2023.11.17ブログ
【2023年から継続決定】窓リノベならお得な補助金を活用!内窓(二重窓)・サッシ交換など断熱窓へのリフォーム方法や補助金について徹底解説!
「夏は暑くて、冬は寒い」といった住まいの悩みはございませんか。
そのような悩みは、家中のガラスを複層ガラスや内窓(二重窓)など高性能の断熱窓にリフォームすることで解決することができます。
2023年度の「先進的窓リノベ事業」に引き続き、2024年度も「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」として、国から窓リノベの補助が行われることになり、費用をかけずに高性能窓が設置できることをご存じでしょうか。
断熱窓に改修することで、一年を通じて室内の気温が適温になるため、光熱費の節約や省エネにつながるほか、冬場の結露の悩みからも解放されます。
断熱窓のしくみや種類、補助金対象の工事内容などについて紹介しますので、お得にリフォームしてみませんか。
住宅省エネ2024キャンペーン発表!
2024年3月以降に申請受付が始まる国(環境省)による「住宅省エネ2024キャンペーン」の概要が発表されました。
事業内容は以下の通りです。
①質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援(仮称)
(こどもエコすまい支援事業の後継事業)
②断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業
(先進的窓リノベ事業の後継事業)
③高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金
(給湯省エネ事業の後継事業)
④既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業(新規)
窓のリノベーションについては、2023年度の「先進的窓リノベ事業」から、「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」と名称は変わりますが、2024年も継続して補助金が利用できることになりました。
【2024年】断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業の詳細
令和5年11月10日、令和5年度補正予算案が閣議決定され、「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」が決定しました。
総額1484億円を投じ、既存住宅の高断熱窓への改修だけでなく、省エネタイプの給湯設備の購入支援も行います。
断熱窓への改修については、2024年度は前年度の2倍にあたる40万戸超のリフォームを見込んで予算を組んでおり、工事の補助金額は、一戸あたり5万円から最大200万円までとなっています。
高性能の窓に改修し補助金をもらうことで、脱炭素社会の実現を各家庭から目指すことができる、とてもお得な制度です。
お住まいがマンションなどの集合住宅の場合、外面に接した窓のリフォームは禁止となっていることが多く、戸建ての住宅のように、自由にリフォームできない可能性があります。
ただし、カバー工法による施工が可能な場合もありますので、まずは、管理組合に以下のような内容を確認しましょう。
・マンション管理規約での「窓」は共用・専有部分のどちらか
・リフォーム可能な場合の手続き方法
また、住宅関連リフォームの補助金としては、2023 年の「こどもエコすまい支援事業の後継事業」の後継事業である「質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援(仮称)」が創設されています。
こちらの補助金制度でも開口部の断熱改修が行えるほか、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修工事も対象になっています。補助金の併用なども含めた詳細については、ホームページなどでご確認ください。
なぜ窓の改修?
国からの補助金が支給される窓の改修工事ですが、「なぜそんなに窓が重要なの?」と感じている方がいらっしゃるかもしれません。
その理由は、【窓が熱の出入りに大きく関係する】からなのです。冬と夏の場合について解説します。
【冬の場合】
冬、エアコンやヒーターをつけているのに何だか効きが悪いと感じることはありませんか。また、窓からの冷気を感じることがあるかもしれません。それは、窓から温めた空気が外に逃げていることが原因です。
冬に暖房の効いた室内から熱が外に移動する割合は、資源エネルギー庁 省エネポータルサイトによると
窓・・・58%
外壁・・・15%、
換気・・・15%
床・・・7%
屋根・・・5%
となっています。
【夏の場合】
真夏の厳しい日差しの影響で、窓全体はもちろん、外壁や天井なども熱を帯びていることがあります。
夏の冷房時(昼間)に窓から熱が入る割合は、
窓・・・73%
外壁・・・7%、
換気・・・6%
床・・・3%
屋根・・・11%
となっています。
これらの数値から、窓からの熱の出入りが大きな割合を占めていることがお分かりいただけるでしょう。
断熱性を高めた窓に改修することで、冷暖房の効きが良くなるほか、結露やカビの発生を防ぐ、ヒートショックのリスクを抑えるなど、省エネだけでなく、さまざまな対策につながります。
