「狭いキッチンをリフォームしたい！」と感じながらも、リフォームの手間を考えると、先延ばしにしてしまったり、我慢して使い続けたり、といったことがありませんか。

今回の記事では、キッチンの狭さをリフォームで解決する方法をご紹介するのはもちろん、レイアウトを工夫したり、収納棚を増やしたりすることで、作業しやすいキッチンへと手軽に変える方法や、費用の相場などもご紹介します。

キッチンの悩みを解消して、作業しやすく、快適なスペースへとリフォームしましょう。

 

 

狭さの悩みは3パターン

キッチンの狭さで悩むご家庭は多いかと思いますが、悩みのパターンは

・作業スペースが狭い
・通路が狭い
・収納が足りない
の3つに分けられます。

それぞれの悩みについて、詳しくご紹介します。

 

 

作業スペースが狭い

作業スペースが狭いと、調理の段取りが悪くなり、作業に時間がかかってしまいます。

・食材を置くスペースがたりない
・調理器具を置く場所が少ない
・不安定な場所にものを置かないといけない

といったことに、悩まされていませんか。

「まな板と食材、調理器具を置いても、まだ余裕がある」といった程度のスペースが理想です。

 

 

通路が狭い

通路が狭いと調理がスムーズに進まないばかりか、夫婦や親子で料理を楽しみづらい、こだわりの冷蔵庫やおしゃれな食器棚を見つけても、奥行きがあって置けない、といったこともあるでしょう。

まず、理想的な通路幅について、解説します。

1人で調理する場合、【80～90cm】あれば、不自由を感じることなく、作業できます。

最近では、夫婦や親子など、家族揃って調理を楽しむご家庭が増えてきましたが、その場合は、90cmの通路幅では狭く、【100cm～120cm】の幅が理想的です。

逆に、通路が広々としていると

・移動に無駄な時間がかかり、効率が悪い
・広すぎて、使いづらく感じる

といった問題も起きてしまいます。

毎日のように使う場所になるため、冷蔵庫や食器棚、背面収納の幅や並び、使いやすさも考慮し、レイアウトを工夫することが重要です。

通路の狭さは簡単に変更しづらいため、システムキッチンの入れ替えのタイミングに合わせて、リフォームに踏み切るというご家庭も珍しくありません。

 

 

収納が足りない

間取りによっては、キッチンの空間そのものが手狭で、収納スペースが足りない、ということもあるでしょう。

吊り棚収納があるものの、手が届きにくいため、使い勝手が悪く、コンパクトなキャビネットなどを置いて対応しているご家庭も多いかもしれません。

食器や調理器具、家電など、ものが多いスペースなだけに、リフォームでしっかりとした収納量を確保したいと考えるご家庭も多いはずです。

 

 

リフォーム前にできる解決方法とは

キッチンの狭さを解消するためには、リビングやダイニングと一続きになるよう、キッチンを大きく変えるリフォームもご提案できますが、「今すぐには、決められない」という方も多いかと思います。

リフォームする前に、手軽にできる解決方法をご紹介します。

 

 

配置を見直す

キッチンが狭く、使いづらいご家庭では、まずキッチンアイテムの配置を確認してみましょう。

一般的には

【冷蔵庫→シンク→ワークトップ→コンロ】

という流れにすると、家事の動線が良いキッチンになるといわれています。

冷蔵庫を、キッチンの入り口近く、手前に配置するというスタイルもあります。

冷蔵庫が奥にあると、調理中の人の後ろを通ることになりますが、手前に位置していると、調理を邪魔せず、冷蔵庫を使えるというメリットがあります。

 

 

背面収納の奥行きを狭くする

食器棚や収納棚などを買い換えるなら、奥行きの浅いものを選びましょう。

4人家族ですと、奥行き45cm、横幅90cm以上の製品が最適なサイズですが、奥行きが30～40cmというスリムな食器棚もあります。

奥行きが浅い分、食器棚一つでは収納量が足りないかもしれませんが、他に片付ける場所があれば、通路幅も確保でき、十分なサイズかもしれません。

奥行きが5cm違うだけでも、使い勝手は変わってきますので、最適なサイズをチェックしてみましょう。

 

