毎日のように使用するトイレですが、「狭い」「使いづらい」といった悩みはありませんか。

「トイレは広くできない」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、トイレ設備を交換したり、内装や建具をリフォームすることで、狭さを感じさせないトイレ空間に変えることができます。

今回の記事では、省スペースなトイレ設備を紹介するほか、狭さを解消するためのリフォーム方法などもご紹介します。

トイレのスペースが狭いと、不便なこともおきがちです。

狭さをリフォームで解消して、より快適な空間へと変身させましょう。

 

 

狭いトイレで起きてしまうこと！

狭いトイレが悩みという声はよく聞かれますが、具体的にはどのような内容でお困りなのでしょうか。

まず、狭いトイレの「ここが困った」という点を具体的に紹介します。

 

 

収納スペースが足りない

トイレットペーパーや掃除道具、タオルなどの、備品を収納するスペースが十分にない、という悩みが多く聞かれます。

また、ご家庭によっては、備品を収納するためのキャビネットを、トイレの中に置いているご家庭もありますが、キャビネットが空間をより狭くしています。

 

 

掃除しづらい

タンクや配管など、便器よりも後ろのスペースに手が届かない部分があり、掃除が行き届かないということもあります。

トイレは汚れやすい場所であり、こまめに手入れしたいところですが、掃除しづらさから汚れがたまってしまう、ということもあるはずです。

 

 

バリアフリー対応にできない

介助が必要な方がいらっしゃるご家庭では、トイレが狭いため、家族が介助しづらいという悩みがあるはずです。

トイレの中に、しっかりと握れる手すりを取り付けられないといった、バリアフリー化が難しいこともあります。

今は問題ないけれども、早めにバリアフリー化したいという理由でリフォームに踏み切るご家庭もあります。

ご自分が高齢になってからのことも考えて、早めにバリアフリーのトイレにリフォームするのもおすすめです。

 

 

トイレトレーニングがしづらい

小さなお子さまがいるご家庭では、トイレトレーニングがしづらいかもしれません。

1，2歳のお子さまは大人用の便座では落ちてしまうため、子ども用の小さな便座を用意するほか、一人で座れないため、踏み台も必要です。

収納スペースが足りない上に、親子で使うと、窮屈さも感じてしまうため、トイレトレーニングがしづらいと感じてしまうでしょう。

 

 

一般的なトイレの広さとは

普段、あまり意識することはないかもしれませんが、一般的なトイレの広さとはどのくらいかご存じですか？

およその広さは、以下の通りです。

戸建ての住宅の場合

・約0.5坪

・幅80cm×奥行き160cm

 

マンションなどの集合住宅の場合

・約0.4坪

・幅80cm×奥行き120cm

 

バリアフリー対応のトイレの場合は

・約0.75坪

・幅120cm以上×奥行き160cm以上

と、一般的なトイレより、2倍以上のスペースが必要になります。

紹介したサイズを下回ると、立ち座りの動作がしづらく、窮屈さを感じてしまうでしょう。

 

 

【戸建て・マンション別】リフォームのポイント

戸建て住宅とマンションでは、リフォーム内容が少し異なりますので、事前に確認しておきましょう。

 

戸建て住宅の場合

リフォームの自由度が高い戸建て住宅では、トイレ自体を交換する、内装を広く見せるリフォームなど、さまざまな工事が行えます。

戸建てでは、トイレ空間自体を大きくすることも可能です。

費用と時間が許せば、トイレを広げる改装工事ができ、将来を見据えて、車椅子対応など、バリアフリーのトイレにもできます。

 

 

マンションの場合

マンションでは、多くの建物がコンクリートでつくられていることが多いため、トイレを広げることはできない可能性があります。

リフォームを希望する場合、制限が多いことも考えられますので、マンションのリフォームに経験が豊富なリフォーム業者へ相談することが大切です。

そして、マンションの管理規約により、配管の移設禁止など、リフォームが限定されている場合も多いため、規約をチェックすることから始めてみましょう。

 

 

【トイレリフォーム】狭さを解消する方法7選！

ここからは、トイレの狭さを解消する方法をご紹介します。

トイレ設備の耐用年数や劣化具合を見ながら、ご家庭の状況や予算に合わせて、最適な方法を選んではいかがでしょうか。

 

 

