マンションのシステムキッチンを新しくしたいけれども、「初めてのリフォームで、分からないことが多い」と感じていませんか。

マンションのキッチンリフォームは、戸建て住宅と異なり、構造上・管理規約上の制限があるため、「全てを自分の好みにする」ということが難しいケースもあります。

今回の記事では、システムキッチンごと交換するリフォームを中心に、リフォーム工事の流れや費用相場、集合住宅ならではの注意点について、アップリフォームの施工事例とともに、ご紹介します。

リフォーム成功のためには、事前の情報収集が欠かせません。

多くの情報に触れ、使い勝手が良く、居心地のよいキッチンへとリフォームしましょう。

 

 

【マンションリフォーム】管理規約について

キッチンにかかわらず、集合住宅であるマンションリフォームでは、管理規約に定められた規則に従う必要があるため、リフォームできない箇所があります。

管理規約には、リフォームに関する条件についての記載があり、一般的な例としては、床材や電気容量、リフォーム工事時の注意などがあげられます。

「管理規約が分からない」という方は、管理組合に問い合わせ、リフォームできる範囲や内容を調べてから、リフォーム案の検討に入ることが重要です。

「希望するリフォームが可能かどうかが、分からない」という方もいらっしゃるでしょう。

マンション特有の制約として

・キッチンを移動できない
・電力不足のため、IHに変更できない

といった点が考えられるほか、対面式にすると、リビングが狭くなるケースもあります。

例えば、キッチンを移動できない理由として、床下の配水管の影響があります。

配水管は、排水の流れが良くなるよう、ある程度の勾配がつけられていますが、うまく勾配を作れない場所へは、移動できず、もし可能であっても、1ｍほどのケースもあります。

梁や撤去できない壁、給排水設備やダクトの位置、電気の配線など、キッチンリフォームでは、専門的な知識が必要になります。

リフォーム会社の多くは、無料で見積もりを行っていますので、管理規約と照らし合わせながら、専門家の提案を受け、リフォーム計画を立てるという方法をおすすめします。

 

 

マンションならではの注意点とは？

上記の管理規約に付け加え、マンションリフォームでは、集合住宅ならではの注意点がありますので、最初に解説しておきます。

 

 

キッチンの場所を移動できない場合も

先ほども説明しましたが、管理規約で禁止されている場合や、構造上、移動できないケースがあるため、注意が必要です。

 

 

IHへの変更も確認が必要

ガスコンロから、IHヒーターへ変更したい場合、集合住宅において、電気の供給量には制限があり、許可なく工事はできないため、管理規約をまず確認しましょう。

IHヒーターを設置するには、200Vの電圧が必要なケースが多く、電力不足の場合、電気容量を50アンペアほどアップする工事が必要になります。

IHヒーターは、安全性の高い製品ですが、まずは設置可能かを、確認してください。

 

 

対面式にすると手狭になるかも

壁付けキッチンを使用中のご家庭では、「対面式にリフォームしたい」と希望する方も多いでしょう。

ただし、対面式キッチンは、壁付けよりも、広い面積が必要になるため、ご家庭によっては、「キッチンが狭くなった」と感じることがあります。

キッチンが狭くなることで、収納量が減るほか、通路が通りにくくなったり、使い勝手が悪くなったと後悔してしまうかもしれません。

無理に対面式にせず、壁付けでも使いやすいキッチンにリフォームしたほうが良いケースもあります。

 

 

【マンションのキッチンリフォーム】対面式キッチンの特徴とは

マンションで実施できるリフォームプランは、4つありますので、管理規約を確認したら、次は、具体的なプランを検討しましょう。

主なレイアウト方法は、以下の通りです。

・壁付け
・I型
・L型
・アイランド型
・ペニンシュラ型
・Ⅱ型

 

【壁付け】

最近の新築マンションでは、「対面式キッチン（オープンキッチン）」が主流ですが、以前は、壁付けキッチンが一般的でした。

壁付けキッチンは、正面が壁や窓になっているキッチンで、場所を取らないスリムなサイズが多く、調理の際の動線も短く、使いやすいデザインです。

反面、リビングにいる家族の様子が見えないというデメリットがありますが、対面式にすることで、調理中でもリビングの様子が視界に入るようになります。

対面式のキッチンには、I型やL型、アイランド型、ペニンシュラ型などがあり、好みや部屋のサイズに応じて、選ぶ楽しさがあります。

 

【I型】
I型キッチンは、対面式キッチンの中で最もコンパクトなサイズといえます。

リビングに面した部分に高めのカウンターがあり、キッチンの中が外から見えづらく、キッチン内の散らかりや洗い物などを、上手に隠せるようになっています。

設置スペースを取らないため、狭いLDKのご家庭にぴったりです。

 

【L型】
L型キッチンは、I型キッチンよりもスペースが必要ですが、L字型になっている分、動線が良いというメリットがあります。

作業スペースが広く、収納も多いため、お料理が趣味の方や、2人以上で利用したい方におすすめです。

壁側にコンロを設置しますので、汚れが飛び散りにくいというメリットがありますが、コーナー部分が使いにくいという声も聞かれます。

 

【アイランド型】
アイランド型は、キッチンの四方が壁に接しておらず、独立したスタイルのキッチンのことで、開放感があり、インパクトのある空間が実現します。

比較的サイズが大きく、両方から出入りするため、広いスペースが必要ですが、使いやすさは抜群で、食事の準備や片付けもはかどるでしょう。

 

【ペニンシュラ型】

左右のどちらかの面が壁に接しているキッチンを、ペニンシュラキッチンと呼びます。

片方が壁に接しているため、キッチン内にどこからでも入れるというわけではありませんが、アイランド型と比較すると、スペースを取らないほか、カウンターを設置することができるため、I型のメリットも取り入れられます。

 

【Ⅱ型】

I型が平行に並んだスタイルのⅡ型キッチンは、比較的狭いスペースでも設置可能で、収納の量も充実します。

動線も良いため、効率よく作業できます。

 

 

施工事例

アップリフォームでは、マンションのキッチンだけでなく、浴室やトイレ、内装まで、多くのご依頼を頂戴してきました。

施工の一部ではございますが、ご紹介します。

①（施工場所）千葉市中央区登戸
（施工内容）水廻り設備一式取替、建具取替、床フローリング張り、和室を洋室へ変更、間取り変更、クロスCF貼替
（工期）２ヶ月
（費用目安）550万円
（設備）タカラスタンダード　トレーシア（Treasia）、ネオレスト手洗器付、FAMILE、PREDENCIA
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after



 

②（施工場所）千葉県千葉市
（施工内容）水廻り設備一式取替、建具取替、床フローリング張り、和室を洋室へ変更、間取り変更、クロスCF貼替
（工期）２ヶ月
（費用目安）550万円
（設備）シエラS、リノビオ、ピアラ、アメージュ
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after



 

③（施工場所）千葉県千葉市
（施工内容）
洋室①：収納部や空いてる箇所を全てクローゼット収納に変更 、分電盤移動・LEDダウンライト2つへ増設・内装 ／洋室②：内装のみ ／和　室：内装、押入天袋を開口収納へ変更
（工期）6日
（費用目安）104万円
（設備）カナエル C防音45、ダイケンクローゼット
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④（施工場所）千葉県千葉市
（施工内容）UB取替
（工期）４日
（費用目安）122万円
（設備）マンションリモデルWYシリーズ Pタイプ

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施工の詳細や、他の事例は、アップリフォーム　施工実績　をご覧ください。

 

アップリフォームは、千葉市近郊を中心に、地元密着型の住宅リフォーム会社として、地域の皆さまの安心・安全な暮らしに貢献いたします。

 

 

【マンションのキッチンリフォーム】費用相場について

システムキッチンの移動を含むリフォームでは、費用相場が気になるという方も多いでしょう。

ここからは、工事の流れや費用相場について解説します。

 

 

キッチンリフォームの流れ

キッチンリフォームでは、以下のような流れになります。

①既存キッチン解体
②配管、ガス管工事
③下地補修
④レンジフードのダクト工事
⑤システムキッチンの組立
⑥配管、ガスの接続
⑦内装工事
⑧完了

 

 

キッチンリフォームは3パターン

キッチンリフォームの代表的な例は、以下の3パターンに分類できます。

①システムキッチンのみ交換
②システムキッチンの交換＋床や壁の内装工事
③システムキッチンの移動を伴う大規模リフォーム

①は、最も簡単な方法で、同じ大きさに入れ替えると、床の張り替えなどをせず、短時間でリフォームが完成します。

ただし、築年数の経過した住まいでは、撤去後に床の傷みや配管の老化などが発見されることも珍しくありませんので、補修が必要な場合があります。

②は、キッチンの交換とともに、床や壁も同時にリフォームします。

水を使うキッチンは、湿気による傷みが発生しやすい場所であるため、キッチンに古さが目立つようになる頃には、床や壁、配管の傷みなどの発生も予想されます。

システムキッチンの耐用年数は、20年前後といわれていますので、ある程度の年数が経過した時点で、キッチンセット周辺を含めたトータルなリフォームがおすすめです。

③は、リビングとキッチンの間にある壁を撤去し、フルオープンなキッチンにするリフォームです。

壁の撤去に始まり、補修から内装工事も必要になるため、費用がかさみ、工事期間も長くなりますが、開放的で広々としたLDKが完成します。

 

 

キッチンリフォームの費用内訳

一般的な工事の内訳は、以下のようになります。

【システムキッチン本体の価格】　25万円～（I型）
【解体費用＋処分費】　　　　　　6万円～
【配管工事】　　　　　　　　　　6万円～
【ガス管工事】　　　　　　　　　3万円～
【下地工事】　　　　　　　　　　3万円～
【ダクト工事】　　　　　　　　　2万円～
【キッチン組立工事】　　　　　　8万円～
【内装工事】　　　　　　　　　　4万円～（クロスの張替のみ）

 

トータル価格としては

①システムキッチンのみ交換　　　　　　　　　　50万円～
②システムキッチンの交換＋床や壁の内装工事　　100万円～
③システムキッチンの移動を伴う大規模リフォーム　200万円～

が相場となりますが、現場の状況により、大きな幅があり、キッチンリフォームでは特に、システムキッチンの種類やグレードのほか、移動の有無によっても、金額は大きく違います。

リフォームの決断にあたっては、費用対効果をじっくりと考えて、慎重に行うようにしましょう。

また、見積りに関して、リフォーム業者によっては、工事費用をまとめて、一式と表記するところもありますが、どのような工事を実際に行うのか、分からないと、トラブル発生の原因ともなりますので、見積書の記載事項について、契約 時にしっかりと確認しましょう。

 

 

最新キッチンの特徴とは

↑TOTOシステムキッチン　ザ・クラッソ

アップリフォームでも施工実績があるシステムキッチンを中心に、最近のキッチンの特徴をご紹介しますので、商品を探す際の参考にしてください。

 

 

TOTOシステムキッチン　ザ・クラッソ

TOTOのシステムキッチン　ザ・クラッソは、使いやすく、見た目が美しいだけでなく、しっかりとした収納もあるキッチンセットです。

見た目の美しさや使い心地、機能性の高さなどが評価され、2023年、レッドドット・デザイン賞を受賞しています。

シンクの底面や排水口についた傾斜により、水やゴミが流れやすく、お手入れも簡単な上、タッチレス水ほうき水栓、きれい除菌水など、キッチンが汚れない工夫がふんだんに盛り込まれた製品です。

