2024.03.15ブログ
【キッチン】リフォームの費用相場や工事日数は?工事の手順や失敗しないためのポイントなどを施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底解説!
キッチンをリフォームしたいと思っていても、毎日使う場所だけに、リフォーム中の不便を考えると、なかなか決断できないという方がいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、「費用や工事期間について、まず知りたい」「工事中はどう過ごしたら?」といった悩みを抱える方に、具体的な費用相場や失敗しないためのポイントなどを施工事例も交えて、解説します。
最新のシステムキッチンは、便利で機能的、見た目もおしゃれな製品が数多く、「リフォームしてよかった」と実感していただけるはずです。
不安や疑問を解消して、機能的で使い勝手がよく、美しさもある素敵なキッチンにリフォームしましょう。
システムキッチンの種類について
流し台やコンロ・調理台・キッチン収納などがワークトップという天板で継ぎ目無く繋がっているシステムキッチン。
現在では、多くの新築住宅でシステムキッチンが導入され 、LIXILやタカラスタンダード、クリナップなど主要なキッチンメーカーから多くの人気製品が数 多く発売されています。
ただ一口にシステムキッチンといってもさまざまなタイプがあり、初めてリフォームする際に、「どれを選んでいいのか、分からない」といった声を聞くこともあります。
キッチンセットを選ぶ際、システムキッチンのレイアウトや設置スタイルについての知識を増やしておくと、完成イメージを具体的に描くことができ、製品選びの際に役立ちます。
まずは、システムキッチンのレイアウトや設置スタイルについて説明します。
レイアウト
レイアウトには大きく分けて4つの種類があります。
I型
コンロやシンク、調理台等が一列に並んだキッチンで、狭いスペースにも設置できるレイアウトになっており、戸建て住宅やマンションなどで多く採用されているほか、価格が安いという点から賃貸住宅で多く採用されています。
家事動線が良く、シンプルで使いやすい、低価格といった点に人気があり、各メーカーから多くのラインナップが販売されています。
サイズの種類も幅広く展開されており、建物の幅に合わせてキッチンの幅を調節できる製品もあります。
II(2列)型
II型キッチンは、セパレート型キッチンと呼ばれることもあり、シンクとコンロのキャビネットが並行して設置されているキッチンのことを指します。
壁側のキャビネットにコンロ、リビング側にシンクが設置されることが多く、複数の人数でキッチンまわりを使用することが多いご家庭などでは、作業スペースが広いため使いやすいといったメリットがあります。
デメリットとしては、キッチンの面積が狭いと設置できないほか、シンクで洗った食材をコンロ側に運ぶ際、床に水が垂れやすいという点があげられます。
L型
L字型に配置するキッチンで、基本的にはコンロとシンクが90度で向かい合うデザインになり、キッチンの面積は狭いけれども、対面式のキッチンにしたいといった場合にオススメのデザインです。
コンロとシンクが近いため、移動距離が短くて済む反面、L字型のコーナー部分がデッドスペースになりがちといったことが起きるかもしれません。
また、L型になっている分、冷蔵庫や食器棚を配置する場所に悩むこともありますので、事前に配置場所を確保しておきましょう。
U型
キッチンスペースが広めのご家庭では、シンク・コンロ・カウンターが英字のUやカタカナのコのように配置されたU型キッチンも設置可能です。
身体を回転させるだけで移動ができるため、効率よく作業ができるほか、収納量もたっぷりあります。
