2024.05.03ブログ
システムキッチンの種類や特徴は?キッチン選びのポイントをスタイル別に千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説!
キッチンをリフォームするきっかけはご家庭によりさまざまですが、キッチンにはいくつかの種類があり、「どんなタイプが自分に向いているの?」と迷うという方がいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、キッチンのさまざまな種類の解説から始まり、設備の選び方やポイント、リフォームする際の注意点など、キッチンリフォームにまつわる情報をお届けします。
理想のキッチンにリフォームして、憧れの空間を手に入れましょう。
そもそもシステムキッチンとは?
システムキッチンという言葉はよく耳にしますが、「具体的にどのような設備やデザインを指しているのか」から改めてご紹介したいと思います。
システムキッチンとは、シンク、コンロのキャビネットや設備機器が一体となった形のキッチンを指しています。
システムキッチンは、1973年にクリナップから初めて販売されましたが、それまでは、シンクキャビネットとコンロキャビネットは別々に分かれ、それぞれを隣り合わせて配置するスタイルが一般的でした。
ただ、隣り合わせた部分に継ぎ目ができ、汚れや水分が入り込んでしまう点がデメリットとしてあり、そのデメリットを改良し発売されたのが、システムキッチンです。
一番目を引くのは、広々とした天板部分です。
天板(ワークトップ)は継ぎ目がなく、作業スペースが広く、調理しやすいだけでなく、掃除も簡単です。
天板の下にキャビネットがあり、食洗機やオーブンレンジを備え付けられるほか、収納スペースもたっぷりとあります。
さらに、基本の設備にさまざまなオプションが追加可能であるため、色のバリエーションも豊富で、自分の好みにあったキッチンを作り上げる楽しみがあります。
キッチンの種類は3つ!
大きなくくりとして、キッチンには以下のような、3つの種類があります。
・システムキッチン
・セクションキッチン
・ミニキッチン
システムキッチンについては、前章で説明しましたので、セクションキッチン・ミニキッチンについて解説します。
セクション(セパレート)キッチン
先ほども触れましたが、システムキッチンが1973年に初めて発売されるまで、住まいのキッチンといえばセクション(セパレート)キッチンが主流でした。
セクションやセパレートという名の通り、コンロや調理台などをそれぞれが独立しており、組み合わせるスタイルのキッチンで、高さがバラバラ、設備同士の繋ぎ目もあります。
また、現在では、IHヒーターを取り付けることが可能です。
システムキッチンに比べると価格が低めなところにも人気があります。
ミニキッチン
コンパクトサイズのミニキッチンは、幅が90cmほどで、ワンルームの賃貸 住宅やオフィスに設置されることが多くあります。
シンク下が収納になっているものがあれば、収納がないタイプもあり、高齢者の方や車椅子の方が座ったまま調理することもできます。
システムキッチンをさらに詳しく!
システムキッチンには大きく分けて
・対面キッチン
・壁付キッチン
の2種類があり、その中にもいくつかの種類があります。
壁付けキッチンは、リビングやダイニングに背を向けて調理するタイプの従来型のキッチンですが、「対面式はどう配置するの?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、対面式のキッチンの種類や特徴についてお伝えします。
対面キッチンの種類
リビングやダイニングにいる家族や友人たちと、コミュニケーションしながら調理ができるというメリットがある、対面(オープン)キッチンが人気です。
対面キッチンには、以下のように6通りの種類があり、それぞれについてご紹介します。
・I型キッチン
・L型キッチン
・U型キッチン(コの字キッチン)
・Ⅱ型キッチン(セパレートキッチン)
・アイランドキッチン
・ペニンシュラキッチン
I型キッチン
I型キッチンは、従来のように壁付けにできますが、対面式として設置するデザインに人気があります。
I型キッチンは古くからあるスタイルで、多くの方に馴染みがあるため、リフォーム後も同じI型を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
作業動線が一直線となるよう、横方向に設備が並んだデザインは、狭いキッチンでも効率よく作業できるという、使い勝手の良さがあります。
L型キッチン
シンクとコンロがアルファベットの「L」のように配置されたデザインのキッチンで、I型よりも作業スペースや収納スペースが広くなります。
最小限の移動で調理が行え、小回りがきくデザインなため、狭いキッチンにもおすすめです。
ただし、中には、直角の部分のスペースが使いづらいといった意見もあります。
U型キッチン(コの字キッチン)