快適な室内温度で健康的に暮らすためにも、断熱性の高い窓に改修することをおすすめします。
引用)経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭でできる省エネ
断熱性の低い窓が引き起こすトラブルとは
快適な暮らしのためには窓の断熱性が重要とお分かりいただけたでしょうか。では、窓の断熱性が低いとどのようなことがおきるのか、ご紹介します。
光熱費がかかる
窓が断熱化されていない住まいでは、せっかく暖房で部屋を温めたとしても熱が逃げやすく、光熱費が余計にかかってしまいます。最近では、電気代やガス代が上昇しています。請求書を見てあまりの高さにびっくりしたという方も多いでしょう。
結露の原因となる
冬の間、熱が出入りする窓ガラスは、冷たい外気によって冷やされるため、結露が発生します。結露が発生するとカビやダニの発生原因ともなります。毎日結露を拭き取る作業が面倒だという方もいらっしゃるでしょう。
健康面への影響
温かいリビングや居室から浴室や脱衣所・洗面所などへ移動する際に大きな温度差が発生している場合、高齢者の方は特にヒートショックを発症してしまう可能性があります。
断熱性の高い窓へリフォームすることで、室内の温度差を無くし、ヒートショックなどの原因を解消することができます。
高性能の断熱窓について
ここからは、高性能の断熱窓についてご紹介します。
複層ガラス(ペアガラス)
複層ガラスは2枚の板ガラスの間に空気の層を設けた構造をしており、このガラスの間に設けられた空気の層が断熱の役割を果たします。
各メーカーからさまざまな複層ガラスが発売されていますが、一般的に複層ガラスの厚みは、12ミリ~18ミリ程度で、専用のサッシ枠に取り付けます。
ちなみに、複層ガラスは、「ペアガラス」と表記されることがあります。ペアガラスは旭硝子の商標登録済みの固有名詞となっており、実際には同じ機能を持った複層ガラスのことを指しています。
真空ガラス
真空ガラスは、2枚の板ガラス間に0.2ミリの真空層が設けられた商品です。
ガラスの厚みは6.2ミリ〜と、とても薄く、既存のサッシ枠にガラスだけ交換できるため、短時間の取り付け作業で済みます。
真空層の効果によって魔法瓶のような効果があり、一般的な複層ガラスに比べて高い断熱性能があります。
補助金で設置できる窓とは
「補助金でどんな窓が設置できるのか知りたい」というお客様は多いでしょう。
ここからは、補助金で取り付けができる窓を紹介し、そのメリット・デメリットについてもご紹介します。
補助金で行える改修工事
補助金で行える窓の改修工事は以下の4種類となり、補助金額は、窓の持つ断熱性能と大きさにより異なります。
窓のタイプや施工内容については、リフォーム会社による説明がありますが、補助金額は目安としてお考えください。
【補助金額の目安】
①ガラス交換 4,000円〜48,000円
②内窓設置 30,000円〜124,000円
③外窓交換(カバー工法) 51,000円〜183,000円
④外窓交換(はつり工法) 51,000円〜183,000円
ガラス交換
既存のサッシはそのままに、窓ガラスのみを複層ガラスなどに交換する工事です。
窓の性能区分と窓ガラスの大きさにより補助金額は変動します。
ガラスが二重になっている複層ガラスにもさまざまな種類がありますので、機能や価格を検討して選んでください。
二重窓(内窓)の設置
ご自宅の窓の内側に新たにもう一枚窓を設置する方法で、窓を二回、開け閉めする必要がありますが、ペアガラスよりも高い断熱性能が期待できます。
■メリット
断熱効果が高い
窓自体が2枚ありますので、十分な断熱効果があり、北海道など寒さの厳しい寒冷地などで採用されています。
結露が発生しにくい
結露が発生してしまうと、窓周辺にカビが生えたり、腐食してしまったり、対策に頭を悩ませている人も多いでしょう。
二重窓では、内側に設置した窓は外気に触れることがないので、結露の発生を防止することができます。
防犯効果が高い
防犯効果の高さも、二重窓のメリットの一つです。
空き巣の侵入経路は多くが窓からと言われています。空き巣が窓の一部を壊して室内に侵入する時間はごくわずかですが、二重窓ですと侵入に手間取るため、空き巣のターゲットから外れることになります。
防音効果もある
二重窓には、ガラスとガラスの間に空気層があります。その空気層が音の出入りを妨げる役割を果たすことができます。
ただし、これだけでは完全ではありませんので、防音が目的の場合は他の対策方法と併用することをおすすめします。
■デメリット
開け閉めが面倒
窓が2枚あるため仕方ないのですが、開閉の面倒を避けることはできません。
外窓交換(カバー工法)
カバー工法とは、既存のサッシを解体することなく、上から新しいサッシを被せる(カバーする)工法のことです。
これまで窓のリフォームといえば、壁を壊して古いサッシを取り出してから新品を取り付けていましたが、カバー工法では、既存のサッシをそのまま使用します。作業時間を大幅に短縮することができ、いろいろなタイプの窓に適用可能な工法です。
■メリット
工期が短い
壁や床を補修する必要がなく、室内から工事が行えることは大きなメリットの一つです。
2階以上の窓でも足場を組む必要がなく、室内から施工できるため、2時間~半日程度の工期で完了することもあります。
