一戸建て・マンションに関わらず、大切な資産であるマイホームに長く住み続けるためには、定期的なメンテナンスやリフォームが欠かせません。

今回の記事では、一軒家のリフォームにおいて、200万円以内を予算として、「どのようなリフォーム・リノベーションが実現できるのか」を、施工事例とともに紹介します。

特に、毎日のように使うキッチンや浴室、トイレなどは、定期的なメンテナンスやリフォームを実施しておくと、安心です。

リフォーム価格だけでなく、物価が高騰する今、しっかりと計画を立て、納得のリフォームを実施しましょう。

 

 

【200万円リフォーム】計画の立て方とは？

一軒家を丸ごとリフォームするとなると、200万円以上の出費が必要となりますが、新築後、10年～20年経過した家を例として、200万円以内に収めるには、どのように計画を進めていけばいいのでしょうか。

計画作成に役立つ流れを、ご紹介します。

 

 

リフォーム箇所を決める

まずは、リフォームしたい場所から決めましょう。

200万円となると、一軒家の全面的な改装は難しいかもしれませんが、トイレやキッチン、浴室など、傷みやすい水回りが候補にあがるケースが多くあります。

水回りリフォームは、10年サイクルが目安と言われていますので、まずは、水回りのチェックから始めてみませんか。

家族構成の変化などにより、リビング・ダイニングの狭さが気になる方もいらっしゃるでしょう。

間取りの変更も伴ったLDKや、壁紙（クロス）・フローリング交換といった、内装リフォームも可能かもしれません。

家族と相談しながら、どの場所を重点的にリフォームするのかを、決めていきましょう。

 

 

予算を決める

リフォーム計画の中で、予算の設定が最も難しいかもしれません。

事前にしっかりと計画したつもりでも、予算オーバーになってしまったり、追加費用が発生してしまったり、計画通りに進まないことも珍しくないでしょう。

水回りリフォームを例に取れば、不便の解消が目的なら、設備の買い換えよりも、修理で対応できたり、オプションで解決するかもしれません。

予算をオーバーしないためにも、リフォームの目的をまず具体的にし、そこから対応策を考えていきましょう。

予算を考える段階では、予期せぬ追加費用やオプション料金なども想定して、余裕を持たせた計画を検討しましょう。

 

 

業者を決める

リフォーム価格は、現場の状況により変動するため、どこの会社に依頼するかも、大きなポイントです。

一社だけに見積もりを依頼し、担当者の話し通りに進めてしまうと、予想以上の価格になってしまうこともあります。

業者を決める際には、価格の相場を知るためにも、複数の会社に見積もりを請求する「相見積もり」を行うようにしましょう。

相見積もりを実施することで、適正なリフォーム価格が分かるようになりますが、手間もかかりますので、3社ほど候補にあげ、請求してみましょう。

多くの会社が、無料で見積りを引き受けており、現地調査などを通じて、担当者の対応や信頼できるかを見極めることができます。

200万円以内の予算でどのようなリフォームが可能になるのかを、しっかりと比較しましょう。

 

 

【200万円リフォーム】一軒家でできる事例

リフォームの経験がないと、200万円と聞いても、工事内容をイメージしづらいかもしれません。

ここからは、一軒家でできる200万円リフォームの事例をご紹介します。

加えて、断熱性を高めるリフォームを実施する場合、国からの補助金を利用できるため、費用を抑えたリフォームが可能です。

補助金については、後ほど紹介します。

 

 

キッチン

一般的な工事費用としては、【50万～150万円】程度が相場です。

どのリフォームも、大まかな内訳は、【設備価格＋工事費】になりますが、システムキッチンは、価格の幅が大きく、I型でシンプルな製品なら30万円台、グレードの高いものなら150万円ほどする製品もあります。

本体価格を抑えても、オプションを付けると、あっという間に予算オーバーになることも珍しくありません。

予算内に収めるには、標準的なタイプを選び、本当に必要なオプションだけを追加する、という方法がおすすめです。

水回りのどの製品にもいえることですが、購入 前に、ショールームや店舗で、実物に触れることが大切です。

 

 

浴室

使用中のユニットバスから新しいユニットバスへ交換する場合、【80万～120万円】が費用相場です。

在来工法の浴室からユニットバスに交換するケースでは、もう少し費用が上がる可能性があります。

これからユニットバスを交換するなら、高断熱浴槽の製品がおすすめです。

最新の製品は、断熱性能が高いため
・浴室内が寒くならない
・床がひんやししない
・バスタブの湯温が長 時間さめにくい
といったメリットがあり、省エネにつながるほか、バリアフリー対応も可能ため、安全な浴室へと変わります。

ユニットバス本体の価格は、100万円以下のものが多いため、幅広い選択肢の中から、お気に入りの製品を選べるでしょう。

 

 

洗面所

洗面台の交換だけなら、本体価格を含め、【10万】前後で工事が終わりますが、壁紙・床材の張り 替えなど、洗面所の内装リフォームも含むと、【30万～40万円】が目安となります。

