2023.12.08ブログ
トイレの壁紙(クロス)の上手な選び方は?失敗しないためのポイントや張り替えの費用相場・おすすめのお手入れ方法などを千葉市のリフォーム会社が徹底解説!
「壁紙が汚れてきたなぁ…」と感じつつも、仕事や家事、子育てに忙しく、なんとなくリフォームを先延ばししているというご家庭はありませんか?
便器周辺や床の掃除は入念に行うものの、壁紙(クロス)まで掃除する時間がないというご家庭も珍しくないかもしれません。
トイレの壁紙は、尿がはねてしまって臭いが付いてしまったり、黄ばみや黒カビができてしまったり、トイレ特有の原因で汚れが発生してしまいます。
また、トイレットペーパーから出る細かな繊維が狭い室内に溜まり続けると、やがてホコリになってしまい、不衛生な環境になってしまいます。
そこで今回の記事では、トイレの壁紙を選ぶ際に、どのような壁紙を選んだらいいのかを具体的に紹介するほか、トイレという狭い場所を清潔で、魅力的な空間に変えるための壁紙の選び方やポイントにも触れ、解説をします。
リフォームのタイミングを上手に利用して、トイレをおしゃれで快適な空間にしましょう。
トイレの壁紙の悩みとは?
トイレの壁紙の悩みと一口に言っても、その内容はさまざまです。よく耳にする、ご家庭でのお悩みを具体的にご紹介します。
壁紙の黄ばみが目立つ!
トイレの壁紙には、白やベージュなど淡い色味で柔らかいデザインのものを好む方が多いですが、シミやカビなどの汚れが目立ってしまうというデメリットがあります。
また汚れを落とそうと、壁紙の表面を強くこすってしまい、逆に傷めてしまうこともあるかもしれません。
黒カビが落ちない!
黒カビと聞くと、浴室を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、トイレも湿気があり、黒カビは発生します。
トイレは、水が流れるとき、便器から細かな水滴が飛び散りやすい上に、マンションなどの集合住宅では窓などの換気口がないことも珍しくありません。
そのため、通気性が悪くなり、黒カビが発生しがちです。
さらに「落としたい!」と思ってもなかなか落ちないのが黒カビ。
いろいろな種類の洗剤を使ったり、掃除方法をインターネット上で検索して試したけれども、「きれいに落ちなかった」といった声も多くあります。
臭いが気になる!
トイレを使用中に飛び散った尿が壁紙に付着してしまい、尿内のアンモニアが臭いの原因になります。
また、トイレに窓がないご家庭も多くあります。使用するとき以外は閉め切った場所となるため、壁紙が臭いの元になってしまいます。
染みついた臭いも解決したいというご要望から、トイレ全体の壁紙を交換したいという方もいらっしゃいます。
殺風景すぎる
汚れが気になるだけでなく、単色だけの殺風景な壁紙をリフォームして、雰囲気を変えたいと検討中の方もいらっしゃるでしょう。
新築で住宅を購入する際、リビングやキッチンなどのインテリアや家具などに気を配りすぎて、トイレの壁紙まで気が回らなかったということもあるかもしれません。
最近では、シンプルな単一色の壁紙を残しつつ、壁の一面だけにメリハリのある柄の壁紙を採用する「アクセントクロス」という手法に注目が集まっています。概要については、後ほどご説明します。
狭く見える
大胆な柄や派手な模様の壁紙は、トイレなど狭い場所で使うと、空間を圧迫する雰囲気を作り出し、トイレを狭く見えてしまうことがあります。
実際に、大胆な柄のデザイン性のある壁紙をサンプルとしてご覧いただいたところ、「圧迫感を感じる」「逆に狭く見える」といった感想を持つ方もいらっしゃいます。
施工した後に「失敗したかも」という気持ちにならないよう、大きな柄は全体に使うのではなく、アクセントとして一部分に使用すると効果的です。
完成イメージを明確にしよう