デメリットとしてはL型キッチン同様、コーナー部分がデッドスペースになってしまうかもしれません。
設置スタイル
壁付け
キッチンが壁向きで設置されているタイプで、日本で古くから採用されているデザインです。
狭いスペースでも設置できるといったメリットがありますが、収納が少ない、リビングから丸見えといったデメリットがあります。
ペニンシュラ
リビングに対面して設置されますが、キッチンの左右どちらかが壁付けとなっているスタイルです。
家族と対話をしながら調理できるというメリットがありますが、キッチンの一方からしか出入りできないというデメリットがあります。
アイランド
シンクやコンロ、作業スペース全体が独立しており、ダイニングやリビングに溶け込むようなスタイルで配置され、開放感があります。
キッチンへは両端から出入りが可能なため、家族や友人たち同士で調理や片付けをしたい方に適したデザインです。
ただし、キッチンとリビングを遮るものがないため、調理中の煙や香りが広く漂ってしまうデメリットがあるほか、収納スペースが少なめになります。
キッチンで使用されている素材とは
キッチンセットで使用されている素材によっても価格は大きく異なります。
どのような素材が使用されているのかを前もって知ることで、製品の選び方も変わってきますので、詳しくご説明します。
ワークトップ(天板)の素材
まな板や調理器具、調理素材を置くなど、作業台となる部分を「ワークトップ(天板)」と呼びます。
ワークトップの素材には
・天然石(御影石・クォーツストーンなど)
・人工(人造)大理石
・ステンレス
・タイル
・樹脂板
などの種類があります。
最も高価な素材は天然石、もっとも経済的なものが樹脂板です。
シンク(流し台)の素材
シンク(流し台)の素材は
・ステンレス
・ホーロー
・人工(人造)大理石
が主流です。
一般的には使い勝手がよく低価格なステンレスが多く採用されていますが、費用が高いけれども耐久性のあるホーローや人工大理石を要望されるお客様も増えています。
扉の素材
色や柄・素材が豊富なキャビネットや吊り戸棚は、キッチンの雰囲気を大きく左右すると言えるかもしれません。
キャビネットや吊り戸棚などの扉は、天然木や合板の上から、表面材と呼ばれる化粧シートやエッジ材を接着して作られており、表面材の素材によって、さまざまな雰囲気を出すことができます。
表面材の素材は
・化粧シート
・高圧メラミン
・塗装
・天然木・合板
などがあり、最も主流なのは化粧シートです。
その他の素材と比べるとデザインが豊富で、表面には防水加工があり、お手入れがラク、価格面でも安くなっています。
キッチンリフォームの一般的な相場は?
キッチンリフォームと一口に言っても、新たに設置するシステムキッチンのグレードやサイズ・性能により価格に大きな差があるほか、オプションの有無、キッチン周りの壁紙の張り替えなども伴うと、さらに費用が上がります。
「どのくらいの予算で、どんなリフォームができるの?」と思う方は、まずLIXIL公式サイトにて公開されている
「キッチンリフォームの費用相場」
を参考にしてみませんか。
2019年4月時点でのデータですが、「100万円以上300万円未満」が最多価格帯だと分かります。
ここで、キッチンリフォームにかかる費用の内訳は
①システムキッチン本体の料金
②既存キッチンの解体工事費・処分費用
③配管工事費
④キッチン内装費用(床材・コンロ周辺の壁(パネルまたはタイル)・台所全体の壁紙(クロス)張り替え工事費
となります。
費用の中でも大きな部分を占めるのは、システムキッチン本体の料金となり、各パーツの素材やオプションを工夫することで、リフォーム価格を抑えられます。費用の抑え方については、後ほど解説します。
【予算別】どのようなリフォームができる?
