2023.12.13ブログ
【浴室リフォーム】お風呂場の窓の寒さ対策!すぐにできる冷気の解消方法から本格的な断熱リフォームまで窓の寒さ対策を千葉市のリフォーム会社が徹底解説!
体がしっかりと温まるお風呂は寒い冬の楽しみの一つといえるでしょう。
昔ながらの浴室では大きな窓が付いていることは珍しくなく、換気にとても便利ですが、窓から冷気が入り込むため、入浴中でも浴室内が冷えてしまうことがあります。
冬の浴室をより快適な空間にするため、寒さ対策を検討してみませんか。
今回、冷気が入ってくる窓の寒さ対策について、身近なものでできる簡単な方法から本格的な断熱リフォームまで詳しくご紹介し、温かで心安まる入浴を楽しんでいただける浴室へのリフォームをご提案します。
お風呂の窓のメリット・デメリットとは?
お風呂場の寒さに悩む方は、「そもそも、なぜお風呂に窓が必要なの?」と感じているかもしれません。
さまざまな寒さ対策をお伝えする前に、お風呂に窓があるメリット・デメリットについて解説します。
お風呂の窓・メリット
■日光で明るくなる
お風呂に窓があることで、日光を取り入れることができ、浴室内が明るくなります。
朝お風呂に入る習慣があるという方は、電気を付けることなく入浴することができます。また、窓が開けられることで、開放的な気分でお風呂を楽しむことができるでしょう。
■換気を行える
窓は、換気の重要な役割を果たします。自然な風が入ることで、風通しが良くなり浴室内を清潔に保つことができます。
換気扇を付けると電気代がかかりますが、窓があれば、自然に湿り気のある空気を外に排出することができます。
お風呂の窓・デメリット
■冷気が入ってくる
浴室が寒い主な原因は、窓から入ってくる冷気だといわれています。冷たい空気が入ってくることで、浴室内の温度が下がってしまいます。
特に寒さの厳しい寒冷地などでは、「窓を何とかしたい!」と考える方も多いはずです。
■結露やカビが発生する
窓の結露が原因で、カビが発生してしまうことがあります。浴槽や壁、ドア付近などにもよくカビが生え、掃除が大変ですが、窓周辺のカビ掃除も必要になってしまいます。
■犯罪が心配
入浴後、窓のカギを閉め忘れる、開けたまま外出してしまうといったことが原因で犯罪がおきてしまう可能性があります。
浴室だけに限ったことではありませんが、防犯やプライバシー保護の対策が必要な場合があります。
寒さは体にも悪影響
お風呂の寒さは、特に高齢者にとって、ヒートショックという命の危険に関わる状況を作り出す可能性があります。
特に寒い冬場、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動した際、急激な温度差によって血圧が上下します。
若い人には影響が少ないのですが、高齢者にとっては、心臓や血管に大きな負担がかかり、場合によっては、脳内出血、心筋梗塞、脳梗塞といった様々な病気を引き起こしてしまいます。
そのため、窓からの冷気を防ぎ、浴室内を適温に保っておくための対策が大切になってきます。
高齢者にも安全な浴室にリフォームするなら、下記のコラムもご覧ください。
■【浴室】高齢者向けバリアフリーにリフォームするときのポイントから風呂工事の費用相場まで徹底解説!