壁紙についてさまざまな情報をご紹介する前に、「こんなトイレ空間にしたいな」というイメージをご自分で、またはご家族みんなで提案し合うことが、リフォーム成功のためにとても大切です。
ある程度、「こうしたい!」というイメージが固まってきたら、お気に入りの壁紙を選んでいきましょう。
その際にポイントとなるのが、壁紙の【機能性】と【デザイン】です。
この二つを兼ね備えた壁紙を選ぶことで、おしゃれで機能的、清潔感のあるトイレ空間を実現することができます。
またたくさんの施工事例を見ることも重要です。
壁紙の色を決定する際、便器などに使用されている陶器の色や、床の色など、壁紙以外の色味とのバランスの統一も考える必要があります。多くのサンプルを見ることで、「取り入れてみたい!」と感じるたくさんのアイデアを得ることができます。
たくさんの施工事例を見て、理想のイメージを明確にしていきましょう。
機能性の高い壁紙とは
ここからは、壁紙に備え付けられた機能性について解説していきます。
壁紙は色や柄などのデザインを見比べながら、お気に入りの一つを選び出す楽しさがありますが、最近では高機能を備えた壁紙も販売され、人気があります。
機能性を持つ壁紙は各メーカーからさまざまな種類が発売され、以下でご紹介する機能の全て兼ね備えた商品もあります。
まずは、どのような機能や特徴があるのかを、ご紹介します。
汚れ防止機能
仕事や家事、子育てに忙しいお客様におすすめなのが、汚れ防止機能がコーティングされた壁紙です。
表面にフィルムを貼るラミネートが施されており、汚れが付着しにくくなっています。さらに、お手入れはさっと水拭きするだけという簡単さで、掃除の手間を大幅に省くことができます。
もし、しつこい汚れが気になる場合は、中性洗剤等を利用すると効果的です。
ラミネート加工のある壁紙は、水汚れが気になる場所での使用におすすめです。
消臭機能
心地よい香りをトイレ内に漂わせてくれながらも、不快な臭いを分解してくれる、消臭効果のある壁紙も人気のある商品です。特に換気扇がないトイレには、便利でうれしい機能です。
トイレ内のアンモニア臭が気になるというお悩みも多くの方がお持ちでしょう。その気になる臭いを吸着し分解してくれる機能を持つ壁紙の効果は、環境にもよりますが、約5年〜10年持続 可能です。
デメリットとしては、ホコリが付着してしまうと効果が落ちてしまうことがあります。ただし簡単なお手入れで済みますので、掃除の手間を省くことができます。
また、光触媒を利用して臭いの成分を分解する壁紙や、抗菌効果のある壁紙などもありますので、検討してはいかがでしょうか。
防カビ機能・吸放湿機能
トイレ内の湿気を吸収・放出し、カビの発生を防ぐ機能のある壁紙もあります。
トイレは扉を閉めておくことが多いため、換気扇や窓がないと湿気がたまりやすく、カビが発生しやすくなります。
「いつの間にか、壁紙に黒カビが生えていた」というご家庭もあるでしょう。そのような場合は、リフォームの際に、防カビ・吸放湿機能のある壁紙を選ぶと安心です。
特に、湿度が高くなる梅雨や夏の間も、トイレ内の空気をきれいに保つことができます。
トイレの壁紙の色・柄の選び方
さまざまな機能を持つ壁紙をご紹介し終えたところで、ここからは色味や柄、デザインの選び方について解説していきます。
今までの無地でシンプルな壁紙から、全く違った印象の壁紙に張り替えてみたい、と考える方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、トイレ内のイメージチェンジに成功したと思っても、トイレ周辺の洗面所や玄関、廊下との調和が乱れてしまうと、後悔してしまうかもしれません。
これまでの雰囲気と違うタイプに変えつつも、周囲ともうまく調和できるデザインを選ぶ。難しく聞こえるかもしれませんが、お気に入りのデザインがきっと見つかりますので、探していきましょう。
ベースは落ち着いた色味を
お客様の好みにもよりますが、大きな面積を占める左右の壁や天井には、ホワイトやベージュ、グレーなど淡く、落ち着いた色味をおすすめします。