上から見て、アルファベットの「U」に見えることから、U型キッチンとよばれていますが、カタカナの「コ」にも見えることから、コの字キッチンと呼ばれることもあります。
キッチンの真ん中に立つと、正面に作業台、左右にコンロとシンクがあるというスタイルになり、体の向きを変えながら、料理を進める格好になります。
I型が省スペースであったのに対して、U型は幅が広いため、広いキッチンへの設置がおすすめです。
キャビネットが3つありますので、大容量の収納スペースも確保できます。
Ⅱ型キッチン(セパレートキッチン)
II型キッチンは、セパレートキッチンや2列型キッチンとも呼ばれますが、聞き慣れない方が多いかもしれません。
シンクとコンロが2列に分かれたデザインのキッチンで、シンク・コンロのそれぞれの横に作業スペースがあり、対面に設置できます。
シンクで用意した食材などをコンロへ運ぶ際、床に水が落ちることがあり、人によっては、その点をデメリットと感じることもありますが、家事動線がよく、収納量もたっぷりある点は大きなメリットです。
アイランドキッチン
アイランドキッチンは、壁に接しておらず、まるで島のように見えることから、こう呼ばれており、キッチンの周囲をぐるりと歩くことができます。
そのため、キッチンとダイニングスペースにつながりをもたせることができ、家族や友だち同士で食事をするだけでなく、調理から楽しみたいというスタイルを実現することができます。
また、アイランドキッチン自体をインテリアとして捉える面もあり、デザインもおしゃれで高級感のあるものが多く販売されています。
存在感のあるキッチンの設置となるため、幅広いスペースが必要になります。
デメリットとしては、さえぎるものがないため、キッチンで発生した汚れが周囲に飛び散ってしまうこと、丸見えになるため常に整理整頓が必要といったことがあげられます。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラとは英語で半島という意味があり、コンロ側を壁に付け、突き出たように見える姿から、この名前が付いたと言われています。
I型キッチンと見た目は同じですが、I型キッチンの奥行きが65cm前後であるのに対して、ペニンシュラキッチンは、100cm前後とかなりの存在感があります。
配置の仕方の一例としては、コンロに接していない側にダイニングテーブルを設置させ、キッチンと食卓を一続きにして使うスタイルに人気があります。
またカウンター付きの商品では、キッチンが食事スペースにもなり、できたての料理を楽しむことができます。
キッチンセットを選ぶ際のポイントは?
さまざまなスタイルやデザインのあるキッチンセットですが、今あるキッチン空間に合うものを選びたくても、「どれを選んだらいいのか、分からない」といったお悩みがあるかもしれません。
最適な設備の選び方など、ポイントを5つご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。
まずは目的を明確に
システムキッチンをリフォームしたいと思ったきっかけは何でしょうか。
まずは、それらを解決できるシステムキッチンを候補にあげましょう。
例えば、使い始めて20年を過ぎている場合、設備を修理しながら使い続けるよりも、リフォームで一新したほうが良いケースもあります。
まずはどんな目的でキッチンをリフォームしたいのかを、明確にしてから設備を選ぶことをおすすめします。
キッチンスペースとのバランスも考えて
キッチンスペースと調和の取れたサイズを選ぶことも大切です。
特に、L型やU字型キッチンは奥行きがあるため、キッチンに十分な余裕がないと、使いづらくなる可能性があります。
複数の人数で調理することが多いご家庭では、U字型やセパレートキッチンがおすすめですが、実際の動きなどをイメージしてから選ぶと失敗を避けられるでしょう。
ゆとりを持って作業したいという方には、コンパクトなI型キッチンがおすすめです。設備自体のサイズが小さく、最低限の移動で料理を楽しめます。
キッチンとリビングの調和も大切
アイランドキッチンやペニンシュラキッチンを選ぶ際は、一続きになるリビングとの色合い・雰囲気との調和も重要です。
特に小さな子どもがいらっしゃるご家庭では、どちらのタイプも、料理をしながら、リビングで過ごす様子を見渡せるというメリットがあり、親の安心にもつながります。
また調理の際にも、家族や友人同士、キッチンを囲み会話しながら作業することができ、にぎやかな風景が広がります。
収納スペースの確保が必要な場合も
開放感あふれる魅力がポイントのアイランドキッチンやペニンシュラキッチンですが、基本的には、吊戸棚がないため、収納スペースの不足を感じるかもしれません。
収納スペースが足りなくなり、カウンターの上が散らかってしまうと、見た目も悪くなってしまいます。
そのため、カウンター下の空間を最大限活かすことがポイントとなります。
リフォームと同時に不要なものを片付けてしまうこともおすすめです。
家電や家具のサイズもチェック!