 

背面にカウンター付き収納を設ける

作業スペースが足りない場合は、背面にカウンター付き収納を置くと便利です。

キッチンから少し体の向きを変えるだけなので、楽に調理を進められるほか、キッチンの高さに合わせると、さらに使いやすくなります。

同じメーカーのシリーズがあれば、見た目もすっきりし、新たに購入するなら、ワークトップと同じ高さにすることをおすすめします。

通路に余裕を持たせるためにも、奥行きの浅いものを選ぶのも、大きなポイントです。

 

 

デッドスペースを活用する

デッドスペースを上手に活用して、収納量をアップさせたり、使い心地を向上させる方法もあります。

例えば、壁面やレンジフードにフックやマグネットを取り付け、調理器具やタオルなどを掛けたり、収納扉の裏にケースを貼り付け、調味料などを保管する方法があります。

冷蔵庫の横のちょっとした隙間を活用したいなら、幅が13〜15cmほどの、隙間用に作られたワゴンを利用すると、小物類を片付けられます。

最近では、隙間収納用のさまざまなアイテムが販売されていますので、買い換えのタイミングに合わせて、検討してはいかがでしょうか。

 

 

ガスコンロからIHヒーターに

現在、ガスコンロをお使いのご家庭では、IHヒーターに変えるだけで、作業スペースを確保できます。

ガスコンロと比較すると、IHヒーターには、五徳がなく、フラットなデザインなため、使用しないときは、作業台として広く活用可能です。

ただし注意点として

・操作を誤って加熱が始まる

・余熱が長く残る

といった特徴があり、安全に使用するためにも、必ず専用のカバーを使用しましょう。

工事費用の目安としては、15万円前後が一般的ですが、サイズによって異なります。

詳しい見積金額については、リフォーム会社に問い合わせてみましょう。

多くの会社で、無料の見積りサービスを提供しています。

 

 

狭さをリフォームで解決するには

ここからは、キッチンの狭さをリフォームで解決する方法について解説します。

大がかりな工事になるケースもありますが、事前に準備を重ねて、スムーズで、満足度の高いリフォームを実現させましょう。

 

 

最新型のシステムキッチンに交換する

システムキッチンの耐用年数は、約20年といわれていますが、使い始めから年数が経過しているならば、キッチンごとの交換はいかがでしょうか。

奥行きが60cmと、スリムなタイプの製品に変えることで、狭さから解放されるほか、引き出し式の収納なら、奥まで見やすく、開き戸と比べると、十分な量の収納も確保できます。

また以前のデザインよりも、ワークトップやシンクが広めに設計されている製品が多いため、使いやすく、作業もはかどるでしょう。

 

 

吊り戸棚を設ける

上部が空いているなら、吊り戸棚を取り付け、収納スペースを増やすほか、使いやすさを重視するなら、昇降式もおすすめです。

吊り戸棚は高い位置にあるため、充実した収納量があるものの、うまく活用できていないご家庭もあるかと思いますが、昇降式なら、手元まで棚を 下 ろせるため、中が見やすいというメリットがあります。

中には、吊り戸棚を設置すると圧迫感が出てしまう、キッチンが暗くなるといった理由で、設置したくないと感じる方もいらっしゃるでしょう。

デメリットを解消する方法としては、キッチンと色を揃えて統一感を出すことや、昇降式なら高めに設置できるため、暗さが気にならないかもしれません。

 

 

