2024.03.06ブログ
【外壁】サイディングのリフォーム方法や工事にかかる費用相場・張替えのタイミングは?施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底解説!

住宅の外壁材として活用されるサイディングボードは、見た目の美しさやデザインの豊富さ、機能性の高さから、とても人気のある素材です。
ただし年数が経過するとサイディング自体に色褪せやひび割れ、カビが発生してしまうほか、雨漏りの原因や耐震性にまで影響することもあります。
サイディング外壁のリフォーム方法は3種類あり、外壁の状況により施工方法は異なります。
今回の記事では、サイディングの種類や張り替え方法の紹介や費用相場、工事費を抑えるためのポイントなどを解説します。
サイディングの外壁リフォームを成功させて、装い新たな住まいを手にしましょう。
サイディングボードの種類は4つ!

リフォームを検討する際には、家の外壁材の確認がまず必要になりますが、使用している外壁がサイディングと分かっていても、詳しい種類や特徴までは分からないといったこともあるかもしれません。
サイディングボードには4つの種類があります。
①窯業系サイディング
②金属系サイディング
③樹脂系サイディング
④木質系サイディング
新築時に最も多く使用されているのは、窯業系サイディングで、シェア率ナンバーワンとも言われています。
次に採用されているのが、金属系サイディングです。こちらは軽量で建物にかかる負担が少ないため、リフォームで重ね張りをする際に最も活用されています。
樹脂系サイディングは主に輸入住宅に使用されている場合が多く、木質系サイディングは天然木を使用した外壁材ですが、共に日本でのシェア率はごく低めです。
まずは、自宅で使用しているサイディングをチェックしてみましょう。
【外壁リフォーム】最適なタイミングは?

施工が短期間で完了し、デザイン性が高く、機能も優れたサイディングは、現在では外装の仕上げ材として主流であり、とても人気があります。
サイディング外壁の耐用年数は、15年から20年と言われており、以前のモルタル外壁よりも耐久性が優れていますが、外壁は雨風や紫外線の影響を強く受けますので、サイディングもある程度の年数が経過すれば、メンテナンスをする必要があります。
ではその最適なタイミングはいつなのでしょうか。
具体的にご紹介しますので、自宅の外壁を注意 深く点検してみましょう。
チョーキング現象が見られる
一般的な戸建て住宅では、窯業系サイディングや金属系サイディングが使用されていることが多くありますが、サイディング外壁もモルタル外壁と同様、手が白い粉で汚れる「チョーキング現象」という劣化が現われます。
特にデザインがシンプルで凹凸の少ない外壁ほど、色褪せのように見えるチョーキングが現われやすくなる傾向があります。
見た目では分かりづらいので、実際に触ってみて、手が汚れるなら、メンテナンスの時期が近い、というサインとお考えください。
ひび割れが見られる
住宅の壁にひび割れが発生していると、小さな隙間からでも雨水などの水分が内部に染み込み、下地の腐食につながるほか、劣化が進むと断熱材にまで水が届き、カビが発生することもあります。
ひび割れが特に発生しやすい場所は、例 として
・塗装が剥がれたところ
・釘やビスの周辺
・シーリングが劣化したところ
・施工不良の部分
があげられます。
ご自分で確認される場合は、上 記の箇所にひび割れがないかを探してみましょう。
耐用年数を迎えたとき
窯業系サイディング・金属系サイディングの耐用年数はともに、【20~30年】です。
ここで、両者の材質について触れておきます。
(窯業系サイディング)
新築住宅で多く採用される窯業系サイディングは、セメントや砂と木質系成分を混ぜ合わせたものであり、木質系の成分は全体の2割ほどです。
そのため防火性が高く、耐震性もあるというメリットがあります。
(金属系サイディング)
トタンやガルバニウムからなる金属系サイディングは、断熱材の表面に金属メッキが施され、軽量であり、高い断熱性に優れた素材ですが、サビの心配があります。
両方とも耐久性がありますが、メンテナンスをしなければ外壁は劣化してしまいますので、定期的に点検を行い、シーリングの補修や塗装を行うことが欠かせません。
目安としては、10〜15年に1度のペースで塗り 替え等のメンテナンスを行いましょう。
定期的なメンテナンスを行うことで、安全に暮らすことができるほか、多額の修繕 費がかかるのを防ぐことができます。
雨漏りが発生している
雨漏りと聞くと、「屋根が原因?」と考えてしまいがちですが外壁からも発生します。
窓まわりなど、壁にシミができているのに気づいたら、外壁からの雨漏りの可能性がありますので、早急に対処することをおすすめします。
また、「部屋の湿気が気になる」「部屋のかび臭さが取れない」といったケースでも外壁の劣化が懸念されます。
外壁工事では、サイディング材を貼り合わせて施工していきますが、その際に「コーキング(シーリング)」と呼ばれるゴムに似た素材の充填材を使用します。
コーキングも紫外線や雨風などの影響を受け、少しずつ劣化し、劣化を放置してしまうと、コーキングが収縮、はく離、破断などを起こし、そこから水分が壁の中へと浸透していきます。
そのため、10年経過したら、外壁メンテナンスやコーキングの打ち 直し(古いコーキングを剥がして充填し直す作業)をすると、雨漏り対策となり、安心です。
サイディングの外壁リフォーム方法とは?