 

 

タカラスタンダード　トレーシア（Treasia）

トレーシアは、キッチンもまるでインテリアの一部と見えるほど、デザイン性が高く、温かみのある色合いになっているほか、どのような雰囲気のご家庭にも合うよう、扉などのカラー展開が18パターンと、豊富に揃っています。

キッチン下のキャビネット部分はホーローでできており、サッと拭くだけで汚れが落とせるほか、ニオイが染みこむこともありません。

キャビネットには、ゴミ箱も付いており、離れた場所に捨てにいく必要がないほか、吊り戸棚が必要ないほど、大容量の収納スペースがあります。

「欲しいものが全て実現する」、と言えるほどのキッチンが完成するでしょう。

価格帯は、シンプルなタイプなら60万円台～、「家事らくシンク」などのプランを含むと100万円前後となります。

 

 

LIXIL　シエラS

LIXILのシエラSは、デザイン性と機能性をうまく掛け合わせた製品となっています。

扉の色は、リビングとうまくマッチするよう、28色という豊富な展開があるほか、取っ手も2タイプあります。

シンクは、人造大理石とステンレスの2 種類あり、インテリア性で選びたいなら人造大理石、 耐久性や手入れのしやすさならステンレス製と、使う人の好みに合わせて、選べるほか、ガスコンロはガラス トップで油汚れもラクに落とせます。

ベースとなるプランから、オプションを付けていくスタイルは、自分らしいキッチンに作り上げる楽しさがあります。

気になる価格ですが、シンプルな機能を選ぶなら、60万円台から販売されています。

お近くにショールームや店舗がなくても、LIXILでは、カラーシミュレーションでシエラSを具体的にイメージできますので、利用してみましょう。

 

※　シエラS　扉カラー&テクスチャーサンプル

 

 

【マンションのキッチンリフォーム】おすすめの情報

アップリフォームでは、マンションリフォームに関連した情報を、ホームページにて定期的に発信しております。

おすすめコラムの一覧を下記に掲載しておりますので、リフォームの際にお役立てください。

 

※マンションのキッチンをリフォームしたい！費用や注意点を解説

 

※システムキッチンの種類や特徴は？キッチン選びのポイントをスタイル別に千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説！

 

※初めてのキッチンリフォーム　高齢になっても使いやすいキッチンデザインを千葉のリフォーム会社が解説

 

※理想のキッチン動線とは？レイアウトや配置のポイントを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底紹介！

※キッチンが寒い！その原因と手軽にできる寒さ対策を千葉市のリフォーム会社が施工事例も交えて徹底解説！

 

 

2025年　補助金によるリフォームについて

2025年は、子育てグリーン住宅支援事業が始まっておりますが、利用にあたってはさまざまな条件がありますので、詳細については、下記のホームページをご参照ください。

注意点として、キッチンリフォーム単独では利用できませんが、以下の必須工事を2種類以上を行う場合のみ、附帯工事として、補助金が使えるようになります。

＜必須工事＞
①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修
③エコ住宅設備の設置

補助金の申請など、さまざまな対応は事業者を通じて行われますので、検討したいお客様は、リフォーム会社へお問い合わせください。

 

 

まとめ

今回の記事では、マンションのキッチンリフォームならではの注意点や、リフォームのパターン、費用相場などを施工事例とともにお届けしましたが、参考になる情報は見つかったでしょうか。

集合住宅ならではの難しさはありますが、実績や経験の多いリフォーム会社を選ぶことで、スムーズなリフォームが実施できます。

毎日のように使うキッチンです。

リフォームへの準備を万端に整え、満足感の高いキッチンリフォームを成功させましょう。

 

マンションのシステムキッチンをリフォームするなら？費用相場から最新キッチンまで千葉市のリフォーム会社が徹底解説しました。

 

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