2024.05.24ブログ
畳の和室からフローリングの洋室にリフォーム!取替え方法や費用相場・注意点などを千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説!
畳の傷みが気になりだし、和室のままではなく、「フローリングの洋室にリフォームしようか?」と迷っている方もいらっしゃるでしょう。
また、「和室を洋室にして、子ども部屋にしたい」といった要望もあるかもしれません。
さらに、最近では、畳の上でくつろぐスタイルだけでなく、フローリングの上にソファーやベッドなどの家具をおいてリラックスするスタイルも好まれるようになりました。
今回の記事では、畳からフローリングにリフォームする際のメリット・デメリットや貼り替え方法、費用相場や注意点などを詳しく解説します。
【畳からフローリングに交換】メリット・デメリットは?
以前は、一戸建ての住宅に限らず、マンションなどの集合住宅でも、畳の部屋があるのが一般的でしたが、最近では、和室がなく、洋室だけの住まいも増えてきました。
ただ、「本当に畳の部屋をなくしてもいいのか?」と迷われている方がいらっしゃるかもしれません。
畳からフローリングに交換するメリット・デメリットはどういったものなのでしょうか。
まずは、メリット・デメリットについて、解説します。
メリット
■掃除がラクになる
さらっとした肌触りが心地よい畳ですが、フローリングと比べると、畳内部に、チリやホコリがたまりやすく、ダニやカビが発生しやすくなります。
そのため、清潔な室内空間を保つには、よりこまめな掃除が必要になります。
フローリングに変えたとしても、ダニはどこにでも発生してしまいますが、掃除の手間がかからないという特徴があります。
■傷や汚れに強い
畳の耐久性は、10〜20年と言われており、長期間使用することで、ささくれができたり、家具を置くと、ヘコんだりといった劣化が現われてきます。
その反面フローリングは、表面にキズが付きにくく、家具を置いても、へこむことはほぼないため、お部屋に合わせたインテリアを選べるでしょう。
■バリアフリーにも
フローリングには耐久性があることから、車椅子の利用にも耐えられ、バリアフリーリフォームとして、フローリングを選ぶご家庭もあります。
高齢になると、布団の上げ下げが負担になり、和室だと敷きっぱなしになることもあります。
フローリングですと、畳の凹みを気にすることなく設置でき、ベッドの下を簡単に掃除できます。
デメリット
■冷えを感じてしまうことも
畳は空気を多く含むため、断熱効果があり、冬は温かく、夏は涼しいといったメリットがあります。
一方で、フローリングは、冬場に足元がひんやりしてしまうことがあり、合板フローリングの場合は、底冷えを感じることがあるかもしれません。
特に一戸建ての家では、床下からの冷気が直接影響するため、リフォームする際には、断熱材をしっかり施す必要があります。
■音が響く可能性も
畳には断熱効果があるだけでなく、遮音効果もあるため、フローリングに交換すると、遮音性能が低下してしまいます。
特に、マンションの場合は、周囲に音が響く可能性があり、注意が必要です。
近隣住民への配慮から、管理規約により、フローリングの遮音性能(LL45・LL40など)が指定されているケースが多くありますので、確認してください。
フローリングで使用する木材について
畳からフローリングにリフォームする場合、床に使用する床材を選ぶ必要があります。
使用する材料には、いくつかの種類がありますので、まずは床材からご紹介します。
豊富にある床材の中から、お部屋の雰囲気にぴったりな床材を探しましょう。
無垢材フローリング
ヒノキやスギ、オーク、ウォルナットなど、天然の木材から作られているフローリング材で、天然木特有の良い香りがし、優しくて柔らかな足触りです。
また、時の経過によって木材の風合いが変化しますので、その点も魅力の一つです。
ただし、天然木のため、柔らかくてヘコみなどの傷が付きやすく、割れや反りが起きやすいというデメリットがあります。
そのため、定期的なオイルの塗装など、メンテナンスが欠かせません。
「無垢材は高いのでは?」というイメージもあるかと思いますが、木の種類によりグレードはさまざまで、価格には大きな幅があります。
複合フローリング
一般的な戸建て住宅や、マンションなどの集合住宅で使用されているのが、複合フローリングです。
複合フローリングは、無垢材とは異なり、温度や湿度の変化に強いという特徴があり、割れやねじれ、反りが起こりにくい素材です。
キズにも強く、リビングやダイニングだけでなく、キッチンや洗面所、トイレなどの水回りにも使用でき、床暖房にも対応できます。
複合フローリングには
・突き板
・挽き板
の2つの種類があります。
それぞれの違いは、基礎となる、薄い木材の板を貼り付けた合板の上に、どのような化粧材を使用するかによりますので、以下、詳しくご説明します。
■挽き板
挽き板とは、合板の上に、2mm程度の厚みのある天然木を重ね合わせた床材です。
まるで100%無垢材のような肌触りや色 合いを楽しめます。
さらに、ピュアな無垢材と比べると、価格は高くなく、お手入れやメンテナンスがラクといったメリットもあります。
■突き板
合板の上に、0.3~1㎜程度の厚さにスライスした木材を貼り合わせた床材を突き板といい、使用する木材は、オールやメイプル、ウォルナットなどの天然木です。
挽き板と比べると、木材の部分が薄く、そのために価格は抑えめになっています。
ウッドカーペット
ウッドカーペットとは、約 7cm幅の木材を横につなぎ合わせたカーペットのような製品で、4畳半や6畳の広さの既製品があるほか、オーダーも可能です。
濃淡さまざまな木目調のデザインが多く販売されており、種類が多く、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
床に敷いたり、片付けたりが簡単にできるため、賃貸住宅で模様替えをするときに便利です。
クッションフロア
クッションフロアは、木目模様やおしゃれなデザインの柄をプリントしたシート状の床材で、表面は塩化ビニール、下にクッション材が裏打ちされています。
適度な弾力性があり、足腰が疲れにくいといった特徴があります。
また、表 面が木材ではないため、水をはじき、汚れても、拭くだけで簡単に掃除ができるという手軽さがあり、トイレや浴室でよく利用されており、人気があります。
また、消臭や防カビ、抗ウイルス性などの機能を持つものもあります。
残念ながら、天然木ならではの風合いを楽しむことはできません。
畳をフローリングにする方法は2つ!
