2025.09.05ブログ
住宅の暑さ対策とは?快適な家づくり方法を千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説!

近年の夏の暑さは体にこたえるものがあり、「電気代が気になるけど、エアコンが消せない」「外から帰ったら、家の中がものすごく暑い」と感じることも多いのではないでしょうか。
熱のこもった家をエアコンで冷やすのに、電気代も余計にかかってしまいます。
今回の記事では、部屋が暑くなってしまう原因や夏の暑さ対策として、エアコンを買い換える、増設するという方法ではなく、住まいの断熱リフォームを通じて、暑さ対策を実行する方法をご紹介します。
夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さ対策にもつながりますので、じっくりと検討して、暑さや寒さに強く、一年を通して快適な住宅空間へとリフォームしましょう。
熱中症は室内でも起きる

熱中症は、屋外で起きるものと思われがちでしたが、最近では、室内でも起きるという危険性が広く報道されるようになり、室内にいても、通気性が悪かったり、熱気がこもっていると、熱中症が起きやすくなると言われています。
夜間、冷房を止めて寝てしまったり、水分を意識して、しっかり取っていないと、熱中症にかかりやすくなる、という危険性も指摘されています。
そのため、エアコンを適切に使い、部屋の温度を快適に保つことが重要であるほか、リフォームで暑さに強い家に変えることも有効な暑さ対策です。
特に高齢の方は、気づかないうちに熱中症にかかってしまう可能性もあります。
室内での熱中症を防ぐため、改めて室内環境を見直してみませんか。
家の中が暑くなる原因とは?

家の中が暑くなる原因は一つだけでなく、いくつかの要素が重なっていることが多いものです。
よくある例としては、建物の屋根や壁、窓などに夏の直射日光が当たり、その熱が室内に伝わることで、部屋の温度が上昇してしまう、というものです。
具体的な原因について、さらにご説明します。
屋外の熱が室内に伝わる
熱は、暖かいところから冷たいところへと伝わっていく性質があり、夏は日本特有の湿気を含んだ熱い空気が、建物の外側から室内へと移動すると、部屋の温度が少しずつ上昇し、やがて室内の温度が高温になります。
太陽の熱は主に、窓・屋根・外壁の3 面から伝わります。
特に、太陽からの熱を直接受ける屋根からの熱は、屋根裏や天井へと伝わり、2階 部分から始まり、建物の表面温度をじわじわと高めていきます。
隙間からも熱が入り込む
建物は、基本的には完全に密閉されておらず、素材同士の継ぎ目に隙間が生じており、そこから夏の熱い空気が入り込み、室内の温度が上昇します。
長い年月が経過した建物ほど、気密性が低いため、夏場暑くなりやすくなります。
室内に熱がこもる
住宅内の空気がうまく循環していないことも、室内の暑さにつながり、壁や床に熱が蓄えられると、室内の温度は下がりにくくなります。
例えば、夏のキッチンは、ガスコンロやIHヒーターから熱が発生するほか、オーブンや調理家電からの熱も、キッチンが暑い要因となります。
その反面、換気の効率が良い住まいでは、外から熱い空気が進入してきても、室内に空気の流れが十分にあれば、熱は自然に外に排出されます。
室内にスムーズな空気の流れができるよう、改善しましょう。
窓から強い日差しが入る
住まいの中で最も熱の出入りが大きい場所は、窓と言われており、暑さ対策として、窓はとても重要なポイントです。
自宅の窓は、熱い外気が入ってきやすい、一枚だけの単板ガラスとアルミサッシではないでしょうか。
窓は大きな面積を占めますので、断熱性能を上げ、屋外の気温に影響されない室内環境へとリフォームしましょう。
エアコンサイズが最適でない
冷房のサイズが、部屋に適していないケースも、室内が暑くなる原因の一つです。
設定温度を下げても、部屋が涼しくならないと感じていませんか。
キッチンとリビングが一体化した間取りや天井が高い、吹き抜けがある空間では、特にエアコンの効きが悪くなるほか、先ほども触れたように、ガスコンロやIHクッキングヒーター、オーブンなどを使用すると、室内の温度も上がってきます。
また、吹き抜けや天井が高い部屋では、通常よりもエアコンの効きが悪くなることがありますので、シーリングファンやサーキュレーターなどと併用しないと、空間全体が冷えないことがあります。
部屋のサイズに適したエアコンかどうか、今一度確認してみましょう。
暑さを解決する断熱リフォーム

暑さ問題を根本から解決するには、住宅そのものを断熱化する方法が最も効果的です。
具体的には、窓・屋根・天井・壁などが上げられますが、冬の寒さも解消するためには、床や玄関ドア・浴室の対策も重要となります。
断熱リフォームをすることで、冷暖房の効きが良くなり、光熱費を抑えられる効果があるほか、冬場の結露やカビの発生を抑制できるようになるほか、家族が熱中症やヒートショックになるリスクを低下させることもできます。
暑さや寒さに影響されず、快適に暮らせる空間にするため、断熱リフォームを検討しましょう。
リフォームの具体的な箇所について

暑さだけでなく、寒さ対策に加え、電気代を節約するためにも有効な断熱リフォームですが、具体的な工事箇所について、説明します。
窓
熱の出入りが最も大きい窓から対策を行うと、効果を実感しやすいでしょう。
方法としては、以下の2種類があります。
・窓やサッシを交換する
・内窓(二重窓)にする
窓やサッシを交換する方法は、Low-E(ローイー)複層ガラスという、表面にLow-E膜と呼ばれる特殊な金属膜をコーディングしたガラスへと交換したり、アルミニウム製のサッシから、熱が伝わりにくい樹脂製のサッシへと交換したりするリフォームです。
内窓(二重窓)にする方法は、文字通り、既存の窓の内側にもう一枚窓を配置する方法で、
窓を二枚にすることで、複層ガラスと同じような効果を発揮します。
開閉の際に手間がかかる、というデメリットがありますが、手軽に導入できるリフォームとして、人気があります。
屋根・天井
2階の暑さに悩むご家庭へは、屋根裏の断熱リフォームがおすすめです。
太陽の光が降り注ぐ屋根は、表面温度が上がり、その熱が屋根裏にたまり、2階が暑くなってしまいます。
そのため、天井の断熱材が不十分な場合、まず断熱材を追加することが暑さ対策となりますが、近年の酷暑を考えると、より性能の高い断熱材も検討したほうが良いかもしれません。
例えば、ロックウール・フェノールフォームといった断熱材は、特に熱伝導率が低く、真夏の強い日射から室内を守るほか、セルロースファイバー・袋入りグラスウール・現場発泡ウレタンフォームなども天井に適した断熱材であり、それぞれメリット・デメリットがあります。
断熱性能がアップするほど、費用も上がりますので、予算に合わせて、コストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。
屋根の断熱性を高め、温度上昇を抑えると、室内温度の低下に効果的です。
外壁
直射日光が照り続ける外壁に、性能の高い塗料を塗ることも、暑さ対策になります。
暑さ対策に有効な塗料として、遮熱塗料と断熱塗料の2種類があります。
・遮熱塗料→熱を反射する
・断熱塗料→熱伝導を抑える
どのような方法が最適かは、ご家庭の状況により異なりますので、工事担当者からの説明を受けましょう。
玄関ドア
玄関ドアが熱くなっているご家庭では、断熱性の高い玄関ドアにリフォームがおすすめです。
LIXILのリシェントなど、断熱性能の高いドアは、内部に断熱材が入っているため、室内に熱が伝わりにくい上、気密性が高いため、冷暖房の効率も上がります。
最近では、断熱性能だけでなく、通風口があるもの、電気錠タイプなど、機能面でも優れた製品が多く販売されていますので、チェックしてみましょう。
シーリングファン
室内の空気を循環させ、温度のムラをなくすため、シーリングファンを付けるのもおすすめです。
室内の温かい空気は上 へとあがりますが、冷房によって冷えた空気は下にたまります。
そのため、シーリングファンを稼働させ、天井付近の空気と冷えた空気を循環させることで、室温を一定にできます。
天井への取り付けは、DIYで可能なケースもありますが、天井の強度が足りない場合、落下の心配などもありますので、不安を感じる方は、専門業者に取り付けを依頼しましょう。
施工事例
一昔前と比較すると、日本の夏は格段に暑くなっており、高温となる傾向は今後も続くと予想されています。
エアコンを適切に使用するのはもちろん、住まいを根本的に見直し、快適に過ごせるようリフォームしてみませんか。
アップリフォームでは、お客様のご自宅に最適なリフォームをご提案し、暑さに強い家づくりをお手伝いいたします。
施工の一例をご覧ください。
①施工場所
千葉市稲毛区
施工内容
浴室、1F2Fトイレ、給湯器交換、インプラス
工期
8日
費用目安
158万円
設備
浴室:TOTOサザナ、トイレ:LIXILアメージュ、給湯器:ノーリツ、内窓:LIXILインプラス
before

after

②施工場所
千葉市若葉区加曽利町
施工内容
戸建外装全改修
工期
2ヶ月(内装リフォームも含む)
費用目安
総額662万円(外壁断熱サイディング上張り工事(附帯工事含む)356万円・雨樋取替工事33万円・破風板,鼻隠し板金巻き工事34万円・屋根断熱ガルバリウム鋼板重ね葺き工事152万円・バルコニー防水工事14万円・カーポート屋根張替え工事17万円・ブロック埋込ポスト取替工事6万円・門扉取替工事20万円
設備
外壁:窯業系サイディング/屋根:IG工業スーパーガルテクト/玄関:YKK /窓断熱:YKKマドリモ内窓
before


③施工場所
千葉市緑区
施工内容
内装・水廻り改修、屋根重ね葺き・外壁塗装、エコキュート入替、県水引込、玄関交換、井戸機器交換
工期
2ヶ月
費用目安
1,200万円
設備
浴室:LIXILリデア、洗面台:LIXILクレヴィ、キッチン:クリナップステディア、トイレ:LIXILプレアス/シャワートイレ、 手洗いキャビネット:LIXILコフレルスリム、玄関ドア:LIXILリシェント
before

after

その他の事例は、アップリフォーム 施工実績 をご覧ください。
アップリフォームは、千葉市近郊を中心に、地元密着型の住宅リフォーム会社として、地域の皆さまの安心・安全な暮らしに貢献いたします。
住まいの通風にも注目

エアコンを使用しない時期なら、室内の通風を良くし、室温の上昇を防ぐ工夫が大切です。
暑さ対策につながり、簡単に採用できる3つの方法をご紹介します。
風の入口を出口を確保
最も簡単にできる通風方法は、窓を開け、風通しを良くすることですが、窓が同じ方向なら、効果的ではありません。
風通しを良くするには、風の入口と出口が確保できる窓を開け、風が室内を通り抜けるようにしましょう。
多くの風が流れるよう、たくさんの窓を開けると、より効果的です。
サーキュレーターや扇風機を使う
自然の風を利用するほか、サーキュレーターや扇風機を使うと、より効率的に換気ができます。
窓際に置き、部屋の中心に向けて風を送りましょう。
もし、体に風を当てたくない場合、ドア付近に置き、風向きを部屋の外に向けても、効果はあります。
風の向きを逆にしてしまうと、効果が薄れてしまうので、注意しましょう。
カーテンを開ける
カーテンやブラインドなどを閉じたままですと、風の流れの妨げとなりますので、できる限り、開けておくのが良いでしょう。
ただし、外から見えてしまうこともあります。
人目のない時間帯に開ける、レースだけは閉じておくなど、場所や時間に応じて対処しましょう。
プラスアルファの暑さ対策

断熱リフォームを実施後、より効果を高めるなら、プラスアルファの暑さ対策も試してみませんか。
一戸建て住宅だけでなく、マンションでも手軽にできるものばかりですので、ぜひ取り入れてみましょう。
シェードを付ける
日中、太陽の熱が室内に入り込まないよう、室外で日光を遮断するシェードを付けてみませんか。
素材によっては、日差しの侵入を6割以上カットできる商品もあり、節電効果も期待できます。
また、テラスや庭先なら、オーニングもおすすめで、室内を涼しくしてくれるだけでなく、テラスやバルコニーにしっかりと日陰ができます。
すだれ・よしず
昔ながらの、すだれ・よしずも、外からの日差しを遮る遮光性があるだけでなく、風通しも良いという特徴があります。
よしずはベランダなどに立てかけて使いますので、広い範囲をカバーしたい時におすすめで、立てかける際、窓とよしずの間をなるべく離すと、より涼しくなります。
すだれは、狭い範囲を部分的に対策する時に便利なアイテムで、屋外に設置する場合は落ちてしまわないよう、しっかりと固定しましょう。
すだれ、よしずともに天然の素材になりますので、雨などの水分の付着や湿気 の高さが原因で傷むことがあります。
濡れた場合は、しっかりと乾かし、カビの発生を防ぎましょう。
グリーンカーテン
にがうり、きゅうり、へちまや朝顔など、つる性の植物を使った緑のカーテンを作るのも、有効な対策の一つで、日よけ・目隠し効果だけでなく、野菜の収穫や花の観賞も楽しめます。
時間はかかりますが、気軽に試してはいかがでしょうか。
暑さ対策で活用可能な補助金

2025年9月現在、暑さ対策として利用できる主な補助金は、住宅省エネ2025キャンペーンのうち、以下の2つです。
①先進的窓リノベ2025事業
②子育てグリーン住宅支援
リフォーム価格を節約できるチャンスでもありますので、チェックしてみましょう。
先進的窓リノベ2025事業
①ガラスの交換
②内窓の設置
③外窓の交換
④ドアの交換
①ガラス交換は、サッシはそのままに、既存の窓のガラスのみを取り外すリフォームで、使用する複層ガラスのグレードにより、仕様や効果はさまざまです。
②は既存の窓ガラスの内側にもう一枚窓を設置するリフォーム方法で、③は窓とサッシの両方を高性能な製品に交換するリフォームです。
④は、断熱性能の高い玄関や勝手口のドアに変えるリフォームです。
断熱性能の高い窓・サッシになればなるほど、価格は上がります。
必要なレベルは、住宅のある地域や家の構造によっても異なりますので、リフォーム会社と相談し、最適な機能を持つ窓を選びましょう。
子育てグリーン住宅支援
省エネ住宅の普及促進に向け、若者夫婦や子育て世帯への支援がメインの補助金制度になっていますが、全世帯が利用可能です(ただし、補助金額など条件が異なります)。
必須工事と任意工事があり、必須工事を2つ以上選ぶ必要があるほか、補助額の合計が5万円以上ないと、補助の対象となりません。
また、購入する製品は、補助金対象の製品の中から選ぶ必要があります。
【必須工事】
①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
補助金の申請は、国の補助金事業に登録済みの業者によって行われますので、登録済みの業者と契約する必要があります。
補助金を利用するにあたって、分からない点も多くあると思います。
工事の見積もり依頼の際、補助金を利用したい旨を伝え、説明を受けるようにしましょう。
■アップリフォームならではのサービス■
アップリフォームでは、補助金を活用する際、お客さまにご負担いただく「補助金申請費」は、【無料】としておりますので、よりお得にリフォームできます。
ぜひ、この機会をご利用ください。
断熱リフォームに関連した情報なら

アップリフォームでは、住まいのリフォームに関連したコラムを定期的にホームページにて発信しています。
暑さ対策や断熱リフォームにも役立つ情報も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
※ サッシや窓ガラス交換の費用相場は?断熱に効果的な工事について千葉市のリフォーム会社が徹底解説!
※ マンションの断熱方法とは?費用相場や工事のポイントなどを千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説!
※ LIXILリシェントは先進的窓リノベ2025補助金対象!最新玄関ドア紹介など千葉市の住宅リフォーム会社が施工事例とともに徹底紹介!
※ LIXIL内窓・インプラスの色選びは?製品の特徴やメリットをまとめて千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説!
まとめ
今回の記事では、家の暑さを解消するリフォーム方法をメインにお伝えしましたが、参考になる情報は得られたでしょうか。
今後も、暑い時期が長く続くことが予想されます。
リフォームの計画を早めに立て、暑さを根本から解消し、夏でも涼しい、理想のマイホームを目指しましょう。
住宅の暑さ対策とは?快適な家づくり方法を千葉市のリフォーム会社が施工事例とともに徹底解説しました。
リフォームのご相談なら千葉県のアップリフォームにおまかせください!
アップリフォームは千葉市中央区にあるリフォーム会社です。千葉市の他にも習志野市・八千代市・佐倉市・四街道市・八街市・市原市北部などの地域から、多数のご依頼を頂いております。
お風呂・キッチンなどの水廻りのリフォームを中心にフルリフォーム ・リノベーションもお任せください!
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