洗面所のリフォームは、浴室リフォームと同時に行われることが多く、リフォーム会社によっては、2点セットと称して、お得な価格で同時リフォームを受付 けているところもありますので、探してみましょう。

 

 

トイレ

トイレ設備交換や壁紙、床材の張り替えなど、全体的なリフォームを行う場合でも、施工面積の狭いトイレなら、【100万円】以下で実施できるでしょう。

ただし、和式から洋式へのリフォームは、便器の撤去から始まり、壁紙や床の張り替え、配管工事など、設置までに数日かかることもあります。

老朽化の具合によっては、高額になる可能性がありますので、業者への確認が必要です。

最新の設備に関しては、コンパクトなタンクレストイレに人気があるほか、節水・節電につながる機能が搭載されているほか、汚れが付着しづらい陶器や、強力な水が流れ、汚れを落とすなど、時短につながるうれしい機能も豊富で、使い勝手の良さを実 感するでしょう。

リフォーム価格としては抑えめですので、他場所との同時リフォームが可能です。

 

 

LDK

リビングやダイニングのリフォームは、工事内容により、費用に差が出やすい箇所ですが、200万円の予算があれば、間取りの変更を伴うリフォームも可能でしょう。

例えば、リビング横にある和室を洋室にし、リビングと一続きにする場合、天井や床、壁などの内装工事が必要となりますが、200万円以下で収まる可能性があります。

LDKのリフォームは、広さにより、価格が大きく変動するほか、素材のグレードにもよりますので、予算内で実施できるよう、担当者とじっくりと話し合いましょう。

 

 

窓の交換

家の断熱性を高める、窓を交換するリフォームに注目が集まっています。

1枚だけの単板ガラスから、複層ガラスや二重ガラスに変えることで、夏でも冬でも、外気の温度に左右されず、室内を過ごしやすい温度に保てるようになります。

窓リフォームに関しても、ガラスのグレードにより価格は上下しますが、補助金が利用できるため、制度を利用した場合の見積書の作成をお願いしましょう。

寒さが気になるご家庭では、窓だけでなく、玄関のドアも交換すると、玄関や廊下の寒さ解消につながります。

 

 

外壁塗装

外壁のリフォームには、劣化の症状により、対処方法が異なりますが
・塗り替え
・重ね張り
・張り替え
の3パターンがあります。
塗装面積や塗料の種類により、価格は変動しますが、40坪の住宅（塗装面積・約160㎡）で、塗り替える場合、【90万～120万円】が目安です。

築年数が経過した住宅では、調査時に、劣化が見つかることも珍しくなく、補修費用がかかるほか、工期も長くなります。

 

 

屋根塗装

40坪の住宅の場合、屋根塗装の費用は、【60万～90万円】が相場だといわれています。

屋根も外壁同様、塗り替えや重ね葺き、葺き替えといったいくつかの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

屋根の塗り替えも、住まいの規模と劣化の具合により、使用する瓦や塗料が異なり、最近では、夏の暑さ対策として、熱を遮断する遮断塗料に人気があり、省エネ効果があるほか、耐用年数が、15～20年と長いのも特徴です。

どの方法がベストなのかを、リフォーム会社と相談しながら決定しましょう。

 

 

外構（エクステリア）

玄関まわりやカーポート、門扉やフェンスなど、お客様の目に入る外構部分のリフォームも、住まいの印象を決める大切な場所ですが、建物本体のリフォームを先に検討するケースが多いため、ご家庭によって、予算のかけ方はまちまちといえるかもしれません。

住まいと同時に外構リフォームを行う場合は、全体のバランスを考えながら、計画することが大切です。

また、業者選びの際は、外構・エクステリア工事に経験や知識が豊富な、専門の業者を探すと、イメージ通りの外構が完成するでしょう。

 

 

施工事例

アップリフォームでは、施工事例の掲載にあたり

【～100万円】【100～500万円】【500～1000万円】

と分類し、分かりやすい表示を心がけております。

昨今の物価高騰により、リフォーム時と比較すると、資材価格も上昇しておりますが、過去、200万円以下でお引き受けした事例を、ご紹介します。

①（施工場所）千葉市中央区東千葉
（施工内容）浴室改修工事
（工期）5日間
（費用目安）100万円
（設備）LIXIL　リデア Bタイプ
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②（施工場所）千葉市花見川区畑町
（施工内容）キッチン・トイレ取替、トイレ内装床ＣＦ壁天井クロス張替え
（工期）7日
（費用目安）191万円
（設備）ネオレストRS1 レストルームドレッサーコンフォートシリーズ、STEDIA

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③（施工場所）大網白里市永田
（施工内容）キッチン　天井・壁クロス、床CF　１Fトイレ　天井・壁クロス、床CF　　　２Fトイレ　床CF
（工期）8日
（費用目安）158万円
（設備）TOTOピュアレストQR、クリナップSTEDIA
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施工の詳細や、他の事例は、アップリフォーム　施工実績　をご覧ください。

アップリフォームは、千葉市近郊を中心に、地元密着型の住宅リフォーム会社として、地域の皆さまの安心・安全な暮らしに貢献いたします。

 

 

古民家を200万円でリフォームできる？

コラムをご覧になっている方の中には、割安な古民家を購入した後、リフォームをして住みたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

ここからは、古民家でリフォームが必要な箇所と費用相場を、ご紹介します。

 

 

古民家のリフォーム要な箇所

築年数にもよりますが、古民家では

・断熱リフォーム
・耐震リフォーム
・水回りリフォーム

といった工事が必要になると考えられますので、それぞれについて、具体的に解説します。

 

 

【断熱】

古い住宅ですと、断熱材が入っていない、不十分な物件が多いため、断熱リフォームが不可欠なケースもあります。

壁や天井、床下に断熱材を施工する場合、【4千円／㎡】で見積もると、部屋の壁が約30㎡だとすると、施工費用は12万円になります。

補助金を使用しても、全体をリフォームするとなると、200 万 円以上かかることが考えられるため、場所を絞って施工する、窓から交換する、といった優先順位を検討する必要があります。

 

 

【耐震リフォーム】

物件によっては、既に免震構造になっているものもありますが、もし耐震構造になっていなければ、耐震リフォームを実施すると安心です。

ただし、方法によっては、200万円以上かかることもありますので、耐震リフォームに関しては、耐震リフォームの知識が豊富な専門家に相談することが大切です。

 

 

【水回りリフォーム】

古民家となると、お風呂なら給湯器の交換も含めた水回り設備を一新することもあり、物件によっては、配管など基礎から改修が必要なケースがあるかもしれません。

配管工事から始めるとなると、かなりの金額になりますので、購入時に確認することが何より大切です。

リフォーム費用を抑える方法

少しでも費用を抑えるために

・既存のものを活用する
・ 補助金を利用する

ことが重要であり、それぞれについて、解説します。

 

 

既存のものを活用する

全ての設備を新調するのではなく、既存のものを改修して使うことで、費用を安く抑えられます。

もちろん、傷みが発生している、見た目が悪いといったケースでは、対処が必要ですが、修理やハウスクリーニングで対応できるか、も検討してみましょう。

例えば、フローリングの床では、プロのクリーニングを実施すると、ツヤが戻ることがあり、見た目の印象も良くなるでしょう。

また、古民家なら、安全性を点検した上で、柱・梁・床材の古さを残したデザインに仕上げるのもおしゃれで、特に柱・梁・床材を改修せずそのまま使うことで、古民家ならではの風合いを感じられる空間になります。

できるだけ既存の設備を活かす方法を選ぶと、コスト削減につながります。

 

 

補助金を利用する

2025年2月現在、国による補助金制度「住宅省エネ2025キャンペーン」が利用可能です。

 

子育てグリーン住宅支援事業

先進的窓リノベ2025事業

 

の2種類に分かれており、建物の断熱性を高め、省エネ効果のあるリフォームを割安な価格で行えます。

概要については、上記のサイトを検索していただくほか、申請自体は、リフォーム会社を通じて行われるため、検討を希望される方は、見積もりの際に相談をして、アドバイスを受けてください。

お住まいの地域のよっては、自治体独自の制度が準備されていることもありますので、ホームページや広報誌、役所窓口などで問い 合わせてみましょう。

 

 

リフォームのさらなる詳細について

アップリフォームでは、住まいに関するコラムをブログ 欄にて、定期的に掲載しています。

リフォームに関する幅 広い情報や、リフォームプランを提案しておりますので、ぜひ参考までにご覧ください。

 

※　【施工事例あり】水回りリフォームの費用相場や期間・失敗しないための注意点などを千葉市のリフォーム会社が徹底解説！

※　部分リフォームの費用相場は？メリットや工事費を抑える方法を千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説！

※　リビングと和室を一体化するメリットは？費用相場も含め千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説！

※　内装リフォームの費用相場とは？施工プランの詳細や費用を抑えるコツなどを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説！

※　【寒さ対策】一軒家は寒い？寒い部屋をグッズで暖める方法から本格リフォームまで千葉市のリフォーム会社が徹底解説！

 

 

まとめ

今回の記事では、マンションではなく、戸建ての一軒家を、200万円の予算でどのようにリフォームできるのかをご紹介しました。

リフォームしたいけれども、価格が気になり、一歩踏み出せないという方も多くいらっしゃるはずです。

水回りなど、毎日のように使う設備は、突然、不具合が起きてしまうことがあります。

トラブルを防止するためにも、定期的なメンテナンスやリフォームを行い、快適で安全な住まいを実現しましょう。

 

200万円の予算でどんなリフォームができる？千葉市のリフォーム会社が施工事例をもとに徹底解説しました。

 

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