コンパクトなトイレへの交換

「トイレの狭さを解消したい！」と考えたとき、真っ先に思いつく方法は、トイレ設備の交換ではないでしょうか。

メーカーごとの商品は後ほど、具体的に紹介しますが、ここでは、コンパクトなトイレのサイズはどのくらいかを説明します。

 

・タンク付きトイレ

タンク付きトイレとは、便器の後ろに水をためるタンクがついている設備で、用を足した後にレバーを動かし、タンク内の水で排泄物を下水へと流します。

一般的な寸法の目安は

・床からタンクの上まで100cm

・便器の横幅が45cm

・奥行き（便器の最も手前からタンクの背面まで）80cm

となります。

コンパクトなサイズを選びたいときは、奥行きの寸法に着目し、コンパクトにつくられている製品を選ぶと、ゆとりが生まれます。

 

・タンクレストイレ

省スペースと聞くと、タンクレストイレを思い浮かべる方が多いかもしれません。

便器の後ろにあるタンクがないため、一般的な寸法の目安としては

・床からの高さ55cm

・便器の横幅40cm

・奥行き70cm

ほどになります。

タンク付きのトイレと比較すると、サイズが小さく、空間に余裕が生まれます。デザインもシンプルなため、掃除もラクになります。

 

 

手洗い器はなしorコンパクトなものに

タンクレスの場合、コンパクトな手洗い器を探す、手洗い器をなしにするという選択があります。

最近では、タンク上の手洗いスペースが小さく、水はねが気になるという理由で、トイレ内に手洗い器を付けないという方もいます。

一般的な住宅では、洗面台がトイレの近くにある間取りが多いため、トイレの手洗いと併用し、トイレを広々と使う方法もあります。

 

 

収納棚付きトイレもおすすめ

タンクレストイレに工夫を加えた、収納棚付きトイレも販売されています。

詳細は後ほどご紹介しますが、タンクレスで配管がないという特徴を活かし、便器背面に棚を設置できるトイレがあります。

配管がないため掃除がラクというメリットに加え、トイレ内をおしゃれに見せてくれる収納棚もついていますので、トイレ空間が一層快適になるでしょう。

 

 

壁リモコンを選ぶ

温水洗浄便座にはリモコンが設置されていますが、これから購入を検討するなら、袖リモコンではなく、壁リモコンを選びましょう。

袖リモコンとは、便座の横にリモコンがついているタイプで、便器の横10cmほどのスペースを必要とします。

リモコンを操作するには、体を横に向ける必要があり、使いづらさを感じませんか？

壁リモコンにすることで、そのスペースが空くほか、壁に設置したほうが、座ったまま手を伸ばすだけで使えるため、高齢になってからも扱いやすいというメリットもあります。

狭いトイレでは、わずかな空間も無駄にしないようにしましょう。

 

 

開き戸から引き戸へ交換

トイレのドアが開き戸なら、引き戸へのリフォームはいかがでしょうか。

昔のトイレでは、開き戸が一般的で、特に内開きの場合、トイレ内のスリッパを置きにくいというデメリットがありました。

引き戸へのリフォームは、難しい内容ではなく、1日あれば完了する工事になります。

開き戸は風などで突然閉まったり、音がうるさいということもありますが、引き戸なら小さなお子さまが指を挟みづらく、高齢者でも扱いやすいというメリットがあります。

トイレ内をスッキリと見せるなら、ドアは引き戸がおすすめです。

 

 

壁紙を交換して機能性アップ

トイレ内にスペースを生み出すことはありませんが、壁紙でトイレの機能性をアップできます。

壁紙には、消臭や防汚、抗ウイルスなど、機能性の高い種類の商品がありますが、高機能の壁紙にリフォームすることで、トイレ内を長く清潔に保てます。

また、壁紙を変えると、トイレ空間を広々と見せることができます。

淡い色の壁紙は、圧迫感を感じさせず、広く見せる効果があると言われています。

白では、汚れが目立ってしまうため、淡いピンクやライトブルー、グレーなどがおすすめです。

また、濃い色を使いたいなら、奥にある壁一面だけに使い、残りの部分は淡い色にすると、広く見せる効果があります。

全面を濃い色にすると、落ち着かない雰囲気になってしまうため、一面だけ、または壁の下半分だけといった使い方がおすすめです。

機能性を高めたり、空間の広がりを感じるために、壁紙を変えることも一つのアイデアです。

 