キッチンスペースにジャストサイズのキッチンを設置すると、冷蔵庫や家具の買い替えの際に、サイズの大きなものを購入できなくなるかもしれません。
将来、家族が増えたり、ライフスタイルが変化したりすると、キッチンのレイアウト変更を検討したくなるときもあるでしょう。
そのためにも、スペースに余裕を持たせた設計にしておくことが大切です。
施工事例
弊社でもこれまで、キッチンの部分的なリフォームから大規模なリフォームまで、ご依頼をいただいてきました。
その一部ではございますが、ご紹介いたしますので、リフォームの際の参考として、ご活用ください。
①
(施工場所)千葉市美浜区高洲
(施工内容)キッチン タイル キッチン・リビングクロスCF貼替
(工期)7日
(費用目安)117万円
(設備)TOTOシステムキッチン ザ・クラッソ、杉浦製陶所
before
after
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②
(施工場所)千葉市緑区あすみが丘
(施工内容)浴室、洗面化粧台、洗面脱衣室内装、コンロ、玄関
(工期)7日
(費用目安)175万円
(設備)ホーロートップコンロ、システムバスルーム リデア Mタイプ、ファンシオ、リシェント玄関ドア
before
after
③
(施工場所)千葉県千葉市
(施工内容)水廻り設備一式取替、建具取替、床フローリング張り、和室を洋室へ変更、間取り変更、クロスCF貼替
(工期)2ヶ月
(費用目安)550万円
(設備)シエラS、リノビオ、ピアラ、アメージュ
before
after
④
(施工場所)千葉県千葉市
(施工内容)2階会議室へ新規ミニキッチン・洗濯パン新設、他間仕切りにドア新設、建具補修、バルコニー手摺補修
(工期)5日
(費用目安)137万円
(設備)ベストレイ、スタンダード扉タイプ
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その他の施工事例については、こちらをご覧ください→アップリフォーム 施工事例
リフォームを行う際の注意点
初めてのリフォームとなると分からない点も多く、あれこれと迷うことも多くなります。
ここからは、リフォームを検討する際に知っておきたい注意点についてご紹介します。
キッチンを移動できないことも
オープンキッチンに憧れがあっても、配管などの関係で移動できない場合があります。
キッチンの位置を移動をするときは、排水管の位置や電気配線、換気扇のダクトなど、普段の暮らしであまり意識しない部分もしっかりと考える必要があります。
専門的な知識も必要となりますので、無料見積などを利用し、リフォーム 会社に相談してみましょう。
特にマンションなどの集合住宅の場合は、排水口や換気扇の問題だけでなく、管理規約で移動できる範囲や条件が決まっている場合もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
デメリットもしっかり確認!
ついメリットばかりに目がいってしまいがちですが、デメリットにもしっかりと目を向けましょう。
例えばL型キッチン。
調理の際の移動を少なくでき、収納スペースもたっぷりとあるL型キッチンですが、
・角にあたるコーナー部分がうまく活用できず、デッドスペースになる
・複数人での作業がしにくい
といったデメリットを感じる方もいらっしゃいます。
また、独立型のキッチンでは
・水や油などの汚れが周囲に飛び散る
・換気が十分にできず、部屋に臭いがこもる
といった声もあります。
ただし、これらのデメリットを解消する方法などもありますので、メリット・デメリットの両方に目を向け、理想のキッチンを探すことが大切です。
実物に触れてみよう
たくさんの情報をインターネットなどを通じて集めているかと思いますが、やはり、キッチンのサイズ・高さなどを、メーカーのショールームや店舗で直接見て、設備や機能の使い心地を体験してみることが必要です。
また見学時に、設備の色やオプションなどの組み合わせをプランニングできる、およその予算をシミュレーションできるといったサービスなどを利用できるところもありますので、足を運んでみましょう。
見積もりは複数の会社から
リフォームを検討する際、見積もりは必ず複数の会社から取り寄せ、じっくりと比較検討するようにしましょう。
リフォーム価格は
本体価格+工事費(人件費・撤去費など)
の合計金額からなります。
見積もり書では、キッチンの本体価格から取付工事費の内訳、オプション価格などを見比べてください。
納得の価格でリフォームを実行するには、時間をかけて細かい点まで一つひとつ確認することが欠かせません。
要望に合う提案をしてくれるリフォーム会社を見つけることが、リフォーム成功の大きなポイントです。
まとめ
今回の記事では、初めてキッチンリフォームをスムーズに行うために知っておきたい項目やコツをお伝えしましたが、役立つ情報は見つかったでしょうか。
リフォームでは、「一番重視したいことやものを手に入れる」ことが何よりも大切です。
最近では、キッチンはただ調理をする場ではなく、家族や友人とのコミュニケーションの場にもなっています。
ご家族やリフォーム会社と検討を重ね、理想にぴったりのキッチンを手にしましょう。
システムキッチンの種類や特徴は?キッチン選びのポイントをスタイル別に千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説しました。
ご質問・お悩みなど、気軽にメールやお電話にてお問い合わせください。
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当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会 社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などの地域から多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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