2024.09.20ブログ
マンションの断熱方法とは?費用相場や工事のポイントなどを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説!
「断熱リフォーム」という言葉を聞き慣れない方がいらっしゃるかもしれませんが、家を断熱することで、室内の温度が一定に保たれるため、快適性が増し、暮らしやすい空間へと変わります。
今回の記事では、断熱リフォームの種類や工事方法、費用相場や押さえておきたいポイントなどをご紹介します。
中古マンションを購入後、断熱リフォームを実施予定の方もいらっしゃるでしょう。
暑い夏や寒い冬でも、快適に暮らせる室内へとリフォームする方法について、お伝えします。
断熱リフォームとは
断熱リフォームとは、暑さや寒さの影響によって、室内温度の大きな変化を防ぎ、快適な温度を保てるよう、家全体をリフォームすることです。
人が多く集まるリビングだけ、寒い北側の部屋だけ、といった一つのスペースだけをリフォームする方法もあり、コストは抑えられますが、期待した効果が得られない可能性もあります。
家全体の断熱性能を高めることによって、快適な暮らしを送れるようになるほか、冷暖房に頼ることが少なくなるため、省エネの効果も期待できます。
特に築年数を重ねた中古マンションは、現在の住まいと比較すると、断熱性・気密性が低いケースが多いため、断熱性能を向上させるリフォームを実施して、現在の水準と同等のレベルにリフォームすることをおすすめします。
断熱リフォームのメリット
ここからは、断熱リフォームの具体的なメリットについて解説します。
不安や疑問を解消して、より快適な空間へとリフォームしましょう。
暑さや寒さを軽減できる
断熱リフォームを実施することで、外気の影響を受けづらい住まいに変わり、快適な室内温度を維持できます。
最近では、猛暑が続いたり、強い寒波が押し寄せたりと、以前と比べて、暑さ寒さが厳しくなったと感じることはありませんか。
室内温度を適温に保ってくれる断熱リフォームを施すことで、夏や冬でも快適に過ごせるようになり、特に高齢者がいらっしゃるご家庭では、室内での熱中症対策にもなります。
光熱費の節約につながる
断熱リフォームを施すことで、室内の温度を一定にキープできるため、冷暖房の効率が良くなり、電気代の節約にもつながります。
室内で過ごしているとき、冷房や暖房の効きが悪いと感じることはありませんか。
冬場、エアコンだけでは寒く、石油ストーブやホットカーペットなど、複数の暖房器具を併用しているご家庭では、光熱費の節約にもなるでしょう。
リフォームやリノベによって断熱性能を上げると、エアコンの温度を頻繁に上げ下げしなくても快適な空間へと変わるため、省エネの効果も期待できます。
ヒートショックを予防できる
高齢者や心血管疾患を抱える方にとって、室内の温度差は心筋梗塞や脳卒中を引き起こすヒートショックの原因になるほか、持病の悪化なども心配されますが、断熱リフォームによって、リスクの軽減が期待できます。
建物全体の断熱性を高めることで、暖かい部屋と寒い場所との温度差を解消し、突然のヒートショックを予防できます。
結露やカビを解消できる
断熱性が高まると、結露やカビの発生を抑えられるといったメリットも得られます。
冬の結露に悩む方が多くいらっしゃるほか、鼻炎やぜんそくなどのアレルギー症状をお持ちの方は、室内のカビも気になるでしょう。
断熱により外気の影響を受けづらくなるため、結露の水分によるカビの発生を解消できます。
また結露やカビは、建物の木材を劣化させる原因ともなりますので、断熱性を高め、家を長持ちさせましょう。
家全体をまるごと断熱できる
マンションの場合、戸建ての住宅のように外気と接する面が少ないため、施工面積が狭く、少ない予算でも、家まるごとの断熱ができる、大きなメリットがあります。
工期も短期間で済みますので、コストパフォーマンスのよいリフォームが可能です。
管理規約をまず確認!