トイレは狭い場所になりますので、両方の壁に大柄の壁紙を選んでしまうと、扉を開けたときに圧迫感を感じたり、狭く感じたりします。
広く大きな部分を占める壁紙は、淡い色合いで飽きのこないものを選んだ方がベターです。
シンプルカラー+アクセントがおすすめ
前述でご紹介した「アクセントクロス」について解説します。
アクセントクロスとは、トイレの壁紙の一部分にアクセントとして、タイプの違う色やデザインの壁紙を組み合わせ る方法です。
例 えば、ドアを開けて正面に見える壁紙を赤やピンク、ブルー系のビビッドなカラーにして、左右+天井は白い壁紙にする、または左右両面に個性的でおしゃれな、デザイン性のある壁紙を配置し、正面は無地にする、というスタイルです。
一部分をアクセントとしておしゃれなクロスにして、残りの面をシンプルにすることで、落ち着きやシックな雰囲気を残しながらも、個性や遊び心のある空間を演出できます。
小柄は落ち着いた雰囲気に
小さな柄の壁紙もトイレ用に人気があります。明るい色合いの小さな花柄を全面に施工しても圧迫感がなく、快適な空間を作ることができます。さらに、小さな柄物のデザインはトイレに奥行きがあるように感じさせる効果もあります。
大柄のデザインを使いたい場合は、先ほどご紹介したアクセントクロスとして使用すると、まとまりを感じ、バランスの取れたコーディネートに仕上がります。
小柄のプリントでは目立たないのですが、大柄のプリントを使用する際、壁面や天井などの継ぎ目でプリント柄の切れが目立ってしまうことがありますので、注意が必要です。
壁紙ではなくタイルの選択も
トイレに貼るのは壁紙、と思いがちですが、タイルという選択も提案できます。
LIXILの販売する内装壁機能性建材「エコカラットプラス」は、タイルでありながらも調湿・脱臭機能があり、水拭きの簡単掃除で済ませることができるといった多機能さにメリットがあり、トイレ空間にぴったりの素材です。
エコカラットプラスの表面には独自の加工が施され、水や汚れを通しにくいといった防水性に優れ、汚れの付着も防ぎます。さらに、調湿性能は発売当初よりも大きくアップしています。
また、和室・洋室問わず設置できるほどデザイン性に優れ、豊富なラインナップから選ぶことができ、アクセントクロスとして壁の一部分に使用することで、おしゃれな雰囲気を高めることもできます。
エコカラットは壁紙と違い、表面に凹凸があります。掃除しづらくみえるかもしれませんが、尿などの汚れは内部に入り込みにくい構造になっており、やわらかい布で水拭きをするだけで、取り除くことができます。
有害物質も吸着する機能もあり、掃除の手間を大幅にカットしてくれるエコカラットプラスは、トイレだけでなく、リビングやキッチン、寝室、玄関など住まいのあらゆる部屋に取り入れることができる商品です。
床の張り替えも同時にできる
壁紙の汚れが気になった際は、床を新しくする、張り替えのタイミングが来ている可能性も考えられます。もし、床にもひどい汚れや傷などが見つかった場合には、同時にリフォームすることが可能です。
複数箇所を同時に検討することで、リフォーム工事の手間を省くことができるほか、床材と壁紙を一緒にコーディネートすることで、統一感のあるスペースを実現することができます。
ご自宅のトイレの床材はどのような素材でしょうか。防水の効果に優れたクッションフロアが設置されている住まいが多いかもしれません。クッションフロアはデザインが豊富で価格もお手頃なところに魅力があり、木目調のものから北欧調、ストーン調のものまで、幅広く販売されています。
また、他の素材に変えたいという場合は、タイル状のフロアタイルやフローリングにリフォームすることもできます。
同時リフォームを希望する際には、トイレ全般の工事に実績豊富な業者に依頼すると安心です。
壁紙のリフォームの費用は?