オーダーメイドの検討も

自宅にぴったり合うキッチンが見つからない場合は、オーダーメイドのキッチンや家具を検討してみませんか。

もちろん、既製品よりも費用がかかるというデメリットはありますが、快適で満足度の高いスペースが実現します。

オーダーメイドをする際の注意点としては、ショールームや店舗などで実際の製品を目にすることができない点があげられます。

完成してから後悔することのないよう、希望や好みにじっくり耳をかたむけ、施工実績も豊富な業者を選ぶことが大切です。

 

 

施工事例

弊社　アップリフォームでは、キッチンのリフォームはもちろん、浴室やトイレなど、水回りリフォームにおいて、多くの実績を重ねてきました。

実例の一部ではございますが、ご紹介します。

①（施工場所）千葉市緑区あすみが丘
（施工内容）ガスコンロからIHヒーターへ交換　他
（工期）７日
（費用目安）１７５万円
（設備）ホーロートップコンロ　他
before


after



②（施工場所）千葉市美浜区高洲
（施工内容）キッチン　タイル　キッチン・リビングクロスCF貼替
（工期）７日
（費用目安）１１７万円
（設備）TOTOシステムキッチン　ザ・クラッソ、杉浦製陶所
before


after



施工の詳細やその他の施工事例につきましては、アップリフォーム　施工実績をご覧ください。

アップリフォームは、千葉市近郊を中心に、地元密着型の住宅リフォーム会社として、地域の皆さまの安心・安全な暮らしに貢献いたします。

 

 

リフォーム費用・工期の目安

リフォーム費用は施工プランより、大きな幅がありますが、一般的な工事の価格相場と工事期間をご紹介します。

・ガスコンロからIHヒーターへの交換　　6万円～
・昇降式吊戸棚への交換　　　　　　　　20万円〜
・システムキッチンの交換　　　　　　　50万円～
・キッチンの移動を伴う交換　　　　　　200万円～
（l型壁付けから対面式など）

コンロの交換や吊り戸棚の設置といった工事では、数時間から半日で作業が終了しますが、システムキッチンの交換では約1週間、移動を伴う工事なら1ヶ月以上かかることがあります。

キッチンを使えない期間が出てきますので、前もって食事について考えておく必要があります。

費用の目安ですが、キッチンに限らず、住宅のリフォームは、工事の範囲や製品のグレード、施工会社によって金額に大きな差があります。

リフォーム会社を選ぶ際は、無料の見積り請求サービスを利用して、複数の会社から見積書を入手しましょう。

工事内容や見積もり価格、アフターサービスなど、予算と照らし合わせ、比較検討した上で、決定することをおすすめします。

 

 

マンションリフォームの注意点

戸建て住宅ではなく、マンションなどの集合住宅の場合は、管理規約により、占有部分でも、リフォームに制約がある場合も珍しくありません。

そのため、管理組合に事前に確認をしておきましょう。

また、マンションでは、玄関からエレベーター、廊下など共用部分を傷つけないため、広い範囲での養生作業が必要になります。

近隣の住民の方へご不便をかけてしまうため、担当者がもちろん挨拶しますが、ご自分でも、前もって挨拶しておくことをおすすめします。

また、キッチンリフォームに関連した以下のコラムも、ご覧ください。

 

※　【キッチン】リフォームの費用相場や工事日数は？工事の手順や失敗しないためのポイントなどを施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底解説！

※　キッチンの床材はどう選ぶ？おすすめの素材や選び方のポイントなどを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説！

 

 

まとめ

今回の記事では、キッチンの狭さをリフォームで解決する方法とともに、手軽に解消する方法もお伝えしましたが、参考になる情報は見つかったでしょうか。

リフォームとなると、手間や時間がかかるため、決断しづらいと考えてしまうかもしれませんが、根本から使い勝手の悪さや不便さを解消するには、リフォームがベストの選択となることもあります。

信頼できるリフォーム会社に出会い、打ち合わせを重ね、完成度の高いキッチンリフォームを実現させましょう。

狭いキッチンをリフォームで解決！狭さ解消法の紹介や費用相場を千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説しました。

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