窓の歪みを解消できる
カバー工法では上から新しいサッシを被せるため、歪みを修正することが可能です。窓の歪みを解消することで、隙間風の悩みを解消することができます。
騒音など近所に影響しない
大掛かりな工事ですと、騒音が大きく、隣近所に事前に声かけが必要な場合もありますが、カバー工法なら近隣への影響を抑えることができます。
■デメリット
窓のガラス部分が狭くなる
カバー工法は、既存のサッシの上に新しいサッシを被せるので、サッシ部分が大きくなってしまい、窓の部分が小さくなってしまいます。
元々が大きなサイズの窓であれば気にならないかもしれませんが、小さな窓の場合は「室内が暗くなった」と感じるかもしれません。
外窓交換(はつり工法)
はつり工法は、壁カット工法とも言われるように、既存の窓ガラス及びサッシを全て撤去した後、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事です。
■メリット
古い家におすすめ
外壁も含めて窓全体を交換しますので、老朽化が心配というご家庭におすすめの工法で、窓の断熱性が高まるだけでなく、外壁の防水性などもまとめて解決することができます。
■デメリット
工事費が高い
補助金が適用されるとはいえ、外壁を取り壊しますので、工事費が高く、工期も他の方法と比べて長くなります。
補助金申請の方法や流れ
補助金を使った工事は「申請が難しいのではないか」と不安を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、補助金の申請は、お客様自身が行うものではなく、工事施工者が代行しますのでご安心ください。
まずは、補助金を利用した工事の大まかな流れについて解説します。
①住宅省エネ支援事業者に工事を依頼する
リフォームをしたいと考えたとき、どこの業者に依頼するかを検討しますが、依頼した業者がキャンペーン事業の登録事業者である必要があります。
問い合わせをする際には、リフォーム会社がキャンペーン事業の登録を取得しているかを必ずチェックしましょう。
②契約を結ぶ
見積もりに納得し、工事内容が決まれば、工事施工者等と契約を結びます。
③工事着工
窓リノベ事業の補助金を受ける場合、工事施工者等が事業者登録申請をおこなった日以降に工事を開始することが必要です。
工事着手前に、工事施工者に確認しましょう。
④補助金の申請
リフォーム完成後に、工事施工者が補助金の申請を行いますが、申請の際に、必要な書類がありますので、事前に用意しておきましょう。
(必要書類の例)
・住民票(世帯票)
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・既存住宅の不動産売買契約書(申請する要件に応じて) など
⑤補助金の交付・還元
補助金は、工事施工者に振り込まれたあと、事前に取り決めた方法により、お客様に還元されます。
還元方法は、
①契約代金(最終支払)の一部に充当
②現金の支払い(契約代金を精算済みの場合に限る)
の2つです。
補助金を利用する際の注意点
補助金を利用する際には知っておきたいいくつかの注意点があります。
事前に確認して、失敗のないリフォーム工事にしましょう。
在庫不足の可能性も
2023年春に窓リノベの補助金事業が開始されましたが、一部メーカーでは注文が殺到し在庫不足が発生しました。例えば、LIXILの内窓「インプラス」という商品は、2023年4月の受注が前年同月の約3倍になり、大きな需要増が話題となりました。
同様の傾向は他のメーカーでも発生し、新規工事の受付を一時停止するなどして対応した企業もあったようです。
施工時期がずれてしまうと補助金が受けられなくなることもありますので、補助金の申請期間に注意しましょう。
スケジュール管理を確実に
断熱窓へのリフォームは工事期間が短くて済むため人気があり、実績のあるリフォーム会社や工務店などによっては、工事依頼が殺到することも考えられます。
補助金の申請には期限が設けられていますので、締め切り間際の申請になってしまわないよう、早めに工事依頼を行うことをおすすめします。
「断熱窓に変えたい!」と思ったら、早めに登録業者に問い合わせることが大切です。
受付が早めに終わる場合も
補助金には、申請の受付期間が設定されているほか、補助金の予算には限りがあります。
申請が殺到すると、受付期間内でも予算の上限に達し受付終了となる場合がありますので、補助金を活用したい場合は、早めにリフォーム会社に相談するなど、しっかりと余裕を持ってリフォームの検討を始めることが大切です。
まとめ
今回の記事では、補助金を使用した窓リノベについてご紹介しましたが、参考となる情報は見つかったでしょうか。
国による補助金の活用で、改修の費用を抑えることができる大きなチャンスです。リフォームを検討中の方は、希望するリフォーム内容が補助金の支給条件に当てはまるかを、前 もってサイトなどでご確認ください。
お得に改修を行い、快適で居心地のいい住まいを手にしましょう。
【2023年から継続決定】窓リノベならお得な補助金を活用!内窓(二重窓)・サッシ交換など断熱窓へのリフォーム方法や補助金について徹底解説しました。
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