ここからは、予算別にどのようなリフォームができるのか、金額の目安とあわせてご紹介します。
システムキッチンには魅力的な機能が多くあり、あれもこれもとオプションを付けていくと「予算が足りない!」といったことも起きがちです。
今後、実際に複数の会社に見積りを依頼することになりますが、何にどのくらいの金額が必要になるのかを前もって知っておくと、見積書を比較検討する際に役立ちます。
予算内でうまく収められるよう、リフォーム内容を決めていきましょう。
【50万円未満】
(例)
・I型システムキッチンへのリフォーム 50万円
・ビルトイン食器洗い乾燥機 の設置 10〜25万円
・レンジフード交換 10〜20万円
・ガスコンロ交換 5〜20万円
・ガスコンロからIHヒーターへ交換 15〜40万円
50万円以下の予算では大掛かりなリフォームはできませんが、I型システムキッチンを同じ場所に設置するリフォームを実施することができます。
I型システムキッチンで本体価格が20万〜25万円以下で購入できる製品があり、作業費用等が20万円と考えると、50万円でリフォームが可能となります。
また部分的なリフォーム工事は、時 短にも役立つ便利な商品の追加を行うことができます。
例としては
・食器洗浄機の取り付ける
・掃除の簡単なレンジフード(換気扇)にする
・ガラストップコンロに交換する
・収納扉などの交換
といった工事があげられ、後ほどご説明しますが、国による補助金を利用することもでき、さらにお得にリフォームできます。
工事は1日で終わるものがほとんどですので、気軽にできる点も大きな魅力です。
【50万円~150万円】
(例)
・I型からI型への交換(移動なし) 50〜80万円
・I型壁付けからI型対面へ 70〜100万円
・I型壁付けからL型対面へ 120~250万円
・I型壁付けからU型対面へ 150〜300万円
システムキッチンを同じ場所に設置する場合は、床や壁などの内装工事費用を抑えられるため、低価格でリフォームを行うことができます。
反面、従来の場所からキッチンを移動する場合は、換気ダクトの工事や床・壁の補修工事、給排水管の位置変更に伴う水道工事やガス・電気工事など、広い範囲の工事が発生するため、費用が高く、工期も長くなります。
【150万円以上】
・ハイグレードなキッチンセットの導入
・仕切り壁を撤去したオープンキッチンへ
壁の撤去や間取りを変更し、換気扇のダクトなど大規模な配管・配線の移動・新設工事などが必要となる大規模なキッチンリフォームが可能になります。
本体価格の相場が【100〜150万円】ほどのハイグレードキッチンを採用することもできます。
工事期間・費用ともにかかりますので、リフォーム業者を選ぶ際は、実績の多いところを選ぶことをおすすめします。
施工事例
千葉市美浜区高洲
before
after
(施工内容)キッチン タイル キッチン・リビングクロスCF貼替
(工期)7日
(費用目安)117万円
(設備)TOTOシステムキッチン ザ・クラッソ
・キッチンカウンター 高さ850mm
・カラー パラホワイト
・タッチレス水栓
・人工大理石のカウンターとスクエアすべり台シンク
(特徴)
・きれい除菌水で気になる汚れをシャットアウト
※「きれい除菌水」とは、水に含まれる塩化物イオンを電気分解してつくられる除菌成分 (次亜塩素酸)を含む水のことで、きれい除菌水をキッチンの表面に噴きかけることで 以下のような効果が期待できます。
①まな板・包丁きれい(99%以上除菌)
②ふきんきれい(においと黄ばみを抑制)
③網かごきれい(ヌメリを抑制)
詳細はこちらの公式ホームページで
・サブウェイタイルのおしゃれなデザイン
※杉浦製陶所のおしゃれなタイルについては、こちらもご覧下さい。
→【キッチンリフォーム】タイル貼りの美しいキッチンにするには?費用相場や施工方法などを千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説!
その他の施工事例はこちら
【キッチンリフォーム】工事の流れをご紹介
キッチンリフォームはどのような手順で進むのでしょうか。
一戸建て住宅とマンションでは、異なる点もありますが、まずは大まかな流れについてご説明します。
①見積依頼・現地調査
まずは多くの会社で対応している無料見積や、リフォーム会社を紹介してくれる一括見積サイトなどを利用して、リフォーム会社へのコンタクトを取りましょう。
インターネットを通じて相談内容を伝えると、大まかな見積金額を計算してくれますが、複数の会社を比較してみると、金額が異なると思いますので、疑問に思うところがあれば、担当者に質問してみましょう。
また現地調査では、リフォーム会社の担当者がキッチンの場所や状況を見て、希望のリフォームが実施できるかどうかを調査します。
特にマンションなどの集合住宅では、搬入経路の確認に注意が必要となり、エレベーター内や階段の幅など、キッチンが持ち運べるかどうかをチェックし、場合によってはサイズを変える必要があるかもしれません。
調査終了後は、希望のリフォームが実現できるよう正式な見積書の作成を経て、リフォーム内容が固まれば、契約へと進みます。
②工事着工→養生・解体
本契約が終了したのち、工事着工となります。
まずは、住宅に汚れや傷などがつかないように、玄関周りや廊下にクッション性のあるパネルやシートを貼る養生作業から始めます。
養生作業が終了したら、水道・ガスを止め、解体工事を開始します。
③キッチンの搬入・設置
解体後、新しいキッチンの搬入や組み立てをします。
まずはキッチンパネルを完成させ、その後、レンジフードや戸棚、キャビネットの組み立て、配置を整えます。
④設備機器の設置
キッチン本体の設置が完了したあとは、シンクの下にある給水管や給湯管、排水管から、ガスコンロのガス管、蛍光灯などのスイッチや電源コードなどの接続工事を行い、水道や電気、ガスの設備機器が正常に使えるようにします。
作業が終了したらお客様が安全に使用できるよう、細かい動作のチェックをします。
⑤細部の仕上げ
キッチンと壁の隙間などに水分が入り込まないよう、コーキングを施して隙間を埋めていきます。
保護シールなどを剥がして完成です。
【キッチンリフォーム】費用を抑えるためのポイントは?
