長年使い続けてきたキッチンをリフォームしたくても

「費用が気になる」

「キッチン選びはどうしたらいいの？」

など、楽しみよりも不安や疑問を先に感じてしまうという方もいらっしゃるでしょう。

今回の記事では、キッチンリフォームにかかる費用や工期、予算内にコストを抑えるコツなどを解説し、弊社の施工事例も紹介いたします。

初めてのキッチンリフォームは悩んでしまうことも多くありますが、一つひとつ解決して、理想のキッチンを手に入れましょう。

 

 

キッチンリフォームのきっかけは？

キッチンリフォームのきっかけは、修理しながらも、10～20年経過した頃に

「修理よりも、新しいキッチンにまるごとリフォームしようか？」

と思い始め、キッチンリフォームを検討し始めるといった、「キッチン設備の老朽化」がきっかけとなるご家庭が多いように感じますが

「家族が増え、キッチンが狭くなった」

「収納が足りなくなった」

といった悩みからリフォームを決断されるご家庭もあります。

もちろん
・ガスレンジやレンジフードの故障
・水栓まわりの水漏れ
・食洗機の故障
といった不具合で、年月が経過していない場合は、修理して使い続けられますので、リフォーム会社などに気軽に修理を依頼しましょう。

 

 

キッチンのフルリフォームに必要な費用をご紹介

システムキッチンをまるごとリフォームする際の費用は

・どのようなキッチンセットを選択するか
・レイアウトの変更を伴うか
・戸建てかマンションか

などによって、大きく変動します。

ここからは、キッチンリフォームの際に必要な費用の相場についてご紹介します。

 

 

キッチンの本体価格

キッチンリフォームの費用のうち、費用割合を占めるのは、システムキッチン本体の価格です。

本体価格が抑えめの壁付けキッチンから、本体のサイズが大きく値段も高めの対面型キッチンまで、グレードにより相場は大きく異なります。

さらに、機能やデザインによっても、価格は上下します。

また、どのメーカーでも、スタンダート・ミドル・ハイグレードなどの種類があり、例えばLIXILでは、以下のようなラインナップが揃っています。

スタンダード（低価格帯）　「シエラS」
ミドル（中価格帯）　　　　「ノクト」
ハイグレード（高価格帯）　「リシェルSI」

製品選びで失敗してしまうと、余計な出費につながってしまいます。

どんなリフォームを実現したいのかを具体的に考えてから、製品を選ぶことは、大きなポイントです。

 

 

リフォームの工事費用

今あるキッチンにどういったリフォームを実施するかによって、工事費用は大きく変わります。

「なるべく費用を抑えたい」という場合は、給排水管や排気ダクトを移設する必要がない、同じ位置・同じサイズのシステムキッチンを選ぶと、費用を抑えられます。

反面、壁付けから対面式キッチンに交換する場合は、多くの工事が必要となるため、100万円を超えるほど、高額な費用になることも珍しくありません。

リフォームに必要な工事は
・キッチンの取り付け工事
・その他の付帯工事
に分けられます。

その他の付帯工事には
・解体工事
・配管工事
・壁や床などの内装工事
などが含まれます。

キッチンを移動させずに、取り付け工事がメインという場合の相場は、解体や処分費用なども含めて、【10〜30万円】が目安とお考えください。

壁付けから対面式のキッチンにレイアウト変更する場合には
・ガス管や電気配線・給排水管工事
・排気ダクトの移動・新設工事
なども追加の工事として必要になるため、費用は高額になり、リフォームの総額が【100万円以上】かかることも珍しくありません。

 

 

工事にかかる材料費

キッチンをリフォームする際には、キッチン周辺の床や壁もリフォームすることが多くあり、壁紙や床材などの材料費も必要になります。

「おしゃれなキッチンパネルにしたい！」

「汚れにくい床にリフォームしたい」

など、キッチン本体だけでなく、キッチンまわりも一新したくなることもあるでしょう。

そのため、あらかじめ余裕を持たせた予算を立てておくことをおすすめします。

 

 