ここでは、畳1畳程度の一般的な大きさのトイレリフォームについて解説していきます。
リフォーム後に使用する壁紙は
・標準的な壁紙 1㎡あたり1,000~1,500円
・高機能な壁紙 1㎡あたり1,500~2,000円
が目安となります。
トイレの壁や天井の4面を標準的な価格の壁紙に張替えた場合、施工の費用と合わせて
【3万〜5万円】が工事費用の相場とお考えください。
ただし、ご提示した費用はあくまで参考であり、予算と見積もりを比較検討することが大切です。
リフォーム会社を選ぶ際には、多くの場合、無料で見積もりを行ってもらえますので、複数の会社に依頼をしましょう。そして、実績が豊富で対応の良い会社の候補をいくつか選び出し、信頼できる一社を選びましょう。
壁紙の最適なお手入れ方法とは
高機能な壁紙は、タイル素材のエコカラットプラスなどではお手入れ不要の場合もありますが、標準的な壁紙ですと、少しのお手入れで長く清潔な状態を保つことができます。
自然に優しい上に、体にも安心な方法ばかりですので、隙間時間などに試してみませんか。
上から下へ掃除しよう
壁を掃除する際は、汚れの少ない壁上部から掃除をスタートしていきましょう。おそらく、尿の飛び散りは便器の高さ周辺から床にかけてに多くありますので、便器まわりの部分は最後に取り掛かります。
黄ばみには重曹やクエン酸を
壁の黄ばみや臭い対策に有効な洗剤は、重曹やクエン酸です。
重曹大さじ1程度をぬるま湯200mlで溶き、スプレーして拭き掃除をします。クエン酸も効果がありますので、同様に試してみてください。
手作りは面倒という方には、市販のお掃除シートが便利です。
どのような掃除を行うにしても、いきなり壁紙を拭き始めるのではなく、壁や床の隅など目立たないところで試し、使用に問題がないことを確認してからにしましょう。場合によっては、壁紙が傷んでしまうこともありますので、注意が必要です。
黒ずみにはエタノールスプレーを
淡い色合いの壁紙を選んだ場合、黒ずみが気になるということもあるでしょう。黒ずみを取るためには、消毒用のエタノールスプレーが便利です。
黒ずみを発見したら、トイレットペーパーなどに、エタノールスプレーをかけてそっと拭きとります。よほどしつこい黒ずみでない限り、きれいに落とすことができるはずです。トイレを利用した際に、さっと掃除するとキレイが長続きするでしょう。
それでも落ちない時は、エタノールスプレーとメラミンスポンジを使ってみましょう。
注意点として、メラミンスポンジはつい強い力を入れてこすると、壁紙を傷めてしまうことです。汚れ落ちを確認しながら、少しずつ確認しながら掃除していきましょう。こまめにやさしくこすることがコツで、しつこい黒カビも落としやすくなります。
施工事例
①千葉市内
※LIXIL アメージュ
②千葉市内
※LIXIL サティスSタイプ
その他の写真はこちら
まとめ
今回の記事では、短い時間ながらも毎日使用するトイレの壁紙の選び方について解説しましたが、具体的なイメージは浮かんできたでしょうか。
壁紙は頻繁に交換するものではないため、「いつものように淡い感じにしようか」「せっかくだし、思い切って違う雰囲気にしようか」、と迷われる方も多いかもしれません。
パソコンで見るだけでは正確なイメージをつかむことが難しいものです。リフォーム会社に相談に行く、サンプルを見せてもらうなど、積極的に問い合わせをしてみましょう。
お気に入りの壁紙と出会い、トイレをより素敵な空間へとグレードアップし、リフォームの成功を実現しましょう。
トイレの壁紙(クロス)の上手な選び方は?失敗しないためのポイントや張り替えの費用相場・おすすめのお手入れ方法などを千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。
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