2024.01.12ブログ
【トイレリフォーム】TOTOとLIXILどっちがいい?それぞれの特徴を比較しメーカーごとの機能の詳細を千葉市のリフォーム会社が徹底解説!
初めてのトイレリフォームを行う際、「LIXILとTOTO、どっちがいいの?」と便器選びで悩むお客様は少なくありません。
どちらも日本を代表する有名な大手メーカーですので、迷っても無理はありません。
今回の記事では、両メーカーの沿革についても触れながら、LIXIL・TOTOのトイレ製品の機能を比較し、便器を決める際に役立つ情報をお届けします。
手間暇をかけて行うリフォームです。トイレ製品選びに失敗することのないよう、情報収集を入念に行いましょう。
(株)LIXILの沿革
※アメージュ
LIXILは、最大手の住宅設備メーカーで、会社の正式名称は、アルファベットで株式会社LIXIL。会社の前身はトステムにあたり、INAX 、新日軽、東洋エクステリア、LIXIL、サンウエーブ工業を吸収合併し、2020年、商号をLIXILに変更し、現在に至ります。
1945年、前身のINAXがトイレ・洗面器(衛生陶器)の製造を開始し、1956年にはサンウエーブ工業が高品質・低価格なステンレスシンクの量産技術を日本で初めて開発しました。
1967年には、シャワートイレを国内で初めて開発し、その後タンクレストイレの開発にも成功しました。
トレイからユニットバス、システムキッチンまで幅広い生産技術を持つ技術力があります。
TOTO(株)の沿革
※サティス
1917年5月に東洋陶器株式会社として、衛生陶器の製造販売を始めた同社ですが、前身となる製陶研究所は1912年すでに衛生陶器の製造を開始し、1914年には日本発の腰掛便器の開発に成功していました。
1920年には、日本で最初の連続焼成窯(ドレスラー式トンネル窯)による焼成を開始しました。
それ以降、衛生陶器メーカーとして発展を続け、1946年に水栓金具、1958年にはFRP浴槽、そして1968年に日本初のユニットバスの開発に成功しました。
それ以降もプラスチック製品、洗面化粧台などの生産にも乗り出し企業規模を拡大、現在に至ります。
2007年に社名をTOTO(株)と変更し、2017年には創業100周年を迎えました。
LIXILの製品ラインナップ
※アメージュ
LIXILの代表的な製品ラインナップをご紹介します。
主なラインナップは
・タンクレストイレ サティス (瞬間式)
・シャワー一体型便器 プレアス (貯湯式)
・シャワー一体型便器 アメージュ (貯湯式)
・キャビネット付き便器 フロート トイレ
・キャビネット付き便器 リフォレ
など、多様な製品を販売しています。
また温水洗浄便座では
・脱臭・除菌ができるハイスペックモデル New Passo(瞬間式)
・スタンダードモデル KAシリーズ・KBシリーズ (貯湯式)
があります。
ここで、瞬間式・貯湯式のシャワートイレについて説明します。
瞬間式とは、瞬時に温水を作る機能で、連続使用が可能です。朝の通勤、通学前に利用頻度が高くなるご家庭では瞬間式が便利です。
瞬間式は、常に温水を貯めておく貯湯式に比べ電気代の節約にもつながりますが、貯湯式よりも本体価格が高くなってしまうため、ご家庭の状況や価格などを考慮しましょう。
貯湯式は文字通り、タンクに一定量のお湯を貯めて使用するタイプで、本体価格がお手頃ですが、タンク内のお湯が切れると水になってしまうため、連続使用には向いていません。
製品により搭載されている機能に違いがありますので、選ぶ際にはリフォーム会社やショールームの担当者からしっかりと説明を受けましょう。
LIXILのトイレの特徴は?