サイディングの外壁も従来のモルタル外壁と同じように補修、塗り 替え等のメンテナンスが必要になりますが、その方法は3通りあります。
①既存のサイディングに直接塗装をする
②サイディング材の上から新しいサイディングを張る(上張り)
③サイディング材を全て剥がし、新しく張り直す(張り替え)
3つのうち、どの方法を選ぶのかは、外壁の劣化状況に合わせて、リフォーム会社から提案されます。
リフォーム方法は、担当者から診断の概要について説明を受ける際に知っておくと役立ちますので、以下、それぞれの項目を具体的に説明します。
①既存のサイディングに直接塗装をする
サイディングの劣化具合が軽度であれば、サイディングボードの上から、サイディング用の塗料を塗装するだけで済ませることができます。
サイディングの外壁では、10年ごとに定期的な点検を受けたり、10〜15年のサイクルで塗装を行うことが一般的になっています。
定期的なメンテナンスを行うことにより、劣化を早め発見、修理できるため、工事価格を安く抑えることが可能です。
また塗装の際は、耐久性のあるシリコン系やフッ素系の塗料を選ぶと、単価は高くなりますが、効果が長続きする分、長期的なコストを抑えることができます。
②サイディングの上から新しいサイディングを張る(上張り)
既存のサイディングの上に新しくサイディングを張るリフォームもあります。
サイディングを解体・撤去せずに済むため、作業時間を短縮でき、工事金額も安くなるため、コストダウンに役立ちますが、この方法を選ぶにはいくつかの条件や注意点があります。
1.サイディングボードに不具合がなく、状態が良い
2.ボードの内側に腐食や劣化がない
これらの条件に当てはまるかどうかは、現地調査の後に判断されます。
万が一、不具合を見逃してしまうと、上張りしたサイディングボードの下で、気づかないまま劣化が進むことになり、住宅の安全性に問題が生じかねません。
後から不具合に気づいた場合、再度剥がして施工することになり、追加の費用がかかってしまいます。
不具合を見落とさないためにも、リフォーム会社を選ぶ際には、外壁塗装に実績が豊富な会社を選ぶことが大切です。
サイディングボードの上張りを検討中という方は、状況をしっかり確認してもらいましょう。
③サイディング材を全て剥がし、新しく張り直す(張り替え)
破損や反り、浮き、膨れなど、サイディングの劣化が建物の一部だけでなく広範囲で見られ、コーキングも全体的にひび割れなどの劣化症状がある場合は、サイディング 全面を剥がし、新しいサイディングを張り替える方法が最適です。
古いサイディングボードの撤去作業が必要となるため、他の方法と比較すると、作業工程が最も多く、完成まで時間がかかり、費用も高くなります。
施工事例
千葉県千葉市若葉区
before


