横格子、井桁格子の3種類のデザインがあり、それぞれが独自の美しさを持っています。
縦格子は、縦に伸びた直線が美しいデザインのフェンスで、すっきりとした印象があります。
雨水や汚れがたまりにくいといったメリットがあるほか、フェンスに足をかけられないため、高い防犯効果もあります。
横格子は、横に広がりをかんじさせる印象を与えますので、住まいを広く見せる効果があり、縦格子よりも、目隠し効果が高いデザインです。
ただし、フェンスに足をかけることができるため、縦格子よりも防犯効果は落ちてしまいます。
井桁格子とは、格子が「井」の字に組まれたデザインで、和モダンな雰囲気を演出することができます。
目隠しの効果は低くなりますが、風通しがよく開放感を感じるデザインです。
ルーバータイプ
ルーバー(羽板)を斜めに配置したフェンスで、高い目隠し効果があります。
一見すると隙間がないように見えますが、隙間を開けながら細長いルーバーを設置していますので、しっかりと風が通ります。
メッシュタイプ
細かい網目状にデザインされたシンプルな見た目で、通気性がよく開放感があります。
住宅のプライバシーを守りたい、目隠しをしたいというご家庭には不向きですが、見えてしまう分、防犯に役立つという面もあります。
竹垣フェンス
竹などの自然素材を使った生垣のように見える樹脂製やプラスティック製の竹垣フェンスがあります。
まるで本物の木材のような樹脂製・プラスティック製の竹垣フェンスは耐久性が高く、メンテナンスが簡単といったメリットがあります。
竹垣フェンスを取り付けることで、和風住宅の雰囲気をさらにグレードアップしてくれます。
フェンス選びのポイントとは?
お気に入りの素材が見つかったら、次はフェンスの設置場所に適したサイズやデザインについて考えていきましょう。
フェンス選びには、失敗しないための大切なポイントが3つあり、選び方について詳しく解説します。
高さ
フェンスの高さは、建築基準法で上限が決められていることをご存じでしょうか。
ブロックの上にフェンスを設置する場合、ブロック+目隠しフェンスを合わせた時の高さが2.2m以下となっています。
上限を超えないようにしながらも、風通しや日当たり、敷地の状況などを考慮して高さを決定することが大切です。
プライバシー保護のためにフェンスを付けたい場合、その高さは180cm〜200cmあると安心です。
ただし、防犯対策としての役目も加えたい場合は、侵入者が発見しやすくなるよう、150cm以下にすることもあります。
工事終了後に「もう少し高いほうがよかった」と後悔することのないよう、リフォームの際には、リフォーム会社と慎重に打ち合わせをして、高さを決定しましょう。
設置範囲
フェンスの設置範囲を決めておくことも大切です。
家の周り全体を囲むと、目隠し・防犯効果は高まりますが、予算をオーバーしてしまったり、圧迫感を感じてしまったりすることもあります。
洗濯物を干す場所だけ、リビングが見えない位置に設置するだけなど、部分的に設置することもできます。
フェンス設置の目的に沿って、設置範囲を決めましょう。
デザイン
フェンスのデザインは、屋根や外壁の色やデザインと調和するものを探すことが重要です。
例えば、和の雰囲気を持つ住宅には、木目調のナチュラルなフェンスがマッチするでしょう。シンプルで都会的な雰囲気の住宅には、アルミ製のフェンスが似合います。
さらに門扉、カーポートなどの外構とうまく調和する色を選択することも大切です。建物全体の美しい外観を保つ役割も担うためにも、デザインは慎重に選びましょう。
フェンス設置工事の流れを紹介
リフォーム成功のためには、設置工事の大まかな流れをお客様自身も知っておくことが大切です。概要をご説明します。
①フェンス決定
フェンス選びは住まいの印象にも大きく関係します。デザインや耐久性、メンテナンス方法など総合的に判断して決定しましょう。
②見積りと契約
要望どおりの見積内容かをしっかりと確認し、慎重に契約を行いましょう。また工事料金の内訳についても、説明を受け、追加工事が発生しないかどうかも必ず確かめましょう。
③地盤調査と基礎工事
フェンスを安全に設置するため、施工前に地盤調査を実施し、必要に応じて基礎工事を行います。フェンスの安定性を高めるための重要な工程です。
既存のフェンスがある場合、工事が必要がないように思えますが、基礎部分や支柱に腐食やモルタルの耐久性が低下している場合もあります。
④フェンス設置
隣接物件との境界や規制に従い、正確な位置を決めた後、フェンス本体と柱を適切な位置に設置し、固定します。
⑤施工完了・引き渡し
工期については、設置範囲により幅がありますが、【3〜5日】が目安です。
施工の完了後、お客様とともに、安全性や品質を確認します。その際に、アフターサービスやメンテナンスについても説明があります。
フェンス工事の費用相場は?