畳からフローリングに変える方法は、以下の通り、2つの種類があります。
①畳を剥がしてフローリングに貼り替える
②畳の上からフローリングを重ね貼りする
ここからは、それぞれの貼り替え方法について、施工方法や費用相場について、具体的に解説します。
畳を剥がしてフローリングに貼り替える
<メリット>見た目が美しく仕上がる 下地の確認ができる
<デメリット>費用がかかる
畳を全て剥がし、新しいフローリングを施工します。
最も費用がかかる方法ですが、床の下を直接見て、シロアリの被害などの有無も確認できるため、おすすめの施工方法です。
【施工方法】
既存の畳を全て取り外し、下地だけの状態にします。
この際、下地の木材に腐れなどの傷みがあれば、補強などの修繕工事をします。
畳とフローリングでは、厚みが違うため、根太(ねだ)と呼ばれる木材を取り付け、敷居との高さを調整後、フローリングを貼り付けていき、完成です。
【費用相場】
6畳リフォームの費用相場について、紹介します。
費用の内訳は、以下の通りです。
①材料費
②施工費
③畳の撤去・処分費用
④下地の補修費用
⑤諸経費(人件費等)
トータルの金額としては
複合フローリング【18万円~23万円】
無垢フローリング【25万円~30万円】
が目安です。
フローリングの場合だけでなく、リフォームの金額は、実際の現場の状況により、大きく変動します。
いくつかの会社に見積りを依頼して、最適な会社を選びましょう。
リフォーム会社の選び方については、後ほど、解説いたします。
なお、貼り替えの作業は、6畳ですと、一日で完了するケースがほとんどです。
畳の上からフローリング材を重ね貼りする
<メリット>費用をかけずに、手軽にフローリングが完成する
<デメリット>畳にダニやカビが発生するかも 室内の雰囲気がアンバランスに
畳を撤去するリフォームよりも、より手軽に行える方法として、ウッドカーペットやクッションフロアなどの商品を利用した、重ね貼りという手段もあります。
畳を撤去する必要がなく、商品を敷くだけという手軽さが大きなメリットで、賃貸の住宅で模様 替えをする時、よく利用されています。
さらに、費用も大幅に抑えられます。
デメリットとしては、マットの下に湿気がたまり、カビやダニが発生する心配があります。
また、部屋のサイズとぴったりに合わせないと、段差ができ、すき間からごみが入り込んでしまうため、カットの際には、注意が必要です。
手軽にできる重ね張りですが、ふすまや戸袋、床の間などの和室特有のつくりとフローリングが馴染まないということもあります。
【施工方法】
大掛かりな工事は必要ありませんが、マットの下になる畳にカビやダニが発生しないよう、防虫・防湿シートなどの利用をおすすめします。
畳の上に敷き詰めるだけですので、DIYでチャレンジする方もいらっしゃいます。
DIYに自信がないという方は、作業に手慣れたプロがいるリフォーム会社に相談してみましょう。
リフォーム会社にお願いすることで、畳をはがし、下地の確認をお願いすることができるほか、DIYで発生しがちなすき間やずれなどなく、施工してもらえます。
【費用相場】
6畳サイズですと、材料の費用を含めて
DIYなら【2万円】
リフォーム会社に依頼なら【5万円~】
が費用相場となりますが、詳細は見積りにてお確かめください。
畳からフローリングにリフォームする際の注意点
ここからは、リフォームに失敗しないための注意点やポイントをご紹介します。
特に、初めてのリフォームでは、分からないことも多いため、迷ってしまうことも多いかもしれません。
事前に情報をしっかりと収集して、満足度の高い仕上がりを実現しましょう。
和室全体のリフォームをおすすめ
和室の畳だけをリフォームしても、柱や襖(ふすま)、床の 間などを残したままですと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
予算との折り合いが必要となりますが、押し入れをクローゼットに改装したり、塗り壁や天井の板張りを壁紙(クロス)に変更することで、部屋全体を洋室にできます。
フローリングに交換する際は、内装も含め、和室全体を洋室に仕上げるリフォームを、同時に検討してはいかがでしょうか。
サンプルで質感を確認
床材を購入する前に、実物に触れることが大切です。
気になる床材が見つかれば、サンプルを取り寄せ、実際に触り、感 触を確かめてみましょう。
カタログの写真では分かりづらい、本当の色を知ることもできます。
湿気がたまりやすくなる
畳には、調湿機能があり、部屋の湿気を吸収してくれる効果がありますが、フローリングにすると、湿気がたまりやすくなり、窓に結露が発生する原因となってしまいます。
調湿機能を備えたフローリングを選ぶことがおすすめですが、こまめな換気や除湿機の利用などもおすすめです。
キズや汚れに注意
手入れがしやすいメリットがあるフローリングですが、特に無垢材の場合は、小さな傷がつきやすい上、修繕が難しいといった面があります。
また、木材に水が染み込んでしまうと、シミが残ってしまうことがあります。
小さなお子さまがいたり、車イスを利用されるご家庭、ペットがいるなど、家庭の事情に合わせて、床材を選びましょう。
キズや汚れを防止するためのコーティング材などもありますので、活用してみるのもおすすめです。
事前に家具の移動を
リフォームする際には、家具の移動が必要になり、ご自分で移動させることが難しい場合は、追加料金を支払い、業者に依頼することになります。
大きな家具がある場合は、仮置きするスペースも必要になります。
直前になり、慌てることのないよう、可能な限り、荷物や家具を移動させておきましょう。
ペットに適したフローリングもあり
犬やネコなどのペットを室内で飼育されているご家庭では、滑り止め加工のあるペット用のフローリングを選ぶことをおすすめします。
例えば犬は、地面に爪を立てて歩くのですが、ツルツルとしたフローリングでは、爪でしっかりと踏ん張ることができません。
また肉球は滑り止めの役割をしますが、フローリング上ですと、滑ってしまうことがよくあります。
さらに、フローリングの溝に毛や汚れがたまりがちです。
さまざまな対策が施されたフローリングが販売されていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
複数の会社から見積りを
リフォーム価格は、会社によりさまざまであるため、少なくとも、3箇所から見積りを取ってみませんか。
多くの会社では、無料にて見積もり請求を引き受けていますので、気軽に問い合わせ、見積書が揃ったら、じっくりと比較検討し、およその費用相場を把握しましょう。
「気になる会社があるけれども、費 用が高い」
ということもあるかもしれません。
そのような場合は、費用について、率直に質問し、納得のいく回答が得られたら、安心して施工を任せられるはずです。
よいリフォーム会社を探すには、いくつかの会社を比較検討することが欠かせません。
保証やアフターサービスも確認
畳からフローリングへのリフォームに限らず、契約の際には、保証やアフターサービスについても、確認することが大切です。
使い始めてから、「すき間が気になってきた」「キシキシと音がなる」といった症状やトラブルが現われることがあります。
長く大切に使うためにも、施工後の保証やサービスの期間など、アフターサービスの内容について、担当者から詳しい説明を受けましょう。
施工事例
弊社でも、畳からフローリングへのリフォームをお引き受けしており、施工の実例をご紹介します。
また、関連して、敷き込み式のカーペットからフローリングへのリフォームや、フローリングの補修工事なども、併せてご覧ください。
①(施工場所)千葉市稲毛区園生町
(施工内容)間取り変更、天井壁床張替、和室を洋室へ変更、玄関収納取替、建具取替・新設
(工期)1ヶ月半
(費用目安)330万円
(設備)ノダ C45S1M1 メープルミルキー
before
after
②(施工場所)千葉県千葉市
(施工内容)洋室①:収納部や空いてる箇所を全てクローゼット収納に変更 、分電盤移動・LEDダウンライト2つへ増設・内装 /洋室②:内装のみ /和 室:内装、押入天袋を開口収納へ変更
(工期)6日
(費用目安)104万円
(設備)カナエル C防音45、ダイケンクローゼット
before
after
③(施工場所)千葉市美浜区磯辺
(施工内容)
以前に床フローリング張り施工を行い、傷をつけてしまったとの事。在庫があったので張替え
(工期)1日
(費用目安)アフターサービス
(設備)ノダ ネクシオウォークフィット
before
after
まとめ
今回の記事では、畳からフローリングへとリフォームする際の施工方法や費用相場など、これからリフォームを行う方に、参考となる情報をご紹介しました。
和室をフローリングに変える際には、部屋全体も洋室の内装にリフォームすることで、より一層、完成度が高まります。
見積りを依頼する前に、「どんなリフォームを実現したいか」を具体的に検討しておくことをおすすめします。
サラッとした足触りが心地よいフローリングにリフォームして、新しい暮らしを楽しみましょう。
畳の和室からフローリングの洋室にリフォーム!取替え方法や費用相場・注意点などを千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説しました。
ご質問・お悩みなど、気軽にメールやお電話にてお問い合わせください。
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当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会 社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などの地域から多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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