キッチンリフォームのように大掛かりなリフォームは、思わぬ高額になってしまうことがあるため、リフォームを検討する段階からポイントを押さえて計画を進めることが大切です。
費用を抑えるためのポイントや注意点などをご紹介しますので、情報収集や下調べをする際にお役立てください。
設備に優先順位を付けよう
システムキッチンのカタログを眺めていると、魅力的な設備や機能が並んでいて、つい欲しくなってしまうものですが、あっという間に予算オーバーになってしまうことも珍しくありません。
例えばコンロでは
・ガス火 or IH
・トップ素材がホーロー or ガラス
・グリルが両面焼き or 片面焼き
などの選択があり、選択方法によっては費用の差が20万〜30万円ほど異なることもあります。
限られた予算の中で、お金をかけたいもの、費用を抑えてもいいものと優先順位を付けてみましょう。
「なかなか決められない」といった際には、実際にショールームや店舗で実物を見てみませんか。
ショールームのスタッフにプランを相談できたり、提案してもらうこともできるため、必要な機能が揃ったリフォームプランが完成し、満足度の 高いキッチンが実現します。
キッチンを移動させない
場所の移動を伴うキッチンリフォームは費用がかさむため、費用を抑えるなら、移動させないリフォームを検討することが重要です。
壁付けキッチンから人気の対面型やアイランド型のキッチンへ変更する場合、電気配線等などの大規模な配管工事に加え、作業日数がかかる分人件費や古いキッチンを撤去した後の壁や床の修復工事など、150万円を超えるケースも珍しくありません。
費用を抑えるなら、キッチンを移動させないリフォームをおすすめします。
補助金を利用する
国交省が運営する「子育てエコホーム支援事業」の補助金制度を利用してキッチンリフォームを行うことができます。
利用にあたっては特定の条件がありますが、「家事負担の軽減に資する設備を設置する工事」では
・ビルトイン食洗機
・掃除しやすいレンジフード
・ビルトイン自動調理対応コンロ
への交換工事を実施することができます。
また、「キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事」も補助金対象工事になっており、90000円/戸の補助があります。(こちらの補助金を利用する場合、「掃除しやすいレンジフード」または「ビルトイン自動調理対応コンロ」について補助を受けることはできません)
これらの補助金を利用するためには、リフォーム会社からの事前 手続きが必要となります。
補助金額には予算の限度がありますので、見積もりの段階から、補助金の利用希望を伝えておくことをオススメします。
詳しい条件などについては、公式ホームページに掲載がありますので、ご覧下さい。
「子育てエコホーム支援事業」
まとめ
今回の記事では、キッチンセットをまるごとリフォームするケースについてお伝えしましたが、参考になる情報は見つかったでしょうか。
住まいのキッチンは調理する場所であるだけでなく、家族とのコミュニケーションができたり、ほっと一息つける空間だったりと、人によってキッチンへの思いはさまざまです。
自分のライフスタイルとうまく調和し、理想通りのキッチンになるよう、早めに情報収集を行い、キッチンリフォームを成功させましょう。
【キッチン】リフォームの費用相場や工事日数は?工事の手順や失敗しないためのポイントなどを施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。
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