after

(リフォーム内容)
①外壁断熱サイディング上張り工事(附帯工事含む) 356万円
②雨樋取替工事 33万円
③破風板,鼻隠し板金巻き工事 34万円
④屋根断熱ガルバリウム鋼板重ね葺き工事 152万円
⑤バルコニー防水工事 14万円
(工期)
2か月(内装リフォーム含む)
(設備)
外壁:アニューシリーズ(金属系サイディング)ブリオウェーブ
屋根:IG工業 スーパーガルテクト
雨樋:住宅用高機能雨樋 クリアール
※破風板 (屋根の端に取り付けられている板のこと)
※鼻隠し (屋根の雨樋が取り付けられている板のこと)
その他の施工実績はこちら
外壁リフォームの工事内容や流れ

施工事例でご紹介しましたが、外壁塗装工事をカバー工法で行う場合、どのような工程で行われるのでしょうか。
各工程の流れについて、ご説明します。
【工事前の下準備】
雨樋や給湯器、エアコンホース等、外壁に付いている物を全て取り外します。
【補修工事】
破損箇所やシーリング材の破れなどがあれば補修をします。
【足場の設置】
高さが2m以上の高所作業を行う際には、労働安全衛生法で足場の設置が義務付けられており、外壁塗装工事では、最初に足場を組み立てます。
足場の組み立て作業自体は、戸建て住宅ですとほぼ1日で終了します。
足場代の中には、足場の組み立て、解体、運搬費用の他に、飛散防止ネットの養生費用が含まれています。
飛散防止ネットは【1㎡あたり200円前後】ですが、作業中の粉塵や塗料が近隣住宅に飛散しないように使用します。
足場代は、【1㎡あたり700~1,000円】が目安となり、一般的な2階建て住宅の場合では、【20 万円台】とお考えください。
【塗装工事】
軒天(のきてん)や庇(ひさし)などの塗装を行います。
【水切り材の取付】
新しい外壁材を張る前に、既存の外壁の下端に水切り材を取り付けます。
水切り材を取り付けることで、壁内の通気が行われるほか、水が中に浸入するのを防ぎます。
【銅線設置工事】
外壁に金属サイディングを取り付けるための胴縁を取り付けていきます
胴縁は木材で作られているものが多いですが、アルミ芯の入った樹脂製の銅線を使用することも多くあります。
銅線は、空気の通り道を確保し、これから取り付けるサイディング材の内部結露を予防する役割を果たします。
【サイディングボードの取付】
金属系サイディングは窯業系サイディングと違い、窓まわりや外壁の繋ぎ目に見切縁を取り付けてから、サイディングボードを固定していきます。
施工事例で使用したサイディングは断熱材が充てんされており、断熱効果が高くなっています。
【コーキング】
全ての取付が終了した後、各ボードの間にある隙間をコーキング材で埋め、防水対策を行います。
窓などの開口部周辺やエアコンホース周りも同様に行い、雨水の浸入を防ぎます。
【点検・完成】
雨樋や給湯器など、外壁から取り外したものを再度取り付けた後、全体の仕上がりを点検します。
点検終了後、足場を解体して工事完了です。
外壁リフォームの費用相場や施工期間