定番のタンク付きトレイを始め、「タンクレストイレ」や床から便器が浮いている「フロート トイレ」などユニークな製品が揃う同社のトイレですが、多くのシリーズに共通して装備されている機能の特徴について解説します。
アクアセラミックなら掃除が簡単
2016年の発売開始以来、購入者の多くが満足しているというアクアセラミック素材のトイレ。
同社が行ったアンケート結果では、93%の購入者が満足している、という結果がホームページ上で公開されています。
LIXILではトイレの主な汚れは「汚物(油性)の汚れ」・「細菌汚れ」・「水アカ汚れ」・「キズ汚れ」の4つに分類されると考え、その汚れの性質を徹底的に研究しました。
例えば、便器へ付いてしまう汚れのしくみです。便器には先に水アカが付き、その上に汚物や細菌が溜まってしまい、汚れが広がっていくという流れに気づき、アクアセラミックの開発につながりました。
水アカにも汚物にも強いアクアセラミックは、水アカを付着されない性質を持っているので、トイレの使用後に水を流すだけで掃除もできてしまうという大きなメリットがあります。
これまでのように、ブラシでゴシゴシこする必要がないほか、便器の表面は高硬度でキズが付きにくい構造になっています。
アクアセラミックは、毎日の掃除の手間を大きく省いてくれます。
すき間汚れを防止するお掃除リフトアップ
掃除といえば、温水洗浄便座と便器とのすきま部分にたまる汚れが気になるという方もいらっしゃるでしょう。
すみずみまでお掃除しやすいトイレを目指すLIXILでは、「お掃除リフトアップ」という便利な機能があります。
この機能があることで、便座が真上にしっかり持ち上がり、汚れが気になる便器とのすき間を奥までラクに掃除することができます。
汚れが溜まりにくい「フチ形状」「キレイ便座」
より掃除が簡単になるように、便器の形状にも工夫があります。
便器の形状は「スマートフチ形状」と「フチレス形状」の2種類があり、スマートフチ形状では、今までの便器で汚れやすかった部分を丸ごとカットしてあり、尿などのこびりつきの心配がなく、便器をサッとひと拭きするだけで掃除が終わります。
フチレス形状は、今まで掃除しづらかったフチの奥も手前も丸ごとカット!ラクに掃除ができる工夫が見られます。
脱臭機能も充実
LIXILのトイレには、
・プラズマクラスターイオンでトイレ内を消臭・除菌
・「エアシールド脱臭」で不快なにおいをすぐに消臭
という機能があります。
プラズマクラスターイオンはイヤな臭いを消してくれるほか、浮遊カビ菌や付着菌まで除菌してくれる効果があり、きれいなトイレ空間を長く保つことができます。
フロート トイレやリフォレに装備されている「エアシールド脱臭」は、使用後の気になる臭いを吸い込んでくれる機能で、イヤな臭いを残しません。
ノズルは2本
LIXILのシャワートイレには、おしり洗浄ノズルに加えて、女性にうれしいビデ専用ノズルと、2本のノズルが装備されています。
おしり洗浄の際には、ビデ用ノズルは出てこないため、汚れる心配はありません。
ノズルの清掃が面倒と感じる方も多いはずです。LIXILのノズルは、使用前後は水道水、使用後は銀イオン水で洗浄・除菌されるので、いつでも清潔に使うことができます。
ちなみに「シャワートイレ」はLIXILの登録商標であり、他の企業が使うことはできません。
TOTOの製品ラインナップ
※ピュアレスト
ここからはTOTOのラインナップをご紹介します。
・タンクレストイレ ネオレスト 「NX」「LS」「AS」「RS」
・タンク付きトイレ ピュアレスト EX、QR、MR
・ウォシュレット一体型便器 GG GG-800
・キャビネット付き便器 レストパル、レストパルF(フローリング便器)
・キャビネット付き壁掛けトイレ FD
ウォシュレットの種類は
・最も機能が充実 瞬間式ウォシュレット アプリコット
・注湯式ウォシュレット S・SBシリーズ
・機能的で電気代も安い瞬間式ウォシュレット KFシリーズ
・最低限の設備で低価格 注湯式ウォシュレット Kシリーズ
などの商品展開があります。
各シリーズで搭載されている機能に違いがありますので、購入の際はリフォーム会社やショールームの担当者によく相談することが大切です。
TOTOのトイレの特徴は?
TOTOと聞けば、トイレを想像される方は多いかもしれません。ウォシュレットという名前でよく知られる温水洗浄便座は、TOTOの登録商標になっています。
ここからは、TOTOのトイレについて解説します。
TOTOと言えばウォシュレット!