キッチンリフォームの費用を抑えるためのコツは？

最近では、物価高の影響を受け、キッチン製品やリフォーム費用なども価格が上昇しています。

少しでも費用を抑えるためのコツをご紹介しますので、ぜひお役立てください。

 

 

キッチンを移動させない

「アイランドキッチンに強いこだわりがある」

「キッチンの雰囲気を変えたい」

など、特別な思いがあれば別ですが、費用を抑えるためには、キッチンを移動させないことが重要です。

キッチンを移動させると、配管の移動や間取りの変更といった作業が必要になり、工事の規模が大きくなります。

さらに、日数もかかりますので、人件費も追加されます。

既存の場所で問題がない場合は、キッチンを移動させないプランを検討しましょう。

 

 

グレードよりも欲しい設備を重視して

グレードによって製品を選ぶのではなく、希望する機能が揃っているかを重視して製品を選びましょう。

キッチン全体の使い勝手や設備の使い心地は、人によってさまざま。

グレードの高いキッチンでも、人によっては、使いづらいと感じてしまうこともあるでしょう。

まずは、ご自分や家族で要望をあげ、優先順位を決めてから、製品選びをしてみませんか。

そうすることで、ご家庭に最適なグレードの製品が見つかるはずです。

 

 

同じタイプの製品を選ぶ

今お使いのキッチンが、壁付けキッチンでしたら、同じタイプの壁付けキッチンを選ぶと、費用を抑えられます。

以前は、キッチンといえば壁付けのＩ型キッチンが主流でしたが、Ｌ型や対面式のペニンシュラキッチンなど、おしゃれなキッチンのバリエーションが豊富にあり、目移りするかもしれません。

ただ、費用を抑えるなら、次も同じタイプにすると、失敗がないうえ、大掛かりな工事も不要になりますので、完成も早くなります。

 

 

旧型モデルやアウトレット品も

色やデザインにこだわりがなければ、アウトレット製品や旧型モデルのキッチンから選ぶという方法もあります。

アウトレット品の場合は、ショールームで展示されていた製品であることが多く

・サイズ変更や色の変更ができない

　・保証期間が短い

など、購入後のサポートが十分ではない、という場合もあるため、購入前によく確認しましょう。

 

 

オプションは後付けでも大丈夫

カタログを見ていると、便利な機能がたくさんあり、つい欲しくなってしまうこともあるでしょう。

オプションを付けることで、リフォームの金額が予算以上になってしまうことも、珍しくありません。

せっかくの機会だからと、さまざまなオプション商品を付けたけれども、結局あまり使用しなかった、といった失敗につながることも予想されます。

オプションは後付けできますので、実際に使い始めてから、揃えていくのもおすすめです。

まずは基本的な機能に絞って、選んでみましょう。

 

 

補助金や助成金制度を利用する

システムキッチンの交換に際して、要件を満たせば、国や自治体が実施している補助金や助成金制度を利用できることがあります。

現在実施されている補助金制度に
子育てエコホーム支援事業
があります。

家事負担を軽減するリフォームとして
・ビルトイン食器洗機の設置
・掃除しやすいレンジフードへの交換
・ビルトイン自動調理対応コンロへの交換
をする際に補助金が支給されます。

また、今回のように、キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事を実施する際にも、補助金が支給されます。

ただし、補助金を利用するためには、改修前・改修後の要件を全て満たす必要があるため、初めてリフォームする方にとっては、分かりづらい点も多くあります。

リフォーム会社に見積りを取る際には、補助金を使用したいという旨を前もって伝えておくことを忘れないようにしましょう。

 

 

複数の会社から見積りを

複数の業者から見積もりを取り寄せることで、リフォーム価格の相場が分かるため、自宅の近くにある会社をメインに、3，4社の見積りを集めましょう。

会社同士を比較することで、水回りが得意な会社、家全体のリノベーションが得意な会社など、会社の得意・不得意分野が分かってきます。

また、キッチンセットを安く購入できたとしても、工事費用が高ければ、予算を上回ってしまうこともあるかもしれません。

会社によって仕入れ値や工事の内訳に違いがありますので、複数の見積書を比較し、およその相場価格を把握してみましょう。

さまざまな会社を比較検討することで、ベストなリフォーム会社を選べるようになります。

 