断熱リフォームに限らず、マンションリフォームの際は、管理規約を事前に確認することが大切であるほか、工事申請書などの書類の提出が求められることが多くあります。
基本的には
・天井・壁・床の躯体部分や窓、玄関ドア、ベランダ、給排水管
などの共用部分のリフォームが禁止されています。
ただし、共用部分であっても、壁・天井・床の躯体を工事するのではなく、断熱材を隙間に施工する方法であれば許可している集合住宅は多くあります。
詳細については、リフォーム会社に相談し、最適な方法を提案してもらいましょう。
断熱リフォームの施工方法
マンションの断熱方法にはいくつかありますが、ここでは一般的な施工についてご紹介します。
壁や床に断熱材を入れる
マンションでは、共用部分のリフォームは禁止ですが、「内断熱」という方法では、専有部分にのみ断熱材を入れる、比較的簡単な工事となるため、施工が可能です。
部屋の床や壁を全てはがした後、コンクリートと柱や梁などの躯体との間に断熱材を充填していきます。
施工方法には、以下、2つの方法があります。
①板状の断熱材を使用する乾式断熱
②泡状の断熱材を使用する湿式断熱
それぞれメリット・デメリットがあり、どの方法を選択するかは、環境により異なりますので、リフォーム会社からのアドバイスを受けましょう。
①高層 階にも設置できるほか、費用が安いというメリットがあるが、湿式と比べて断熱性が低い場合があるほか、ボード状なため、隙間ができることも
②凹凸のあるといった複雑な場所でも施工しやすく、気密性が高いというメリットの一方で、施工できる専門業者が少ない、低層階の部屋のみ施工可能というデメリットも
天井・床にも断熱材を入れる
最上階にお住いの方は、夏、天井裏が蒸し風呂のような状態で、2階の部屋が暑くなり、エアコンの効きが悪いといったこともあるでしょう。
また、1階にお住いの方で「床下からの冷気が気になる」という悩みや、「角部屋で日当たりが強い」といったお悩みも断熱リフォームで解消できます。
断熱材の種類としては、グラスウールや発砲ウレタン系断熱材、ウール、セルロースファイバーなど、いくつかの種類があり、特徴や性能もさまざまです。
どの断熱材を入れるかについては、環境によって変わりますので、無料見積りや現地調査などの際に、断熱材の種類について問い合わせてみるのも良いかもしれません。
内窓を設置する
熱の影響を最も受けやすい部分は窓といわれており、窓の断熱は住まいにとって重要です。
ただし、窓ガラスやサッシは、共用の部分にあたり、見た目にも影響するためという理由から、規約では窓のリフォーム禁止となっていますが、築年数の経過したマンションでは許可されていることもあるため、管理組合や大家さんに問い合わせてみましょう。
窓やサッシの交換は難しくても、室内からもう一枚、窓を設置する内窓の設置は、外からの見た目を変えないため、許可されることが多くあります。
窓を二重にすることで
・断熱性が大きく向上
・結露やカビの問題から解放される
といった機能 性がアップするメリットがありますが、
・開け閉めに手間がかかる
・部屋の内側が、若干狭くなる
といったデメリットもあります。
二重窓にする場合、補助金が利用できますので、後ほどご紹介します。
費用相場について
マンションで断熱材を施工するとなると、既存の壁や天井を解体する必要がありますが、断熱リフォームだけを行うのではなく、住まいの全面的なリフォームやリノベーションと同時に行われることが多くあります。
そのため、導入する資材や設備によって、費用の幅は大きいですが、一般的には、断熱材を設置する場合、【4千円~3万円/㎡】程度の費用がかかるといわれています。
全面的なリフォームであれば
・浴室を断熱効果の高 いユニットバスに変更する
・室内ドアを気密性の高い製品に交換する
といったリフォームもチェックしてはいかがでしょうか。
リフォームを行う際の注意点とは
リフォームするにあたっては、いくつかの注意点がありますので、ご紹介します。
仮住まいが必要
内窓の設置なら在宅のままで大丈夫ですが、断熱材の設置は大がかりな工事になるため、別の住まいを用意する必要があります。
予算を立てる際は、引っ越しや仮住まいの費用も考慮するようにしましょう。
コストを抑えるためには、子どもや家族の長期休暇を利用して、親や親戚宅で過ごすといった方法もあります。
近隣住民へあいさつを
マンションは一戸建て住宅と比較すると、音が響きやすいため、近隣住民への挨拶は欠かせません。
特に解体作業などは大きな音が発生するため、あらかじめ騒音がする日などを伝えておくと親切です。
集合住宅では、騒音に特に注意が必要です。
マンションリフォームの実績が多い会社を選ぶ
マンションでのリフォームでは、住民の方への配慮が必要なほか、エレベーターや廊下などの共用部分への対応にも気を配りながら作業する必要があります。