外壁リフォームを行う際、「いくら費用がかかるのか知りたい」と感じる方は多くいらっしゃいます。
ここからは、おおまかな費用相場や施工期間についてご紹介します。
【工事費用の目安】
費用相場については、施工面積や使用する材料によって異なりますが、費用の内訳は以下のようになります。
(費用目安・30坪住宅の場合)
①仮設足場工事 15万円〜20万円
②養生費 8万円〜12万円
③透湿防水 シート 5万円〜7万円
④胴縁取付 15万円~25万円
⑤土台水切り取付 5万円〜7万円
⑥サイディング材 60万円〜90万円
⑦重ね張り作業費 30万円
⑧目地コーキング 25万円〜35万円
⑨運搬費・諸経費 工事費用の5%〜10%程度
外壁のカバー工法にて全面リフォームを行う際の見積りは、30坪住宅でおおよそ【170万円〜230万円】が費用相場となっています
ただし、お客様により費用はさまざまです。
複数の会社で行われている無料見積を利用して、相見積を行いましょう。そして、それぞれの見積もり価格を比較検討し、適切な価格を把握した上で契約をしましょう。
【施工日数】
金属系サイディングで行われるカバー工法の施工日数は、30坪程度の住まいの場合ですと、【約2〜3週間程度】が目安です。
外壁リフォームでは足場を組みますので、屋根工事を同時に行うことも珍しくなく、その場合は一か月ほどの日数を要します。
外壁カバー工法で失敗しないために!

ここからは、カバー工法での失敗を避けるために、確認してほしいポイントをいくつかご紹介します。
リフォーム会社との打ち合わせの際に、必ず確認を行い、完成後に決して後悔することのないようにしましょう。
メリット・デメリットを知っておこう
外壁カバー工法は既存の壁を撤去する必要がないため、「短い期間で施工が終わる」というメリットは先にお伝えしましたが、その他のメリットやデメリットもご紹介します。
(メリット)
・工期短縮が可能(カバー工法→2~3週間 張り替え→3~4週間)
・壁が二重になるため、断熱性や遮音性が高まる
・耐久性があるため、メンテナンスの手間が省ける
(デメリット)
・下地を確認できない
・耐震性が低下する場合もある(リフォーム前の耐震 診断をおすすめします)
・軽量のサイディング材での施工となるため、選べるデザインが少ない場合も
「どんな方法で外壁塗装を行うか」は、リフォーム会社の現地調査で判断されますので、専門知識や技術を有したプロに建物の状態をしっかりと調査してもらい、ベストな選択をしましょう。
情報収集はこまめに
初めてのリフォームとなると、分からないことも多く、施工計画がリフォーム業者任せになってしまったり、見積書を見ても「専門の言葉が多くて分かりづらい」といったことがあるかもしれません。
失敗を防ぐためには、事前に情報収集を行って、できるだけ知識を増やしておきましょう。
また外壁リフォームの経験がある家族や友人、ご近所の方から話を聞いてみるのもおすすめです。
また施工事例や参考資料などに数 多く目を通し、完成イメージを具体的にしておくことも大切です。
ハウスメーカーのホームページ上では、外壁の色選びなどのシミュレーションができることもありますので、利用してみましょう。
一部張り替えを検討なら

これまでサイディング全体を張り替えるケースについて解説をしてきましたが、「中には劣化した部分だけを張り替えたい」と希望される方もいらっしゃるでしょう。
・軽度のひび割れ
・部分的な反りや剥がれ
状況にもよりますが、上記のような一部分だけの劣化なら、部分的な張り替えで対応し、費用を抑え ることも可能です。
中には、ひび割れ等の修理をDIYで行いたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
外壁の補修は専門的な知識や道具が必要となりますので、難しい作業となるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
劣化の状況を正確に知るため、一部張り替えで対応できるかどうかも含めて、リフォーム会社に気軽に相談してみましょう。
まとめ
今回の記事では、サイディングボードを使用したカバー工法をメインに、外壁リフォームについてお伝えしましたが、参考になる情報は見つかったでしょうか。
定期的なメンテナンスを行い、大切な資産である住宅を、新築時のように、安全で美しい状態に保ちましょう。
【外壁】サイディングのリフォーム方法や工事にかかる費用相場・張替えのタイミングは?施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底 解説しました。
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