TOTOの登録商標でもあるウォシュレット。毎日の生活に欠かせないものになっている方もいらっしゃるでしょう。
2023年8月に発売された「アプリコット」は「3つのきれい」が長続きする機能を備えており、具体的には
・いつも便器がきれいになるきれい除菌水
・便座のきれいが続くノズルきれい
・お掃除ミストでにおいきれい
といった特徴があります。
きれい除菌水やノズルきれい、お掃除ミストなどの詳細については、後ほどご説明します。
きれい除菌水なら掃除の手間いらず
便器にできる黒ずみや輪っかのような汚れは、汚物が流れなかったためにできるのではなく、菌が便器内に残ることでできる、ということをご存じでしたか?
きれい除菌水は、トイレ使用後に便器内に菌が残るのを防いでくれます。
また、ウォシュレットにあるおしり洗浄・おしりソフト洗浄・ビデ洗浄のノズルを使用後に洗浄してくれるだけでなく、使用前や使用していない待機中でも定期的に洗浄し、除菌してくれます。
汚れが便器内やノズルに付着することがなくなるため、清潔な状態が続くほか、掃除の手間を大幅に省くことができるという、うれしいメリットがあります。
トルネード洗浄でいつもきれい
TOTO独自の技術によって生み出されたトルネード洗浄は、少ない水量で効率的に便器を洗うことができるよう、吐水口位置を左奥から右手前に変更し、渦を巻くような強い水流で汚れを落とすトルネード洗浄を実現しました。
トルネード洗浄により、汚物がきれいに流れにくい便器後方にも勢いよく水が当たり、しっかり洗い流します。
フチなし形状便器
トルネード洗浄によって汚れが付きにくくなった便器。吐水口の位置が変更されたことによって、汚れが溜まりやすかったフチをなくした便器が実現しました。
これまでの多くの便器では、フチに開けられた小穴から水が出るため、穴周辺に汚れが付きやすいものの、掃除しずらい形状のため、汚れに悩まされた方もいらっしゃるでしょう。
汚れの溜まりやすいフチをなくすことで、フチ部分を握るようにサッと一拭きするだけできれいになります。
またワンプッシュによって、ウォシュレットが垂直方向に持ち上がる(リフトアップ)ので、ウォシュレット下の汚れも簡単に拭き取ることが可能です。
セフィオンテクトできれいさ長持ち
セフィオンテクトとは、陶器表面に汚れが付きにくく、落ちやすいというTOTO独自の技術のことをいい、この技術により便器を清潔に保つことができるほか、手入れも従来の便器よりも、随分とラクになります。
どのようなしくみになっているのかというと、これまでの便器の表面には、目に見えない小さな凹凸がありました。このくぼみに細かい汚れが残ってしまい、見た目が悪く、臭いの原因などになっていました。
セフィオンテクトの技術を取り入れることで、陶器表面の凹凸を100万分の1㎜のナノレベルにまで抑え、ツルツルの表面に仕上げているので、汚れが付きにくく、落ちやすくなります。
プレミストで汚れの付着を防止
便座に座ると同時に、便器内にミスト(水)を自動で吹き付け、汚れを 付きにくくするというプレミスト。TOTOのホームページ内では、プレミストのことを「水のクッション」と例えています。
また、使用後にも便器内をキレイにしてくれるアフターミストという機能もあります。
使用後の汚れや臭いが気になるという方もいらっしゃるでしょう。アフターミスト機能により、きれい除菌水(電解除菌水)を便器全体にミストし、汚れの原因となる菌を取り除きます。
【トイレリフォーム】便器選びのポイント
トイレリフォームでは、新しい便器に交換する際にどのような機能をトイレに求めるかを具体的にすることで、要望を満たすトイレ空間を手にすることができます。
皆さんが便器選びの際に最も重視する機能は何でしょうか?
