入浴時の脱衣だけでなく、洗濯したり、洗面や身だしなみを整えたりと、毎日のように利用する脱衣所・洗面所ですが、狭さに悩んだり、壁や床の傷みが気になっていませんか。

洗面や歯磨き、洗濯などで、「毎朝、混んでしまうのが悩み」というご家庭もあるかもしれません。

今回の記事では、脱衣所の不便さを解消する方法をお伝えするほか、リフォームの費用相場や成功のコツ、アップリフォームの施工事例も合わせて、ご紹介します。

不便さを解消して、使い勝手がよくおしゃれな脱衣所へとリフォームしましょう。

 

 

【脱衣所のリフォーム】どんなことができる？

↑TOTO　オクターブ

脱衣所のリフォームと一口に言っても、ご家庭により、内容はさまざまです。

まず、脱衣所のリフォームで、どのような工事が実施できるのか、ご紹介します。

 

 

洗面台の交換

古い洗面台を新しいものに交換するだけで、収納が増えたり、掃除が楽になったり、使い心地が、大きくアップします。

家族が多かったり、中高生になったりすると、脱衣所に置きたいものがそれぞれに違い、収納が足りないと感じることがあるでしょう。

最新の洗面化粧台は、鏡の裏が収納スペースになっているので、収納量が増えるほか、洗面台下の棚も、収納量が増えるよう、工夫されている製品も多くあります。

加えて、お手入れがラクになるタイプが多く、以下のような機能があると、毎日の家事 負担が減り、便利に使えます。

・汚れがつきにくい洗面ボウル
・排水口のすき間をなくしたデザイン
・水栓の根元に水アカがつきにくい
・水滴が残りにくい

新しい製品に交換することで、機能性がアップするほか、収納も増え、スッキリと片付くでしょう。

 

 

壁紙（クロス）の交換

水気や湿気のある脱衣所は、壁が傷みやすく、普段は見えない洗濯機の裏側や洗面台まわり、窓付近などに黒カビが発生します。

黒カビは、見た目も悪いため、機能性の高い壁紙に交換するのもオススメです。

一般的な製品としては、ビニールクロス製の壁紙がオススメで、さまざまな機能が付いているため、手入れがラクになります。

便利な機能としては

・耐水性
・汚れ防止
・防カビ
・消臭

といったものがあります。

塩化ビニール（PVC）を主成分とする壁紙は、耐久性にも優れている上、デザインやカラーも、豊富に揃っており、脱衣所だけでなく、リビングや玄関、廊下、トイレの壁紙
としても、活用できます。

最近では、壁や天井を同じ壁紙で張り替えるのではなく、部分的に色・柄など、デザイン性のある壁紙を張る「アクセントクロス」というスタイルや、耐久性が高く、水にも強い「モザイクタイル」をアクセントとするスタイルも人気です。

 

 

床材の交換

湿気の多い脱衣所は、床も水気やカビが原因とした劣化が発生しやすい場所になりますので、耐水性があり、コストパフォーマンスも良いクッションフロアが適しています。

クッションフロアも、水をはじく塩化ビニールでできており、新築・リフォーム問わず、洗面脱衣所でよく採用されています。

色やデザインが豊富な点も魅力の一つで、ベーシックな木目調や大理石風の石目柄、カラフルでおしゃれなタイル柄があるのに加え、色の展開もさまざまですので、きっと好みの製品に出会えるでしょう。

足触りが柔らかで、お手入れがラクな反面、柔らかい素材であるため、表面に傷がついたり、重い物を上に置くと、へこみができることがあります。

クッションフロアのほか、少し硬めの素材で耐久性の高いフロアタイルや、お好みでフローリングも選べます。

床の交換に関しては、古い床の撤去後に下地の傷みがあれば、補修工事が必要になることがありますので、費用・工期等の詳細を事前に確認しましょう。

 

 

収納棚を新設

洗剤やタオル、スキンケア用品などを片付ける場所がない、と感じるなら、壁に収納棚を新設する方法もありますが、「スペースがない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

スペースがない場合は、既存の洗面台を、小さめに変更し、収納スペースを確保することができます。

もし、今使っている洗面化粧台の間口が、1m20cmなら、90cmのサイズに交換してみませんか。

横幅に30cmの余裕が生まれますので、トールキャビネットを設置すると、収納量は格段にアップするほか、洗面台や洗濯機の上に設置するアッパーキャビネットという収納棚もあります。

鏡裏収納がある三面鏡付きの洗面化粧台を選ぶと、さらに収納量が増えますので、脱衣所がよりスッキリと片付きます。

「ぴったりサイズの収納が欲しい」なら、収納棚を造作したほうが、効率が良いかもしれません。

収納棚をつくる、収納が多い洗面化粧台に交換する、デッドスペースを活用するなど、機能を高めるリフォームを実施し、使い勝手の良い脱衣所を作りましょう。

 