フェンス設置の工事費用は、フェンス本体の価格と工事価格、既存のフェンスがある場合は撤去費用も必要です。
フェンス本体の価格や工事費用を例として一覧にまとめましたので、ご覧ください。
費用は、設置範囲に大きく影響されますが、およその予算金額が決まれば、リフォーム会社や工務店に見積りをお願いしましょう。多くの業者では、無料で見積もりを受け付けています。複数の会社から見積書をもらう相見積を行い、施工事例なども比較検討して、信頼できる1社を選びましょう。
【種類別・フェンスの本体価格】
【設置工事費用】
既存のフェンスやブロック塀を取り壊す場合は、新設費用の他に取り壊し費用、廃棄処分費、基礎工事費、埋め戻し費用などが必要になる場合があります。
取り壊すフェンスの長さ、廃棄物の量など条件により費用は異なりますので、注意しましょう。
主な工事費用のおおよその価格をご紹介します。
<取り壊し費用> 3万~10万円
<フェンス新設設置費用> 1.2万~2.5万円/枚
<フェンスコア抜き工事> 3千~9千円/箇所
フェンスコア抜き工事とは、ブロックに支柱を指すための穴を開ける工事で、フェンスを安全に設置するための重要な工事となっており、フェンス交換の場合も必要に応じて行います。
フェンス本体の価格と工事費用を合計すると、高額になる場合もあります。
そのため、時間をかけてじっくりと検討することが大切です。
フェンスのメンテナンスは?
定期的なメンテナンスを行うことによりフェンスを長く安全に使用でき、不具合の発生も
抑えることが可能です。素材ごとにメンテナンス方法をご紹介します。
■アルミフェンス
アルミは雨風にさらされても劣化しにくい素材です。メンテナンス方法としては、土ぼこりなどの汚れを柔らかい布で拭き取るだけで十分です。
アルミフェンスは衝撃に弱いといった弱点があり、硬いものをぶつけると凹んでしまうことがありますので、注意しましょう。
■スチールフェンス
スチールフェンスは、アルミ製よりも耐久性に優れ、衝撃にも強い材質の商品です。
表面はプラスチックや樹脂などで覆われていますが、経年劣化により塗装がはげてしまうと、サビが発生してしまいます。
表面加工のはげに気づいたら、早めにさび止め塗料を塗っておきましょう。
■樹脂フェンス
木目調の樹脂フェンスは、大きく劣化することはまれです。紫外線による退色の可能性がありますが、多くの製品は、メンテナンスフリーとして販売されています。
雨水や泥などの汚れに気づいたら、アルミフェンスと同じように、水で洗い流してください。それでも落ちなければ、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を用意し、柔らかいスポンジで汚れを拭き取りましょう。
フェンス設置時の注意点
フェンス工事の際は、隣家へ一声かけるといった配慮を忘れないようにしましょう。
工事の際は、隣家との境界線で作業も発生するため、工事音が響いてしまうほか、ホコリも発生します。特に、目隠しのために高さのあるフェンスを設置する場合は、隣家の採光に影響し、隣家からの景観も変わります。
こうした理由から、トラブル回避のためにも、業者にお任せするだけでなく、お客様自身が直接あいさつに行くことをおすすめします。
フェンスをDIYで設置できる?
DIYが得意な人の中には、「フェンスを作ってみたい!」と考える方もいらっしゃるでしょう。
まずは狭いスペースからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。DIYですからもちろん、人件費などの諸経費が抑えられ、材料費だけで安く済みます。支柱を地中深くに埋める必要のないフェンスならば、サイト上や本などに施工方法が掲載されていますので、活用してみましょう。
また通販サイトでは、木製フェンスのキットなども販売されています。板などの材料がすでにカットされていますので、簡単に挑戦することができます。
ただし、コンクリートで土台を作ったり、ブロック塀を積み増したり、知識や技術が必要なケースは、専門の職人に正確に施工してもらった方が心配がなく、安全でしょう。
施工事例
千葉県千葉市
※事務所屋上に設置
その他の施工実績はこちら
まとめ
今回の記事では、既存のフェンスを撤去して新しくフェンスを備え付ける際や新設する際に知っておきたい情報について解説しました。
フェンスを変えるだけで住まいの外観の印象が大きく変わります。
お客様のイメージにぴったりのフェンスを選ぶと、家での暮らしがもっと好きになるはずです。
いろいろな商品に触れて、ぜひ理想のフェンスを見つけてください。
住まいに設置する外構フェンスの新設や交換の費用相場は?フェンスの選び方から工事内容、設置時の注意点やメンテナンスまで千葉県千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。
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