 

照明を明るいタイプに

照明は、青白い色よりも、暖色系を選ぶほうが、影ができるため、奥行きのあるように見えるほか、壁に照明がある場合は、天井に変更にすると、光が広がり、広く見せる効果があります。

小さなことですが、ほかの方法と組み合わせることで、効果がアップします。

 

 

リフォームの前に知っておきたいポイント！

狭いトイレを改善したいと検討中の方へ、リフォームの実施前に知っておきたいポイントについて、解説します。

たくさんの情報に触れ、トイレリフォームを成功させましょう。

 

 

便器と壁の間は50cm以上

トイレを使用する際に前にかがむことがありますが、壁に頭が当たらないよう、便器と壁の間のスペースは、50cm以上必要です。

また使用する人によって、その幅は異なり、トイレで介助が必要な方がいるご家庭では、85cm以上あると、より使いやすくなります。

また、便座と左右の壁との距離は、15〜20cm程度が理想です。

それよりも遠いとトイレットペーパーが取りづらくなる、手すりにつかまりづらくなるといった不便が発生します。

 

 

完成イメージはカラーシミュレーションで

トイレ設備の交換だけでなく、壁紙や床の交換を同時に行うことも珍しくありません。

LIXIL、TOTOともに、さまざまな組み合わせのパターンをサイト上で試せるシミュレーションが充実しています。

商品選びや内装の素材、色選びなど、リフォームは迷うことも多くありますので、自宅にいながらさまざまなパターンを試せるシミュレーションは、とても便利です。

出来上がり図をリフォーム相談の際に活用することで、完成イメージを正確に伝えられるというメリットもあります。

 

LIXIL　水回り商品カラーシミュレーション

TOTO　カラーシミュレーション

 

 

使い心地をショールームで体験

カタログやパソコン画面だけでは気づかないこともあるため、設備を決める際には、ショールームやメーカーの行うイベント、店舗などで実物に触れることが大切です。

LIXILやTOTOなどのメーカーでは、オンライン上でショールームの予約もできますので、ホームページで確認してみましょう。

使い心地を実際に体験することで、リフォームの不安を解消できます。

 

 

【メーカー別】おすすめのトイレ設備を紹介！

ここからは、メーカーごとに、コンパクトで機能性も高い、人気のトイレをご紹介します。

トイレのより詳しい概要については、各メーカーの公式ホーム ページをご覧になってください。

 

 

LIXIL

LIXILのコンパクトなトイレとしては

・サティスS

・プレアスHS

がおすすめです。

 

■サティスS

サティスSは、世界3大デザイン賞である「iF DESIGN AWARD」と「レッドドット・デザイン賞」、さらに「グッドデザイン賞」を受賞した、高品質でデザイン性も高いタンクレストイレです

全体的に丸みを帯びたデザインは、従来の便器とは違う見た目で、高級感も漂います。

コンパクトなデザインが特徴で、0.4坪サイズのトイレに設置する場合

・便器の奥行き　65cm

・立つスペース　57cm

と、省スペースで、理想的な大きさになります。

アクアセラミック製で、汚れがつきにくく落としやすいといった特徴があるほか、便器の中やノズルなどは自動洗浄、便座と便器の間は電動でリフトアップ、フタの開け閉めも自動といった機能性も高い製品です。

LIXIL　サティスS　

 

 

■プレアスLS

タンク付きのトイレなら、プレアスLSはいかがでしょうか。

奥行き72cmと省スペースであるだけでなく、なめらかな曲線の美しさも目を惹きます。

プレアスももちろん、アクアセラミック製で、水を流すだけでキレイにしてくれるほか、タンクの上にある手洗いスペースは深めのデザインになっており、水ハネの心配がいりません。

便座のフチがなく、さっと拭くだけとお手入れが済むところも魅力です。

その他、奥行きは、76cmとコンパクトではありませんが、アメージュも人気のあるトイレです。

LIXIL　プレアスLS

LIXIL　アメージュ

 

 

TOTO

TOTO製品でコンパクトサイズなら

・ネオレスト

・GGシリーズ

をおすすめです。

 