お風呂の窓の種類は
一概にお風呂の窓といっても、ご家庭により大きさはさまざまで窓にも種類がいくつかあります。代表的なものをご紹介します。
引き違い窓
引き違い窓は、一般的な浴室で使用されているタイプの窓で、2枚の窓をそれぞれ2つのレールの上をスライドさせて開閉するしくみとなっています。
手軽に採用できる窓ですが、気密性が低いために、冷気が侵入してしまいます。特に寒冷地などでは、浴室がかなり寒くなってしまいます。
気密性の低さや防犯面から最近ではあまり見かけなくなりましたが、断熱性の高い製品も増えてきました。
横すべり出し窓
横すべり出し窓は、窓枠の左右に設けられた溝に沿って、窓を外側(室外側)にすべり出して開けます。
窓の角度を調整できるため、全開にしなくても換気が可能で、気密性が高いというメリットがあります。
正方形・長方形などデザインだけでなく、サイズも豊富です。
縦すべり出し窓
縦すべり出し窓とは、家のドアのような開き方をするタイプの窓で、風通しがよく気密性が高いというメリットがあります。
また、縦すべり出し窓の大きな特徴としては、外側に開いた窓に風がぶつかり、浴室内に風を取り入れることができるという点です。
横すべり出し窓同様、開ける角度を決めることができるので、全開にしなくても換気ができます。
内倒し窓
内倒し窓は、窓の上部が浴室内に入る形で開く窓です。
建物の外に窓が開かないことから、戸建て住宅の中でも住戸間の狭い家やマンションの浴室に多く採用されています。
決まった幅しか開かないため、小さめのものを設置すると防犯対策としても効果があるでしょう。
上げ下げ窓
名前の通り、上げたり下げたりして開閉する窓で、2枚に分かれた窓ガラスを上下に動かして使用します。
メーカーによっては、上部ガラスは固定されていて下部ガラスのみ動くもの、上下どちらも可動するものの2種類あります。
気密性の高さと防犯効果がある製品です。
ルーバー窓
板ガラスやアクリル板などを、少しずつ重なるようにタテやヨコに並べた窓のことをルーバー窓、またはジャロジー窓ともいいます。ブラインドをイメージすると分かりやすいかもしれません。
ルーバーの開き具合を変えて通風量や明るさを調節します。
外から見えづらいためプライバシーも確保することができます。
ルーバー窓は浴室のほか、洗面所やキッチン、玄関など採光や通風用の窓が欲しいときに便利なアイテムです。
出窓
建物の外壁から突き出した窓で、使用面積を広くしたい場合にうってつけです。広がったスペースに洗面用具を置くことで洗い場を広く使うことができるほか、見た目にもおしゃれな空間になります。
本格的な断熱リフォームの前に、自宅でできる簡単な窓の冷気対策をご紹介します。どの方法も時間がかからず、身近な材料でできるものばかりです。また、お風呂場だけでなく、脱衣所の窓などでも試すことができます。
まずは実際に試して、効果を確認してみませんか。
浴室用断熱シートを貼る
断熱材として使われることも多い緩衝材のプチプチは、手軽に手に入るため使った経験のある人も多いかと思いますが、「すぐはがれる」といった感想を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
浴室内は湿気が高いため、セロハンテープ等で貼るとすぐにはがれてしまうことも多くあります。そのため、浴室専用の断熱シートを選ぶことがポイントです。
費用が安く、取り付けも簡単なことから、まずは試してみてはいかがでしょうか。
プラスチックダンボールを貼る
窓の断熱材としてよく利用されているものの一つに、プラスティックダンボールがあります。カビが生えにくく、水で洗うことができるため、清潔さが保てると人気があります。
浴室内の窓ガラスに貼りつける方法と、窓全体を覆いかくすように貼り付けることもできます。窓の開け閉めはできなくなりますが、冷気の侵入をより防ぐことができます。
断熱カーテンを取り付ける
ビニール製の断熱カーテンを取り付ける方法もあります。
突っ張り棒を利用して簡単に取り付けることができるだけでなく、ビニール製のため、カビの発生を抑えることができます。
窓の大きさよりも少し長めの丈にしてかけることで、より冷気の侵入を遮ることができます。
内窓をDIYで取り付ける
日曜大工が得意な方は、内窓の取付にチャレンジしてみませんか。
インターネット上では、簡易な内窓のDIYキットの販売サイトを見つけることができるほか、実際に取り付ける際に参考になる動画も公開されています。
特別な器具は不要で、手軽に取り付けることができる商品が揃っていますので、検索してみてはいかがでしょうか。
本格的な断熱リフォームをご紹介
ここからは、リフォームによる浴室の窓の断熱対策をご紹介します。