 

室内干し用ポールを設置

洗濯機まわりが片付かない、室内干しのスペースがほしい、というご家庭では、脱衣所に室内干し用のポールを設置できます。

洗濯物を干したときでも通りやすいよう、1.5坪程度の広さが欲しいですが、1坪程度の脱衣所でも、設置は可能です。

脱衣所に干す際、しっかりと乾くよう、換気が必要ですが、窓やドアを長時間開けておくことが難しい場合は、洗面所専用の衣類乾燥機がオススメです。

専門家による設置が必要なため、リフォームを機に検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

バリアフリー化

洗面台の交換や内装工事と同時に、バリアフリー化しておくこともおすすめです。

 

・浴室の入り口に手すりを付ける
・床を滑りにくい素材に変える
・引き戸に変える

といった方法があります。

脱衣所に入る際の段差が気になる方も多いかと思いますが、特にマンションでは、床の高さの部分に配管が通っていることが多く、解消できないことがあり、その場合は、手すりを付けることで、不便を解消することになります。

脱衣所は、寒いことが多く、ヒートショック対策も重要であり、壁や床、天井、窓の断熱や、暖房機の設置なども合わせて検討するのも、おすすめです。

 

 

脱衣所と洗面所を別にする

「家族が入浴 中、洗面所や洗濯機を使いづらい」「身支度の時間が、重なるから不便」と感じるなら、別々にする方法もあります。

その場合、現地調査の上、壁を取り払い、1.5畳ほどになるよう、広さを確保する必要がありますが、脱衣所を広げた上で

・間仕切りを設置する
・洗面台を移動させる

といったリフォームが考えられます。

上記の2つの方法以外にも、現場によりリフォームプランはさまざまです。

アコーディオンカーテンやロールスクリーン、引き戸などを間仕切りとして設けるほか、洗面所を廊下に移動させ、広々とした脱衣所をつくるリフォームプランもあります。

レイアウト変更には、専門的な知識が必要になりますので、気になる方は、見積請求時に問い合わせてみましょう。

 

 

【脱衣所のリフォーム】費用と施工期間

代表的な工事について、費用相場と施工期間をご紹介します。

リフォームの中心価格帯としては、20万～40万円が相場ですが、工事内容が幅広いため、費用は大きく変わります。

注意点として、洗面台を交換する際、一時的ですが、水の使用ができないことがあります。

 

 

洗面台の交換

洗面台の交換なら、工事費は【3万～5万円】で、床の傷みなど補修工事がなければ、半日で作業は終了します。

洗面台本体の価格は、グレードにより異なりますが、以下、目安をお伝えします。

・シンプルな機能に抑えた製品なら、5万円前後
・スタンダードなタイプなら8万～15万円
・多機能でデザイン性もあるハイグレードなものなら、15万円以上
・既製品ではなく、オーダーメイドや造作も可能

 

基本的なタイプなら、工事費用を含め、20万円以下でリフォーム可能なケースが多いですが、壁や床の補修など、予想外のコストがかかる場合もありますので、余裕のある予算を計画しましょう。

 

 

壁紙の交換

古くなった壁紙を交換するなら、清潔な状態が長く続き、お手入れも簡単なものを選びましょう。

脱衣所の狭さが気になる場合、光を反射する、明るい色合いの壁紙を選ぶと、広く見えます。

壁紙は、壁の4面と天井部分を張り替える必要があり、壁紙の単価は、【1,000～1,800/㎡円】が一般的ですが、機能性やデザイン性のある壁紙を選ぶと費用はアップします。

施工範囲にもよりますが、既存の壁紙の処分費用も含めて、【4万～6万円】が相場と言えるでしょう。

工期は、半日あれば完了することが多いです。

 

 

床の張り替え

床材の張り替えでは、素材により、価格が大きく変動するほか、下地の補修が必要な場合、さらに費用が追加されます。

脱衣所の床下は、湿気が原因となり、腐食やサビが発生していることも珍しくありませんので、リフォームの際にしっかりと点検しておくと安心です。

クッションフロアは、コストパフォーマンスが良く、単価は2千～3千円/㎡が相場であり、2畳程度のスペースなら、【2万円】前後の見積価格となり、フロアタイルは、【5千円/㎡】程度と、少し値段が上がります。

補修工事の費用は、程度にもよりますが、5千円/㎡前後となることが多いでしょう。

工期は、1日で終わることが多く、補修工事が必要な場合は、5日前後となります。

 

 