ここからは多くのお客様が注目するチェックポイントごとに解説しますので、さまざまな便器を比較検討する際にご活用ください。
掃除のしやすさ
トイレは不具合さえなければ、10年以上長く使い続けるものであり、便器を選ぶ際に、掃除のしやすさを最も重視するお客様は多くいらっしゃいます。
予算も関係してきますが、フチの形状や汚れの付きにくさなどを重要視して便器を選んでみてはどうでしょうか。
例えばLIXILのフロート トイレ。
トイレが浮いているデザインに驚かされますが、床掃除がしやすく、床面積も広く見えます。
浮いている分、「耐久性が心配」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
公式サイト上では、耐久試験(動荷重耐久)をクリアとの結果が出ていますので、ご安心ください。
便器本体にはアクアセラミック素材を使っており、頑固な水垢や汚物も落としやすくなっています。
F5グレードの製品では、プラズマクラスターイオンが菌を取り除き、においを抑える機能も備わっています。
TOTOでは、清潔を保つためのあらゆる性能を備えた「ネオレスト」がおすすめです。
日本以外の国でも高い評価を得ているTOTO独自の技術「トルネード洗浄」と「フチなし形状」で、清潔なトイレを長く維持することができます。
少ない量の水で鉢の中をしっかりとキレイに洗い上げるだけでなく、フチなし形状となっているため、簡単に汚れをふき取れます。
きれい除菌水やお掃除ミストなど、とことん清潔さを追求した製品です。
節水機能
「毎日使うトイレだから、節水にこだわりたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
10数年前のトイレでは、1回の洗浄(大)で【13L】、洗浄(小)で【8L】の水を使用するタイプが多くあります。
それに比べて、最新の節水型トイレの技術は大きく進歩し、TOTO ネオレストでは洗浄(大)【3.8L】、洗浄(小)が【3.0L】という驚きの水量で洗浄できます。
年単位で考えると水道代に大きな差が出てきます。
最新型トイレは価格が高めで迷うこともあるかと思いますが、大家族でトイレの使用頻度が多いというご家庭では、節水型にこだわってみてはいかがでしょうか。
節電機能
暖房便座や温水シャワーなどを使用するために、長時間電源を入れているご家庭では電気 代も気になるはずです。節電機能のある便器を、TOTO、LIXIL共に販売しています。
水の温め方については、貯湯式と瞬間式の2種類があることについてはすでにご説明しましたが、貯湯式は常に水を温め続けるため、瞬間式と比べると電気代がかかってしまいます。
ただ貯湯式は瞬間式と比べて本体価格が安いため、初期費用を抑えることができます。
どちらがお得になるかは、家族構成や使用頻度により異なるほか、予算に合わせて製品を選ぶことも大切なので一概には言えませんが、リフォーム会社やショールームの担当者からしっかりと説明を聞き、慎重に決定しましょう。
節電機能については、一定の時間だけ暖房便座や温水シャワーの電源が切れるものもあります。
LIXILでは便座やシャワートイレの電源が8時間切れる「ワンタッチ節電」や常時電源を切る「スーパー節電」があります。
TOTOではトイレがあまり使用されていない時間帯に自動で電源が切れる「おまかせ節電」と,、さらに長時間自動的に電源が切れる「スーパーおまかせ節電」、6時間・9時間とトイレを使用しない時間をタイマーでセットする「タイマー節電」があります。
脱臭機能
トイレの脱臭機能とは、人が用を足しているときや足し終わった後に、便の臭いを吸い込み、臭いを解消してくれる機能です。
脱臭機能付き便座には、着座センサーがついており、座ったときに自動的に動作が始まります。
TOTOのウォシュレット「アプリコット」では、気になるニオイを、においきれいカートリッジに捕集して脱臭するだけでなく、においきれいカートリッジそのものを「きれい除菌水」で洗浄・除菌するという徹底ぶりです。
LIXILのシャワートイレ「アメージュ」にも、さまざまな脱臭機能があります、
フルオート便座付の場合、フタが開くと自動的に脱臭を開始するほか、着座中は「パワー脱臭」、立ち上がるとより強力な「フルパワー脱臭」が働き、気になるにおいを解消します。
すぐ臭いを解消したい場合は、操作ボタンで「ターボ脱臭」に切り替えることで、より強力に脱臭でき、リフォレやフロート トイレには、「エアシールド脱臭」機能があり、便器内の臭いが外にもれにくくなっています。
施工事例
東京都墨田区
before
after
※アメージュ
まとめ
今回の記事では、日本の代表的な住宅設備メーカーのLIXILとTOTOが手がけるトイレ設備のさまざまな機能について解説しましたが、役立つ情報は見つかったでしょうか。
初めてのリフォームでは、どんなトイレを選んだらいいのかと迷ってしまうことも珍しくなく、参考になる情報に数多く接することが大切です。
長期間、毎日使うトイレです。さまざまな情報に触れ、知識を増やし、納得のいく製品を選びましょう。
【トイレリフォーム】TOTOとLIXILどっちがいい?それぞれの特徴を比較しメーカーごとの機能の詳細を千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。
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