浴室内は湿気が多いため、市販の断熱シートを長期間貼り続けたままにすると、カビが発生してしまいます。
気密性が高く、断熱性のある窓にリフォームすることで寒さを根本的に解決しませんか。
冷気の侵入防止、寒さ解決のためのリフォーム方法をご紹介します。
ガラス交換
一枚だけの単一ガラスから断熱効果のある複層ガラスへの交換する、という簡単な方法で寒さ対策ができ、工事費用も抑えることができます。
複層ガラスは2枚以上のガラスを使用し、ガラスの間の空気層が断熱効果を高める役割を果たします。
ガラス間に入る気体は製品によりさまざまです。真空状態になったものもあるほか、3枚のガラスを組み合わせたものもありますので、予算に合わせた商品をお選びください。
樹脂サッシに交換
ガラスを高性能のものに変えたとしても、窓枠とサッシの間にすきまがあったり、アルミのサッシが寒さの原因となっていたりすると、冷えた空気が侵入することになり、効果が半減してしまいます。そのため、断熱性の高い樹脂サッシへの交換をおすすめします。
樹脂サッシは熱を伝えにくいという大きな特徴があります。
浴室の窓が大きくても、複層ガラスと樹脂サッシにすることで、冷気をシャットアウトできるほか、気密性も高まり、効果的な寒さ対策を行うことができます。
内窓(二重窓)の設置
浴室内にもう一つの窓「内窓」を設けることで、冷気を遮断することもできます。
既存の窓を工事することなく、内側に新たなサッシ窓を取り付けるだけですので、簡単な工事で取り付けることができます。
窓が増えることで、断熱性能がアップするだけでなく、防犯・防音効果も期待できます。
こちらもサッシを樹脂製に変えることで断熱性を高めることができます。
窓を小さくすることもできる
寒さの原因となる窓ですが、「窓を小さくしたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
古いタイル貼りの浴室からユニットバスにリフォームする際、窓が大きくユニットバスのサイズと合わない時に、不透明のパネルを用いて壁にしたい部分を埋めることがありますが、この工法を用いて、サイズを小さくすることができます。
工期は状況にもよりますが、1日〜2日、費用は20万〜40万円が目安です。
浴室だけでなく、リビングやキッチンの窓などでも使える工法となっています。
リフォーム工事の主な費用はいくら?
さまざまなリフォーム方法をご紹介しましたが、ここからは費用の目安について解説します。
ご家庭の状況、使用する製品のサイズや品質により費用は大幅に変動しますので、参考としてご覧ください。
(主な工事費用・工事費込み)
■複層ガラスへの交換 → 2万~8万円
■樹脂サッシへの交換 → 12万~18万円
■内窓の設置 → 5万円~12万円
(工期の目安)
■ガラス交換 → 数時間~半日
■樹脂サッシへの交換 → 1日
■内窓の設置 → 数時間~半日
全面リフォームと同時に交換も
昔ながらの在来工法のお風呂からユニットバスにリフォームする、古いユニットバスから新しいユニットバスへ交換する、といった浴室リフォームと同時に、窓の取り替えを実施すると手間を省くことができます。
その際、窓を小さくしたり、位置を変えたりすることも可能です。
最近のユニットバスは寒さ対策に力を入れた製品が多く販売されており、お湯が冷めにくい浴槽や冷たさを感じにくい床、断熱素材で作られた浴室などがあります。また、脱衣所や浴室内に取り付け可能な暖房機も発売されています。
タイミングによっては、窓の取り替えだけでなく、浴室全体のリフォームを検討したほうがお得な場合もあるでしょう。
全体的な浴室リフォームについては、下記のコラムもぜひご覧ください。
【浴室リフォーム】古い浴槽を交換する時期や事例・費用相場やポイントなどを千葉のリフォーム会社が徹底解説!
【浴室】こんなお風呂にしたい!浴室リフォームのビフォーアフターを施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底紹介!
まとめ
今回の記事では、お風呂の窓からの冷気を解消するためのリフォーム方法などをご紹介しましたが、役立つ情報は見つかったでしょうか。
暖かいお風呂は、冬の楽しみでもあります。
窓リフォームを成功させて、寒さに悩むことなく、暖かく快適な浴室を手にしましょう。
【浴室リフォーム】お風呂場の窓が寒いとき!すぐにできる冷気対策の方法から本格的な断熱リフォームまで窓の寒さ対策を千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。
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