住宅によっては、工事時間が決まっていることも珍しくありませんので、トラブルにつながることがないよう、マンションリフォームでの実績が多い会社を選ぶことも、重要なポイントです。
施工事例
弊社 アップリフォームにおきましても、断熱性能アップを含めたマンションのリフォーム・リノベーションの実績がございます。
施工事例の一部をご紹介します。
①(施工場所)千葉県千葉市
(施工内容)水廻り設備一式取替、建具取替、床フローリング張り、和室を洋室へ変更、間取り変更、クロスCF貼替
(工期)2ヶ月
(費用目安)550万円
(設備)シエラS、リノビオ、ピアラ、アメージュ(全てLIXIL)
before
after
②(施工場所)千葉県千葉市
(施工内容)UB取替
(工期)4日
(費用目安)122万円
(設備)マンションリモデルWYシリーズ Pタイプ
before
after
その他の施工事例については、アップリフォーム 施工実績をご覧ください。
アップリフォームは、地域の皆さまの安心・安全な住宅づくりに貢献いたします。
これから中古物件を購入・リフォームするなら?
この記事をご覧になっている方のなかには、これから中古マンションの購入・リフォームを考えている、という方もいらっしゃるでしょう。
古いマンションの多くは、断熱性能が低く、無断熱ともいえる住宅を見かけることもあります。
マンションで断熱が必要な範囲は、外気に触れる部分が中心ですが、隣や上、下の部屋と接する戸境壁・床・天井を施工範囲に含めるか、迷うかもしれません。
マンション全体をひとつの住まいと考えるとわかりやすいかもしれませんが、一般的には、多くの住戸が同時に冷暖房を使用していることが多いため、境目となる壁や天井の断熱までは行う必要がないと考えられています。
活用できる補助金について
物価の高騰が続く中、お得にリフォームするには、補助金の活用がおすすめです。
今回ご紹介する補助金制度は、国による住宅省エネ2024キャンペーンですが、申請受付期間が2024年12月31日となっています。
また、補助金申請額が予算上限に達すると、交付申請ができなくなります。
締め切り前後に近づくにつれ、リフォーム会社の予約が取りづらくなることも考えられるため、ご利用を検討の方は、早めにリフォーム業者に相談しましょう。
住宅省エネ2024キャンペーンでは、壁や天井の断熱工事に補助金が利用できるほか、内窓設置や省エネにつながる、さまざまな種類の断熱リフォームも対象になっています。
省エネ性能の高いキッチンや浴室、トイレのリフォームもお得に実施できますので、より詳しい概要についてはホームページをご覧になるか、リフォーム会社までお問い合わせください。
DIYの断熱リフォームは効果的?
断熱効果をうたう商品は数 多くありますが、リフォームほど高い効果は期待できないかもしれません。
例えば、窓ガラスに緩衝材を取り付ける方法があります。
もちろん、使わない時と比べ、温度が少し下がったと感じることもありますが、こまめに交換しないと、カビが生えてしまうことがあるほか、部屋のデザインやインテリアに合わないこともあるでしょう。
手間も費用もかかりますが、費用以上の大きな効果が期待できる、断熱リフォームを検討してはいかがでしょうか。
窓のリフォームについては、下記のコラムもぜひ参考にしてください。
暑さ寒さへの対策は断熱窓!窓のリフォーム方法や手軽で効果的な断熱方法を千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説!
まとめ
今回の記事では、マンションを断熱リフォームする方法や費用相場、注意点などを解説しましたが、参考になる情報や知識は得られたでしょうか。
マンション特有の制約がありますが、条件内でしっかりと断熱を行うことで、より快適で暮らしやすい空間が実現します。
お得な補助金も活用して、断熱リフォームを実施してみましょう。
マンションの断熱方法とは?費用相場や工事のポイントなどを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説しました。
ご質問・お悩みなど、気軽にメールやお電話にてお問い合わせください。
リフォームのご相談なら千葉県のアップリフォームにおまかせください!
当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会 社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などの地域から多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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