■ネオレスト

ネオレストは、タンクレストイレで、奥行きは70.2cmです。

節水・きれい除菌水の効果に対して、2023年、グリーングッドデザイン賞を受賞しています。

コンパクトなサイズで、フォルムも美しいだけでなく、除菌水が流れることで、清潔さが長く続く工夫や消臭効果、節水効果など、魅力的な機能がぎっしりと詰め込まれています。

TOTO　ネオレスト

 

■GGシリーズ

GGシリーズにはいくつかのサイズがありますが、GG1は奥行きが71.3cmで、便器とタンク、ウォシュレットが一体となったトイレです。

コンパクトさだけでなく、ネオレスト同様、除菌水が流れることで汚れがつきにくく、ノズルのきれいさが続くなど、清潔さが長続きする工夫が施されています。

その他、奥行き76cmのピュアレストにも人気があります。

TOTO　GGシリーズ

TOTO　ピュアレスト

 

 

施工事例

アップリフォームにおきましても、トイレのリフォームは、千葉市内を中心として、数多くの施工実績がございます。

設備の交換だけでなく、壁紙や床の交換も伴う全面的なリフォームのご依頼が多く、手すりや換気扇の取り付け、和式から洋式トイレへの交換などもお引き受けしています。

 

①（施工場所）千葉市花見川区畑町

（施工内容）キッチン・トイレ取替、トイレ内装床ＣＦ壁天井クロス張替え

（工期）7日

（費用目安）191万円

（設備）ネオレストRS1 レストルームドレッサーコンフォートシリーズ、STEDIA

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after



 

②（施工場所）佐倉市中志津

（施工内容）トイレ取替、キャビネット設置、天井・壁クロス貼替、床フロアタイル貼り

（工期）2日

（費用目安）45万円

（設備）TOTO レストパル(床排水) I型

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after



 

③（施工場所）千葉市中央区登戸

（設備）ネオレスト手洗器付

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after



 

④（施工場所）千葉県千葉市

（施工内容）UB取替、トイレ取替・内装

（工期）10日

（費用目安）280万円

（設備）サティスSタイプリトイレ、シンラHKシリーズDタイプ

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after



その他の施工事例につきましては、アップリフォーム　施工実績　をご覧ください。

アップリフォームでは、地域密着型のリフォーム会社として、トイレ工事だけでなく、浴室や洗面化粧台の交換など、水回り関連のリフォームを幅広くお引き受けしています。

 

 

【トイレリフォーム】失敗しないためのポイント！

ここからは、リフォームに失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。今からリフォームを検討するという方や、これから契約を考えているという方まで、事前に目を通して、満足度の高いリフォームを実現しましょう。

 

見積りは複数の業者に請求しよう

トイレのリフォームでは、広さや配管、配線の位置など、条件により見積もり金額が異なります。

多くの会社では、無料で見積りを行っていますので、気軽に利用してみましょう。

施工業者によっては、トイレ工事が不得意という業者もありますので、見積もりを請求する際は、複数の会社に請求をして、比較することが重要です。

比較することで、工事の費用相場が把握できるほか、諸費用といったあいまいな表示をしている業者を避けることもできます。

また、いざというときに頼りになるリフォーム会社が、自宅周辺にあると心強いものです。

これから業者探しをするという方は、まずは自宅周辺から探してみましょう。

地域密着型のリフォーム会社として長く地元に貢献している会社が見つかるかもしれません。

悩みや要望をしっかりと聞いてくれるか、という対応の良さなども、複数の業者と接することで見えてくるでしょう。

 

 

価格の安さだけで決めないで

リフォーム価格の安さに目が行きがちですが、工事のクオリティや接客態度、アフターサービスの内容なども勘案してから契約するようにしましょう。

・追加費用は請求されないか

・保証期間

・アフターサービスの内容

などを確認することを、忘れないようにしてください。

 

 

まとめ

今回の記事では、狭いトイレをリフォームしたいと検討中の皆さまに、トイレ設備の選び方や、狭いトイレを広くする方法について紹介しましたが、参考になる情報は見つかりましたでしょうか。

リフォームとなると、手間がかかるからとつい先延ばししてしまうかもしれませんが、簡単なリフォームで、狭さを解消することもできます。

適切なリフォームを行い、快適で使い心地のよいトイレを手にしましょう。

 

狭いトイレをリフォーム！狭さの解消方法やおすすめ設備紹介などを千葉市のリフォーム会社が施工事例を交えて徹底解説しました。

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当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会 社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などの地域から多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください！