2024.11.13ブログ
理想のキッチン動線とは?レイアウトや配置のポイントを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底紹介!
「キッチンが使いづらい」「動線が悪くて、動きにくい」という悩みをリフォームで解決しませんか。
今回の記事では、効率よく動けるレイアウト紹介から、家事がしやすいキッチンを実現するためのポイントなど、作業しやすいキッチンレイアウトを考えるために役立つ情報をお届けします。
一日に何度も利用するキッチン。
ポイントを押さえたリフォームを実施して、お気に入りのスペースへと変身させましょう。
キッチンの基本的なレイアウト
キッチンは料理や片付けなど、一日に何度も使用する場所だけに、使い勝手が良く、快適な空間であることが、重視されます。
そのため、リフォームにあたり、使いやすさに重点をおいたキッチンレイアウトにするには、押さえておきたいポイントやコツがあります。
ポイントを押さえたレイアウトの基本について、まず解説します。
ワークトライアングルを意識する
効率的に動けて、使い勝手の良いキッチンは、「ワークトライアングル」という考え方を元にデザインされていることをご存じですか?
ワークトライアングルとは
・シンク・コンロ・冷蔵庫を線で結んだときにできる三角形の動線
のことを指しています。
この3辺のうち、いずれかの場所が長いと
→作業に無駄な動きが発生する
いずれかの場所が短いと
→窮屈で動きづらい
という結果になってしまいます。
「どのくらいの距離がベスト?」かといえば、一般的には、「2、3歩で移動できる長さ」といわれています。
具体的な数字としては
・シンクとコンロ 120~180cm
・シンクと冷蔵庫 120~210cm
・コンロと冷蔵庫 120~270cm
となっておりますが、動きやすさは、人によって差があるものです。
シンク・コンロ・冷蔵庫の3つを結ぶベストなサイズについては、リフォーム会社の担当者とともに、キッチンで実測してみるのも良いアイデアです。
最適な通路幅を確保する
キッチンの通路幅も重要なポイントであり、1人で使うなら、60cmという最小サイズもありますが、【90~120cm】が最適とされています。
最近では、夫婦や親子で一緒に台所に立つことも珍しくありませんので、2人以上なら、少なくとも90cm、余裕を持たせたいなら、100cm以上の通路幅を確保したいところです。
調理中の人の後ろを通っても、邪魔にならないか、スムーズに通れるか、最適な幅を実際に計ってみるのも、リフォーム成功のための、ちょっとしたコツです。
キッチンの高さに配慮する
使い勝手でいえば、キッチンの高さにも注意する必要があります。
「最適な高さが、分からない」という方は、以下の計算式で、基準の高さを算出してみましょう。
(身長)÷2+2.5cm
ただし、家族には子どもや背の高い・低い方など、いろいろな身長の方がおり、使いやすいサイズは異なります。
背の高い方が低いサイズのキッチンを使うと、腰が痛くなることがあるほか、子どもが踏み台を使っても、作業台が高くて、使いづらいこともあるでしょう。
実際には、キッチンの作業台やコンロの前に立ってみないと分からないことが多くありますので、ショールームやメーカーのイベントなどに足を運んでみましょう。
動線の良いキッチン作りのポイント
レイアウトの基本的なデザインをお伝えしましたが、キッチンには、さまざまな設備やアイテムが配置されます。
ここからは、キッチンセットの選び方や動線を意識した家電の配置など、より細かな点についてご紹介します。
キッチン選びは動線を把握してから
大規模なキッチンリフォームを実施したいと検討中のご家庭では、
「壁付けのキッチンから、オープンタイプにしたい」
「動線の良いシステムキッチンを選びたい」
など、既存のキッチンタイプとは、別のデザインを選びたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
システムキッチンには、I型・L型・アイランド型などの種類があり、それぞれに特徴があります。
ここからは、タイプ別に特徴をご紹介しますので、購入前に把握してから、製品選びをすることをおすすめします。
さらに、実際の使い勝手や動線を確かめるためにも、ショールームや店舗などで実物に触れてみましょう。
■I型
昔からあるI型のキッチンは、シンク・ワークトップ・コンロが横並びになっており、シンク横に冷蔵庫を置くことも多く、最も動線が長いタイプといえます。
最近では、動線を短くできるようI型を改良し、平行に並べたii型キッチンにも人気があります。
ii型キッチンは、3方を壁に囲まれたクローズドキッチンで多く配置されています。
■L型
L型キッチンは、コンロとシンクが向かい合うよう、L字にデザインされたキッチンです。
L型は特に、シンクとコンロが近いうえ、作業スペースが広くなるため、効率よく調理ができます。
また、戸棚が増えるため、収納スペースも増え、スッキリとした見た目も確保できます。
■アイランド型・ペニンシュラ型
こちらの二つは、調理と食事をするスペースが一体となった、ダイニングキッチン向けのキッチンで、リビングとつながりを持たせて、広々としたおしゃれなオープンタイプのキッチンが実現します。
アイランド キッチンはカウンター両端が壁など、まわりに接していない独立したスタイルで、ペニンシュラキッチンはカウンターの一方が壁に接しています。
壁付けのI型からアイランド型・ペニンシュラ型への交換となると、壁を取り 壊すなど、大規模な工事が必要になりますが、以前とは全く違う雰囲気のLDKへと変えられます。
オープンタイプのキッチンは、I型と比較すると、奥行きが10cm以上広くなっているため、広々とした作業スペースがあり、ダイニングテーブルとキッチンを一体化させることで、毎日の配膳や片付けが楽になり、手間を減らすこともできます。
キッチンリフォームで、毎日の暮らしやすさがアップするでしょう。
家電・食器棚の位置も考慮して
冷蔵庫やオーブンレンジ、食器棚などを使用する時の動きも考慮して、キッチンをデザインしましょう。
冷蔵庫はリフォーム後に位置が変わっても
・コンセントはあるか
・設置場所に余裕があり、不自由なく開閉できるか
・通路を邪魔しないか
などを、まず確認しておくことが大切です。
レイアウトを考えるときには
食材をシンクで洗う→食材を刻む→コンロで調理→盛り付け→食卓へ運ぶ
といった流れを想像してから、家電や食器棚の位置を決めましょう。
収納スペースは使いやすい位置に
片付けや取り出しがしやすい位置に収納スペースを設けることも、効率よく動くために重要です。
収納が多いといっても、使いづらい場所にあっては、上手に活用できません。
では、どこに収納スペースを設けたらいいのでしょうか。
例えば、調理器具・調味料などは、調理中、「3歩で手が届く」位置が理想とされているほか、キッチンは清潔さも重要ですので、掃除道具はまとめて使いやすい場所に置いておくと便利です。
最近では、パントリーを設置するご家庭も増えていますが、広いだけで使いにくいということにならないよう、必要な広さや棚の数など、事前にしっかりと検討しておきましょう。
ゴミ箱の位置もお忘れなく
ゴミ箱が使いやすい場所にあることも、効率の良いキッチン作りには大切なポイントです。
オープンタイプのキッチンなら背面収納のカウンター下にゴミ置き場を設置したり、パントリーに置く方法もあります。
また、勝手口付近に置くほか、うまくレイアウトできない場合は、生ゴミは小さめのゴミ箱を用意し、分別タイプのゴミ箱は外に置くのもいいでしょう。
狭いキッチンにおすすめのレイアウト
キッチンの狭さを克服したいとリフォームに踏み切るご家庭もあるかと思いますが、狭いキッチンには、I型のキッチンがおすすめです。
戸建て住宅・マンションに分けて、詳細をご説明します。
戸建て住宅
狭いキッチンを有効に活用するなら、標準的な奥行きが65cmとスリムで、シンプルかつコンパクトな構造のI型キッチンがおすすめです。
また、作業スペースや収納場所が少なく、不便を感 じる場合は、折りたたみ式の作業台やマグネットが使える壁面収納などを利用して、限られたスペースを有効に活用しましょう。
対面式のI型キッチンにリフォームしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
キッチンセットを対面式に移動する場合、給排水工事や換気扇のダクト工事、電気工事などが発生するほか、床や壁紙などの内装工事など、費用も時間もかかる、大がかりなリフォームとなります。
予算内に収まるよう、複数のリフォーム会社に見積もりを請求し、じっくりと比較検討してから、契約しましょう。
見積り請求に関しては、多くの業者が、無料で対応しています。
マンション
マンションでは管理規約による制約があり、大規模なキッチンリフォームがしづらい面がありますが、狭いキッチンでは、戸建て同様、I型キッチンを選ぶと、横一線のシンプルな動線になり、しかも省スペースという大きなメリットがあります。
横一線の動線の先に冷蔵庫を設置すれば、さらに動きやすくなります。
奥行きの浅い食器 棚や背面収納を活用して、十分な通路幅も確保しましょう。
システムキッチンの移動が可能な場合も、対面式のI型キッチンを選ぶと、広さを確保できるほか、キッチンカウンター付きにすれば、収納に使えるほか、軽い食事ができるスペースとして活用するご家庭もあります。
集合住宅でのリフォーム時には、住民の方や共用部分への配慮も欠かせません。
リフォーム会社を選ぶ際は、マンションリフォームに実績の多い会社を探すと安心です。
また、キッチンカウンターについては、以下のコラムもぜひご覧ください。
※ カウンターキッチン(対面キッチン)の使い心地は?メリット・デメリットや費用相場などを千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説!
施工事例
弊社 アップリフォームでは、戸建て住宅・マンションのキッチンリフォームに実績があるほか、浴室や洗面所・トイレなどの水回りリフォームにも、多くのご依頼を頂戴しています。
実例の一部をご紹介します。
①(施工場所)千葉市花見川区畑町
(施工内容)キッチン・トイレ取替、トイレ内装床CF壁天井クロス張替え
(工期)7日
(費用目安)191万円
(設備)クリナップ STEDIA・ネオレストRS1 レストルームドレッサーコンフォートシリーズ
before
after
②(施工場所)千葉市美浜区高洲
(施工内容)キッチン タイル キッチン・リビングクロスCF貼替
(工期)7日
(費用目安)117万円
(設備)TOTOシステムキッチン ザ・クラッソ、杉浦製陶所
before
after
③(施工場所)千葉市中央区登戸
(施工内容)水廻り設備一式取替、建具取替、床フローリング張り、和室を洋室へ変更、間取り変更、クロスCF貼替
(工期)2ヶ月
(費用目安)550万円
(設備)タカラスタンダード Treasia、ネオレスト手洗器付、FAMILE、PREDENCIA、
before
after
施工の詳細やその他の施工事例については、アップリフォーム 施工実績をご覧ください。
アップリフォームは、千葉市近郊を中心に、地元密着型の住宅リフォーム会社として、地域の皆さまの安心・安全な住まいづくりに貢献いたします。
キッチンリフォームで失敗しないために
「せっかくリフォームしたのに、想像と違う」と後悔しないために、キッチンリフォームで失敗しないためのポイントや注意点をご紹介します。
納得のリフォームを実施して、お気に入りのキッチンを手にしましょう。
完成イメージを具体化にしよう
キッチンを主に使用する人の目線で、完成後のイメージを具体的に想像することが大切です。
買い物から帰って、食材を整理する場所や適切な大きさの収納スペースは玄関からアクセスしやすいですか?
家族や友達同士など、コミュニケーションしながら複数人が一緒に料理しても、使いやすい通路幅やレイアウトですか?
さまざまな場面をシミュレーションして、仕上がりをイメージしましょう。
また、子育て中の方は、お子さんが手伝いやすい環境を重視するケースや、共働きの家庭では、家事の時短を重視した動線が欠かせないでしょう。
高齢者の方は、移動距離を短くして、身体への負担を軽減するデザインが比較的好まれるなど、世帯によってもキッチンに求めるものは異なるものです。
そのため、リフォームを計画する際には、家族全体でよく話し合って プランを決めることが大切です。
メーカーのホームページでは、オンライン上でさまざまなパターンを試せるカラーシミュレーションを用意していますので、これらも参考にしてみましょう。
LIXIL キッチン カラーシミュレーション
タカラスタンダード キッチン カラーシミュレーション
収納場所が広すぎても使いづらい
収納場所に悩む方は多くいらっしゃいますが、広すぎても使いづらく、デッドスペースにならないよう、最適なサイズを把握することが大切です。
例えば、パントリーを検討する場合、奥行きが深すぎると、奥にある物の出し入れがしづらいといったデメリットがあるほか、つい多めに商品を買ってしまい、知らないうちに賞味期限切れになっていた、といったこともおきがちです。
「どのくらいの食材をストックするか」をあらかじめ想像してから、サイズを決めましょう。
照明の色選びも慎重に
リフォームの際には、照明の位置や色味にも気を配ってみませんか。
キッチンの場所によっては、昼間でも照明が必要なことがありますが、手元が暗い、調理がしづらいといった悩みをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
また、照明の色味によっては、食材の自然な色が分かりづらいこともあります。
ご家庭のキッチンに適した照明の位置を、担当者と打ち合わせることが欠かせないほか、キッチンには、自然な色味の昼白色の照明がおすすめです。
まとめ
今回の記事では、キッチンの動線に重点を置いたキッチンリフォームについて提案いたしましたが、参考になる情報は見つかったでしょうか。
キッチンレイアウトを決める際には、悩みや不満をしっかりと工事担当者に伝えることと、完成後のイメージや理想のスタイルを具体的に描くことが重要です。
キッチンにまつわる悩みをスッキリと解消し、こだわりのキッチンを実現しましょう。
理想のキッチン動線とは?レイアウトや配置のポイントを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底紹介しました。
ご質問・お悩みなど、気軽にメールやお電話にてお問い合わせください。
リフォームのご相談なら千葉県のアップリフォームにおまかせください!
当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会 社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などの地域から多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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