収納棚の設置

メーカーにより価格は変わりますが

・アッパーキャビネット 2万円～（間口75cm）
・トールキャビネット 4万円～（間口25cm）
・トールキャビネット（オープンタイプ）3万円～（間口15cm）

が、目安となります。

 

 

洗面所暖房機の設置

洗面所に、壁掛けの暖房機を新しく設置する場合、基本の工事費用として【2万円】程度が必要になりますが、暖房機は消費電力が高いため、分電盤から、新規の配線を引き込む工事が必要なケースがあり、別途、工事費用が加算されます。

本体価格は、メーカーや機能にもよりますが、【6万～8万円】が相場です。

ヒートショック対策として、暖房機の設置はメリットがあるほか、冷風が送れる機種もあります。

 

 

室内干しの取り付け

簡単に取り付けられるものなら、商品代金も含め、約2万〜3万円が目安ですが、天井の補強が必要なケースでは、工事価格はアップします。

手すりの設置に関しては、手すりの種類や本数にもよりますが、工事費用込みで、１本1万5千円からが、目安となります。

洗面化粧台を交換するというリフォームであれば、工事は基本的に1日で完了します。

「交換工事のみであれば、通常工事は1日で済みますが、洗面化粧台を新しく設置するために壁の補強が必要になったり、洗濯機パンも一緒に交換するという場合は、追加で1日かかることもあります」

 

 

施工事例

アップリフォームでは、脱衣 所のリフォームはもちろん、浴室との同時リフォームや、トイレ・キッチンなども水回りリフォームも、お引き受けします。

見積もりは無料でお受けしますので、お気軽にお問い合わせください。

脱衣所リフォームの施工事例を、ご紹介します。

①（施工場所）佐倉市大崎台
（施工内容）浴室・浴室窓・洗面所（洗面台と洗濯機を逆位置替え）・洗面所暖房　・分電盤取替・ウルトラファインバブル給湯器
（工期）８日
（費用目安）251万円
（設備）タカラスタンダード　ファミーユ、システムバスルーム リデア、ウルトラファインバブル給湯器
before



after



 

②（施工場所）千葉市中央区松ヶ丘
（施工内容）洗面台・トイレ2ヶ所
（工期）２ヶ月
（費用目安）５６万円
（設備）TOTOVシリーズ、床置床排水大便器ピュアレストEX,QR
before



after



 

③（施工場所）千葉市若葉区桜木
（施工内容）ユニットバス交換、洗面台交換、洗面室内装貼り替え、洗面室用換気乾燥暖房機新設、給湯器交換、分電盤交換、家電用専用コンセント新設、TVドアホン交換、玄関ホール・廊下フローリング上張り
（工期）10日
（費用目安）179万円
（設備）LIXIL　ピアラ、リデア Cタイプ、カナエル C12・Jベース、ブライツWシリーズ
before



after





↑洗面室用換気乾燥暖房機

 

施工の詳細や、他の事例は、アップリフォーム　施工実績　をご覧ください。

水回りから外壁、屋根、エクステリアまで、幅広くリフォームを実施しております。

アップリフォームは、千葉市近郊を中心に、地元密着型の住宅リフォーム会社として、地域の皆さまの安心・安全な暮らしに貢献いたします。

 

 

【脱衣所のリフォーム】洗面化粧台の特徴

施工事例でご紹介しました洗面化粧台の特徴について、解説します。

詳細な仕様については、各メーカーのサイトをご覧ください。

 

 

LIXIL　ピアラ

ピアラの特徴は

・ひろびろボウルとくるくる水栓
・鏡裏や扉裏などたっぷりの収納力
・周辺キャビネットの活用でスッキリ片付く

など、洗面台回りの悩みを解決する機能が充実しています。

洗面器はつややかな人造大理石で、お手入れもラクです。

扉の色は、定番のホワイトや木目調だけでなく、スモーキーグレーやスモーキーピンクなど、8パターンから選べます。

 

 

タカラスタンダード　ファミーユ

ファミーユの素材には、ホーローが使用されており、汚れに強い上、汚れてしまっても、洗剤を使うことなく、拭くだけで簡単に落とせる、という特徴があり、さらに、ワイヤーブラシなど、硬い掃除道具でこすっても、傷が付きません。

ホーローは、洗面所特有の湿気にも強く、きれいな状態が長続きします。

引き出しの中もホーローのため、収納したいものに合わせてマグネットで調整できるほか、熱にも強いため、使用後すぐのヘアアイロンでも、片付けられます。

洗面器部分も人造大理石で、お手入れが簡単です。

 

 

TOTO　オクターブ

スタイリッシュでおしゃれなデザインのオクターブは、コンパクトながらも、高機能な洗面台です。

・センサーに反応して水が出るオート水栓

・照明もタッチレス

・フルオープン収納で、中が一目で見え、出し入れしやすい

・「きれい除菌水」で清潔さが長続き

など、うれしい機能が満載です。

 