 

浴室と同時リフォームもおすすめ

水回りのリフォームでは、まとめて工事するほうが、リフォームの手間を省けるほか、コストダウンにもなります。

キッチンリフォームでは、水道管の補修や入れ替えを実施することもありますが、お風呂のリフォームでも同じような工事を実施します。

それぞれを別にリフォームする場合と同時リフォームの場合ではどのくらい費用が違うのかは、見積りの際などに確かめてみませんか。

多くの会社では、無料で見積りを作成するサービスを実施していますので、気軽に相談してみましょう。

 

 

施工事例

アップリフォームにおきましても、これまでさまざまなキッチンリフォームをお引き受けしてきました。

キッチンの部分的な改修から、キッチンを含めた大規模なリフォームまで、お客様により、内容はさまざまです。

施工事 例の一部をご紹介します。

 

①（施工場所）千葉市美浜区高洲
（施工内容）キッチン　タイル　キッチン・リビングクロスCF貼替
（工期）７日
（費用目安）１１７万円
（設備）TOTOシステムキッチン　ザ・クラッソ、杉浦製陶所

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②（施工場所）千葉市花見川区畑町
（施工内容）キッチン・トイレ取替、トイレ内装床ＣＦ壁天井クロス張替え
（工期）7日
（費用目安）191万円
（設備）ネオレストRS1 レストルームドレッサーコンフォートシリーズ
クリナップSTEDIA

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after



 

③（施工場所）東京都墨田区
（施工内容）水廻り設備一式取替、床フローリング張替、畳取替、クロス・CF貼替
（工期）一ヶ月半
（費用目安）552万円
（設備）ブライツSシリーズ、LIXILノクト、リノビオVシリーズ Eタイプ、クレヴィ、アメージュ便器、カナエル C防音45

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④（施工場所）千葉県千葉市
（施工内容）水廻り設備一式取替、建具取替、床フローリング張り、和室を洋室へ変更、間取り変更、クロスCF貼替
（工期）２ヶ月
（費用目安）550万円
（設備）LIXILシエラS、リノビオ、ピアラ、アメージュ

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after



 

 

人気のシステムキッチンをご紹介！

施工事例でもご紹介した人気のシステムキッチンを詳しくご紹介しますので、製品を探す際の参考として、お役立てください。

 

 

LIXIL　シエラS

最も価格抑えた製品ながらも、必要な機能がきちんと備わっており、デザインもシンプルでどのような空間にもマッチする仕上がりになっています。

扉のカラーは、全28色、取手は、3色と、リビングの雰囲気と合わせたいといった要望を叶えられます。

色だけでなく、設備なども自由にカスタマイズもできますので、自分らしいキッチンを手にしましょう。

ユニークな機能としては、「すきっとシンク」があげられます。

シンクの底面には、緩やかな段差があり、シンク内の水の流れが、排水口に向かって素早く流れるようにデザインされています。

汚れやゴミも自然に流れるため、後の掃除も簡単になります。

「ひろまるコンロ」と呼ばれる加熱機器は、3口でありながらも、鍋を仮置きできるスペースもあるという広々サイズ。

ガスコンロ・IHヒーターのどちらも選択可能で、掃除の手間を省けるガラストップ仕様になっています。

その他、タッチレス水栓や手入れのラクなレンジフードなど、工夫を凝らしたオプションも数多く揃っています。

 

 

LIXIL　ノクト

ノクトはシエラSと比べると、ぐっとデザイン性が高くなります。
キッチンをインテリアの一つとして見せることができ、アイランド型、ペニンシュラ型など、対面式にも設置できます。

そのため、「テーブルカウンター」が設置でき、ちょっとした食事や在宅ワークのスペースが確保できます。

さらに、公式ホームページによると、シエラSよりも、約1.3倍の収納力があるノクト。

料理が好きな方の中には、収納に悩む方もいらっしゃるでしょう。

収納スペースの不足がリフォームのきっかけ、という方にもおすすめの製品です。

 

 

クリナップSTEDIA

プロがおすすめプロがおすすめしたい住宅設備　キッチン部門で、３年連続総合１位を獲得しているクリナップSTEDIA。

対面式でありながらも
・手元やシンクはリビング側からは見えないというデザイン
・傷と汚れに強いワークトップ
・汚れが自然に流れ落ちるシンクのデザイン
・換気ファンとフィルターの掃除は、２か月に1回、ボタンを押すだけ
など、使い心地の良さが際立っています。

STEDIAならではの7つの特徴は、ホームページでご覧ください。

 

 

TOTOシステムキッチン　ザ・クラッソ

デザインの美しさが特徴的なザ・クラッソ。

美しさのひとつに、光の加減によって見た目が変化する「クリスタルカウンター」があります。

見た目の美しさだけでなく、力を入れずに汚れをラクに落とせる素材であるほか、熱にも強いという特徴があります。

さらに、10年間お手入れ不要といわれるレンジフードや常時使用できる「きれい除菌水」、大容量のキャビネットなどを備えたザ・クラッソには、充実したメリットが揃っています。

サイトでは、リフォームの実例やおすすめプランも掲載されていますので、完成イメージを具体的にするために、ぜひチェックしてみましょう。

 

 

気になる！キッチンリフォームの期間

リフォーム中に台所が使えないとなると、食事の心配をしなくてはいけないため、「どのくらいの期間がかかるのか」は、とても気になる問題です。

一般的なキッチンリフォームの期間をご紹介しますので、参考にしてください。

 

 

キッチンセットの交換のみ

■2日が目安

最短で２日ですが、内装の補修工事などがあれば、多少前後します。

既存のキッチンを撤去する工事のため、水が使用できない時間が、数時間ありますが、一番負担のないリフォームになります。

 

 

内装工事も含めたキッチンリフォーム

■１週間が目安

床や壁紙なども同時にリフォームする場合は、１週間が目安ですが、５日程度で終了する場合もあります。

こちらも水が使用できない時間は、数時間程度になります。

手順としては、交換工事と同様ですが、新しいキッチンセットを配置する前に内装工事を完了させ、配置後に、配管や電気工事を行い、リフォームが完成します。

 

 

レイアウト変更をともなうキッチンリフォーム

■2～3週間が目安

レイアウト変更をともなう工事は、キッチンだけでなく、LDKのレイアウト変更も必要になるため、工期が最も長くなり、ダイニングやリビングなどの家具の移動も必要になります。

レイアウトを変更すると、水道管・ガス管・電気配線 等さまざまな工事が必要となるほか、床の張り替えも行うため、最短でも10日はかかるのが、一般的です。

そのため、住みながらのリフォームではなく、仮の住まいを確保することも考えておきましょう。

 

 

マンションリフォームの注意点！

一戸建ての住宅とは違い、マンションには、管理規則があり、リフォームも規則に従って行う必要があります。

キッチンを移動させたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

ただ、マンションの場合、床下の配管の構造によっては、動かせないケースや、水の流れが悪くなる可能性があれば、リフォームできないこともあります。

階下への影響も考えて、床材の変更が認められていないことや契約しているアンペア数の関係で、大容量のＩＨコンロが配置できない場合もありますので、リフォームを検討する時は、必ず管理規約に目を通してください。

また、エレべーターがない場合、搬入費が高くなることもありますので、見積りの際に必ず確認しておきましょう。

 

 

まとめ

今回の記事では、キッチンリフォームを検討する際の工事価格の目安や費用を抑えるコツ、マンションリフォームでの注意点などをお伝えしましたが、役立つ情報は見つかったでしょうか。

初めてのリフォームとなると、段取りが分からず、何から始めたらいいのか、悩んでしまうことも起きがちです。

一つひとつ手順を踏み、理想のキッチンリフォームを実現していきましょう。

システムキッチンのリフォーム費用相場は？工事期間やコストを抑える方法などを千葉市のリフォーム会社が施工事例を交えて徹底紹介しました。

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