2023.07.07ブログ
実家を空き家にしたくない!空き家を有効に活用する方法を千葉市のリフォーム会社が解説

そこで今回、空き家をリフォームして上手に活用する方法をご紹介します。
今までいいアイデアが浮かばなかったという方、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
空き家放置のリスクとは

「一年住まないだけで傷む」と言われる空き家。
実家を相続したもののすでに持ち家があり、処分する決断もできないで放置している、という方もいらっしゃるかもしれません。親との思い出がよみがえり、なかなか処分に踏み切れないという気持ちに共感も覚えます。
ただ、空き家にしたまま一年以上手入れをしないと、建物自体が大きく傷んでしまうのも事実です。
まず、空き家はどう傷んでいくのか、木造住宅を例に解説していきます。
湿気が原因で木材が腐食
空き家は防犯上、閉め切ってしまうため、換気が行われません。そのため湿気は室内にこもるばかり。
すると、室内の湿気を木材が吸収し、腐食につながり、建物の強度が損なわれてしまいます。また、畳にはすぐにカビが発生し、家具や木材などがシロアリの被害に遭うことも懸念されます。
水回りの排水管が劣化
台所やトイレ、浴室などの水回りは空き家になると、排水管に水が通らず、劣化が進みます。排水管は水が通らないとサビが発生し、サビが原因で腐食が進み、やがて亀裂が入ってしまいます。
また、乾いた管から虫が侵入し、室内に虫が繁殖する原因ともなります。
災害による被害
放置を続けて劣化した建物は、台風や地震などの自然災害が原因で大きな被害を受けることもあります。隣家に影響するような被害を起こしてしまう、というリスクも考えられます。
実際に、台風により空き家の屋根や屋根瓦が隣家に崩れ落ち、損害を与えてしまった例もあります。
近隣住民に迷惑をかけることも
庭木が荒れてしまい、近隣住民に迷惑をかけてしまうこともあります。2023年4月1日の民法改正により、隣家の敷地内に伸びてしまった枝を隣人が切ることができるようになりました。ただし、勝手に切り落としていい、というものではなく条件や手続きがあります。知らないうちに近隣住民に迷惑をかけることは、避けたいものです。
また敷地内にゴミが捨てられたり、小動物のすみかになったりすることもあります。
空き家の活用方法とは

放置したままの空き家はリスクが大きいと分かっても、活用方法が思いつかないこともあるでしょう。
活用方法をいくつかご紹介しますので、トラブルが発生する前に空き家問題を解消しましょう。
空き家バンクに登録
思い入れのある実家を残したいという方は、空き家バンクの利用をおすすめします。
千葉市には、「すまいのリユースネット(千葉市空家等情報提供制度)」という制度があり、空き家を売りたい人と買いたい人をつなぐしくみです。千葉市の運営ですので、売り手買い手ともに、安心感があるはずです。
登録は無料です。建物に傷みがある場合はリフォーム後に登録すると、買い手が見つかる可能性が高くなるでしょう。
まずは、相談窓口に気軽に相談してみませんか。
リフォームして売却
フルリフォームすると多額の費用がかかるため、おすすめできません。水回りだけ、または不具合のある場所だけをリフォームし、低価格で売却するという方法があります。
空き家になってからまだ日が浅いと、傷みも少ないはずです。壁紙を貼り替える、ハウスクリーニングを行うだけも見た目がきれいになりますので、買い手は好印象を受けるはず。すぐに入居できることも大きなメリットになります。
賃貸住宅にする
実家を手放すことができず、賃貸住宅として活用したいと考える方も多いはずです。最近では、入居者の好みに合わせてリフォーム可という条件で入居者を探す方法もあります。賃貸でも自分好みにアレンジしたいという入居者に人気があり、事前にどこまでのリフォームを許可するのかを話し合う必要がありますが、入居者が早めに見つかりやすいというメリットがあります。
また水回りなど最低限のリフォームだけでいいので、賃料を安くしてほしいという声も聞かれます。
学生の多い街で、学生のシェアハウスとして実家を活用した例や、空き家を地域のコミュニティスペースとして貸し出した例もあります。
多くの場合で、入居者や利用者に合わせたリフォームが必要となりますが、実家が誰かの役に立つことの喜びは大きいものがあるでしょう。
補助金を上手に活用

空き家対策は自治体も積極的に取り組んでおり、補助金を活用することができます。
千葉県内でも市ごとにさまざまな助成があり、その一部をご紹介します。ぜひお住まいの市のホームページをご確認ください。
・空家助成リフォーム助成(木更津市)
空き家バンクに登録した所有者が、空き家を住居や高齢者サロンなど特定施設としての利活用を目的としてリフォーム工事する際、予算の範囲内で工事費の一部に助成があります
・空き家バンク賃貸登録物件リフォーム補助(佐倉市)
空き家バンクに登録後、リフォームをする所有者に対して、住宅改修工事費用及び家財道具の処分費の1/2以内(上限30万円)の補助があります。
まとめ
空き家で悩む方はこれからも増え続けると予想されます。
実家を残して有効活用したいとお考えなら、決断を先送りしないことが大切です。
信頼できるリフォーム会社に出会い、空き家が傷んでしまう前に、早めに対策をしていきましょう。
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