 

TOTO　Vシリーズ

お手頃な価格と基本的な設備が揃うVシリーズは、量産タイプではありますが、使い勝手のよい仕様になっています。

「すべり台ボウル」というユニークな機能を採用しており、洗面ボウル内にわずかな傾斜があることで、泡や髪の毛などが、スルッと流れるようになっているほか、ボウルの左右は、ぬらしたくない物が置けるよう、少し広めになっています。

排水部分は、段差がなく、なめらかになっているため、汚れがたまりにくく、「ヘアキャッチャー」付きなので、髪の毛やゴミの掃除も、ラクになります。

水栓からは、ホースが引き出せるため、すみずみまですっきりと洗えるというメリットもあります。

もちろんミラー裏も、収納可能であり、清潔感あふれる脱衣所に人気の製品です。

 

 

【脱衣所のリフォーム】成功のためのポイントは？

リフォームを機に、「おしゃれに仕上げたい！」と希望する方も、いらっしゃるでしょう。

脱衣所をおしゃれに見せるために、覚えておきたいポイントをご紹介します。

 

 

完成イメージを明確に

どのような雰囲気の脱衣所にしたいか、イメージを明確にしておきましょう。

ぼんやりとしたイメージのままリフォームを始めてしまうと、完成後に「何となくイメージと違った」「失敗したかも？」と感じてしまうかもしれません。

リフォーム会社のホームページや、インテリア関連のサイトなどでは、おしゃれでスタイリッシュな施工事例などが、掲載されていますので、検索してみましょう。

最近では、デザイン性の高い、カウンタータイプの洗面台も人気です。

さまざまな施工事例を参考にし、自分の要望や具体的な完成イメージを決めてから、リフォーム会社との打ち合わせに臨むと、理想の脱衣 所が実現します。

 

 

洗面台のテイストに合わせる

存在感のある洗面台のテイストをメインにし、全体のイメージをまとめると、統一感がでます。

洗面台には、全体が真っ白のものから、淡いベージュ、引き出し部分が木目のカントリーテイストなど、種類により印象はさまざまです。

洗面所に置くものと色合いを統一させ、全体をホワイトやベージュなどのワントーンでまとめたり、一面だけ色を変えるアクセントカラーもおしゃれです。

洗面台のイメージに合わせて内装を選ぶと、全体がスッキリとまとまり、おしゃれに見えます。

 

 

使い勝手も大切

着替えだけでなく、洗面をしたり、歯を磨いたり、脱衣所ではさまざまな動作が行われるため、見た目以上に、使い勝手が大切です。

無理をして、大きめの洗面台を置いてしまうと、混雑しがちな朝などに、使い心地が悪くなってしまうかもしれません。

動線がぶつかる部分があると、動きにくく、使い勝手が悪くなるため、計画段階で、動線のチェックをしっかりと行いましょう。

 

 

浴室との同時リフォームなら？

脱衣所と浴室のリフォームを検討しているご家庭もあるでしょう。

2カ所を同時にリフォームすることで、人件費等の料金を抑えることができるほか、手間も省くことができます。

浴室の劣化も気になるなら、同時リフォームも検討してみましょう。

詳細については、以下のコラムをご覧ください。

アップリフォームでは、リフォームに役立つ情報をホームページで定期的に発信しておりますので、お役立てください。

 

※　【実例あり】お風呂と洗面所の同時リフォームのメリットとは？浴室リフォームのポイントや費用相場、施工事例を千葉県千葉市のリフォーム会社が徹底解説！

※　洗面所の床の張替えタイミングや費用は？張り替える際の注意点など施工事例も交えて千葉市のリフォーム会社が徹底解説！

※　脱衣所が寒い！簡単な寒さ対策からリフォームでの解消法まで千葉市のリフォーム会社が徹底解説！

 

 

まとめ

今回の記事では、脱衣所をより快適な空間にするためのリフォーム方法や費用相場などをご紹介しましたが、参考になる情報は見つかったでしょうか。

脱衣所は施工面積が狭いため、短期間でのリフォームが、実現できます。

「リフォーム案を提案してほしい」「費用を詳しく知りたい」という方は、リフォーム会社に気軽に相談してみませんか。

納得のリフォームで、脱衣所を快適な空間にしましょう。

 

脱衣所をより快適にするには？費用相場や解決方法を千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説しました。

 

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当社は千葉市中央区に所在するリフォーム会社です。千葉市の他にも四街道市・佐倉市・市原市・習志野市・船橋市・八千代市などの地域から多数のご依頼を頂いております。お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください！